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Oracle® Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理
12c (12.1.2)
B70746-02
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8 ColdFusionアプリケーションの操作

この章では、ColdFusionアプリケーションで使用するために、Coherence*Webを構成する方法について説明します。ColdFusionは、単純なHTMLページのデータベースへの接続をより容易にするために設計された高速アプリケーション開発プラットフォームです。アプリケーション・サーバーで実行しているCoherence*WebのバージョンがSPIであるか非SPIであるかに関係なく、ColdFusionアプリケーションはセッション管理にCoherence*Webを使用できます。

この章には次の項が含まれます:

8.1 ColdFusionアプリケーションのためのCoherence*Web SPIの構成

WebLogic ServerでColdFusionアプリケーションを実行している場合は、セッション管理にCoherence*Webを使用できます。WebLogic Server上で実行されているColdFusionアプリケーションに対してCoherence*WebのSPIバージョンを有効にする手順は次のとおりです。

  1. ColdFusionインストーラで、ColdFusionのWARバージョンを作成します。

  2. ColdFusion用にWebLogic Serverを構成するために提供されている手順に従います。

  3. WebLogic Serverへの展開ディレクトリ・デプロイメント用のディレクトリにWARファイルを抽出します。

  4. 展開されたColdFusion WARファイルの/WEB-INFディレクトリにweblogic.xmlファイルを作成します。Coherence SPIを<library-ref>属性として指定します。

    <?xml version="1.0"?>
    <weblogic-web-app xmlns="http://www.bea.com/ns/weblogic/weblogic-web-app"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:schemaLocation="http://www.bea.com/ns/weblogic/weblogic-web-app http://www.bea.com/ns/weblogic/weblogic-web-app/1.0/weblogic-web-app.xsd">
       <library-ref>
          <library-name>coherence-web-spi</library-name>
       </library-ref>
    </weblogic-web-app>
    
  5. coherence.jarファイルを展開されたアプリケーションのWEB-INF/libディレクトリにコピーします。

  6. cfusion.jarファイルをWEB-INF/cfusion/libディレクトリからWEB-INF/ディレクトリにコピーします。

  7. WebLogic Serverインスタンスを起動します。Coherence*Web SPIをWebLogic Serverにデプロイします。SPIは、Coherenceディストリビューションのcoherence\lib\coherence-web-spi.warにあります。

  8. ColdFusionアプリケーションをWebLogic Serverインスタンスにデプロイします。

  9. Java EEセッション管理を使用するようにColdFusion MXを構成します。

    1. 次のURLにあるColdFusion管理ページにアクセスします。

      http://<host>:<port>/coldfusion-context-root/CFIDE/administrator. 
      
    2. 「Server Sessions」の下にある「Memory Variables」を選択し、「Use Java EE session variables」チェック・ボックスを選択します。

  10. 展開したColdFusion WARファイルの下にColdFusionアプリケーションを追加します。

    アプリケーションには、sessionmanagement="Yes"と指定したApplication.cfmファイルが必要ですが、ColdFusion構成を使用してセッションを構成しないでください(そのようにしないと例外がスローされます)。Application.cfmファイルには次の行が含まれている必要があります。

    <cfapplication sessionmanagement="Yes">
    

8.2 ColdFusionアプリケーションのためのCoherence*Web(非SPI)の構成


注意:

この項の説明は、Coherence*WebのSPIバージョンを使用しないアプリケーション・サーバーのみを対象としています。


アプリケーション・サーバーに対してCoherence*Webの非SPIバージョンを有効にする手順は次のとおりです。

  1. ColdFusionインストーラで、ColdFusionのWARバージョンを作成します。

  2. ColdFusion用にJava EEコンテナを構成するために指定された手順に従います。

    アプリケーション・サーバーとしてCaucho Resinを実行する場合、Coherence*Web WebInstallerをそのコンテナで実行します。詳細は、「Caucho Resin 3.1.nへのインストール」を参照してください。

  3. Coherence*Web WebInstallerを使用して生成されたcfusion.warファイルを設定します。

    Java EEアプリケーション用にCoherence*Webをインストールするための追加手順は、「Coherence*Webセッション管理モジュールをインストールする一般的な手順」を参照してください。

  4. cfusion.warファイルをWebコンテナにデプロイします。

  5. Java EEセッション管理を使用するようにColdFusion MXを構成します。

    1. 次のURLにあるColdFusion管理ページにアクセスします。

      http://<host>:<port>/coldfusion-context-root/CFIDE/administrator
      
    2. 「Server Sessions」の下にある「Memory Variables」を選択し、「Use J2EE session variables」チェック・ボックスを選択します。

  6. ColdFusionアプリケーションを追加します。

    アプリケーションには、sessionmanagement="Yes"と指定したApplication.cfmファイルが必要ですが、ColdFusion構成を使用してセッションを構成しないでください(そのようにしないと例外がスローされます)。Application.cfmファイルには次の行が含まれている必要があります。

    <cfapplication sessionmanagement="Yes">