rollBackOuterTransaction操作は、外部トランザクションを使用する操作環境で役立ちます。外部トランザクションの実行に失敗した場合、この操作で、索引のコミット済バージョンにロールバックし、トランザクションをコミットできます。
この操作は、soapUIなどのツールを使用して直接実行するか、Integratorで2つのオプションのいずれかを使用します。1つはトランザクションRunGraphコンポーネントとそのrollbackオプションを使用し、もう1つはIntegratorのWebServiceClientコンポーネントを使用して特定のデータ・ドメインのトランザクションWebサービスにアクセスするように構成し、rollBackOuterTransaction操作を指定します。
http://localhost:<port>/ws/transaction/<DataDomain>?wsdlこの操作は、次の例のように、OuterTransactionIdToRollBack要素でトランザクションIDを参照して外部トランザクションがノードで開始されている場合にのみ使用します。
<rollBackOuterTransaction> <OuterTransactionIdToRollBack>myID</OuterTransactionIdToRollBack> </rollBackOuterTransaction>
サーバーに送信された更新リクエストが外部トランザクションIDを指定しなかった場合、これらのリクエストは外部トランザクションの終了(コミットまたはロールバック)を待機します。外部トランザクションをロールバックした場合、これらのリクエストは、ロールバック操作の後で使用可能なデータ・ファイルの発行済バージョンに基づいてサーバーにより処理が開始されます。
操作が完了すると、外部トランザクションが停止し、リーダーは外部トランザクションの開始前に使用可能だった索引の最新バージョンに対して問合せの処理を再開します。