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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理
12c (12.1.2)
E47968-02
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3 クロス・コンポーネント・ワイヤリング

この章ではサービス表について説明し、また、特定のOracle Fusion Middlewareコンポーネントを一緒にワイヤリングする方法について説明します。

内容は次のとおりです。

3.1 サービス表の理解

サービス表を使用すると、サービスに関するエンドポイント情報をサービス・プロバイダがパブリッシュでき、また、サービスのクライアントはこれらのサービスを問合せ、バインドできます。サービス表はデータベース・スキーマの単一の表です。パブリッシュされる各エンドポイントに対して1行あります。サービス表スキーマは、最初にRepository Creation Utilityにより作成されます。

サービス表スキーマの詳細は、『Repository Creation Utilityによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する説明を参照してください。

ローカルのサービス表はドメインと関連付けられます。これには、そのドメインにより提供されるエンドポイントが含まれています。ローカル・サービス表の場合、データソース名はLocalSvcTblDataSourceです。

たとえば、サービス表にはデフォルトでOracle Web Services ManagerおよびFusion Middleware Controlのエンドポイント情報が含まれています。

3.2 サービス表の表示

Fusion Middleware Controlを使用してサービス表を表示できます。

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから「クロス・コンポーネント・ワイヤリング」、「サービス表」を選択します。

    「サービス表」ページが表示されます。

    service_table.gifの説明が続きます
    図 service_table.gifの説明

  2. いずれかのボタンを押してエンドポイントのプロパティを表示、編集または削除できます。

    異なるドメイン間でサービス情報を格納するためには、共有サービス表が使用されます。12.1.2では使用されていません。

3.3 クロス・コンポーネント・ワイヤリング

Oracle Fusion Middlewareをインストールし、構成するときに、ほとんどのクロス・コンポーネント・ワイヤリングは自動的に実行されます。ただし、別のコンポーネントに接続したい場合や、現在のワイヤリングを変更したい場合もあります。次に例を示します。

3.3.1 Oracle HTTP Serverから管理サーバーへのワイヤリング

Oracle HTTP Serverを介してFusion Middleware Controlコンソールよび管理コンソールにアクセスできるようにするために、Oracle HTTP Serverを管理サーバーに接続できます。

Oracle HTTP Serverを管理サーバーに接続する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーション・ペインからドメインを展開し、次に「Web層」を展開します。

  2. Oracle HTTP Serverインスタンス(ohs1など)を選択します。

    「Oracle HTTP Server」ページが表示されます。

  3. Oracle HTTP Serverのメニューから「管理」を選択し、「mod_wl_ohs構成」を選択します。

    次の図に示すように、「mod_wl_ohs構成」ページが表示されます。

    ohs_wire.gifの説明が続きます
    図ohs_wire.gifの説明

  4. 管理サーバーに接続する手順は、次のとおりです。

    • WebLogicホスト」に、管理サーバーのホスト名を入力します。

    • WebLogicポート」に、管理サーバーのサーバー・ポートを入力します。

    または、検索アイコンをクリックできます。次に管理サーバーを選択し、「OK」をクリックします。各フィールドには自動的に入力されます。

  5. 「ロケーション」のセクションで、「自動入力」をクリックします。

    WebLogic Serverの有効なエンドポイント位置がすべて表示されます。

  6. 表から「/em」を選択します。

  7. 管理コンソールを追加する手順は、次のとおりです。

    1. 行の追加」をクリックします。

    2. 場所として「/console」と入力します。

    3. WebLogicホスト」に、管理サーバーのホスト名を入力します。

    4. ポート」に、管理サーバーのポート番号を入力します。

  8. 適用」をクリックします。

  9. Oracle HTTP Serverインスタンスをシャットダウンし、再起動します。

3.3.2 Oracle HTTP Serverを介してアプリケーションをOracle WebLogic Serverにルーティングする

リクエストがOracle HTTP Serverを介してOracle WebLogic Serverにルーティングされるように、Oracle HTTP Serverを接続する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーション・ペインからドメインを展開し、次に「Web層」を展開します。

  2. Oracle HTTP Serverインスタンス(ohs1など)を選択します。

    「Oracle HTTP Server」ページが表示されます。

  3. Oracle HTTP Serverのメニューから「管理」を選択し、「mod_wl_ohs構成」を選択します。

    次の図に示すように、「mod_wl_ohs構成」ページが表示されます。

  4. リクエストがクラスタにルーティングされるようにするには、「WebLogicクラスタ」にクラスタ・アドレスを入力します。または、検索アイコンをクリックしてクラスタを選択できます。各フィールドには自動的に入力されます。

    1つのWebLogicサーバーに、リクエストがルーティングされるようにする手順は、次のとおりです。

    • WebLogicホスト」にサーバー名を入力します。

    • WebLogicポート」にサーバー・ポートを入力します。

    または、「WebLogicホスト」の横にある検索アイコンをクリックできます。次に、リストからサーバーを選択し、「OK」をクリックします。各フィールドには自動的に入力されます。

    WebLogicクラスタおよびWebLogicホストとポートの両方を入力したことを確認します。WebLogicクラスタが使用されます。

  5. 「ロケーション」のセクションで、「自動入力」をクリックします。

    WebLogic Serverの有効なエンドポイント位置がすべて表示されます。

  6. 表からアプリケーションを選択します。

  7. 適用」をクリックします。

  8. Oracle HTTP Serverインスタンスをシャットダウンし、再起動します。