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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2 (11.1.2.1.0)
B71703-03
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4 インストールしたコンポーネントの検証

この章では、Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)コンポーネントのインストールを検証する方法について説明します。

4.1 Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)のインストールの検証

この項では、インストールしたOracle Identity Manager、Oracle Access Management、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Entitlements Server、Oracle Identity Navigator、Oracle Privileged Account ManagerおよびOracle Access Management Mobile and Socialを検証する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1.1 Oracle Identity Managerのインストールの検証

Oracle Identity Managerのインストールを検証する前に、次のサーバーが起動され、稼働中であることを確認します。

  • Oracle Identity Managerアプリケーションがデプロイされているドメインの管理サーバー

  • Oracle Identity Managerをホストする管理対象サーバー

  • Oracle SOA 11gスイートをホストする管理対象サーバー

Oracle Identity Managerのインストールは、次の方法で検証できます。

  • http://<Hostname>:<Port>/oim/faces/faces/pages/Admin.jspxなどのOracle Identity ManagerサーバーURLをチェックします。

  • http://<Hostname>:<Port>/admin/faces/pages/Admin.jspxなどのIdentity Managementシェルをチェックします。このシェルは、ユーザーおよびロール管理タスクに使用されます。

  • http://<Hostname>/<Port>/oimなどのOracle Identity Managerセルフ・サービスURLをチェックします。

  • Oracle Identity ManagerとOracle SOA (BPELプロセス・マネージャ)間の構成を、次のように検証します。

    1. xelsysadmで、Oracle Identity Manager管理コンソールにログインします。

      http://<host>:<oim_port>/oim/faces/pages/Admin.jspx

    2. ユーザー・プロファイルの変更などのリクエストを作成します。

    3. SOAインフラストラクチャにログインして、コンポジット・アプリケーションが表示されるかどうかを確認します。

      http://<host>:<bpel_port>/soa-infra

    4. xelsysadmで、BPELワークリスト・アプリケーションにログインします。

      http://<host>:<soa_port>/integration/worklistapp

    5. タスク・リストで、リクエストが承認のために戻ってくるかどうかを確認します。

    6. タスクをクリックし、「アクション」タブの「認可」をクリックします。

    7. 「リフレッシュ」アイコンをクリックします。リクエストが戻ってきます。再び承認します。

    8. http://<host>:<oim_port>/oim/faces/pages/Admin.jspxに移動して、リクエストが完了しているかどうかを確認します。

    9. http://<host>:<oim_port>/admin/faces/pages/Admin.jspxに移動して、ユーザー・プロファイルが変更されているかどうかを確認します。

  • xelsysadmと適切なパスワードで、Design Consoleにログインします。ログインできた場合、インストールに成功したことを示します。

  • remotemanager.shまたはremotemanager.batを適宜実行して、リモート・マネージャ・サービスを起動します(remotemanager.sh (UNIXの場合)またはremotemanager.bat (Windowsの場合)は、Oracleホーム・ディレクトリのremote_managerというフォルダにあります)。

4.1.2 Oracle Access Managementのインストールの検証

インストールを完了し、インストール後の手順も実行した後、次のようにしてOracle Access Managementのインストールおよび構成を検証できます。

  1. 管理サーバーおよび管理対象サーバーが起動して稼働していることを確認します。

  2. URL: http://<adminserver-host>:<adminserver-port>/oamconsoleを使用して、Oracle Access Managerの管理コンソールにログインします。

    管理サーバー上で稼動しているこの管理コンソールにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。管理者のロールと権限を持っている必要があります。

  3. Oracle WebLogic Server管理コンソールを検証します。Oracle Access Managementのインストールおよび構成が成功していれば、このコンソールで管理サーバー(oam_adminなど)および管理対象サーバー(oam_serverなど)が稼働モードで表示されます。また、このコンソールでアプリケーション・デプロイメントをチェックする場合、oam_adminとoam_serverの両方がアクティブな状態である必要があります。

4.1.3 Oracle Adaptive Access Managerのインストールの検証

インストール後手順を含め、インストール・プロセスの完了後、Oracle Adaptive Access Managerのインストールと構成を次の方法で検証できます。

  1. 管理サーバーを起動して、新たに作成した管理対象サーバーをドメインに登録します。管理サーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。

    • Windowsの場合: コマンド・プロンプトで、次の例のようにstartWebLogicスクリプトを実行し、管理サーバーを起動します。

      \middleware\user_projects\domains\base_domain\bin\startWebLogic

    • UNIXの場合: $プロンプトで、次の例のようにstartWebLogic.shスクリプトを実行します。

      sh /MW_HOME/user_projects/domains/base_domain/bin/startWebLogic.sh

  2. 付録B「スタックの起動」の説明に従って、管理対象サーバーを起動します。

    管理サーバーと管理対象サーバーが起動するまで待機します。

  3. URL: http://<host>:<port>/oaam_adminを使用して、Oracle Adaptive Access Managerの管理サーバーにログインします。

  4. URL: https://<host>:<sslport>:oaam_serverを使用して、Oracle Adaptive Access Manager Serverにログインします。

4.1.4 Oracle Entitlements Serverのインストールの検証

Oracle Entitlements Server管理サーバーの構成が成功したことを確認するには、次のURLを使用してOracle Entitlements Server管理コンソールにログインします。

http://hostname:port/apm/

ここで、hostnameは管理サーバーのDNS名またはIPアドレス、portは管理サーバーがリクエストをリスニングしているポートのアドレスです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Entitlements Server管理リファレンスのユーザー・インタフェースへのログインとサインアウトに関する項を参照してください。

