Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントのためのWLSTコマンド・リファレンス 12c (12.1.2) E48021-01 |
|
前 |
次 |
この章では、コマンド構文、引数、コマンド例などのOracle Metadata Services (MDS)のWLSTコマンドについて詳細に説明します。
MDSリポジトリの作成および管理の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の「Oracleメタデータ・リポジトリの管理」を参照してください。各操作の実行に必要なロールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のMDS操作の理解に関する項を参照してください。
注意: これらのMDSのカスタムWLSTコマンドを使用するには、Oracle共通ホームからWLSTスクリプトを起動する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareの管理』のカスタムWLSTコマンドの使用に関する項を参照してください。 |
表4-1の各カテゴリにリストされているOracle Metadata Services (MDS)のコマンドを使用して、MDSを管理します。
表4-1 MDSコマンド・カテゴリ
コマンド・カテゴリ | 説明 |
---|---|
|
MDSリポジトリを管理します。 |
|
MDSリポジトリ内のアプリケーション・メタデータを管理します。 |
|
MDSリポジトリ内のサンドボックスのメタデータを管理します。 |
|
アプリケーションのラベルを管理します。 |
|
アプリケーションのデプロイメントを管理します。 |
|
テナントを管理します。 |
多くのコマンドは、名前パターンを使用する引数を含んでいます。たとえば、restrictCustTo引数は名前パターンを使用します。名前パターンのルールは、これらの引数で同じです。
パターンには、次の特殊文字を含めることができます。
パーセント(%)文字、これは任意の数の文字に一致します。
アンダースコア(_)文字、これは、正確に1つの任意の文字に一致します。
バックスラッシュ('\')文字、これを使用すると、パーセント文字、アンダースコア文字およびバックスラッシュ文字(自体)をエスケープして、それらが%、_または\にのみ一致するようにすることができます。
次に例を示します。
restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]"
表4-2にリストされているMDSコマンドを使用して、MDSリポジトリを管理します。WLST使用列で、オンラインとは、実行中の管理サーバーに接続している場合にのみ、そのコマンドが使用できることを意味します。オフラインとは、実行中のサーバーに接続していない場合にのみ、そのコマンドが使用できることを意味します。オンラインまたはオフラインとは、どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを意味します。
表4-2 リポジトリ管理コマンド
使用するコマンド | 目的 | WLST使用 |
---|---|---|
|
メタデータ・リポジトリ・パーティションを作成します。 |
オンライン |
|
メタデータ・リポジトリ・パーティションを削除します。 |
オンライン |
deregisterMetadataDBRepository |
データベースベースのMDSリポジトリを登録解除します。 |
オンライン |
|
データベースベースのMDSリポジトリを登録します。 |
オンライン |
注意: スクリプト内で、次のWLSTコマンドまたは比較可能なMBeanを起動する場合は、次のことに注意してください。
このリリースおよび以前のリリースでは、これらのコマンドまたはMBeanは次のように動作します。
ただし、編集セッションは明示的に開始できます。その場合、変更の自動アクティブ化は推奨されません。 |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLST使用: オンライン
メタデータ・リポジトリは、様々なアプリケーションのメタデータを管理する共通リポジトリとして使用されます。多くのアプリケーションでは、MDSリポジトリを使用してそのメタデータが管理されます。デプロイされた各アプリケーションでは、メタデータ・リポジトリに論理パーティションを使用します。この論理パーティションはメタデータ・ライフサイクルを管理するためにも役立ちます。アプリケーションをデプロイする前に、MDSリポジトリにパーティションを作成します。このコマンドは、指定したリポジトリに特定の名前でパーティションを作成します。
createMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
パーティションが作成されるリポジトリの名前。 |
partition
|
リポジトリに作成するパーティションの名前。 |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLST使用: オンライン
deleteMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
パーティションを含むリポジトリの名前。 |
partition
|
リポジトリで削除するパーティションの名前。 |
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLST使用: オンライン
データベース・メタデータ・リポジトリの、ドメイン内のシステムJDBCデータ・ソースとしての登録を削除します。このコマンドが正常に完了したら、アプリケーションはこのリポジトリを使用できなくなります。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLST使用: オンライン
データベース・メタデータ・リポジトリをアプリケーションで使用できるようにするには、WebLogic Serverインスタンスに登録する必要があります。このコマンドは、データベースベースのメタデータ・リポジトリとして使用するために、システムJDBCデータ・ソースをドメインに登録します。
registerMetadataDBRepository(name, dbVendor, host, port, dbName, user, password [, targetServers])
引数 | 定義 |
---|---|
name
|
登録するリポジトリの名前。指定した名前がmds-で始まっていない場合、コマンドは接頭辞mds-を追加します。 |
dbVendor
|
データベース・ベンダー。許容値は、ORACLE、MSSQL、IBMDB2およびMYSQLです。 |
host
|
データベースのホスト名またはIPアドレス。 |
port
|
データベースで使用されるポート番号。 |
dbName
|
データベースのサービス名です。たとえば、orcl.hostname.comです。 |
user
|
データベース・ユーザー名。 |
password
|
データベース・ユーザーのパスワード。 |
targetServers
|
オプション。このリポジトリの登録先となるWebLogic Serverインスタンス。この引数が指定されない場合、リポジトリは管理サーバーのみに登録されます。複数のサーバーを指定するには、名前をカンマで区切ります。 アプリケーションがデプロイされるすべての管理対象サーバーにリポジトリを登録します。 |
次の例では、メタデータ・リポジトリmyrepos
を2つのサーバーに登録し、データベース・パラメータを指定します。
