収集中に作成される新しい標準属性および管理属性には、デフォルト値のセットが割り当てられます。
データ収集操作中に、存在しない標準属性がレコードに対して指定されると、指定された標準属性がデータ・インジェストWebサービスによって自動的に作成されます。同様に、存在しない管理属性がレコードに対して指定された場合も、自動的に作成されます。この属性の自動作成を無効にすることはできません。
PDRプロパティ | デフォルト設定 |
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mdex-property_Key | リクエストに指定された標準属性の名前に設定されます。 |
mdex-property_Type | リクエストに指定されたDgraphプロパティ・タイプに設定されます。プロパティ・タイプが指定されていない場合、デフォルトでmdex:stringタイプに設定されます。 |
mdex-property_Language | 属性のデータの言語を設定します。言語IDのデフォルト設定の詳細は、「PDRのグローバル言語ID」の項を参照してください。 |
mdex-property_IsPropertyValueSearchable | true (標準属性は値検索で有効です)。 |
mdex-property_IsSingleAssign | true (レコードで保持できる標準属性の値割当ては1つのみです)。 |
mdex-property_IsTextSearchable | false (標準属性はレコード検索で無効です)。 |
mdex-property_IsUnique | false (複数のレコードでこの標準属性の同じ値を保持できます)。 |
mdex-property_TextSearchAllowsWildcards | false (ワイルドカード検索はこの標準属性で無効です)。 |
system-navigation_Select | single (この標準属性から絞込みを1つだけ選択できます)。 |
system-navigation_ShowRecordCounts | true (絞込みに対してレコード数が表示されます)。 |
system-navigation_Sorting | record-count (絞込みは、絞込みごとに使用できるレコード数別に、降順でソートされます)。 |
自動的に作成される管理属性は、データ・インジェストWebサービスによって作成されるPDRとDDRの両方を保持します。PDRのデフォルト値は前の表にリストされた内容と同じですが、例外としてmdex-property_IsPropertyValueSearchableはfalseになります(つまり、管理属性は値検索で無効です)。
DDRプロパティ | デフォルト設定 |
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mdex-dimension_Key | リクエストに指定された管理属性の名前に設定されます。 |
mdex-dimension_EnableRefinements | true (絞込みが表示されます)。 |
mdex-dimension_IsDimensionSearchHierarchical | false (値検索中の階層検索は無効です)。 |
mdex-dimension_IsRecordSearchHierarchical | false (レコード検索中の階層検索は無効です)。 |
PDRのmdex-property_Languageプロパティでは、言語ID (英語はen、ドイツ語はde)を使用して、その標準属性の言語を指定します。標準属性がデータ・インジェストWebサービスまたはバルク・ロード・インタフェースによって自動的に作成される場合、または属性スキーマの作成時に言語IDを指定しない場合、PDRのmdex-property_Languageプロパティの値は、システムの言語IDの値に設定されます。
PDRのグローバル言語IDのデフォルト値は、unknownです。ただし、構成WebサービスのsetPropertyDefaultLanguage操作を使用すれば、任意の値に変更できます。この値の設定は、ディスク上で個別のEndecaデータ・ドメインの索引ファイルに格納されるので、データ・ドメインを再起動しても継続的に利用できます。サポートされる言語IDのリストは、『Oracle Endeca Server開発者ガイド』を参照してください。
PDRのグローバル言語ID (setPropertyDefaultLanguage操作で設定)は、Language要素(ingestChanges複合タイプの)とは別の用途で使用されることに注意してください。このLanguage要素では、EQLエラー・メッセージが返される言語を設定できます(「EQLを使用したレコードの識別」を参照)。