4.1.5 Oracle Identity Navigatorのインストールの検証

Oracle Identity Navigatorのインストールを検証するには、次の手順を実行します。

  1. 次のURLを使用して、ブラウザでOracle Identity Navigatorを起動します。

    http://<host>:7001/oinav/faces/idmNag.jspx

    Oracle Identity Navigatorダッシュボードとリソース・カタログが表示されます。

  2. 画面右上隅にある「編集」リンクをクリックして、編集モードに切り替えます。

  3. ページで「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。リソース・カタログがポップ・アップ表示されます。

  4. ポップアップ・ダイアログで、「IDM製品ランチャ」フォルダの「開く」リンクをクリックします。ランチャ・タスク・フローがポップ・アップ表示されます。

  5. ポップアップ・ダイアログで、「追加」リンクをクリックします。ランチャ・ポートレットがページ・コンテンツに追加されていることを確認します。ポップアップ・ダイアログを閉じずに、ページへの新規タスク・フローの追加を続けます。右上隅にある上矢印をクリックします。最上位フォルダ・レイアウトが再び表示されます。「ニュース」フォルダの「開く」リンクをクリックします。「ニュースとお知らせ」タスク・フローがポップ・アップ表示されます。

  6. 「ニュースとお知らせ」ポップアップ・ダイアログで、「追加」リンクをクリックします。レポート・ポートレットがページ・コンテンツに追加されていることを確認します。ポップアップ・ダイアログを閉じずに、ページへのレポート・タスク・フローの追加を続けます。右上隅にある上矢印をクリックします。最上位フォルダ・レイアウトが再び表示されます。「マイ・レポート」フォルダの「開く」リンクをクリックします。「追加」リンクをクリックして、「閉じる」ボタン(X)をクリックします。3つのワークフローがすべて、ページ・コンテンツに追加されます。

  7. 必要に応じて、画面の右上にある鉛筆のアイコンをクリックして、デフォルト・レイアウトを変更します。

  8. 編集モードを終了するには、「閉じる」ボタンをクリックします。

    タスク・フローが適切にページ・コンテンツに追加された場合、画面にタスク・フロー・コンテンツが表示されます。

  9. 製品登録機能を、次の手順でテストします。

    1. 「管理」タブをクリックして、製品情報を作成、編集または削除します。

    2. 新製品を追加するには、「製品登録」セクションで「イメージの作成」アイコンをクリックします。「新規製品登録」ダイアログがポップ・アップ表示されます。

    3. このダイアログに関連情報を入力すると、新製品登録が適宜更新されます。「ダッシュボード」タブをクリックすると、ランチャ・ポートレットで新製品登録データが更新されます。

    4. 製品リンクをクリックして、登録された製品URLで新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブが開くことを確認します。

  10. ニュース機能を、次の手順でテストします。

    1. 「リフレッシュ」アイコンをクリックして、RSSフィードのコンテンツを更新します。

    2. ニュース・アイテムのリンクをクリックして、コンテンツのソースを、新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブに開きます。

  11. レポート機能を、次の手順でテストします。

    1. 「追加」アイコンをクリックして、レポートを追加します。「レポートの追加」ダイアログがポップ・アップ表示されます。

    2. このダイアログで、追加するレポートを選択し、「レポートの追加」ボタンをクリックします。レポートが追加されていることを確認します。

    3. 「レポート」アイコンをクリックして、レポートを実行します。新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブにレポートが開きます。

4.1.6 Oracle Privileged Account Managerのインストールの検証

インストール後手順を含め、インストール・プロセスの完了後、Oracle Privileged Account Managerのインストールと構成を次の方法で検証できます。

  1. 管理サーバーと管理対象サーバーが起動しており、稼働中であることを確認します。

  2. http://<adminserver-host>:<adminserver-port>/oinav/opamのURLを使用してOracle Privileged Account Managerの管理コンソールにログインします。

    管理サーバー上で稼動しているこの管理コンソールにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。管理者のロールと権限を持っている必要があります。

  3. Oracle WebLogic Server管理コンソールを検証します。Oracle Privileged Account Managerのインストールおよび構成に成功すると、このコンソールに、デフォルトの管理対象サーバーであるopam_server1が実行モードで表示されます。

4.1.7 Oracle Access Management Mobile and Socialのインストールの検証

インストールを完了した後、次の方法でOracle Access Management Mobile and Socialのインストールと構成を検証できます。

  1. 管理サーバーと管理対象サーバーが起動しており、稼働中であることを確認します。

  2. http://<adminserver-host>:<adminserver-port>/oamconsoleのURLを使用してOracle Access Managementの管理コンソールにログインします。

    管理サーバー上で稼動しているこの管理コンソールにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。管理者のロールと権限を持っている必要があります。

  3. Oracle Access Managementコンソールで、「システム構成」タブ→「共通構成」セクション→「使用可能なサービス」ノードに移動します。

    Oracle Access Management Mobile and SocialとOracle Access Managementを構成した場合は、Mobile and Socialの「ステータス」を有効にし、Mobile and Socialの「ステータス」に緑色のチェックマークが表示されていることを確認する必要があります。

    スタンドアロンのOracle Access Management Mobile and Socialを構成した場合は、Mobile and Socialの「ステータス」に緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。