wls:/weblogic/serverConfig> registerMetadataDBRepository('myrepos','ORACLE', 'test.oracle.com','1521','mds', 'user1','x','server1, server2') Executing operation: registerMetadataDBRepository. Metadata DB repository "mds-myrepos" was registered successfully. 'mds-myrepos'
表4-3のコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを管理します。
表4-3 アプリケーション・メタデータ・コマンド
使用するコマンド | 目的 | WLST使用 |
---|---|---|
|
アプリケーション・リポジトリのメタデータを削除します。 |
オンライン |
|
アプリケーションのメタデータをエクスポートします。 |
オンライン |
|
アプリケーションのメタデータをインポートします。 |
オンライン |
|
メタデータを消去します。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLST使用: オンライン
アプリケーション・リポジトリから選択されたドキュメントを削除します。バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベースベースのリポジトリ)に対してこのコマンドが実行される場合、削除は論理的に行われ、選択されたドキュメントのヒント・バージョン(最新バージョン)がMDSリポジトリ・パーティションで削除済としてマークされます。
メタデータが別のリポジトリに移動される場合、メタデータを削除する必要がある場合があります。この場合、メタデータをエクスポートした後、元のリポジトリのメタデータを削除できます。
deleteMetadata(application, server, docs [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータが削除されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
docs
|
カンマ区切りの完全修飾ドキュメント名またはドキュメント名のパターン(あるいはその両方)のリスト。パターンには、ワイルドカード文字*および**を含めることができます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの下にあるすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの下のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペース内のすべてのドキュメントも再帰的に含みます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 また、/oracle/**には/oracle/の下のすべてのドキュメントおよび/oracle/mds/の下のすべてのドキュメント、およびネームスペース・チェーン内のその他のドキュメントが含まれます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカンマ区切りのカスタマイズ・レイヤー名のリストで、このリストは、指定されたカスタマイズ・レイヤーと一致するカスタマイズ・ドキュメントのみを削除するように、削除操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみが削除されます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスが削除されます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズが削除されます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットを削除するには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスからカスタマイズを削除することもできます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 この引数のデフォルトはfalseです。restrictCustTo optionオプションをオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張メタデータ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
cancelOnException
|
オプション。例外が発生したときに削除操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。中止時に、ターゲット・ストアでサポートされている場合は、その削除がロールバックされます。この引数のデフォルトはtrueです。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/mo.xml.xml 4 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除し、拡張メタデータおよびすべてのカスタマイズを除外します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*', cancelOnException='false', excludeExtendedMetadata='true', excludeAllCust='true') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml 2 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションapp1
からパッケージmypackage
のテナントtenant1
に属しているメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='app1', server='server1', docs='/mypackage/**', tenantName='tenant1') Executing operation: deleteMetadata. deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site2/mo.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user1/mo.xml.xml
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLST使用: オンライン
アプリケーション・メタデータをエクスポートします。このコマンドおよびimportMetadataコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバーの場所(テスト環境など)から別のサーバーの場所(本番環境など)に転送します。
このコマンドは、カスタマイズを含むアプリケーション・メタデータをエクスポートします。ただし、デフォルトでは、adf.config.xmlのcust-config要素に定義されているカスタマイズ・クラスのカスタマイズのみがエクスポートされます。宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートするには、restrictCustToオプションを使用します。
