| Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイドfor Oracle Big Data Appliance リリース12.1.0.1 B72445-02 |
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System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイドfor Oracle Big Data Appliance
リリース12.1.0.1
B72445-02(原本部品番号:E37801-02)
2013年4月
このドキュメントでは、Enterprise Manager Cloud Control内で監視するためのOracle Big Data Applianceの設定方法について説明します。このドキュメントの内容は、次のとおりです。
Oracle Big Data Applianceは、ソーシャル・メディア・フィード、電子メール、Webログ、写真、スマート・メーター、センサーおよび類似の装置によって生成される、大容量の非構造化データを取得および分析するよう最適化されたハードウェアおよびソフトウェアによる設計されたシステムです。
Oracle Big Data Applianceは、Oracle Exadata Database MachineおよびOracle Exalytics In-Memory Machineで動作するようエンジニアリングされ、すべてのデータ・タイプの非常に高度な分析を提供し、エンタープライズ・クラスのパフォーマンス、可用性、サポータビリティおよびセキュリティを備えています。
Oracle Big Data Applianceにインストールされた他のすべてのソフトウェア・コンポーネントは、Oracle Linuxオペレーティング・システムおよびCloudera's Distribution including Apache Hadoop (CDH)に基づいています。
Enterprise Managerで次のことが可能です。
ビッグ・データ・アプライアンス・ネットワークのコンポーネントを検出し、管理対象ターゲットとして追加します。
単一ターゲットまたは個々のターゲットとしてビッグ・データ・アプライアンス・ネットワークを構成するハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントを管理します。
収集されたメトリックを調査してネットワークおよび各Big Data Applianceコンポーネントのパフォーマンスを分析します。
可用性およびシステム状態に基づくアラートをトリガーします。
警告およびインシデントに対応します。
Big Data Appliance for Enterprise Managerには、次の製品およびバージョンが必要です。
Enterprise Managerプラットフォーム、バージョン12.1.0.2
CDH (Cloudera's Distribution including Apache Hadoop) 4.1.2
Exadataプラグイン12.1.0.3
Oracle Big Data Applianceプラグイン12.1.0.1
Big Data Applianceプラグインをデプロイするには、次の前提条件を満たす必要があります。
Enterprise Manager 12.1.0.2がインストールされ、稼働しています。Enterprise Managerは、Big Data Applianceマシンを参照できるネットワーク内の任意の場所にインストールできます。パフォーマンス上の理由から、Big Data Applianceマシンへの接続時に待機時間が最小限になるようEnterprise Managerをインストールします。
Oracle担当者が、Oracle Big Data Applianceハードウェアを設定済です。
Oracle担当者が、ラック内の18台のサーバーに2.0以上のOracle Big Data Applianceソフトウェアをインストール済です。このプロセスでは、オプションですべてのサーバーに管理エージェントをインストールできます。
Oracle Big Data Applianceプラグインは、ハードウェアを監視する場合にOracle Exadataプラグインに依存するため、Oracle ExadataプラグインがOracle Management Service (OMS)にデプロイ済である必要があります。
Big Data Applianceソフトウェア・インストールの一部として管理エージェントがインストールされていない場合、後でインストール・プログラム(Mammothユーティリティ)を実行して次のタスクを行えます。このユーティリティを使用して、既存の管理エージェントを置き換えることもできます。これを行うには、まず、既存の管理エージェントを削除する必要があります。
Mammothユーティリティを実行して管理エージェントをインストールするには、次のようにします。
Hadoopクラスタの最初のサーバーにroot.として接続します。
次のようにディレクトリを変更します。
cd /opt/oracle/BDAMammoth
(該当する場合)次のコマンドを実行して既存の管理エージェントを削除します。
