Endeca Serverでは、多くのタイプの問合せに対して、Dgraphプロセスの結果のキャッシングが幅広く使用されます。これをチューニングするために、次のヒントを使用できます。
Endeca Server Dgraphプロセスで使用されるキャッシング・パターンの1つとして、パラレル問合せ処理中の中間結果のキャッシングがあります。このようなキャッシング計画によって計算リソースをより効率的に使用できるため、Endeca Serverのスループットが向上します。
このコマンドは、データ・ドメインにサービスを提供するすべてのDgraphプロセスについて、--compute-cache-sizeの設定を返します。これは、データ・ドメイン内の各Dgraphノードの結果キャッシュに割り当てられているRAMの量(MB)です。
デフォルトは0であり、次のように解釈されます。絶対値が0に設定されている場合、デフォルトのDgraphキャッシュ・サイズは、DgraphノードをホストしているEndeca Serverノードで使用可能なRAMの量の10%として計算されます。
データ・ドメインが複数のEndeca Serverインスタンスで実行されている場合は、このデータ・ドメインに対してEndeca Serverをホストしている各マシンでこのコマンドを発行する必要があります。
Dgraphキャッシュ・サイズを徐々に大きくして試します。たとえば、キャッシュ・サイズをデフォルト値ではなく、まずメモリーの20%に変更してみます。
新しい値を指定するには、Endeca ServerをホストしているマシンのRAMのサイズに基づいて、メモリーの20%をMBに換算する必要があります。
endeca-cmd put-dd-profile <data_domain_profile_name> --compute-cache-size <value>
これにより、キャッシュ・サイズに指定した設定で新しいデータ・ドメイン・プロファイルが作成されます。(使用可能なデータ・ドメイン・プロファイルにするために、新しいデータ・ドメイン・プロファイルに対して、既存のデータ・ドメイン・プロファイルと同じように他のオプションを指定します。これらのオプションは、この例には記載していません。)新しいデータ・ドメイン・プロファイルでは、指定したDgraphキャッシュ・サイズがすべてのDgraphプロセスで使用されます。このプロファイルを使用して、既存のデータ・ドメインを再作成する必要があります。
<ns1:putDataDomainProfile xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/cluster/1/0"> <ns1:dataDomainProfile> ... <ns2:computeCacheSizeMB xmlns:ns2="http://www.endeca.com/endeca-server/types/1/0">1</ns2:computeCacheSizeMB> </ns1:dataDomainProfile> </ns1:putDataDomainProfile>
endeca-cmdの詳細は、このガイドを参照してください。データ・ドメインの管理の詳細は、Oracle Endeca Serverクラスタ・ガイドを参照してください。