属性がmulti-andとして構成されているか、multi-orとして構成されているかは、Endeca Serverがそれらの属性の絞込みを計算する方法に影響します。また、ユーザー・インタフェースでのそれらの絞込みの表示にも関係します。
Oracle Endeca Serverのガイド付きナビゲーションのデフォルト動作では、属性の単一値のみをナビゲーション状態に追加できます。つまり、ユーザーが属性から絞込みを選択すると(ユーザー・インタフェースの提案された絞込みのリストでクリックすると)、その属性は、問合せ結果をさらに絞り込むために使用できる絞込みのリストから削除されます。たとえば、Flavors属性からAppleを選択すると、Flavors属性はユーザー・インタフェースのナビゲーション制御から削除されます。ただし、ナビゲーション時にユーザーが属性から複数の値を選択できるようにすると便利な場合があります。たとえば、ユーザー・インタフェースでは、Flavor属性にAppleとApricotの両方の値を含むワインをユーザーに表示することができます。
要約すると、属性が複数選択としてタグ付けされている事実がフロントエンド・アプリケーションの開発者に明らかな場合でも、複数選択属性の動作のために、ユーザー・インタフェースの変更が必要になることがあります。属性に複数選択のタグが付けられると、Oracle Endeca Serverがナビゲーション問合せを解釈して使用可能な絞込みを返す方法のセマンティクスは変更されます。属性に複数選択のタグを付けた後、Endeca Serverでは同じ属性の複数の属性値をナビゲーション状態に追加できます。Endeca Serverは、2種類の複数選択属性に対して異なる動作をします。