Oracle Identity Manager 11g リリース2 (11.1.2.1.0)では、ユーザーのUI用の言語プリファレンスは、「セルフ・サービス」の「プリファレンス」セクションでユーザーが指定したロケールに応じて設定されません。ただし、このロケール・プリファレンスは、通知メッセージの言語の判断に使用されます。
UIロケールを判断するロジックでは、ブラウザのロケールを使用する前に、Fusion AppsやOracle Access Manager (OAM)などのログイン・ページを介したその他のロケール指定方法が優先されます。
Fusion Appsが存在する環境であれば、oracle.fusion.appsModeシステム・プロパティが内部的に使用され、自動的に設定されます。このプロパティの値に基づいて、ORA_FUSION_PREFS(内部的に設定および使用されます)と呼ばれるcookie内の適切な属性が使用され、ロケールが判断されます。
ユーザーのUIロケールを判断するために、内部的に次のロジックが使用されます。
oracle.fusion.appsModeシステム・プロパティが使用可能かどうかがチェックされます。
oracle.fusion.appsModeシステム・プロパティを使用できない場合、またはその値がfalseに設定されている場合は、preferredLanguage属性がチェックされます。この属性の値が、ユーザーのUIロケールになります。preferredLanguage属性は、ORA_FUSION_PREFS cookieの内部でチェックされます。
oracle.fusion.appsModeシステム・プロパティが使用可能で、その値がtrueに設定されている場合は、ORA_FUSION_PREFS cookie内でそのロケール属性がチェックされます。この属性の値が、ユーザーのUIロケールになります。
注意: ORA_FUSION_PREFS cookieは、Oracle Identity Managerの内部的なものです。 |
ORA_FUSION_PREFS cookieが存在しない場合は、ブラウザの言語設定がチェックされます。ユーザーのUIロケールは、ブラウザの言語設定と同じになります。
注意: 前述のいずれでもロケール値が指定されていない場合は、サーバー設定がチェックされます。 |