主キー

Oracle Endeca Serverデータ・モデルでは、主キー(レコード仕様とも呼びます)を使用してレコードを一意に識別します。

Oracle Endeca Serverがレコードを一意に識別できるように、各レコードは厳密に1つの主キー属性からの割当てを持つ必要があります。主キー属性のPDR (Property Description Record)では、mdex-property_IsUnique属性をtrueに設定する必要があります。つまり、1つの値は最大1つのレコードに割り当てられます。

この要件は、データ・インジェストWebサービスやバルク・インジェスト・インタフェースを使用してEndecaデータ・ドメインに初期レコードを追加する場合に強制されます。Oracle Endeca Serverに新しいレコードを追加する場合、主キー属性から厳密に1つの値の割当てがレコードにあることが検証されます。

データ・ドメインに新しいレコードを追加する際に主キーがどのように使用されるかについては、『Oracle Endeca Serverデータ・ローディング・ガイド』を参照してください。

属性が単一割当てで、一意であることが保証されるかぎり、その属性を主キーとして使用できます。単一のEndecaデータ・ドメイン内で属性に対して同じ値を持つレコードが2つない場合、その属性は一意になります。デフォルトでは、標準属性は一意ではありません。標準属性を一意にするには、レコードをロードする前に標準属性構成を更新する必要があります。標準属性の構成はPDRで定義されます。