データ・ドメインへのノードの追加

Dgraphノードを実行中データ・ドメインに追加するには、管理WebサービスのrescaleDataDomain操作またはendeca-cmd rescale-ddコマンドを使用します。

各データ・ドメイン・クラスタは、0個か1個のリーダー・ノードと0個以上のフォロワ・ノードで構成されます。データ・ドメインを作成する際、Dgraphノードの合計数、データ・ドメインが読取り専用(そのためリーダー・ノードがありません)かどうか、およびフォロワ・ノードの数を決定するデータ・ドメイン・プロファイルを使用します。

Dgraphフォロワ・ノードをデータ・ドメインに追加できます。対象データ・ドメインは有効化されているか無効化されています。フォロワ・ノードを追加しても、これらのノードをホストするデータ・ドメインでEndeca Serverの問合せ処理に影響しません。

フォロワ・ノードを追加すると、これによって特定データ・ドメインのプロファイルが変更されます。ただし、最初にこのデータ・ドメインを作成するために使用したドメイン・プロファイルは変更されません。

フォロワ・ノードを追加する前に:
  • Endeca Serverクラスタに十分な数のEndeca Serverノードがあることを確認します(各データ・ドメイン・ノードは別々のEndeca Serverノードでホストされる必要があることを銘記してください)。endeca-cmd list-nodesendeca-cmd get-node-profileのコマンドまたはクラスタWebサービスの同等操作を発行します。これによって、Endeca Serverクラスタの容量に関する情報を取得します。
  • データ・ドメインに現在あるノードの数を確認します。endeca-cmd get-dd my_ddコマンド(または管理Webサービスの同等操作であるgetDataDomain)を発行して、Dgraphフォロワ・ノードの現在の数(管理Webサービスの同等操作か--num-followersで指定)に関する情報を取得します。

    フォロワ・ノードの数が0の場合、更新リクエストの処理に加えて、通常の問合せを処理するようにも構成されている1個のリーダー・ノードでデータ・ドメインが構成されていることをこれは示します。フォロワ・ノードの数が1の場合、データ・ドメインの合計ノード数が2になることをこれは意味します。

フォロワ・ノードをデータ・ドメインに追加するには:

  1. コマンドライン・ウィンドウ(たとえば、「コマンド プロンプト」をWindowsで開きます)を使用して、endeca-cmdディレクトリにナビゲートします。

    または、http(s)://host:port/endeca-server/ws/manageのようなURLでEndeca Serverクラスタの管理Webサービスにアクセスします。ここで、Endeca Server構成がセキュアかどうかに応じてプロトコルは異なります。hostportはEndeca Serverのホスト名とポートを示し、endeca-serverはデフォルトのルート・コンテキストです。

  2. 次の簡略な例に示すように、管理WebサービスのrescaleDataDomain操作を使用します。
     <ns1:rescaleDataDomain xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/manage/1/0">
     <ns1:name>my_data_domain</ns1:name>
     <ns1:numFollowers>1</ns1:numFollowers>
    </ns1:rescaleDataDomain>

    または、endeca-cmd rescale-dd my_data_domain --num-followers 1を使用できます。

    この操作により、Endeca Serverクラスタに対してデータ・ドメインであるmy_data_domainで別のDgraphフォロワ・ノードを起動することを指示します。

このデータ・ドメインをホストするEndeca Serverクラスタに十分な数のノードがあると、操作が成功し、別のDgraphフォロワ・ノードを追加します。

追加データ・ドメイン・ノードをホストするために利用可能なEndeca Serverノードの数が十分でないと、エラー・メッセージが発行されます。