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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11g リリース2 (11.1.2.1)
B72796-03
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7 Oracle Adaptive Access Manager

この章では、Oracle Adaptive Access Managerに関連する問題について説明します。

次のトピックが含まれます:

7.1 一般的な問題および回避策

この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

7.1.1 Oracle WebLogicでサーバーを起動するときに多数の警告と1つのエラーが発生する

サーバーの起動時、JMXおよびDMS関連の複数の警告が発生し、 oaam_adminに最初にアクセスするとき、次のメッセージの1つのエラーが発生します。

[2013-02-08T12:07:47.402-08:00] [oaam_admin_server1] [ERROR] [WCS-16178]
[oracle.adfinternal.view.page.editor.utils.ReflectionUtility] [tid:
[ACTIVE].ExecuteThread: '0' for queue: 'weblogic.kernel.Default
(self-tuning)'] [userId: MATSruleadmin] [ecid:
0000JmvQtubBP9W5Hz5Eif1H5LY800001M,0] [APP: oaam_admin#11.1.2.0.0] Error
instantiating class -
oracle.adfdtinternal.view.faces.portlet.PortletDefinitionDTFactory 

7.2 「セッションの詳細」ページの問題および回避策

この項では、「セッションの詳細」ページの問題および制限について説明します。次のトピックが含まれます:

7.2.1 画面解像度が低いとき、セッションの詳細ページにスクロールバーが表示されない

「セッションの詳細」ページには、スクロールバーが表示されないため、「チェックポイントの詳細」パネルの「アラートの概要」を参照する妨げとなります。折りたたんだ「セッションの詳細」と「チェックポイント」パネルの間には、使用されていない領域もできます。

7.2.2 高と中の警告レベルの色が最小限のカラー・コントラスト比を満たさない

「セッションの詳細」ページの「チェックポイントの詳細」の「アラート」セクションでは、「高」および「中」のカラー・コード警告が、最小限のカラー・コントラスト比である4.5:1を満たしません。

「高」の文字のコントラストは4.0:1です。

「中」の文字のコントラストは1.97:1です。

この問題を回避するにはWindowsおよびOAAMで、高コントラスト・モードを有効にする必要があります。

7.2.3 チェックポイントとトランザクションのフィルタが表の列のヘッダーとして取り込まれる

「セッションの詳細」ページでは、次の表にフィルタがあります。

  • チェックポイントの結果表

  • トランザクションの結果表

フィルタが実際の列ヘッダーとともに列ヘッダーとしてリストされる結果、スクリーン・リーダー(JAWS)が表全体を走査するとき両方を読んでしまうため、混乱を招く可能性があります。これは既知の問題であり、現時点で回避策はありません。

7.2.4 チェックポイントおよびトランザクションIDの選択オプションには、選択するデータが表示されない

「セッションの詳細トランザクション」および「チェックポイント」パネルでは、選択ラジオ・ボタンのラベルは「行1の選択」となっています。「チェックポイント」パネルで「行1チェックポイント名の選択」やトランザクション・パネルで「チェックポイント」パネルで「行1トランザクションIDの選択」などユーザーに意味のある名前が付けられていません。今のところ、ユーザーは、選択しているデータの種類を確認するために表内を移動する必要があります。

7.2.5 トランザクション・データ表のサマリー・ラベルには表示されているデータの種類が示されていない

「セッションの詳細」ページのトランザクション・データ表では、トランザクション・データ・サマリー・ツリーのラベルが「ツリー表」となっており、「トランザクション・データ」などユーザーに意味のある名前が付けられていません。

7.3 エージェント・ケースに関連した問題および回避策

この項では、エージェント・ケースに関連した問題および制限について説明します。次のトピックが含まれます:

7.3.1 エージェント・ケースを他のエージェント・ケースに置換するとき、トランザクションをNullまたは空のエラーにできない

エージェント・ケースを他のエージェント・ケースに置換するとき、次のポップアップ・ウィンドウが表示される場合があります。

Transaction type cannot be null or empty

システムにトランザクション定義がないときに、エージェント・ケースを他のエージェント・ケースに置換しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。現在、少なくとも1つトランザクション定義を構成する必要があります。システムに1つ以上のトランザクション定義がある場合はこのポップアップ・ウィンドウは表示されません。この問題を回避するには、少なくとも1つトランザクション定義を構成してください。この問題は、今後のリリースでは解決される予定です。