./mammoth-reconfig remove em
Enterprise Managerユーザー・パスワードの入力を求められます(デフォルトでは、sysman)。パスワードを入力して、管理エージェントとその監視対象ターゲットを削除するプロセスを続けます。
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注意: この方法で削除するには、Mammothユーティリティにバンドルされているemcliが必要です。emcliがバンドルされているのは、最新のMammothユーティリティのみです。 |
次のコマンドを実行して、管理エージェントを追加します。
./mammoth-reconfig add em
次の情報を求められます。
OMSホスト名とポート
Enterprise Manager ユーザーとパスワード(デフォルトでは、sysman/sysman)
エージェント登録パスワード
情報を入力して、コマンドの実行を続けます。検証後、システムは、管理エージェントのダウンロード、配布およびデプロイと続け、EMエージェントのデプロイに成功したというメッセージを表示します。
管理エージェントのステータスは、次のコマンドを実行していつでも確認できます。
/opt/oracle/EMAgent/agent_inst/bin/emctl status agent
システム出力で次の行を探し、デプロイが成功していることを確認します。
Agent Version : version number Version : version number Collection Status : Collections enabled Agent is Running and Ready
ラック内のサーバーでの管理エージェントのインストールに手動プロセスを使用しないことをお薦めします。
Big Data Applianceハードウェアおよびソフトウェアの設定およびMammothユーティリティの詳細は、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。Enterprise Managerの設定の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。
バグ14604267用のOMSマルチエージェントMOSパッチ(ARUパッチ15523323)をダウンロードして適用します。このパッチによって、Big Data Appliance Networkなどのマルチエージェント・ターゲットでのすべての管理エージェントでメタデータの整合性が取れていることが確認されます。
バグ14457473用のOMS MOSパッチ(ARUパッチ15625388)をダウンロードして適用し、ExadataプラグインでBig Data Appliance Networkターゲットが認識されるようにします。
パッチのダウンロードと適用の手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「Enterprise Managerへのパッチ適用」を参照してください。
Big Data Applianceプラグインをデプロイするということは、まず、プラグインをEnterprise Managerストアからソフトウェア・ライブラリにダウロードするということです。ここから、OMSにデプロイできます。プラグインのダウンロードとデプロイの手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグイン・マネージャ」を参照してください。
Big Data Applianceのサポートには、Big Data Appliance NetworkのすべてのホストにExadataプラグインがデプロイされている必要があります。
すべてのBig Data Applianceホストでバグ14812460用のエージェントMOSパッチ(ARUパッチ15625436)をダウンロードし、Exadataプラグインに適用します。パッチをデプロイすると、各ホストで管理エージェントが自動的に停止され、再起動されます。
OMSに既存のDBマシン・ターゲットがあり、Big Data Applianceターゲットの監視も希望するユーザーは、DBマシン・ターゲットを監視する管理エージェントにもバグ14812460用のエージェントMOSパッチを適用する必要があります。
パッチのダウンロードと適用の手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「Enterprise Managerへのパッチ適用」を参照してください。
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注意: パッチ適用プロセスの一環としてOracleホーム優先資格証明を設定していない場合、2つの名前付き資格証明(通常Oracleホーム資格証明と特権Oracleホーム資格証明)を指定する必要があります。これらの両方の値として、"oracle" OSアカウントを指す同じ名前付き資格証明を指定します。これは、このアカウントが、すべてのBig Data Applianceホストで管理エージェントのOracleホームを所有するOSアカウントであるためです。 |