exportMetadata(application, server, toLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeCustFor] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeSeededDocs] [, fromLabel][, toLabel] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
toLocation
|
ソース・パーティションから選択したドキュメントが転送されるターゲット・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。ディレクトリにエクスポートする場合、このディレクトリは、ローカル・ディレクトリまたはネットワーク・ディレクトリ、あるいはアプリケーションが物理的にデプロイされているファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートする場合、このアーカイブをローカル・ディレクトリまたはネットワーク・ディレクトリ、あるいはアプリケーションが物理的にデプロイされるファイルにすることができます。または、コマンドを実行しているシステム上にすることもできます。 その場所がファイル・システム上に存在しない場合は、ディレクトリが作成されますが、名前が.jar、.JAR、.zip、または.ZIPで終わっている場合は、アーカイブが作成されます。アーカイブ・ファイルがすでに存在する場合、exportMetadata操作によってファイルが上書きされます。 サーバー間でメタデータを転送する場合、この引数を一時ファイル・システムとして使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください。 |
docs
|
オプション。カンマ区切りの完全修飾ドキュメント名またはドキュメント名のパターン(あるいはその両方)のリスト。パターンには、ワイルドカード文字*および**を含めることができます。 この引数はデフォルトで「/**」に設定され、リポジトリ内のすべてのメタデータがエクスポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの下にあるすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの下のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペース内のすべてのドキュメントも再帰的に含みます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 /oracle/**には/oracle/の下のすべてのドキュメントおよび/oracle/mds/の下のすべてのドキュメント、およびネームスペース・チェーン内のその他のドキュメントが含まれます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカンマ区切りのカスタマイズ・レイヤー名のリストで、このリストは、指定されたカスタマイズ・レイヤーと一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがエクスポートされます。adf-config.xmlに宣言されたcust-config要素がない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがエクスポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスからカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定されている場合、この引数は無視されます。 |
excludeCustFor
|
オプション。エクスポート操作の制限に使用される、カンマ区切りのカスタマイズ・レイヤー名のリストで、指定されたカスタマイズ・レイヤーと一致するカスタマイズ・ドキュメントをエクスポート対象から除外します。 excludeAllCust引数も指定されている場合、この引数は無視されます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustTo引数およびexcludeCustFor引数をオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張メタデータ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeSeededDocs |
オプション。すべてのドキュメントまたは非シード・ドキュメントのみをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。シード・ドキュメントとは、MARでパッケージ化されているドキュメントです。 シード・ドキュメントを除外するには、trueを指定します。 デフォルトは、falseです。 |
fromLabel
|
オプション。このラベルに関連付けられたソース・パーティションからドキュメントを転送します。 |
toLabel
|
オプション。fromLabelとtoLabelの間のデルタをソース・パーティションから転送するために、fromLabel引数と組み合せて使用します。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
remote |
オプション。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込む(false)か、コマンドが実行されているシステムに書き込む(true)かを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、falseです。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
からすべてのメタデータ・ファイルをエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos',docs='/**') Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root. For more help, use help(domainRuntime) Executing operation: exportMetadata. "exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /mypackage/write.xml /mypackage/write1.xml /sample1.jspx
次の例では、ベース・ドキュメントを除く、レイヤーuser
のカスタマイズ・ドキュメントのみをラベルlabel1
からラベルlabel2
にエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos', restrictCustTo='user', excludeBaseDocs='true', fromLabel='label1', toLabel='label2', applicationVersion='11.1.1') List of documents successfully transferred: /mypackage/mdssys/cust/user/user1/write1.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user2/write2.xml.xml 2 documents successfully transferred.
