Javaクライアントの例について

Oracle Endeca Serverには、データ・ドメインへの問合せの送信に関するJavaクライアント例のコレクションが含まれます。これらの例は、フロントエンド・クライアント・コードを作成する方法の1つとして扱います。

例は、JRF 11.1.1.6で生成されたJavaスタブに基づいています。

これらの例はJavaクラスとメソッドを表しますが、サポートされるインタフェースは表しません。Webサービスとバルク・ロード・インタフェースは、Oracle Endeca Serverへのサポートされるインタフェースを表します。

重要: Javaクライアント例は、実際のタスクへの拡張や、セキュアな本番環境での実行を意図していません。Javaクライアント例は、生成されたコードとやり取りする方法およびOracle Endeca Serverに問合せを送信するためにJavaで独自のクライアント・コードを作成する方法のデモとして使用してください。

Javaクライアント例は、サポートされるインタフェースのリファレンスとして使用しないでください。サポートされる各インタフェースの機能について学習するには、Webサービス自体、対応するWSDLドキュメントとそこから生成されたドキュメント、およびバルク・ロード・インタフェースを使用します。これらのインタフェースについて自動生成されるドキュメントはOracle Endeca Server APIリファレンスと総称され、Oracle Endeca Serverのインストールに含まれます。また、Oracle Endeca Serverドキュメントはインタフェース機能に関する情報を提供し、Webサービス・インタフェースの使用方法を説明します。

Javaクライアント例は、Oracle Endeca Serverパッケージの$ENDECA_HOME/apis/examplesディレクトリにインストールされ、この中には次の最上位レベル・ディレクトリが含まれます。
ディレクトリ 説明
generated-sources JRFを使用したスタブ生成の結果を含みます。
src データ・ドメインの構成、個々のレコードの追加、基本的な問合せの作成など、これらのスタブを使用した基本タスクの実行に関するサンプル・コードが含まれます。

また、src/testsディレクトリには、src/mainの単純なルーチンを採用した単体テストと、それらの単体テストのラッパーが含まれます。

standalone_tests 単体テスト・ラッパーのコンパイル済バージョン、およびテストの実行用のPerlスクリプトを含むJARファイルが含まれます。

例の実行

すべてのテスト例は、非暗号化ポート(7001)が開いているWebLogicインスタンスで安全に構成されていない(内部でHTTPSを使用しない)インスタンスに対して実行されます。

テスト例を実行するためのPerlスクリプトは、/apis/examples/standalone_testsディレクトリにあります。スクリプトを実行する前に、次の操作を行います。
  • Endeca Serverが実行していることを確認します。
  • Perl、JavaおよびTestNGパッケージをダウンロードしてマシンにインストールし、PATH環境変数にPerlパッケージとJavaパッケージのフルパスが含まれていることを確認します。スクリプトはこれらのパッケージに依存し、そのいずれかが見つからないと、エラーを記録します。
  • スクリプトがセキュリティ構成ファイルjpsconfig.xmlを見つけられることを確認します。スクリプトは、MW_HOMEにこのファイルがあるかどうかを確認します。あるいは、環境変数oracle.security.jps.configでこのファイルのパスを設定してファイルの場所を定義できます。

引数なしでPerlスクリプトを使用すると、使用可能なオプションのリストが発行されます。

Perlスクリプトを実行するには、実行するテスト例の名前と、TestNG JARファイルのフルパスを指定します。スクリプトは、コマンドラインで指定した回数分のテストを実行します。