一元的な監視および管理を行うには、次の手順に従って、Big Data Applianceプラグイン・ターゲットをCloud Controlに追加します。次に進む前に、すべてのサービスを必ず再起動します。
プラグイン・ターゲットを追加するには、次のようにします。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」、「ターゲットの手動追加」の順に選択します。
ターゲットの手動追加ページが表示されます。
「ガイド付きプロセスを使用して非ホスト・ターゲットを追加(関連ターゲットも追加)」を選択します。
「ターゲット・タイプ」ドロップダウン・リストからOracle Big Data Applianceを選択し、「ガイドされた検出を使用した追加」をクリックします。
Oracle Big Data Discoveryウィザードが開きます。
パラメータおよび様々なコンポーネントに接続するための資格証明を指定して、検出プロセスを開始します。
検出および監視パラメータ
次のように、必須フィールドに入力します。
検索アイコンをクリックし、ビッグ・データ・ネットワークの任意のホストを選択します。
Ciscoスイッチに対するSNMPコミュニティ文字列を入力します。読取り専用文字列はpublicです。
資格証明
次のようにして、4セットの資格証明を指定します。
ホスト・エージェント: 管理エージェント・ホームを所有する"oracle" OSアカウントの名前付き資格証明を指定します。
ILOMサーバー: ビッグ・データ・ネットワーク内のOracle® Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)サーバー上の"root" OSアカウントの名前付き資格証明を指定します。
インフィニバンド・スイッチNM2: ビッグ・データ・ネットワーク内のインフィニバンド・スイッチ上の"nm2user" OSアカウントの名前付き資格証明を指定します。
Cloudera Manager: CDHクラスタを管理するCloudera Managerの "admin"アカウントの名前付き資格証明を指定します。ウィザードのステップ3で、Cloudera Managerの構成を編集または追加することができます。
ウィザードの次のステップであるハードウェアの検出に進みます。
ビッグ・データ・ハードウェアの検出ページには、ビッグ・データ・ネットワークの各Big Data Applianceに対して検出されたハードウェア・コンポーネントが表示されます。ハードウェア・コンポーネントは次のとおりです。
ホスト(ラック内の各18サーバーに1つ)
スイッチ(SunインフィニバンドおよびCiscoイーサネットの両スイッチ)
統合消灯マネージャ(ILOM)サーバー
電力配分装置(PDU)
すべてのコンポーネントを表示するには、「すべてを開く」メニュー項目を使用します。
管理対象ターゲットとしてのハードウェア・コンポーネントの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「Exadataターゲットおよびシステムの検出と管理」を参照してください。
資格証明の設定
すべてまたは選択したカテゴリのコンポーネント(ホスト、ILOMサーバーおよびインフィニバンド・スイッチ)に対する資格証明を設定できます。使いやすいように、指定したタイプのすべてのコンポーネントへのアクセスに同じ資格証明を使用するのが一般的です。
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注意: 複数のBig Data Appliance Networkターゲットがあり、資格証明が異なる場合、各ターゲットを検出するには、各資格証明セットを指定する必要があります。これには、異なる資格証明を持つILOMサーバーとインフィニバンド・スイッチ・ターゲットの検出も該当します。 |
たとえば、すべてのホストに対する資格証明を設定するには、次のようにします。
「ホスト」フォルダ(またはフォルダ内の任意のホスト)を選択します。
「資格証明の設定」メニューから「すべてのホスト」を選択します。
「資格証明の設定」ダイアログへの入力を完了し、「OK」をクリックします。
選択した項目、たとえばILOMサーバーに対する資格証明を設定するには、次のようにします。
ILOMサーバー・フォルダを開きます。
フォルダ内のサーバーを複数選択します。
「資格証明の設定」メニューから「選択された項目」を選択します。
「資格証明の設定」ダイアログへの入力を完了し、「OK」をクリックします。
CISCOスイッチのプロパティ
CISCOスイッチのプロパティを編集するには、次のようにします。
階層内のCiscoスイッチの表の行を選択します。
「Ciscoスイッチのプロパティ」ボタンをクリックします。
プロパティの適切な値を入力して「OK」をクリックします。
PDUプロパティ
PDUスイッチのプロパティを編集するには、次のようにします。
階層内のPDUの表の行を選択します。
「PDUプロパティ」ボタンをクリックします。
プロパティの適切な値を入力して「OK」をクリックします。
ウィザードの次のステップであるCloudera Managerの構成に進みます。これは省略可能な手順です。
CDHクラスタごとに、Cloudera Managerを持つことができます。Cloudera Managerページを使用して、Cloudera Managerの構成を追加または編集します。これは省略可能な手順です。