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLST使用: オンライン
アプリケーション・メタデータをインポートします。exportMetadataコマンドおよびこのコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバーの場所(テスト環境など)から別のサーバーの場所(本番環境など)に転送します。
importMetadata(application, server, fromLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeUnmodifiedDocs] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータがインポートされるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
fromLocation
|
転送するドキュメントの選択元となるソース・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル。ディレクトリにエクスポートした場合、このディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートした場合、アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。 サーバー間でメタデータを転送する場合、この引数を一時ファイル・システムの場所として使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください。 |
docs
|
オプション。カンマ区切りの完全修飾ドキュメント名またはドキュメント名のパターン(あるいはその両方)のリスト。パターンには、ワイルドカード文字*および**を含めることができます。 この引数はデフォルトで「/**」に設定され、リポジトリ内のすべてのドキュメントがインポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの下にあるすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの下のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペース内のすべてのドキュメントも再帰的に含みます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 /oracle/**には/oracle/の下のすべてのドキュメントおよび/oracle/mds/の下のすべてのドキュメント、およびネームスペース・チェーン内のその他のドキュメントが含まれます。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカンマ区切りのカスタマイズ・レイヤー名のリストで、このリストは、指定されたカスタマイズ・レイヤーと一致するカスタマイズ・ドキュメントのみ(adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスを含む)をインポートするように、インポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがインポートされます。adf-config.xmlに宣言されたcust-config要素がない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがエクスポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをインポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスからカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定されている場合、この引数は無視されます。 |
excludeAllCust
|
オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustTo引数をオーバーライドします。 |
excludeBaseDocs
|
オプション。ベース・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeExtendedMetadata
|
オプション。拡張メタデータ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
excludeUnmodifiedDocs |
オプション。変更したドキュメントのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 trueを指定した場合、変更したドキュメントのみがインポートされます。 デフォルトは、falseです。 |
cancelOnException
|
オプション。例外が発生したときにインポート操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、trueです。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
remote |
オプション。アプリケーションがデプロイされている場所にアーカイブ・ファイルがある(false)か、コマンドが実行されているシステムにある(true)かを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、falseです。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
に/tmp/myreposで使用可能なすべてのメタデータをインポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> importMetadata(application='mdsapp', server='server1', fromLocation='/tmp/myrepos',docs="/**") Executing operation: importMetadata. "importMetadata" operation completed. Summary of "importMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /app1/jobs.xml /app1/mo.xml 2 documents successfully transferred.
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLST使用: オンライン
アプリケーションのリポジトリから、ラベルのないドキュメントの古い(ヒント以外の)バージョンを消去します。存続期間(olderThan引数)に基づいて、ラベルのない期限切れのドキュメントはすべて消去されます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベースベースのリポジトリ)にのみ適用されます。
purgeMetadata(application, server, olderThan [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
パージ操作が実行されるリポジトリでパーティションを識別するために使用されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
olderThan
|
この値(秒単位)よりも古いドキュメント・バージョンが消去されます。最大値は2147483647秒です。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
表4-4のコマンドを使用して、サンドボックス内のメタデータを管理します。サンドボックスとは、本番システムに移動する前に変更をテストするための一時的な場所です。サンドボックスは、適用されるまでほとんどのユーザーからは見えません。
表4-4 サンドボックス・メタデータ管理コマンド
使用するコマンド | 目的 | WLST使用 |
---|---|---|
|
MDSサンドボックスを破棄します。 |
オンライン |
|
サンドボックスからメタデータをエクスポートします。 |
オンライン |
|
サンドボックスにメタデータをインポートします。 |
オンライン |
|
サンドボックスをリストします。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLST使用: オンライン
destroyMDSSandbox(application, server, sandboxName [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
アプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
sandboxName
|
破棄するサンドボックスの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLST使用: オンライン
exportSandboxMetadata(application, server, toArchive, sandboxName [, restrictCustTo] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
toArchive
|
