構文
tadm set-origin-server-prop common_options --config=config_name --origin-server-pool=origin_server_pool_name --origin-server=host:port (property_name=property_value)+
説明
このコマンドを使用して、オリジン・サーバーのプロパティを設定します。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--config|-c
オリジン・サーバーのプロパティを設定する構成を指定します。
--origin-server-pool|-o
オリジン・サーバーのプロパティを設定するオリジン・サーバー・プールの名前を指定します。
--origin-server|-O
host:port
という書式でオリジン・サーバーを指定します。
オペランド
property-name=property-value
定義する1つ以上のプロパティに対してname=value
ペアを指定します。name=value
ペアは、スペースで区切る必要があります。
オリジン・サーバーの次のプロパティを設定できます。
enabled
: このオリジン・サーバーにリクエストをルーティングするかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
host
: オリジン・サーバーのホスト名またはIPアドレスを指定します。
値: 文字列。
port
: オリジン・サーバーのポート番号を指定します。
値: 整数。オリジン・サーバー・プール・タイプがHTTPの場合、80がデフォルト・ポートです。オリジン・サーバー・プール・タイプがHTTPSの場合、443がデフォルト・ポートです。
weight
: オリジン・サーバーの負荷分散の重みを指定します。
値: 0 - 1000。デフォルト: 1。
backup
: オリジン・サーバーがバックアップ・サーバーであるかどうかを指定します。プライマリ(バックアップ以外)のオリジン・サーバーが1つも使用できない場合にのみ、リクエストがバックアップ・オリジン・サーバーに送信されます。
値: true
、false
。デフォルト: false
。
max-connections
: サーバーに対する同時接続の最大数を指定します。
値: 0または正の整数。最大許容値: 20480。デフォルトは0です。
ramp-up-time
: Oracle Traffic Directorがこのオリジン・サーバーの最大容量までリクエスト送信レートをランプアップする時間(秒単位)。
値: 正の整数。max-connections
が0に設定されている場合、ramp-up-time
は無視されます。
プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property-name=<empty_string>
例
tadm set-origin-server-prop --user=admin --host=admin.example.com --password-file=./admin.passwd --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org --origin-server-pool=test-pool --origin-server=www.email.com:8080 weight=998 max-connections=234
終了コード
次の終了値が戻されます。
0: コマンドの実行に成功しました。
>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。
関連項目
「help」、「get-origin-server-prop」、「list-origin-servers」、「delete-origin-server」、「create-origin-server」