| Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイド 11gリリース2 (11.1.2.1.0) B72797-01 |
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この章では、サード・パーティ・アプリケーション・サーバーに対するOracle Identity and Access Management 11gのサポートの概要について説明します。
この章には次の項が含まれます:
サード・パーティ・アプリケーション・サーバーをサポートするOracle Fusion Middlewareのコンポーネント
IBM WebSphereでのOracle Identity and Access Management製品の使用に関するドキュメント・リソース
サード・パーティ・アプリケーション・サーバーとは、オラクル社以外のベンダーから提供されるアプリケーション・サーバーです。
Oracle WebLogic Serverは、Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントのプライマリ・プラットフォームとしてサポートされています。ただし、Oracle Identity and Access Managementなどの特定のOracle Fusion Middlewareコンポーネント・ソフトウェアをOracle WebLogic Server以外のアプリケーション・サーバーで実行する必要のあるお客様に対応するために、このドキュメントで説明するサード・パーティ・アプリケーション・サーバーがサポートされています。
サポートされているサード・パーティ・アプリケーション・サーバーでは、次のOracle Fusion Middlewareのコンポーネントを構成できます。
Oracle Identity and Access Management
Oracle SOA Suite
Oracle WebCenter Portal
Oracle WebCenter Content
Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)
Oracle Application Developer Runtime
このOracle Fusion Middleware 11gのリリースについては、これらのOracle Fusion Middleware製品に関してIBM WebSphere Application Serverのみをサード・パーティ・アプリケーション・サーバーとしてサポートしています。
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注意: IBM WebSphere Application Serverをインストールして、Oracle Unified Directoryで使用できるように構成することができます。これは、Oracle Directory Service Managerのグラフィカル・インタフェースを使用してすでにOracle Unified Directoryを管理している場合のみ実行可能です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド』のOracle Directory Services Managerに対するIBM WebSphereの構成に関する項を参照してください。 |
次の各項では、IBM WebSphereでサポートされるOracle Fusion Middlewareの機能について詳しく説明します。
Oracleでは、Oracle Identity and Access Managementコンポーネントに対してIBM WebSphere Application Server - Network Deployment (ND)をサポートしています。
Oracle Fusion MiddlewareでサポートされているIBM WebSphere Application Serverに関して最も正確かつ最新の情報については、第2.1項「タスク1: システム要件と動作保証情報の確認」で説明しているOracle Technology Network (OTN)の動作保証情報を参照してください。
IBM WebSphere Application Server - NDを使用してOracle Identity and Access Managementのインストールと構成を行う場合、構成プロセスでは、OracleAdminServerというデプロイメント・マネージャのほかに、特殊なサーバーが含まれているIBM WebSphereセルが自動的に作成されます。
このOracleAdminServerには、Java Required Files (JRF)およびOracle Enterprise Managerの製品テンプレートも含めて、Oracle Identity and Access Management製品のキー・インフラストラクチャが組み込まれています。
JRFテンプレートは重要なOracleライブラリやその他の機能を提供しており、これらによって多くのOracle Identity and Access Management製品とアプリケーションが依存している新規バージョンのAPIがサポートされています。
Oracle Enterprise ManagerテンプレートにはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが用意されており、これを使用して、インストールおよび構成したOracle Identity and Access Management製品を管理できます。
その他の製品は、新規に作成されたIBM WebSphereセル内の追加サーバーにインストールされます。
Oracle Identity and Access Managementで使用できるようにIBM WebSphereセルを構成する際、セル内に追加のサーバーとクラスタを含めて、Oracle Real Application Cluster (Oracle RAC)データベースが使用できるようにOracle Identity and Access Management製品を構成することもできます。
IBM WebSphereでのOracle Identity and Access Management製品の実行に関しては、次の追加のドキュメント・リソースを参照できます。
IBM WebSphereの基本的な概念情報に関してWebSphere Application Server Information Centerで入手可能なIBM WebSphereドキュメント、およびIBM WebSphereのインストールに関する詳細。
IBM WebSphereに対するOracle Identity and Access Managementのサポートの概要に関するこのドキュメント、IBM WebSphereでのOracle Identity and Access Managementのインストールと構成に必要な全手順のサマリー、およびIBM WebSphereでのOracle Identity and Access Managementのインストールと管理に使用可能な機能の高レベルのリスト。
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの機能に関する完全な情報を記載した『Oracle Fusion Middleware IBM WebSphere Application Server構成ガイド』。これには、セルの作成と変更、追加サーバーとクラスタのセルへの追加方法、およびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースをサポートするためのOracle Fusion Middleware製品の構成方法についての情報も含まれています。
このガイドに説明する特定の機能領域の情報に関するOracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリの特定の項。このドキュメントを確認する際、IBM WebSphereでのOracle Identity and Access Management製品の開発と管理に役立つ特定のOracleドキュメントへのリンクに留意してください。