サンドボックスの内容ツが転送されるターゲット・アーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。-remote引数を指定した場合、コマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。 |
sandboxName
|
エクスポートするサンドボックスの名前。 |
restrictCustTo
|
オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカンマ区切りのカスタマイズ・レイヤー名のリストで、このリストは、指定されたカスタマイズ・レイヤーと一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合またはこの引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスからカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定されている場合、この引数は無視されます。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
remote
|
オプション。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込む(false)か、コマンドが実行されているシステムに書き込む(true)かを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、falseです。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLST使用: オンライン
サンドボックス・アーカイブのコンテンツを、指定したアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内の別のサンドボックスにインポートします。また、特定のアーカイブのコンテンツを特定のアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内のサンドボックスに更新することもできます。adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。
このコマンドは、データベースベースのMDSリポジトリのみで使用できます。
importSandboxMetadata(application, server, fromArchive [, forceSBCreation] [, useExistingSandbox] [, sandboxName] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータがインポートされるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
fromArchive
|
転送するドキュメントの選択元となるソース・アーカイブ・ファイル。アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。 |
forceSBCreation
|
オプション。操作によって同じ名前の既存のサンドボックスを上書きするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。引数が デフォルトは |
useExistingSandbox |
オプション。trueに設定されると、アーカイブのコンテンツが、 デフォルトは |
sandboxName |
オプション。更新するサンドボックスの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
remote
|
オプション。アプリケーションがデプロイされている場所にアーカイブ・ファイルがある(false)か、コマンドが実行されているシステムにある(true)かを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
次の例では、sandbox1.jarのコンテンツをインポートし、アプリケーションmyappのMDSリポジトリ・パーティションにサンドボックスを作成します。
wls:/weblogic/serverConfig> importSandboxMetadata(application='myapp', 'server1'', '/tmp/sandbox1.jar')
次の例では、アプリケーションmyappのMDSリポジトリ・パーティションの既存のサンドボックスsandbox1をsandbox1.jarの内容で更新します。
wls:/weblogic/serverConfig>importSandboxMetadata('myapp', 'server1', '/tmp/sandbox1.jar', useExistingSandbox='true', sandboxName='sandbox1')
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLST使用: オンライン
listMDSSandboxes(application, server [, sbNamePattern] [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
サンドボックスがリストされるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
sbNamePattern
|
オプション。1つ以上のサンドボックスの名前が一致するパターン。この引数を指定しない場合、アプリケーションのメタデータ・リポジトリ・パーティションに関連付けられているすべてのサンドボックスがリストされます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
次の例では、文字FlexFieldで始まる、アプリケーションmyappのすべてのサンドボックスをリストします。
wls:/weblogic/serverConfig>listMDSSandboxes('myapp', 'server1', 'FlexField%') Executing operation: listMDSSandboxes. Following Sandboxes match the selection criteria: FlexfieldAutoSandbox_1347601004722 FlexfieldAutoSandbox_1347653193237 FlexfieldAutoSandbox_1347691996491
表4-5のコマンドを使用して、アプリケーションのラベルを管理します。
表4-5 アプリケーション・ラベル管理コマンド
使用するコマンド | 目的 | WLST使用 |
---|---|---|
|
メタデータ・ラベルを作成します。 |
オンライン |
|
リポジトリ・パーティションからメタデータ・ラベルを削除します。 |
オンライン |
|
リポジトリ・パーティションのメタデータ・ラベルをリストします。 |
オンライン |
|
ラベルに関連付けられたメタデータをヒントに昇格します。 |
オンライン |
|
指定した基準に一致するラベルを削除します。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLST使用: オンライン
createMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
このアプリケーション用に構成されたパーティション内にラベルが作成されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、どのサーバー名でも使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティション内に作成するラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLST使用: オンライン
deleteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
関連付けられたパーティションのラベルが削除されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、どのサーバー名でも使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティションから削除するラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
コマンド・カテゴリ:
WLST使用: オンライン
listMetadataLabels(application, server [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
リポジトリ・パーティション内のすべてのラベルをリストする対象のアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、どのサーバー名でも使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLST使用: オンライン
ラベルに関連付けられたドキュメントを、リポジトリ内のヒント・バージョンに昇格します。このコマンドは、ロールバック機能を実行する場合に便利です。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
promoteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
