検索インタフェースのワイルドカード検索の構成

1つ以上のワイルドカードが有効化された属性を検索インタフェースに追加することで、検索インタフェースのワイルドカード一致を有効化できます。

まず、目的の属性を追加します。ワイルドカード検索は、検索インタフェースに対して部分的に有効化できます。つまり、検索インタフェースのあるメンバーはワイルドカードが有効化され、他のメンバーは有効化されていないこともあります。

部分的にワイルドカードが有効化された検索インタフェースに対する検索では、次のルールに従います。
  • 指定したメンバーの検索結果は、その構成のルールに従います。つまり、ワイルドカードが有効化されたメンバーからの結果はワイルドカード検索のルールに従い、ワイルドカードがないメンバーからの結果はワイルドカードではない検索のルールに従います。

  • 最後の結果は、すべてのメンバーの結果(ワイルドカードが有効化されているかどうか)が結合したものです。

検索結果を分析する際には、これらのルールに注意する必要があります。たとえば、部分的にワイルドカードが有効化された検索インタフェースで、Property-Wはワイルドカードが有効化され、Property-Xはワイルドカードが有効化されていないとします。また、アスタリスク(*)は検索文字として構成されていません。その検索インタフェースに対してwoo*で発行されたレコード検索は、次の結果を返します。
  • Property-Wは、woowoodおよびwoolを含むレコードを返します。

  • Property-Xは、wooを含むレコードのみを返します。この属性に対する問合せでは、アスタリスクは改行として処理されるためです。ただし、レコードにこれらの単語が存在する場合でも、woolwoodを含むレコードは返しません。

ただし、返されたレコード・セットは結合であるため、ユーザーにはすべてのレコードが表示されます。混乱する原因として考えられるのは、スニペットが有効化されている場合、Property-Xからのレコードはwoodおよびwoolが強調表示されず(存在する場合)、Property-Wからのレコードはすべての検索語が強調表示されていることです。

検索インタフェースでワイルドカード検索を有効化するには、次の手順に従います。

  1. 検索インタフェースのメンバーの、テキスト検索でのワイルドカード検索を有効化します。(これは、検索インタフェースの各属性メンバーに対して、PDRのmdex-property_TextSearchAllowsWildcards属性によって制御されます。)

    テキスト検索におけるワイルドカード検索は、検索インタフェースに対して部分的に有効化できます。つまり、検索インタフェースのあるメンバーはテキスト検索におけるワイルドカード検索を有効化して、他のメンバーは有効化しないようにすることもできます。

  2. RECSEARCH_CONFIGドキュメントの検索インタフェースに、目的の属性を追加します。このドキュメントの構造は、このガイドの付録を参照してください
  3. 構成WebサービスまたはIntegratorを使用して、このドキュメントをOracle Endeca Serverに送信します。詳細は、このガイドの構成Webサービスに関する項、またはOracle Endeca Information Discovery Integratorユーザーズ・ガイドを参照してください。