基本のデータソース・プロパティ

各データソースには識別子が割り当てられています。データソース定義はJSON文字列として記述され、これにはEndeca Serverのサーバー名、ポート番号およびデータ・ドメイン名が含まれている必要があります。オプションで、データソース定義にコンテキスト・パス、データソース名と説明を含めることができます。

データソースの識別子

すべてのデータソースには識別子が割り当てられており、データソースの管理のために内部で使用されます。

識別子:
  • 英字(A-Zまたはa-z)で始まる必要があります。
  • 文字、数値、アンダースコアおよびハイフンを使用できます。その他の文字や空白は使用できません。

プロビジョニング・サービスによって生成されたデータソースの場合、識別子は自動的に生成され変更はできません。

接続およびデータ・ドメイン名の設定(必須、ただしコンテキスト・パスを除く)

すべてのデータソース定義には、少なくとも、Endeca Serverの接続とデータ・ドメイン名に関する次の設定が含まれている必要があります。
設定 説明
server Endeca Serverが実行されているサーバーの名前
port Endeca Serverがリスニングしているポート
dataDomainName Endeca Server上の個別のデータ・ドメインの名前
次に、接続情報およびデータ・ドメイン名のみを含む、最も基本的なデータソース定義の例を示します。
{
 "server":"server01.lab.acme.com",
 "port":"15000",
 "dataDomainName":"acmeDB"
}

Endeca Serverがendeca-server以外のコンテキスト・パスにインストールされている場合は、そのコンテキスト・パスを指定する設定を追加する必要があります。

設定 説明
contextPath Endeca Serverのコンテキスト・パス。

この設定が存在しない場合は、コンテキスト・パスはデフォルトでendeca-serverになります。これはEndeca Serverのデフォルトのコンテキスト・パスです。

ルート・コンテキストを指定するには、値を""または"/"に設定します。

次に、指定したコンテキスト・パスを含む、基本的なデータソース定義の例を示します。
{
 "server":"server01.lab.acme.com",
 "port":"15000",
 "dataDomainName":"acmeDB"
 "contextPath":"/acme/context/path/"
}

データソースの名前と説明の設定

オプションで、データソース定義に名前と説明を設定できます。
設定 説明
name データソース名。

これは、「データ・ソース」コンポーネントやデータソースのドロップダウン・リストなど、Studioユーザー・インタフェースに表示される値です。

nameに値を指定しない場合は、IDが使用されます。

description データソースの長い説明です。ロギングとデバッグに使用されます。
次に例を示します。
{
 "server":"server01.lab.acme.com",
 "port":"15000",
 "dataDomainName":"acmeDB",
 "name":"Wine Transactions",
 "description":"Transaction data for the Midwest Region"
}