Studioコンポーネントへのアップグレードの影響

ここでは、アップグレード・プロセスの完了後に、アップグレードされたアプリケーション内の各Studioコンポーネントがどのように構成されるかの概要を示します。このリストは、アプリケーションに対するデータ・ソース・バインディングを更新していることが前提になっています。

また、コンポーネントの一般的な表示が、新しいコンポーネントのフレームとアイコンを使用して再設計されました。

コンポーネントにコンポーネント固有の権限を構成している場合は、この権限はアップグレード後も有効です。ただし、コンポーネントの権限を構成するオプションは削除されているため、コンポーネント・レベルで権限を変更できなくなりました。

コンポーネントの作成と構成方法の詳細は、『Studioユーザーズ・ガイド』を参照してください。

コンポーネント アップグレード後の状態 必要な操作
アラート コンポーネントに追加の構成が必要なことを示すメッセージを表示します。

データ・ソース・バインディングの変更によって、アラート・コンポーネントは以前の構成を維持できません。

コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。

個々のアラート・グループは、アプリケーション・データ・ソースに関連するデータ・ソースのみにバインドできます。

ブックマーク 現在の構成とブックマークを維持します。 操作は必要ありません。
チャート コンポーネントに追加の構成が必要なことを示すメッセージを表示します。

基礎となる構造の変更によって、チャート・コンポーネントは以前の構成を維持できません。

コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。
比較 データ・ソースのベース・ビューのすべての属性とグループを表示する、デフォルトの構成に戻ります。 コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。
コンポーネント・コンテナ コンテナ内のコンポーネントを除き、変更はありません。 必要に応じて、コンテナ内のコンポーネントを更新します。
クロス集計 「ピボット・テーブル」に名前が変更になりました。

コンポーネントに追加の構成が必要なことを示すメッセージを表示します。

基礎となる構造の変更によって、ピボット・テーブル・コンポーネントは以前の構成を維持できません。

コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。

ピボット・テーブル・コンポーネントでは、表示される利用可能なメトリックとディメンションを定義するためのEQLを指定できなくなりました。

かわりに、メトリックとディメンションを編集ビューのドロップ・ゾーンにドラッグ・アンド・ドロップします。

データ・エクスプローラ コンポーネントがアンデプロイされたことを示すメッセージを表示します。

基礎となる構造の変更によって、既存のデータ・エクスプローラ・コンポーネントは3.0では利用できません。

既存のコンポーネントを削除し、「コンポーネントの追加」オプションを使用して再度追加します。
ガイド付きナビゲーション デフォルトの構成に戻ります。

データ・ソースのベース・ビューにすべての属性グループと属性を表示します。

表示するグループと属性を反映するために、必要に応じてコンポーネントの構成を更新します。

範囲フィルタ・コンポーネントの機能をレプリケートするためにコンポーネントを更新します。範囲フィルタ・コンポーネントは削除されました。

マップ コンポーネントに追加の構成が必要なことを示すメッセージを表示します。

基礎となる構造の変更によって、マップ・コンポーネントは以前の構成を維持できません。

コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。
メトリック・バー メトリックのカスタム書式設定を構成しなかった場合は、メトリック・バー・コンポーネントでその構成を維持し適切に表示します。

カスタム値の書式設定を構成した場合は、メトリック・バー・コンポーネントでは以前の構成が失われます。

必要に応じて、コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。
範囲フィルタ コンポーネントがアンデプロイされたことを示すメッセージを表示します。

範囲フィルタ・コンポーネントは削除され、その機能はガイド付きナビゲーション・コンポーネントに移行されました。

既存の範囲フィルタ・コンポーネントは、3.0では使用できません。

既存の範囲フィルタ・コンポーネントを削除します。

適切な属性に対して範囲フィルタ機能を使用するように、ガイド付きナビゲーション・コンポーネントを構成します。

レコード詳細 コンポーネントによってすべての属性グループと属性が表示される、デフォルトの構成に戻ります。 コンポーネントを編集して、元の構成を再作成します。
結果リスト コンポーネントに追加の構成が必要なことを示すメッセージを表示します。

基礎となる構造の変更によって、結果リスト・コンポーネントは以前の構成を維持できません。

コンポーネントを編集して、以前の構成を再作成します。
結果表 デフォルトの構成に戻ります。

各ベース・ビュー・レコードの識別属性は、表の左側にある永続的な列です。

各属性グループは、表の利用可能な列セットです。

コンポーネントを編集して、元の構成を再作成します。

「結果表」では、分析/集計表の列を定義するためのEQLを入力できなくなりました。

かわりに、メトリックとディメンションを編集ビューのドロップ・ゾーンにドラッグ・アンド・ドロップします。

サンプルDiscoveryポートレット コンポーネントがアンデプロイされたことを示すメッセージを表示します。

サンプルDiscoveryポートレット・コンポーネントは削除されました。

既存のサンプルDiscoveryポートレット・コンポーネントは、3.0では使用できません。

コンポーネントを削除します。
検索ボックス 構成を維持し、適切に表示します。 各検索の構成は、アプリケーション・データ・ソースに関連するデータ・ソースのみにバインドできます。
サインイン コンポーネントは表示されますが、スタンドアロン・コンポーネントとしてアプリケーション・ページに追加できなくなりました。

すべてのStudioログインは、Studioログイン・ページから処理されます。ユーザーは、アプリケーション内からログインできません。

ログインしていないユーザーは、アプリケーション・ページを表示できません。

コンポーネントを削除します。
タブ付きコンポーネント・コンテナ コンテナ内のコンポーネントを除き、変更はありません。 必要に応じて、コンテナ内のコンポーネントを更新します。
タグ・クラウド 構成を維持し、適切に表示します。 操作は必要ありません。