Linux用のTomcatバンドルのコンテキスト・ルートの変更

オプションで、Studioアプリケーションで使用されているコンテキスト・ルートを変更できます。

バンドルの初回インストール時には、デフォルトのコンテキスト・ルートとして「/」が使用されており、Studioにはhttp://localhost:8080/でアクセスできます。コンテキスト・ルートを「sales」に変更すると、URLがhttp://localhost:8080/salesになります。

コンテキスト・ルートの変更は、Studioアプリケーションにのみ影響を与えることに注意してください。コンポーネントやその他のフックでは、デフォルトのコンテキスト・パスが従来どおり使用されます。

コンテキスト・ルートを変更する手順は次のとおりです。

  1. サーバーを停止します。
  2. endeca-portal/tomcat-6.0.36/conf/Catalina/localhost/ROOT.xmlファイルの名前を、<コンテキスト・ルート>.xmlに変更します。

    たとえば、コンテキスト・ルートがsalesの場合、ファイル名はsales.xmlになるはずです。

    マルチレベル・コンテキスト・パスでは、名前を#で区切ります。たとえば、コンテキスト・パスが/sales/eastの場合、ファイル名はsales#east.xmlになるはずです。

  3. 前述の手順で作成したXMLファイルを必要に応じて変更します。
    • ルート・コンテキストの場合は<Context path="" />
    • コンテキストが/salesの場合は<Context path="/sales"/>
    • コンテキストが/sales/eastの場合は<Context path="/sales/east"/>
  4. endeca-portal/tomcat-6.0.36/webapps/ROOTディレクトリの名前を、endeca-portal/tomcat-6.0.36/webapps/<コンテキスト・ルート>に変更します。

    マルチレベル・コンテキスト・パスでは、endeca-portal/tomcat-6.0.36/webapps/sales#eastなどのマルチレベル・パスを使用します。

  5. endeca-portal/portal-ext.propertiesファイルを編集します。

    portal-ext.propertiesの最初にあるportal.ctxプロパティを見つけます。

    この設定値を前述で使用したのと同じコンテキスト・ルート値に変更します。

    portal.ctx値の末尾にはスラッシュ(/)を含めないでください。たとえば、次の値を使用します。

    portal.ctx=/sales/east

    次の値は使用しないでください。

    portal.ctx=/sales/east/
  6. サーバーを再起動します。