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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementアップグレードおよび移行ガイド
11g リリース2 (11.1.2.1.0)
B69539-05
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1 概要

この章では、Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)製品の概要について説明します。また、11.1.2.1.0でサポートされているアップグレード、移行および共存のシナリオについても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 Oracle Identity and Access Managementの概要

Oracle Identity and Access Managementコンポーネントでは、ファイアウォール内外のすべてのエンタープライズ・リソース間でユーザー・アイデンティティのエンドツーエンド・ライフサイクルを企業で管理できます。Oracle Identity and Access Managementを使用すると、アプリケーションのデプロイ所要時間の短縮、最も下位のレベルでの企業リソースに対する保護の適用、隠れたアクセス権限の自動削除などが可能になります。

Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)には、次の製品が含まれます。

1.2 アップグレード・シナリオ

このドキュメントの「アップグレード」という用語は、既存のOracle Identity and Access Management 11gリリース1コンポーネントからOracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)へのアップグレードを表しています。このアップグレード・シナリオでは、Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)インストーラを使用して、既存のOracleホーム(IAM_HOME)をOracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)にアップグレードします。

次のOracle Identity and Access ManagementコンポーネントをOracle Identity and Access Managementの11.1.2.1.0にアップグレードできます。

1.3 移行および共存のシナリオ

このドキュメントの「移行」という用語は、次の製品をOracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)に移行するシナリオを表しています。この移行シナリオでは、新しい11gリリース2 (11.1.2.1.0)のOracleホーム(IAM_HOME)をインストールし、以前のインストールの構成データを新しい11gリリース2 (11.1.2.1.0)のOracleホームに移行します。

移行中は、新旧両方のデプロイメントを一緒に実装できるため、いくつかのアプリケーションは古いサーバーで保護し、その他は新しいサーバーで保護できます。この共存モードによって、異なるサーバーから保護されるアプリケーション間を移動する際に、シームレスなシングル・サインオン環境を利用できます。

たとえば、Sun OpenSSO Enterprise 8.0サーバーとOracle Access Management Access Manager 11.1.2.1.0サーバーは共存および連携が可能なため、Sun OpenSSO Enterprise 8.0サーバーおよびOracle Access Management Access Manager 11.1.2.1.0サーバーによって保護されるアプリケーション間を移動する際にシームレスなシングル・サインオン環境を利用できます。

11gリリース2 (11.1.2.1.0)でサポートされる共存シナリオは次のとおりです。