これらのコマンドは、Endecaデータ・ドメイン・プロファイルで動作します。
ここで説明するコマンドでは、データ・ドメイン・プロファイルを作成および削除し、およびそれらに関する情報を返します。
put-dd-profileコマンドは、指定した名前で新しいデータ・ドメイン・プロファイルを作成します。デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイル( defaultという名前)はEndeca Serverに常に存在するため、このコマンドで作成する必要はありません。
endeca-cmd put-dd-profile <new-profile-name> [global-options] [create-options]ここで、new-profile-nameは、新しいデータ・ドメインの名前です。
作成オプション | 説明 |
---|---|
--description <text> | データ・ドメイン・プロファイルの詳細な説明。
説明に空白が含まれている場合は、二重引用符で囲む必要があります。 このオプションを指定しない場合、説明はデフォルトで空の文字列になります。 |
--query-leader <bool> | リーダー・ノードで読取り専用問合せを受入れ可能かどうか。
指定しない場合のデフォルトはtrueです。 |
--num-followers <int> | データ・ドメインで構成する必要のあるフォロワ・ノード(Dgraphプロセス)の数。
指定しない場合のデフォルトは0です。 |
--oversubscribe <bool> | オーバーサブスクライブされたEndeca Serverインスタンスにデータ・ドメイン(またはそのノードのいずれか)を配置できるかどうか。
指定しない場合のデフォルトはtrueです。 |
--num-compute-threads <int> | Dgraphノードのスレッド・プールの計算スレッドの数を指定します。
値は正の整数(2以上)である必要があります。 Dgraphプロセスの計算スレッドの推奨値は、通常、ホストEndeca ServerノードのCPUコアの数と同じです。 値を指定しないか、0を指定した場合のデフォルトは、2または使用可能なプロセス数の大きい方の値になります。 |
--compute-cache-size <int> | データ・ドメインのDgraphノードごとに、Dgraphプロセス・キャッシュの絶対値(MB)を指定します。
値を指定しないか、0を指定した場合のデフォルトは、DgraphノードをホストしているEndeca Serverノードで使用可能なRAMの量の10%として計算される、Dgraphのデフォルトのキャッシュ・サイズになります。 |
--startup-timeout <int> | データ・ドメインのDgraphプロセスの起動処理に許可する最大時間(秒)を指定します。
デフォルトは600秒です。 |
--shutdown-timeout <int> | データ・ドメインのDgraphプロセスの停止処理に許可する最大時間(秒)を指定します。
デフォルトは30秒です。 |
--read-only <bool> | データ・ドメインを読取り専用で作成するか、更新リクエスト(データ・ロード・リクエストを含む)を受け入れないか。
指定しない場合のデフォルトはfalseです。 |
--session-id-type <type> | セッション・アフィニティを確立するために使用するメソッド。
使用可能なオプションは、header (HTTPヘッダー)、parameter (URLパラメータ)またはcookieです。 デフォルトのメソッドはheaderです。 |
--session-id-key <name> | アフィニティの保持に使用するキーの名前。
デフォルト名は、X-Endeca-Session-IDです。 |
--args <dgraph-flags> | データ・ドメインのDgraphプロセスで使用するDgraphフラグのリストを指定します。
引数はすべてDgraphプロセスに渡されるため、--argsフラグは、コマンドラインの最後のフラグである必要があります。 |
--args --usage | 使用可能なDgraphプロセス・フラグのリストを提供します。 |
endeca-cmd put-dd-profile MyProfile --description "group profile" --oversubscribe false --args --net-timeout 60は、MyProfileという名前のデータ・ドメイン・プロファイルを作成しますが、オーバーサブスクライブされたEndeca Serverインスタンスには配置できず、60秒のネットワーク・タイムアウト値でDgraphを起動します。MyProfileは、他の構成設定のデフォルト値を使用します。
get-dd-profileコマンドは、指定した名前のデータ・ドメイン・プロファイルの特性をリストします。
endeca-cmd get-dd-profile <profile-name> [global-options]ここで、profile-nameは、既存のデータ・ドメイン・プロファイルの名前です。このコマンドにはオプションはありません。
endeca-cmd get-dd-profile MyProfileは、MyProfileという名前のデータ・ドメイン・プロファイルの次の詳細を返します。
MyProfile Description: group profile AllowQueriesOnLeader: true AllowOverSubscribe: false NumFollowers: 0 ReadOnly: false NumComputeThreads: 2 ComputeCacheSizeMB: 0 StartupTimeoutSeconds: 600 ShutdownTimeoutSeconds: 30 SessionIdType: HEADER SessionIdKey: X-Endeca-Session-ID Args: [--net-timeout, 60]
list-dd-profilesコマンドは、Endeca Serverクラスタで構成されるデータ・ドメイン・プロファイルの特性をリストします。このコマンドは、データ・ドメイン・プロファイルごとに、その名前、説明、およびその他の特性(ノードの数、問合せ処理スレッドの数、このプロファイルのDgraphプロセスに送信される引数のリスト(存在する場合)など)を返します。
endeca-cmd list-dd-profiles [--verbose] [global-options]
--verboseオプションは、各データ・ドメインの追加のステータス情報を含めます。
delete-dd-profileコマンドは、指定した名前のデータ・ドメイン・プロファイルを削除します。このコマンドは、このプロファイルを使用している可能性のあるデータ・ドメインには影響しません。
endeca-cmd delete-dd-profile <profile-name> [global-options]ここで、profile-nameは、既存のデータ・ドメイン・プロファイルの名前です。このコマンドにはオプションはありません。
endeca-cmd delete-dd-profile MyProfileは、MyProfileという名前のデータ・ドメイン・プロファイルを削除します。
OES-000107: Cannot delete the default data domain profile.
既存のデータ・ドメインの作成に使用したデータ・ドメイン・プロファイルを削除できます(データ・ドメインが作成されると、プロファイルからの構成情報はデータ・ドメインの状態にコピーされます)。したがって、データ・ドメインは作成後にプロファイルを使用しません。