構成を編集するには、次のようにします。
表の行を選択して、「編集」ボタンをクリックします。
URLおよび資格証明に適切な変更を行います。
「OK」をクリックします。
ウィザードの次のステップであるビッグ・データ・ソフトウェアの検出に進みます。
ビッグ・データ・ソフトウェアの検出ページには、ビッグ・データ・ネットワークの各Big Data Applianceに対して検出されたCDHクラスタのソフトウェア・コンポーネントが表示されます。CDHクラスタはMapReduceおよびHDFSという2つの基本システムで構成されています。
MapReduceはファイル・システム(HDFS)を使用してMapReduceジョブを実行するジョブ・システムです。MapReduceシステムはJobTrackerというマスター・ノードとTaskTrackerという複数のワーカー・ノードで構成されています。次世代のMapReduceであるMapReduce2 (YARN)も含まれている場合があります。YARNは、1つのリソース・マネージャと複数のノード・マネージャで構成されます。
HDFS (Hadoop分散ファイル・システム)高可用性は、NameNodesと呼ばれる2つのマスター・ノードとDataNodesとよばれるワーカー・ノードで構成されます。各NameNodeには、フェイルオーバー・コントローラがあります。JournalNodes(通常3個だが、それ以上の奇数個の場合もある)と、クラスタ全体のディスク領域のバランスを保つためのバランサもあります。
このページは情報提供のみを目的としており、検出されたソフトウェア・コンポーネント、それに関連付けられたハードウェア・コンポーネントおよびアプライアンスが表示されます。このページには実行するためのアクションはありません。
ウィザードの次のステップであるジョブの確認と発行に進みます。
Simple Network Management Protocol (SNMP)はデバイスの管理および監視に使用されるプロトコルで、これらのデバイスの多くはルーター、スイッチなどのネットワーク・タイプのデバイスです。SNMPを使用すると、1つのアプリケーションで情報を取り出した後、基礎となるハードウェアに関わりなく、広範なシステム間に新しい情報をプッシュできます。
検出後、Big Data Applianceハードウェア・コンポーネントを監視するには、次の設定手順を実行する必要があります。
インフィニバンド・スイッチにSNMPを構成し、その構成を確認するには、次の手順を実行します。
URL https://<ib_switch_hostname>を使用して、rootとしてインフィニバンド・スイッチILOM Webインタフェースにログインします。
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注意: 選択したブラウザのすべてのフィールド/値がコンソールに表示されない場合は、Internet Explorerを使用してみてください。 |
「構成」→システム管理アクセス→「SNMP」をクリックします。
次の値が設定されていることを確認します。
State=Enabled Port=161 Protocols=v1,v2c,v3
変更が必要な場合は、必ず「保存」をクリックします。
「アラート管理」をクリックします。
まだリストされていなければ、インフィニバンド・スイッチ・ターゲットを監視するエージェントごとに、空のアラート(宛先サマリーが0.0.0.0, snmp v1, community 'public'であるアラート)を選択し、「編集」をクリックします。次の値を入力します。
Level = Minor Type = SNMP Trap Address = [agent server hostname] Destination Port = [agent port] SNMP Version = v1 Community Name = public
「保存」をクリックします。
Enterprise Manager監視のためのインフィニバンド・スイッチのSNMP構成を確認します。
snmpget -v 1 -c <community_string> <hostname_of_IB_switch> 1.3.6.1.4.1.42.2.70.101.1.1.9.1.1.5
次に例を示します。
$ snmpget -v 1 -c public my_IB_switch.my_company.com 1.3.6.1.4.1.42.2.70.101.1.1.9.1.1.5 SNMPv2-SMI::enterprises.42.2.70.101.1.1.9.1.1.5 = INTEGER: 1
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注意: 前述のコマンドの出力としてタイムアウト・メッセージが表示された場合、インフィニバンド・スイッチにSNMPは構成されていません。サブスクリプションを削除するには、次のコマンドを実行します。 echo "set /SP/alertmgmt/rules/12 destination='0.0.0.0' destination_port=0" | spsh |
