複数のレコード・デリミタの指定

OR演算子を使用すると、メタデータ内で複数のレコード・デリミタを指定できます。

Edgeメタデータでは、ファイルに対するデフォルトのレコード・デリミタは、どのオペレーティング・システムを使用してファイルが作成されたかに依存します。たとえば、Windowsファイルのデフォルトのレコード・デリミタは\r\nで、Linuxファイルでは通常\nが使用されます。

ただし、異なるプラットフォームで作成されたファイルが存在する場合があります(たとえば、バージョン・コントロール・システムでチェックアウトした入力ファイルが存在する場合、そのファイルの行の末尾はプラットフォームにより異なります)。このような場合は、WindowsでもLinuxでも同じグラフを使用できるようにレコード・デリミタを両方の値に設定します。その場合、レコード・デリミタを次のように設定します。
 \r\n\\|\n

| (パイプ)文字はOR演算子で、\\|構文は、Integratorのインタフェース内でそのOR演算子をエスケープする方法です。

メタデータ内で複数のレコード・デリミタを指定する手順は、次のとおりです。

  1. メタデータ・エディタの「レコード」ペインで、最初の行(レコード行)をクリックします。この例では、「Record:ProductCategory」行をクリックします。

    「レコード」ペイン

  2. 「詳細」ペイン(「レコード」ペインの右側)で、レコード・デリミタプロパティのデフォルトの設定を確認します。

    この例では、\r\nがレコード・デリミタとして設定されています。

    \r\nがレコード・デリミタとして表示されているProductCategoryの「詳細」ペイン

  3. レコード・デリミタプロパティの「値」フィールドにカーソルを置き、ドロップダウン・メニューから\r\n\\|\nを選択します。

    「詳細」ペインは今度は次のようになります。

  4. 「OK」をクリックして、メタデータ・エディタで行った変更を保存します。