Studio 3.0.xのインストールとバックアップのリストア

次にStudio 3.0.xをインストールします。インストール後、バックアップ・ファイルを使用してデータとカスタム設定をリストアします。以前のリリースを含むディレクトリを削除してから、Studio 3.0.xを開始します。

Studio 3.0.xへのアップグレードを完了するには:

  1. 『Studioインストレーション・ガイド』の手順に従って、Studio 3.0.xをインストールします。サーバーは開始しないでください。
  2. dataディレクトリ全体を安全なバックアップの場所からリストアします。Studio 3.0.xとともにインストールされたdataファイルを上書きします。

    JCRリポジトリ、Lucene検索索引など、通常はdataに格納されているものの場所を変更した場合は、カスタムの場所もリストアして再確認します。

  3. データベースをリストアします。

    HSQLを使用している場合、この手順を省略できます。データベースは、dataディレクトリをリストアしたときにリストアされます。

    MYSQLまたは他のRDBMSを使用している場合は、データベースはまだ変更されていません。データベースが変更されている場合は、ベンダーからのリストア手順に従います。

  4. データベースに接続するようにStudioを構成します。

    HSQLを使用していない場合は、以前に、データベース接続文字列のバックアップを作成しているはずです。

  5. 以前のリリースのStudioを含む、名前変更されたディレクトリを削除します。
  6. ユーザー・パスワードの暗号化アルゴリズムが変更されたため、Studioを開始する前に、一人以上の管理ユーザーのパスワードをリセットする必要があります。

    これを行わない場合は、Studioにログインできません。

    Hypersonic以外のデータベースの場合は、Studioデータベースに対してSQLスクリプトを実行できます。Hypersonicデータベースの場合は、データベース・ユーザー・ファイルを直接変更する必要があります。

    スクリプトを含むこの変更の詳細は、「ユーザー・パスワードの暗号化アルゴリズムの変更」を参照してください。

  7. Studio 3.0.xを開始します。

    Studioの使用を開始する前に、必ず、コンポーネントのすべてがデプロイされ登録されるまで待機します。アップグレードが完全に完了したかどうかを検証するために、すべてのアクティビティが停止したタイミングをログ・ファイルで確認できます。

アップグレード後に既存のコミュニティ(現在はアプリケーション)とコンポーネントがStudioでどのように処理されるかの詳細は、「Studioのアプリケーション(以前はコミュニティ)管理とコンポーネントの変更」を参照してください。