ここで、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して、インフィニバンド・スイッチ・ターゲットに対してSNMPを設定します。
(個々のスイッチではなく)IBネットワーク・ターゲットにナビゲートし、「管理」を選択します。
「IBスイッチ」ターゲット・タイプを選択し、IBスイッチ・ターゲットの1つを選択します。
「SNMPサブスクリプションの設定」コマンドを選択し、「エージェントURL」リストから、インフィニバンド・スイッチ・ターゲットを監視する管理エージェントURLを選択します。「次へ」をクリックします。
インフィニバンド・スイッチの資格証明を入力します。「次へ」をクリックします。
入力した詳細を確認します。追加の変更がなければ、「発行」をクリックします。
インフィニバンド・スイッチ・ターゲットの監視エージェントとバックアップ監視エージェントの両方に対して、手順1から5を実行します。
ILOMサーバー・ターゲットは、SNMPトラップとして受信された個々のサーバーに対する多数のディスク障害アラートを表示する役割を持ちます。Enterprise Managerでこれらのトラップを受信できるように、/opt/oracle/bda/compmon/bda_mon_hw_asr.plスクリプトを実行して、ILOMサーバー・ターゲットを監視するように構成されているエージェントにSNMPサブスクリプションを構成する必要があります。
-set_snmp_subscribersパラメータを使用し、rootユーザーとしてbda_mon_hw_asr.plスクリプトを実行して、SNMPサブスクライバを追加します。次に例を示します。
# /opt/oracle/bda/compmon/bda_mon_hw_asr.pl -set_snmp_subscribers "(host=hostname1.mycompany.com,port=3872, community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444),(host=hostname2.mycompany.com,port=3872,community=public,type=asr,fromip=12.345.67.890)" Try to add ASR destination Host - hostname1.mycompany.com IP - 11.222.33.44 Port - 3872 Community - public From IP - 22.333.44.555 Try to add ASR destination Host - hostname2.com IP - 11.111.11.111 Port - 3872 Community - public From IP - 22.333.44.555
スクリプトは各サーバーで実行する必要があります。
hostの値は、サーバーに関連付けられたILOMサーバー・ターゲットを監視するように構成されたエージェントのホスト名である必要があります。
fromipの値は、ILOMサーバー・ターゲットと関連付けられているサーバーのIPアドレスである必要があります。
たとえば、サーバー・ターゲットbda1node01からbda1node18までを持つラックと、関連付けられたILOMサーバー・ターゲットbda1node01-cからbda1node18-cがある場合、各サーバーで1回ずつスクリプトを実行する必要があります。したがって、スクリプトは合計で18回実行することになります。
サーバーbda1node01では、hostおよびportの値は、ILOMサーバー・ターゲットbda1node01-cを監視するエージェントのホスト名およびポートとなり、fromipの値は、サーバー自体(bda1node01)のIPアドレスとなります。
サーバーbda1node02では、hostおよびportの値は、ILOMサーバー・ターゲットbda1node02-cを監視するエージェントのホスト名およびポートとなり、fromipの値は、サーバー自体(bda1node02)のIPアドレスとなる、というように続きます。
この例では、ターゲットの管理エージェントの手動選択が便利であることがよくわかります。最初の2つのサーバーが常に監視エージェントとバックアップ監視エージェントであれば、-set_snmp_subscribersパラメータに必要な値を判断できます。hostとportの値は、すべてのサーバーで同じになります。
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注意: bda_mon_hw_asr.plスクリプトは、既存のSNMPサブスクリプションを上書きします。SNMPサブスクライバの設定時には、現在のサブスクライバが新しいサブスクライバ・リストに含まれていることを確認してください。
