次の各トピックでは、ADFデスクトップ統合の新機能と変更機能およびこのガイドで説明する主な変更について紹介し、追加情報へのリンクを示します。このドキュメントは、以前の『Oracle Application Development Frameworkデスクトップ統合開発者ガイド』の新しいエディションです。
このリリースでOracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)に加えられた変更については、Oracle Technology Networkで新機能に関するページ(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.htm
)を参照してください。
Oracle ADFデスクトップ統合12c (12.1.2)には、このドキュメントで説明する次の新規および変更された開発機能が含まれています。
主要なWindowsオペレーティング・システムとしてWindows 7を使用するために、すべての手順と画像が更新されています。
ADFデスクトップ統合のSummitサンプル・アプリケーションを使用するために、すべてのデモ例と画像が更新されています。
管理者関連の一部のコンテンツが、Oracle ADFアプリケーションの管理に移行されています。
システム要件とインストール手順が更新されています。3.4項「ADFデスクトップ統合のインストール」を参照してください。
JDeveloperで統合Excelワークブックをプロジェクトに追加します。4.2項「Fusion Webアプリケーションへの統合Excelワークブックの追加」を参照してください。
ADFデスクトップ統合のページ定義ファイルを作成および構成します。4.3項「統合Excelワークブックのページ定義ファイルの使用」を参照してください。
コンポーネントをバインディング・パレットおよびコンポーネント・パレットからドラッグ・アンド・ドロップします。5.4項「バインディング・パレットの使用」および5.5項「コンポーネント・パレットの使用」を参照してください。
ダブルクリックしてコンポーネントを編集します。5.6項「プロパティ・インスペクタの使用」を参照してください。
Excelワークブック統合メタデータをエクスポートおよびインポートします。5.15項「Excelワークブック統合メタデータのエクスポートおよびインポート」を参照してください。
マージされたセルにコンポーネントを挿入します。6.1項「ADFデスクトップ統合フォーム・タイプ・コンポーネントについて」を参照してください。
新規アクションUploadAllOrNothing
。このアクションは、変更された(または新規)行で失敗がない場合に行をコミットできるようにします。7.9項「UploadAllOrNothingアクションを使用して変更をアップロードするためのADF表コンポーネントの構成」を参照してください。
新機能の明示的なワークシート設定アクション。このアクションは、クライアントがバインディング・コンテナ・メタデータを取得する前に、ユーザーがデータ(またはバインディング・コンテナ)をカスタマイズできるようにします。7.22項「明示的なワークシート設定アクションの使用」を参照してください。
ComponentAction
の新規プロパティDetailStatusMessage
。8.2.2項「アクション・セット内のコンポーネント・アクションの起動方法」。
ステータスが表示される進捗バー。8.2.5項「アクション・セットの実行中にステータス・メッセージを表示する方法」と8.2.7項「進捗バーに関する留意事項」を参照してください。
ADFデスクトップ統合のページ定義によるワークシートの認可。11.5項「Excelワークブック・ユーザーの認可」を参照してください。
タイムゾーンの変更を追跡し検出します。H.7項「タイムゾーン変換の処理」を参照してください。
12c (12.1.2)に関するこのドキュメントは、いくつかの方法で更新され、修正情報の追加と明確化が行われています。さらに、各項で次の重要な変更または追加が行われています。
章に、ユース・ケースと例に関する項が追加されています。
章の「概要」項はすべて「...について」に変更されています。
旧バージョンまたは新バージョンのADFデスクトップ統合に統合されているワークブックを使用する際の移行に関する情報を追加するために、3.6.1項「統合Excelワークブックを最新バージョンのADFデスクトップ統合に移行する方法」が更新されています。
