データ・ドメインをendeca-cmd create-dd nameコマンドで追加します。nameはデータ・ドメインの名前です。このコマンドを実行することは、createDataDomain操作を管理Webサービスで使用することと同等です。
データ・ドメイン・クラスタを複数のEndeca Serverノードで作成する前に、次の条件を満たしている必要があります。
- Endeca Serverソフトウェアが、Endeca Serverクラスタとして複数のWebLogic Serverマシンにインストールされデプロイされている必要があります。さらに、Endeca Serverにおいてクラスタ・コーディネータのサービスが、奇数個のEndeca Serverノードで実行している必要があります。
注意: 開発環境で、Endeca Serverクラスタとクラスタ・コーディネータのサービスを単一マシンにインストールしてデプロイできます。そのようなクラスタは高可用性ではありませんが、初期テスト目的で使用できるデータ・ドメインを作成できます。データ・ドメインを本番で実行するには、複数のWebLogic ServerマシンにデプロイされるEndeca Serverクラスタでデータ・ドメインを再作成する必要があります。クラスタにインストールしてデプロイする方法の詳細は、『Oracle Endeca Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
- Endeca Serverクラスタのデプロイを担当する管理者はEndeca Serverノードのノード・プロファイルを構成して、データ・ドメイン・クラスタ管理者として、Endeca Serverノードで利用可能な合計容量およびEndeca Serverクラスタのホストとポートを通知します。
- Endeca Serverクラスタの管理者が、使用可能なデータ・ドメイン・プロファイルを作成しました。このデータ・ドメイン・プロファイルをデータ・ドメイン作成時に指定されている必要があります。オプションで、デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルを使用できます。これは必ずシステムに存在します。デフォルト・プロファイルを含めてデータ・ドメイン・プロファイルの詳細は、「データ・ドメイン・プロファイルの管理」を参照してください。
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コマンドライン・ウィンドウ(たとえば、「コマンド プロンプト」をWindowsで開きます)を使用して、endeca-cmdディレクトリにナビゲートします。
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endeca-cmd list-dd-profiles --verboseまたは同等の操作(listDataDomainProfiles)を管理Webサービスで使用して、すべての定義済データ・ドメイン・プロファイルのリストを取得します。
それらの特性(名前、説明、データ・ドメイン・ノードの数、Dgraphプロセス用処理スレッドの数、キャッシュ・サイズ、データ・ドメインで専用リーダー・ノードが必要かどうかなど)を含めて、すべての定義済データ・ドメイン・プロファイルのリストがEndeca Serverにより返されます。このリストにもデフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルが含まれています。
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データ・ドメイン・プロファイルをリストから選択します。この名前を使用して、ドメイン・プロファイルを作成します。
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次の例で示すようなコマンドを使用して、データ・ドメインを作成します。
endeca-cmd create-dd MyDD
--dd-profile-name test
--is-enabled true
これらの意味は、次のとおりです。
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MyDDは、作成するデータ・ドメインの名前です。
- testは、使用するデータ・ドメイン・プロファイルの名前です。
- --is-enabled trueは、作成されるとこのデータ・ドメインを有効化することを示します。
注意: データ・ドメインの名前には空白を含めることができます(たとえば、2語で構成される場合)。この場合、endeca-cmd create-dd "My data"の例のように、名前を二重引用符で囲みます。これ以降、他のEndeca Serverコマンドで使用する際、名前を二重引用符で囲む必要があります。
データ・ドメイン・プロファイルが存在する場合、新規データ・ドメインをホストするのに十分なリソースがEndeca Serverクラスタにあると、作成されます。
または、次の例のようなリクエストを管理Webサービスで発行できます。
<ns1:createDataDomain xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/manage/1/0">
<ns1:name>MyDD</ns1:name>
<ns1:ddProfileName>default</ns1:ddProfileName>
<ns1:enabled>true</ns1:enabled>
</ns1:createDataDomain>
Endeca Serverクラスタに必ず存在するデフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルをこの例では使用します。
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データ・ドメインが正常に作成されたことを確認するには、endeca-cmd list-ddまたはendeca-cmd get-dd nameのコマンドを発行します。
かわりに、管理Webサービスを使用して、listDataDomainsまたはgetDataDomainのリクエストを発行できます。
次の例は、
getDataDomain操作の結果を示します。正常に作成されたデータ・ドメインである
MyDDの詳細をリストします。このデータ・ドメインでは、別の引数が指定されたデータ・ドメイン・プロファイルを使用します(デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルと比較)。
<ns3:getDataDomainResponse xmlns:ns2="http://www.endeca.com/endeca-server/types/1/0" xmlns:ns3="http://www.endeca.com/endeca-server/manage/1/0">
<ns3:dataDomainDetail>
<ns2:name>MyDD</ns2:name>
<ns2:allowOversubscribe>true</ns2:allowOversubscribe>
<ns2:allowQueriesOnLeader>true</ns2:allowQueriesOnLeader>
<ns2:numFollowers>0</ns2:numFollowers>
<ns2:readOnly>false</ns2:readOnly>
<ns2:enabled>true</ns2:enabled>
<ns2:numComputeThreads>2</ns2:numComputeThreads>
<ns2:computeCacheSizeMB>0</ns2:computeCacheSizeMB>
<ns2:startupTimeoutSeconds>600</ns2:startupTimeoutSeconds>
<ns2:shutdownTimeoutSeconds>30</ns2:shutdownTimeoutSeconds>
<ns2:sessionIdType>header</ns2:sessionIdType>
<ns2:sessionIdKey>X-Endeca-Session-ID</ns2:sessionIdKey>
</ns3:dataDomainDetail>
</ns3:getDataDomainResponse>