SSLのグローバル・オプション

これらのグローバル・オプションは、SSLを介して実行中のOracle Endeca ServerとSSL対応の通信を行うために使用します。

SSLを介してのみOracle Endeca Serverを実行できるように設定している場合、これらのオプションを使用する必要があります。これらのオプションを使用する前に、generate_ssl_keysユーティティを実行して、必要なキーストアおよびトラストストア証明書を生成する必要があります。

これらのファイルは、$DOMAIN_HOME/config/sslディレクトリに配置されます。このユーティリティの詳細は、Oracle Endeca Serverインストール・ガイドを参照してください。

注意: このトピックでは、非SSLバージョンのendeca-cmdユーティリティを使用していることを前提とします。SSLバージョンでは、証明書の場所を提供する構成ファイルを参照するため、これらのオプションを使用する必要はありません。SSLバージョンのendeca-cmdユーティリティの詳細は、SSLバージョンのendeca-cmdを参照してください。
endeca-cmdの次のグローバル・オプションは、SSLサポートを有効にするために提供されています。
オプション 説明
--keystore Oracle Endeca Serverに対する認証のために必要なキーストア・ファイルの場所を指定します。たとえば、endecaServerClientCert.ksキーストアを使用できます。

このオプションを使用する場合、endeca-cmdとOracle Endeca Server間の通信にはSSLが使用されるとみなされます。つまり、--sslオプションを使用する必要はありません。

注意: キーストアを指定すると、endeca-cmdによってパスワードを求められます。したがって、--keystoreオプションを使用する場合、endeca-cmdをスクリプトの一部として実行することはできません。
--truststore Oracle Endeca Serverに対して認証された接続を検証するために必要なトラストストア・ファイルの場所を指定します。たとえば、endecaServerTrustStore.ksトラストストアを使用できます。

このオプションを使用する場合、endeca-cmdとOracle Endeca Server間の通信にはSSLが使用されるとみなされます。つまり、--sslオプションを使用する必要はありません。

注意: トラストストアを指定すると、endeca-cmdによってパスワードを求められます。したがって、--truststoreオプションを使用する場合、endeca-cmdをスクリプトの一部として実行することはできません。
--ssl Oracle Endeca Serverに対して認証されたSSL接続を使用するかどうかを指定します。

キーストアまたはトラストストア・ファイルを指定することで、認証されたSSL接続であるとみなされるため、--keystoreまたは--truststoreオプションを使用する場合、--sslオプションを使用する必要はありません。

--ssl--keystoreまたは--truststoreオプションなしで使用すると、空のキーストアおよびcacertsファイル(トラストストア)を使用できます。または、WebLogic Serverでキーストアおよびトラストストア・ファイルを作成するという標準的なアプローチを使用できます。

--password キーストアとそのキー、およびトラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します。キーストアとトラストストアは、両方ともこのパスワードを使用することを前提とします。

キーストアのキーに使用されるパスワードは、clientkeyを追加したこのパスワードになります(失敗した場合は、このパスワードもキーに対して試行されます)。

このオプションは、スクリプトでの使用を対象にしています。

--keystore-password キーストアにアクセスするためのパスワードを指定します(--passwordオプションをオーバーライドします)。

このオプションは、スクリプトでの使用を対象にしています。

--truststore-password トラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します(--passwordオプションをオーバーライドします)。

このオプションは、スクリプトでの使用を対象にしています。

--key-password キーストア内のキーにアクセスするためのパスワードを指定します(--passwordオプションをオーバーライドします)。

このオプションは、スクリプトでの使用を対象にしています。