旧バージョンのADFデスクトップ統合を実行するシステム上で新バージョンのADFデスクトップ統合によって作成または更新されたワークブックの互換性を説明するために、3.7項「旧バージョンのADFデスクトップ統合との統合Excelワークブックの使用」が更新されています。
統合Excelワークブックからコンポーネントを削除する方法を説明するために、項が1つ追加されています。5.14項「ADFデスクトップ統合コンポーネントの削除」を参照してください。
次の目的のために、第7章「ADFデスクトップ統合表タイプ・コンポーネントの使用」の様々な項が改訂されています。
表コンポーネントはマージされたセルに挿入できない、および幅の広い表(列の多い表)によりパフォーマンスが低下するという情報を追加。7.3項「ExcelワークシートへのADF表コンポーネントの挿入」を参照してください。
1つ以上のstatus_initialized
行をイテレータで作成するカスタム・メソッド・アクションの追加。7.5項「ADF表コンポーネントに保留中の挿入行としてデータをダウンロードするためのワークシートの構成」を参照してください。
DownloadFlaggedRows
アクションは挿入された行に適用されないという情報の追加。7.11.2項「ADF表コンポーネントでの行のフラグ付け」を参照してください。
ADF読取り専用表の最初の列には表コンポーネントにより使用される重要なデータが含まれるが、このデータの削除は許可されていないという情報の追加。7.17項「ADF読取り専用表コンポーネントの作成」を参照してください。
データをダウンロードおよびアップロードする際に、読取り専用プロパティのEL式が評価される方法を説明する項が1つ追加されています。7.21項「読取り専用プロパティのEL式の評価」を参照してください。
次の目的のために、8項「統合Excelワークブックへの対話性の追加」の様々な項が改訂されています。
CancelButtonLabel
、OKButtonLabel
またはPrompt
プロパティが空の場合に、そのデフォルト値を示す。8.2.12項「実行時の処理: アクション・セットによる確認の提供」を参照してください。
ツールバーのリボン・コントロールはすべての開いている統合ワークブックで共有されるという注記を追加。8.3.2項「実行時リボン・タブのワークシート・コマンド・ボタンの構成方法」を参照してください。
Dialog
アクションで表示されるWebページは、ローカルのInternet Explorerインストールを利用する.NET Webブラウザ・コントロールを使用してレンダリングされるという情報を追加。8.4.3項「Fusion Webアプリケーションからのページ表示に関する留意事項」を参照してください。
Excel式内の評価後のEL式は255文字を超えてはいけないことを示す注記を追加。8.9項「Excel式を生成するためのEL式の使用」を参照してください。
リソース・バンドル・クラスの登録時にファイル拡張子を含めないことを示す情報を追加するために、10.2.1項「統合Excelワークブックでのリソース・バンドルの登録方法」が更新されています。
明確化を行うために、次の項が改訂されています。
adfdi-excel-runtime-client-installer.zip
ファイルのパスを更新するために、14.2項「エンド・ユーザーがADFデスクトップ統合を使用できるようにするための処理」が更新されています。
ワークブック公開後の実行時の動作を説明するために、14.4項「公開したワークブックをFusion Webアプリケーションとともにデプロイする方法」が更新されています。
新しい属性を追加するために、付録A「ADFデスクトップ統合コンポーネントのプロパティとアクション」の表A-1、表A-9、表A-11、表A-14、表A-15、表A-15、表A-19が更新されています。
エラー・メッセージを追加するために、C.4項「ADFデスクトップ統合の一般的なエラー・メッセージと問題」が更新されています。
ADFデスクトップ統合のランタイム・エディションのセットアップ・ファイルが展開されるディレクトリの完全修飾パスの制限を追加するために、H.1項「ADFデスクトップ統合のランタイム・エディションのインストール、アップグレードおよび削除」が改訂されています。
ローカル・システムでADFデスクトップ統合のランタイム・エディションをアップグレードする方法を説明するために、項が1つ追加されています。H.1.3項「ローカル・システムのADFデスクトップ統合のランタイム・エディションのアップグレード方法」を参照してください。