7.3.2 調査員または調査管理者としてサインインした場合、エージェント・ケース・タブが空になる

OAAM管理コンソールでは、調査員または調査管理者としてサインインした場合、エージェント・ケース・タブがまったくの空になります。ケースの検索ページでは検索フィルタと検索結果表が表示されます。

回避策として、次の手順を実行します:

  1. エージェント・ケース・タブから他のタブをクリックしてフォーカスを変更します。たとえば、「セッション」または「トランザクションの検索」タブをクリックします。

  2. 次に、エージェント・ケース・タブをクリックして、フォーカスを戻します。

これで、エージェント・ケース・タブにエージェント・ケース・ページが表示され、すべての機能が適切に動作します。

7.3.3 調査員ロールを持つユーザーがOAAM管理コンソールでページをリフレッシュするとタブがロックされる

調査員または調査管理者(OAAMInvestigatorGroupまたはOAAMInvestigationManagerGroupロールのメンバー)としてログインすると、ブラウザのリフレッシュ後、もう一度リフレッシュを実行するまでアプリケーションの一部のアクションが機能しなくなります。新しいセッションが開始されるまで、アクションごとにブラウザをリフレッシュする必要があります。

7.4 多言語サポートの問題および制限

この項では、多言語のサポートの問題および制限について説明します。次のトピックが含まれます:

7.4.1 異なるロケールでは、KBA質問をカテゴリ別に検索できない

KBA質問をカテゴリとロケール・フィルタを使用して検索すると正常に機能しません。例:

英語に設定されたブラウザで、ユーザーがカテゴリにParejo、ロケールにSpanishを使用して検索した場合、検索結果にKBA質問が表示されますが、カテゴリには「Significant Other」と表示されます。正しいロケールは表示されません。

スペイン語に設定されたブラウザで、検索結果にカテゴリがParejoのスペイン語のKBA質問が表示されますが、ロケールには英語と表示されます。ユーザーがParejoとEspanolの組合せで検索した場合、検索結果にはレコードなしと表示されます。

7.4.2 OAAM管理コンソールに二重引用符が表示される

ブラウザの言語がフランス語に設定されている場合、OAAM管理コンソールの一部の領域で一重引用符が表示されるべきところに二重引用符が表示されます。これは次の領域です。

  • 「ジョブ・キュー」ページのツールチップ

  • インポート処理に成功しましたメッセージ

  • Activer l''élément travaux sélectionnéなどの「ジョブ」ページのツールチップ

  • すべてのページにある「アクション」メニューの「選択項目を開く」のツールチップ

  • L''ajout de lien de groupe ne s''applique pas...などの「ポリシー - グループ・リンク」タブ

  • 「ポリシー・セット - アクション・オーバーライド」タブ

  • 「ポリシー」ページのエラー・メッセージ

  • 「セッション」ページのエラー・メッセージ

  • Groupes d''utilisateursなどの「ユーザー・サマリー - プロファイル・データ」セクション

  • Utilisez l''outil de recherche pour rechercher un...などの「エンティティ」ページのテキスト

7.5 ドキュメントの訂正箇所

この項では、次のドキュメントの訂正情報を示します。

7.5.1 Oracle Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager Java APIリファレンス

Oracle Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager Java APIリファレンスには、setUserStatusのステータス値に関する情報が記載されていません。有効なステータス値は次のとおりです。

public static final int STATUS_PENDING_ACTIVATION = 1; 
public static final int STATUS_ACTIVE = 2; 
public static final int STATUS_DISABLED = 3;
public static final int STATUS_DELETED = 4;

STATUS_PENDING_ACTIVATION

ユーザーは登録を開始しましたが、まだ完了していません。ユーザー名とパスワードが入力され、情報がデータベースに格納されましたが、登録が完了するまでそのユーザーはアクティブ化されません。ユーザーはシステム内で使用可能になっていますが、まだアクティブではなく、何の操作も実行できません。

STATUS_ACTIVE

ユーザーはアクティブで、システム内で使用可能になっています。ユーザーは登録を完了し、すべての操作を実行できます。

STATUS_DISABLED

ユーザーはシステム内で使用可能ですが、アクティブになっていません。ユーザーは不正行為などの理由で無効にされ、操作を実行できなくなっている可能性があります。

STATUS_DELETED

ユーザーはシステム内で使用不可になっています。