StudioのWebLogicドメインを作成および構成

Studioは、専用のWebLogicドメインにインストールする必要があります。競合を回避するために、そのドメインにはその他のアプリケーションを含めることはできません。Endeca Serverと同じWebLogic ServerのインスタンスにStudioをインストールしている場合でも、Studio用の別のドメインを作成する必要があります。

WebLogicドメインの作成と構成、およびそのドメインが使用中でないことを確認する手順は次のとおりです。

  1. コマンド・プロンプトから、構成ウィザードの起動プログラムが含まれるディレクトリに移動します。

    Windowsの場合:

    C:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3\common\bin

    Linuxの場合:

    $MW_HOME/wlserver_10.3/common/bin
  2. 構成ウィザードを起動するには、次のコマンドを実行します。

    Windowsの場合:

    config.cmd

    Linuxの場合:

    ./config.sh

    構成ウィザードの「ようこそ」ページが表示されます。


    Studioのドメインの作成: 「ようこそ」ページ
  3. 「ようこそ」ページで、「新しいWebLogicドメインの作成」ラジオ・ボタンをクリックして「次へ」をクリックします。
  4. 「ドメイン・ソースの選択」ページで、Basic WebLogic Server Domainチェック・ボックスがデフォルトで選択されています。「次ヘ」をクリックします。
    Studioのドメインの作成: 「ドメイン・ソースの選択」ページ
  5. 「ドメイン名と場所の指定」ページで次の手順に従います。
    1. ドメイン名をendeca_studio_domainに設定します。
    2. ドメインの場所はデフォルトのままにします。
    3. 「次へ」をクリックします。
    Studioのドメインの作成: 「ドメイン名と場所の指定」ページ
  6. 「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」ページで、Studioのドメインを開始するための管理者の資格証明を作成する手順は次のとおりです。
    1. 「名前」フィールドで、管理者ユーザー名を入力します。
    2. 「ユーザー・パスワード」フィールドで、ユーザー・パスワードを入力します。

      パスワードは8文字以上にする必要があります。

    3. 「ユーザー・パスワードの確認」フィールドで、パスワードを再び入力します。
    4. オプションで、「説明」フィールドにユーザー・アカウントの説明を入力します。
    5. 「次へ」をクリックします。
    Studioのドメインの作成: 「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」ページ
  7. 「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」ページで次の手順に従います。
    1. 「WebLogicドメインの起動モード」で、「本番モード」ラジオ・ボタンをクリックします。
    2. 「JDKの選択」で、「使用可能なJDK」ラジオ・ボタンをクリックします。
    3. JDKのリストで、以前にインストールしたSun Java JDKをクリックします。JDKが表示されていない場合は、「その他のJDK」ボタンをクリックし、参照します。
    4. 「次へ」をクリックします。
    Studioのドメインの作成: 「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」ページ
  8. 「オプション構成の選択」ページで、「管理サーバー」チェック・ボックスを選択して、「次へ」をクリックします。
    Studioのドメインの作成: 「オプション構成の選択」ページ
  9. 「管理サーバーの構成」ページで次の手順に従います。
    1. 「名前」フィールドおよび「リスニング・アドレス」フィールドはデフォルトの値を使用します。
    2. 「リスニング・ポート」フィールドに8101を入力します。
      Studioのドメインの作成: 「管理サーバーの構成」ページ
    3. SSLを有効にする場合は、「SSL有効」チェック・ボックスを選択し、「SSLリスニング・ポート」フィールドに8102を入力します。
    4. 「次へ」をクリックします。
  10. 「構成サマリー」ページでドメインを作成するには、「作成」をクリックします。

    Studioのドメインの作成: 「構成サマリー」ページ

    「ドメインの作成中」ページで、「ドメインの作成が完了しました。」というメッセージが表示されると、ドメイン作成のプロセスが終了します。


    Studioのドメインの作成: 作成完了時の「ドメインの作成中」ページ
  11. 構成ウィザードを終了するには、「完了」をクリックします。
  12. setDomainEnvスクリプト・ファイル(WindowsではsetDomainEnv.cmd、LinuxではsetDomainEnv.sh)を更新します。

    このファイルは、ドメイン・ディレクトリのbinサブディレクトリ(<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/endeca_studio_domain/bin/)にあります。

    1. ファイルの上部付近にJAVA_OPTIONS引数を追加します。

      setDomainEnv.cmd(Windows)の場合、

      set JAVA_OPTIONS=-DUseSunHttpHandler=true -Djavax.xml.transform.TransformerFactory=com.sun.org.apache.xalan.internal.xsltc.trax.TransformerFactoryImpl -Djavax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl -Djavax.xml.parsers.SAXParserFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.SAXParserFactoryImpl

      setDomainEnv.sh(Linux)の場合、

      JAVA_OPTIONS="-DUseSunHttpHandler=true -Djavax.xml.transform.TransformerFactory=com.sun.org.apache.xalan.internal.xsltc.trax.TransformerFactoryImpl -Djavax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl -Djavax.xml.parsers.SAXParserFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.SAXParserFactoryImpl"
      export JAVA_OPTIONS

      このガイドからコピー・アンド・ペーストを行う場合は、ファイルにテキストをペーストした後で改行を削除してください。

    2. ファイル内のJava perm sizeの引数をすべて更新して、-XX:MaxPermSize=128mおよび-XX:MaxPermSize=256mのすべての発生を-XX:MaxPermSize=512mに置き換えます。
    3. ファイル内のメモリーの引数をすべて更新し、-Xmx512mのすべての発生を-Xmx1024mに置き換えます。
  13. ドメインのルート・コンテキストで競合するアプリケーションがないことを確認するには:
    1. ドメインを起動します。

      <MiddlwareHomeDirectory>\user_projects\domains\endeca_studio_domainで、startWebLogic.cmd(Windowsの場合)またはstartWebLogic.sh(Linuxの場合)を実行します。

    2. 要求された場合、ドメインのユーザー名とパスワードを入力します。
    3. ドメインの起動後は、Webブラウザでhttp://<serverName>:<portNumber>に移動します。

    「ページが見つかりません」(404)というエラーが表示され、ドメインのルート・コンテキストにアプリケーションがない場合は、Studioのインストール・プロセスを続けることができます。

    以前にデプロイしたStudioアプリケーションのログイン・ページが表示される場合は、そのアプリケーションをアンデプロイします。

    別のアプリケーションが表示される場合は、WebLogic Consoleにログインして、そのアプリケーションを削除するか、WebLogic Serverインスタンスからそのターゲット設定を解除します。

    たとえば、よく競合アプリケーションになることがあるOracle Enterprise Managerでは、アプリケーションが/emにデプロイされるだけではなく、ルート・コンテキストにもFMW Welcome Page Applicationがインストールされます。

StudioのWebLogicドメインの作成後は、Studioの.earファイルをデプロイできます。「WebLogicドメインへのStudioのデプロイ」を参照してください。