LinuxでのDgraphコア・ダンプ・ファイルの管理

Dgraphプロセスのコア・ダンプ・ファイルには、ulimit -c unlimited設定を使用することをお薦めします。制限なしのコア・ファイルには、メモリー内に存在するすべてのDgraphデータが含まれます(DgraphプロセスのRSS)。

Oracle Endeca Serverによって支援される大規模なアプリケーションは、使用可能なRAMの全容量を使用する可能性があるため、コア・ダンプ・ファイルも増大し、ディスク上の物理RAMのサイズとメモリー内のサーバー・データファイルのサイズの合計に等しい領域を使用する可能性があります。

次の見積りに基づいて、コア・ファイルを格納するのに十分なディスク領域をプロビジョニングします。
注意: ulimit -c unlimitedを設定していない場合、一部のLinuxインストール環境ではulimit -cがデフォルトで0に設定されているため、Dgraphプロセスがクラッシュしてもディスクにコア・ファイルが書き込まれないことがあります。

別の方法として、推奨はされませんが、ulimit -c <size>コマンドを使用してコア・ファイルのサイズを制限することもできます。この方法で制限サイズを設定した場合、コア・ファイルはデバッグに使用できませんが、その存在によってDgraphがクラッシュしたことを確認できます。

クラッシュをトラブルシューティングするには、この設定をulimit -c unlimitedに変更し、コア・ファイル全体を取得しながらクラッシュを再現します。同様に、サポートによるクラッシュのトラブルシューティングを可能にするには、コア・ファイル全体を取得しながらクラッシュを再現する必要があります。