次に例を示します。 # /opt/oracle/bda/compmon/bda_mon_hw_asr.pl -get_snmp_subscribers -type=asr 現在のリストが次のような内容であるとします。 (host=hostname1.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444), (host=hostname2.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444) この場合、次のコマンドを使用して新しいサブスクリプションを追加できます。 /opt/oracle/bda/compmon/bda_mon_hw_asr.pl -set_snmp_subscribers "(host=asrhostname1.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444), (host=asrhostname2.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444), (host=hostname1.mycompany.com,port=3872,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444), (host=hostname2.mycompany.com,port=3872,community=public,type=asr,fromip=11.222.33.444)" |
新しいサブスクライバを追加した後、-get_snmp_subscribersパラメータを使用してコマンドbda_mon_hw_asr.plスクリプトを実行して、SNMPサブスクライバのリストを取得し、新しいSNMPサブスクリプションが正常に追加されたことを確認します。次に例を示します。
# /opt/oracle/bda/compmon/bda_mon_hw_asr.pl -get_snmp_subscribers -type=asr (host=host1.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=10.10.10.226), (host=host2.mycompany.com,port=162,community=public,type=asr,fromip=10.10.10.226), (host=host3.mycompany.com,port=3872,community=public,type=asr,fromip=10.10.10.226) ,(host=host4.mycompany.com,port=3872,community=public,type=asr,fromip=10.10.10.226)
Ciscoイーサネット・スイッチを監視するエージェントがスイッチをポーリングしてスイッチからSNMPアラートを受信できるように、Ciscoイーサネット・スイッチを構成する必要があります。このためには、次の手順を実行します(例のスイッチ名bda1sw-ipを、構成するCiscoイーサネット・スイッチ・ターゲットの名前で置き換えます)。
Ciscoスイッチにログインし、構成モードを開始します。
# telnet bda1sw-ip User Access Verification Password: bda1sw-ip> enable Password: bda1sw-ip# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. bda1sw-ip(config)#
Ciscoスイッチ・ターゲットを監視するエージェントがスイッチをポーリングできるように、アクセスを有効にします。
このコマンドの[EMagentIPaddr]は、Enterprise Managerエージェントが実行されているサーバーのIPアドレスです。指定するSNMPコミュニティは、Ciscoスイッチ・ターゲットを構成する際に指定した値と一致している必要があります。
bda1sw-ip(config)# access-list 1 permit [EMagentIPaddr] bda1sw-ip(config)# snmp-server community <community_string> ro 1
監視エージェントを、SNMPトラップが配信される場所として設定します。指定するSNMPコミュニティは、Enterprise Manager Ciscoスイッチ管理プラグインの設定時に指定した値と一致している必要があります。
bda1sw-ip(config)# snmp-server host <EMagentIPaddr> version 1 <community string> udp-port [EMagentRecvltListenPort]
[EMagentRecvltListenPort]は、emagentまたはSnmpRecvletListenNICプロパティ値(有効になっている場合)のEMD_URLポートです。
環境モニターSNMPトラップのみを送信するように、Ciscoスイッチを構成します。
bda1sw-ip(config)# snmp-server enable traps envmon
設定を確認し、構成を保存します。
bda1sw-ip(config)# end bda1sw-ip# show running-config bda1sw-ip# copy running-config startup-config
Ciscoイーサネット・スイッチのSNMP構成の確認
snmpwalkコマンドライン・ユーティリティまたは同等のツールを実行して、Ciscoスイッチ構成を確認します。
次のコマンドを実行して、Ciscoスイッチからデータをフェッチして表示します。
