各「ピボット・テーブル」は、集計を決定するディメンションの行と列、および表示する値を決定するメトリックから構成されます。
「ピボット・テーブル」編集ビューにある「表のレイアウト」タブの左側のリストには、選択したビューで使用可能な属性が含まれます。アイコンは、属性がディメンションかどうかを示します。
メトリック | 説明 |
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レコード数 | 現在の行および列ディメンションの値を持つ基礎となるデータのレコード数を表示します。
たとえば、「ピボット・テーブル」はCountryとProduct Lineを使用して集計されます。現在のセルでは、ディメンション値はCountryがUnited States、Product LineがApparelです。 「レコード数」は、CountryがUnited StatesでProduct LineがApparelのレコードの数です。 |
値のあるレコード数 | 現在のセルの行および列ディメンションの値の組合せで、選択した属性に値(NULL以外)があるレコードの数を表示します。
このオプションを選択すると、使用する属性を選択するよう要求されます。 たとえば、「ピボット・テーブル」はCountryとProduct Lineを使用して集計されます。 国として「アメリカ合衆国」を持ち、製品ラインとしてアパレルを持つ15個のレコードのうち、4つのレコードは「色」が「青」、3つは「色」が「緑」に設定されており、8個は「色」の値が設定されていません。 Color属性の値の「値のあるレコード数」は7です。 |
一意の値の数 | 現在のセルの行および列ディメンションの値の組合せで、選択した属性の一意の値(NULL以外)の数を表示します。
このオプションを選択すると、使用する属性を選択するよう要求されます。 たとえば、「ピボット・テーブル」はCountryとProduct Lineを使用して集計されます。 国として「アメリカ合衆国」を持ち、製品ラインとしてアパレルを持つ15個のレコードのうち、4つのレコードは「色」が「青」、3つは「色」が「緑」に設定されており、8個は「色」の値が設定されていません。 Color属性の値の「一意の値の数」は2です。 |
「表のレイアウト」タブの右側は、「ピボット・テーブル」形式のモックアップで、行および列にディメンションおよびメトリックを追加するドロップ・ゾーンがあります。プレースホルダ・ブロックは、メトリックを行として表示するか列として表示するかを示します。
「ピボット・テーブル」のデフォルト・ビューを移入する手順は、次のとおりです。
既存の行または列ディメンションがある場合、それらのディメンションの前後に新しいディメンションをドロップできます。
モックアップ内のディメンションをドラッグ・アンド・ドロップして、行および列グループの順序を変更することもできます。
メトリック値の計算方法を決定するには、すべてのメトリックで集計方法(sumやavgなど)が必要です。メトリックが事前定義済メトリックの場合、集計方法は組込み済のため変更できません。それ以外の場合は、メトリックを追加するときにデフォルトの集計方法が割り当てられます。その後、使用されている方法を変更できます。
「値のあるレコード数」および「一意の値の数」システム・メトリックでは、「ピボット・テーブル」にメトリックを追加するときに、件数に使用する属性を選択するよう求められます。
リスト内のメトリックの順序によって、「ピボット・テーブル」内のメトリックの順序(列は左から右、行は上から下)が決定されます。プレースホルダも、選択したメトリックをリストします。