レコード検索の概要

レコード検索によって、ユーザーは、レコードに割り当てられた特定の属性値に対するキーワード検索を実行できます。

一致する属性値を持つ結果レコードが、有効な絞込み値とともに返されます。

レコード検索ではナビゲーション・ページを返すため、レコード検索パラメータは、特定の値ではない場合でも、属性値と同じ方法で、レコード・フィルタとして機能する点に注意することが重要です。

レコード検索の制御

次の記述では、レコード検索の動作の様々な側面と、それの制御方法について説明しています。
  • 実行時レコード検索の動作を構成するには、「検索インタフェースの操作」で説明するように、1つ以上の検索インタフェースを作成する必要があります。

  • レコード検索を有効にするために必要なDgraph構成フラグはありません。属性がレコード検索用に正しく有効化された場合、レコード検索では自動的に使用可能になります。

  • Dgraphの--search_max構成フラグを使用して、テキスト検索の最大語数を指定できます。デフォルトは10です。

レコード検索でサポートされる言語

レコード検索でサポートされる言語のリストについては、「サポートされる言語」を参照してください。

次の例のように、SearchFilterタイプのLanguage属性に言語IDを指定できます。
<Operator xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:type="SearchOperator" Within="false">
   <SearchFilter Mode="AllPartial" RelevanceRankingStrategy="numfields"
      Key="PROD_CATEGORY" EnableSnippeting="false" Language="en">
      hardware
   </SearchFilter>
</Operator>

この例では、レコード検索問合せの言語としてen (アメリカ英語)が使用されています。

レコード検索の例

たとえば、次のレコードを考えてみます。
レコードID 属性値(BikeType) 属性の名前 属性の説明
1 ロード・バイク(値2) Road-450 レースや長距離走行などのための2つの役割を果すことができます...
2 ロード・バイク(値2) Road-550-W 快適さを目的にスピードを出します...
3 ツーリング・バイク(値3) Touring-1000 快適さと性能を組み合せます...
4 マウンテン・バイク(値1) Mountain-500 このマウンテン・バイクは、本格的なレース性能を備えています...
キーワードcomfortを使用して、Description属性のレコード検索を実行すると、次のオブジェクトが返されます。
  • 2つのレコード(レコード2および3)
  • 2つの絞込み属性値(ロード・バイクおよびツーリング・バイク)
キーワードracingを使用して、Description属性のレコード検索を実行すると、次のオブジェクトが返されます。
  • 2つのレコード(レコード1および4)
  • 2つの絞込み属性値(ロード・バイクおよびマウンテン・バイク)
注意: 基本的なレコード検索に加えて、スペル・サポート、結果の関連性ランキング、ワイルドカード構文、複数の属性レコード検索、および属性グループ・レコード検索など、他の機能がレコード検索の動作に影響を及ぼします。これらについては、それぞれの項で詳細を説明しています。