snmpget –v 1 –c <community_string> <hostname_of_cisco_switch> 1.3.6.1.4.1.9.2.1.56.0
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注意: 前述のコマンドの出力としてタイムアウト・メッセージが表示された場合、Ciscoスイッチは正しく構成されていません。 |
Enterprise ManagerでPDUターゲットのメトリック・データが収集され、イベントが発生するように、PDUターゲットを監視するエージェントからのSNMP問合せを受け入れるようにPDUを構成する必要があります。また、PDUで様々なフェーズ値に対する適切なしきい値を設定する必要があります。
この項では、PDUを初めて構成することを想定しています。SNMPを有効にし、トラップのセクションに値を入力しておく必要があります。たとえば、別の監視エージェントIPアドレスにSNMPアクセスを許可する場合などは、トラップ・ホストの設定セクションのみを変更します。
ブラウザを使用して、http://<pdu-name>にあるPDUネットワーク・インタフェースにログインします(例: http://bda1-pdu1.example.com)
ネット構成をクリックし、再度ログインします。
フレームのSNMPセクションに達するまで、下へスクロールします。
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注意: PDUのネットワーク・インタフェースは、ウィンドウ内のフレームです。このページで下へスクロールするためには、PDUフレームのスクロール・バーと、PDUへのアクセスに使用したブラウザの外部スクロール・バーが表示されている必要があります。 |
PDUでSNMPが有効になっていない場合は、SNMP有効化チェック・ボックスを選択し、「発行」をクリックします。
フレームのNMSリージョンまでスクロールします。
NMSの下の行1に、次の情報を入力します。
IP: 最初の監視エージェントのIPアドレスを入力します
コミュニティ: "public"と入力します
「発行」をクリックします。
PDUしきい値設定の構成の詳細は、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』のPDUのしきい値設定の構成に関する項を参照してください。
PDUのSNMP構成の確認
snmpwalkコマンドライン・ユーティリティまたは同等のツールを使用して、PDU構成を確認します。
次のコマンドを実行して、PDUからデータをフェッチして表示します。
snmpget –v 1 –c <community_string> <hostname_of_pdu> 1.3.6.1.4.1.2769.1.2.3.1.1.1.0
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注意: 前述のコマンドの出力としてタイムアウト・メッセージが表示された場合、PDUは正しく構成されていません。 |
Big Data Appliance Networkの検出とハードウェア・コンポーネントに対するSNMP設定に成功したら、次の手順を使用して、Enterprise Managerが適切にプラグイン・ターゲットを監視していることの確認と検証を行います。
「ターゲット」メニューから「システム」を選択し、ターゲットのリストで「BDAネットワーク」を選択するか、BDAネットワークのシステム・ターゲットを検索します。
ビッグ・データ・ページが表示されます。
左側の「ターゲット・ナビゲーション」パネル内の検出されたターゲットを選択します。
ビッグ・データのネットワーク・ページが表示されます。
「ターゲット・ナビゲーション」パネルで「ビッグ・データ・アプライアンス・ネットワーク」を選択し「表示」メニューで「すべて開く」を選択します。
次のようなBig Data Appliance Networkターゲットのコンポーネントがツリー階層で表示されます。
インフィニバンド・ネットワークとスイッチ
ジョブ・システム(MapReduceとMapReduce2)およびファイル・システム(HDFS)を含むCDHクラスタ
Big Data Applianceターゲットとホスト
ILOMサーバー
Ciscoスイッチと電力配分装置(PDU)
ドリルダウンして、ビッグ・データ・アプライアンス・ネットワーク・ターゲット内のターゲットの可用性と状態を確認します。
たとえば、Big Data Applianceターゲットを選択すると、各コンポーネント・タイプの数とステータス、および関連するインシデントとアラートの数について、ハードウェア・コンポーネントをまとめた概要が表示されます。アプライアンス内の各ラックの構成図も表示され、ラック内の機器の配置とステータスがコンポーネント・タイプごとに色分けされて示されます。
プラグインのアンデプロイの手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグイン・マネージャ」を参照してください。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。
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