ここでは、絞込みの表示、絞込み順序、絞込み数、複数選択管理属性の使用に関するパフォーマンスの影響の概要を示します。
Endeca ServerのDgraphプロセスの実行時のパフォーマンスは、表示について計算される絞込み値の数に関連します。フロントエンド・アプリケーションで表示することを計画している場合にのみ、絞込み値をリクエストします。絞込み値がDgraphプロセスで計算されていても、アプリケーションで表示されない場合は、パフォーマンスに悪影響があります。大量の絞込みを含む属性もパフォーマンスに影響します。
Dgraphプロセスの--esampminオプションを使用して、絞込みの計算中にサンプリングする最小レコード数を指定できます(管理属性の場合のみ)。絞込み計算中にナビゲーション状態全体をサンプリングすることは、Dgraphのパフォーマンスに影響する操作の1つとなることがあるため、このオプションが役立ちます。
ほとんどのアプリケーションでは、--esampminに大きい値を指定すると、絞込み順序の品質が向上せずにパフォーマンスが低下します。極端に大きい非階層属性がある一部のアプリケーションでは(このような属性を回避できない場合)、大きな値を指定するとわずかなパフォーマンス・コストで絞込み順序の品質が有意義に向上することがあります。
レコードの動的統計は、負荷のかかる計算になります。管理属性の動的統計は、統計を使用する場合にのみ有効にする必要があります。Dgraphは追加の党k利に対して追加の計算を行うため、使用していない絞込み数についてパフォーマンスのコストがかかります。
属性に複数選択のタグを付けると、パフォーマンスに影響があります。複数選択属性からの各選択内容により、その属性の絞込みをさらに行うことができるため、結果のリストの絞込みに時間がかかります。また、multi-or属性の絞込みはさらに負荷がかかります。