ここでは、データ・インジェストWebサービスで使用できる操作一覧および図を示します。
データ・インジェストWebサービスWSDLの図
次の図は、データ・インジェストWebサービスWSDLの操作をツリー図で表現したものです。
注意: このガイドの構造は、このWebサービスのWSDLの構造に準拠したものではありません。WSDLでは、操作の1つであるingestChangesに数多くのサブ操作が用意され、様々なタスクに使用されます。それに対してこのガイドは、項別(レコードの追加、レコードの更新、レコードの削除と置換、および管理属性の追加)に記載されています。このガイドで、データ・インジェストWebサービスWSDLの特定の操作を探すには、この項の図を参照してください。
この図は、データ・インジェストWebサービスの構造を示しています。
- データ・インジェストWebサービスには、4つの主操作(ingestChanges、ingestManagedAttributeValues、clearDataStoreおよびprovisionDataStore)があります。
- ingestChanges内の要素(addRecords、updateRecords、addOrUpdateRecords、deleteRecordsおよびreplaceRecords)はサブ操作を表しています。数多くのサブ要素を備えたingestChangesとは異なり、他の最上位の操作には操作を表すサブ要素がありません。
- また、updateRecods要素にはaddAssignments、deleteAssignments、wildcardDeleteAssignmentsおよびreplaceAssignmentsの各要素が含まれ、これらもこのWebサービスの操作を表しています。
要約すると、データ・インジェストWebサービスの操作は次のようになります。
収集操作
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説明
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ingestChanges
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5つのサブ操作を使用して次の機能を実行します。
- addRecordsでは、新規レコードの作成のみを行います。
- addOrUpdateRecordsでは、新規レコードの作成(指定されたレコード指定子が存在しない場合)または既存レコードへの割当ての追加(指定されたレコード指定子がデータ・ドメインの索引に存在する場合)のいずれかを行います。
- updateRecordsでは、属性の値割当てを追加、削除、ワイルドカード削除および置換することで、既存のレコードを更新します。標準属性の名前を変更できます。
- replaceRecordsでは、既存のレコードを置換します。
- deleteRecordsでは、既存のレコードを削除します。
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ingestManagedAttributeValues
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管理属性の割当て値を追加および更新します。
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clearDataStore
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データ・ドメインからデータ・レコードおよびスキーマ・レコードを削除し、削除したレコードの数を示します。この操作の後で、provisionDataStore操作を行う必要があります。
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provisionDataStore
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データ・ドメインの初期スキーマ・レコードをプロビジョニングします。この操作(通常はclearDataStore操作の後で実行)により、PDRやDDRなどのシステム・レコードが追加され、それらのレコードがデフォルト値にリセットされます。
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