Dgraphプロセス・キャッシュのチューニング

Endeca Serverでは、多くのタイプの問合せに対して、Dgraphプロセスの結果のキャッシングが幅広く使用されます。これをチューニングするために、次のヒントを使用できます。

Endeca Server Dgraphプロセスで使用されるキャッシング・パターンの1つとして、パラレル問合せ処理中の中間結果のキャッシングがあります。このようなキャッシング計画によって計算リソースをより効率的に使用できるため、Endeca Serverのスループットが向上します。

Endeca Server上で実行されているアプリケーションのパフォーマンスをチューニングする際は、次の推奨事項を使用してください。
データ・ドメインに新しいDgraphキャッシュ・サイズを指定するには、次のコマンドを使用します。
endeca-cmd put-dd-profile
<data_domain_profile_name> --compute-cache-size <value>

これにより、キャッシュ・サイズに指定した設定で新しいデータ・ドメイン・プロファイルが作成されます。(使用可能なデータ・ドメイン・プロファイルにするために、新しいデータ・ドメイン・プロファイルに対して、既存のデータ・ドメイン・プロファイルと同じように他のオプションを指定します。これらのオプションは、この例には記載していません。)新しいデータ・ドメイン・プロファイルでは、指定したDgraphキャッシュ・サイズがすべてのDgraphプロセスで使用されます。このプロファイルを使用して、既存のデータ・ドメインを再作成する必要があります。

あるいは、この略例に示しているように、endeca-cmdを使用せずに、クラスタWebサービスのputDataDomainProfile操作をcomputeCacheSizeMBの値とともに使用してキャッシュ・サイズを設定することもできます。
<ns1:putDataDomainProfile xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/cluster/1/0">
  <ns1:dataDomainProfile>
  ...
  <ns2:computeCacheSizeMB xmlns:ns2="http://www.endeca.com/endeca-server/types/1/0">1</ns2:computeCacheSizeMB>
</ns1:dataDomainProfile>
</ns1:putDataDomainProfile>

endeca-cmdの詳細は、このガイドを参照してください。データ・ドメインの管理の詳細は、Oracle Endeca Serverクラスタ・ガイドを参照してください。