データ・ドメインからのすべてのレコードの削除

データ・インジェストWebサービスのclearDataStore操作を使用して、すべてのデータ・レコードを削除し、同時にデータ・ドメイン構成を定義するスキーマ・レコードを削除します。

この操作を使用する前に、必ず構成をエクスポートしてください。また、この操作を使用する場合、すべてのデータ・レコードを削除するものと想定されます(たとえば、レコードの新しいセットをデータ・ドメインに移入するため)。
すべてのデータおよびスキーマ・レコードを削除するには、データ・インジェストWebサービスのリクエストでclearDataStore要素を使用します。リクエストでは次の書式を使用する必要があります。
<ingest:clearDataStore/>
注意: 外部トランザクションを開始するトランザクションWebサービスのリクエストの後に、このリクエストを送信する場合、clearDataStoreリクエストではリクエストの最初の要素として外部トランザクションID要素を指定する必要があります。トランザクションが開始されていない場合、ID要素を省略するか、その値を空にする必要があります。

Oracle Endeca Serverからすべてのレコードを削除するには、次の手順を実行します。

次の例のように、clearDataStoreリクエストを作成し、データ・インジェストWebサービスにリクエストを送信します。
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" 
  xmlns:ingest="http://www.endeca.com/MDEX/ingest/2/0">
 <soapenv:Header/>
     <soapenv:Body>
        <ingest:clearDataStore>
           <ingest:OuterTransactionId>txId</ingest:OuterTransactionId>
        </ingest:clearDataStore>
      </soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>

このリクエストによって、データ・ドメインのデータ・レコードとスキーマ・レコードを削除します。

前のサンプル・リクエストから返される成功時のclearDataStoreResponseは、次のように削除されたレコードの数を返します。
<ingest:clearDataStoreResponse>
 <ingest:OuterTransactionId>txId</ingest:OuterTransactionId>
  <ingest:numRecordsDeleted>175</ingest:numRecordsDeleted>
</ingest:clearDataStoreResponse>

現在実行中のトランザクションのIDに一致しない外部トランザクションIDを指定すると、clearDataStore操作は失敗し、ユーザーに進行中のトランザクションのIDが通知されます。また、トランザクションWebサービスによって外部トランザクションが開始されていない状態で、IDの値を含む要素を指定した場合も、このリクエストは失敗します。

データ・ドメインは、そこからすべてのデータおよびスキーマ・レコードを削除した後、デフォルトの構成設定で再度プロビジョニングできます。データ・ドメインをプロビジョニングするには、provisionDataStoreを実行します。

注意: データ・ドメインを消去して再度プロビジョニングしないと、データ・ドメインが無効な状態になり、その後の操作(構成のインポートなど)ができなくなります。