関連付けられたリポジトリのメタデータがヒントに昇格されるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、どのサーバー名でも使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
name
|
リポジトリ・パーティション内で昇格させるラベルの名前。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLST使用: オンライン
指定されたパターンまたは経過期間に一致するメタデータ・ラベルを消去またはリストしますが、ラベルの一部であったメタデータ・ドキュメントは削除しません。purgeMetadataコマンドを実行することで、ドキュメントを削除できます。
purgeMetadataLabels(repository, partition [, namePattern] [, olderThanInMin] [, infoOnly] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
メタデータ・ラベルが消去またはリストされるパーティションを含むMDSリポジトリの名前。 |
partition
|
メタデータ・ラベルが消去またはリストされるパーティションの名前。 |
namePattern
|
オプション。ラベルの名前が一致するパターン。この引数を指定しない場合、パーティション内のすべてのラベルが消去されます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 |
olderThanInMin
|
オプション。ラベルの経過期間(分単位)。デフォルトは525600 (1年)です。 |
infoOnly
|
オプション。有効な値はtrueまたはfalseです。 デフォルトは |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。この引数はマルチテナント・アプリケーションに必要で、非マルチテナント・アプリケーションには使用できません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 |
次の例では、指定されたnamePatternに一致するラベルをリストしますが、それらを削除しません。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', infoOnly='true' )
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ経過期間が1年を超えるラベルを消去します。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*')
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ経過期間が30分を超えるラベルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', olderThanInMin='30')
表4-6のコマンドを使用して、デプロイメントを管理します。
表4-6 アプリケーション管理デプロイメント・コマンド
使用するコマンド | 目的 | WLST使用 |
---|---|---|
|
MDSArchiveConfigオブジェクトを返します。 |
オフライン |
|
MARをインポートします。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLST使用: オフライン
指定されたアーカイブのMDSArchiveConfigオブジェクトにハンドルを返します。返されたMDSArchiveConfigオブジェクトのメソッドを使用すると、アーカイブ内のアプリケーションおよび共有リポジトリ構成を変更できます。
MDSArchiveConfigオブジェクトには次のメソッドがあります。
setAppMetadataRepository: このメソッドは、アプリケーション・メタデータ・リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルに、アプリケーション・メタデータ・リポジトリの構成がない場合は、ターゲット・リポジトリを定義するために必要なすべての引数を指定する必要があります。データベースベースのリポジトリを定義するには、repository、partition、typeおよびjndiの各引数を指定します。ファイルベース・リポジトリの場合は、jndiではなくpath引数を指定します。
adf-config.xmlファイルにアプリケーション・メタデータ・リポジトリの構成の一部がすでに含まれている場合は、変更する引数のサブセットのみを指定できます。このような場合、すべての引数を指定する必要はありません。ただし、ストア・タイプを変更する場合は、対応するjndiまたはpath引数が必須です。
setAppSharedMetadataRepository: このメソッドは、指定したネームスペースにマップされるアプリケーション・アーカイブ内の共有リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルに、指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成がない場合は、すべての必須引数(この場合は、repository、partition、typeおよびjndiまたはpath)を指定する必要があります。データベースベース・リポジトリの場合は、jndi引数を指定します。ファイルベース・リポジトリの場合は、pathが必須引数です。
adf-config.xmlファイルに、指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成の一部がすでに含まれており、特定の引数を変更する場合は、その引数のサブセットのみを指定でき、その他の引数を指定する必要はありません。
save: toLocation引数を指定した場合、変更はターゲット・アーカイブ・ファイルに保存され、元のファイルは変更されません。これを指定しない場合、変更は元のファイル自体に保存されます。
archiveConfigObject = getMDSArchiveConfig(fromLocation)
引数 | 定義 |
---|---|
fromLocation
|
完全パスを含むearファイルの名前。 |
setAppMetadataRepositoryの構文は次のとおりです。
archiveConfigObject.setAppMetadataRepository([repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
オプション。アプリケーションのリポジトリの名前。 |
partition
|
オプション。アプリケーションのメタデータのパーティション名。 |
type
|
オプション。リポジトリへの接続のタイプ(ファイルまたはデータベース)。有効な値はFileまたはDBです(大/小文字の区別なし)。 |
jndi
|
オプション。データベース接続のJNDIロケーション。タイプがDBに設定されている場合、この引数は必須です。タイプがFileに設定されている場合、この引数は考慮されません。 |
path
|
オプション。メタデータ・ファイルのディレクトリ。タイプがFileに設定されている場合、この引数は必須です。タイプがDBに設定されている場合、この引数は考慮されません。 |
setAppSharedMetadataRepositoryの構文は次のとおりです。
archiveConfigObject.setAppSharedMetadataRepository(namespace [, repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
namespace
|
接続詳細を設定するための共有リポジトリの検索に使用するネームスペース。 |
repository
|
オプション。アプリケーションの共有リポジトリの名前。 |
partition
|
オプション。アプリケーションの共有メタデータのパーティション名。 |
type
|
オプション。リポジトリへの接続のタイプ(ファイルまたはデータベース)。有効な値はFileまたはDBです(大/小文字の区別なし)。 |
jndi
|
オプション。データベース接続のJNDIロケーション。タイプがDBに設定されている場合、この引数は必須です。タイプがFileに設定されている場合、この引数は考慮されません。 |
path
|
オプション。ファイル・メタデータ・ストアの場所。タイプがFileに設定されている場合、この引数は必須です。タイプがDBに設定されている場合、この引数は考慮されません。 |
saveの構文は次のとおりです。
archiveConfigObject.save([toLocation])
引数 | 定義 |
---|---|
toLocation
|
オプション。変更の保存先の絶対パスを含むファイル名。このオプションを指定しない場合、変更はこの構成オブジェクトで表されるアーカイブに書き込まれます。 |
次の例で、アーカイブ内のadf-config.xmlファイルにアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリが定義されていない場合、完全な接続情報を提供する必要があります。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(repository='AppRepos1', partition='partition1', type='DB', jndi='mds-jndi1') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos1', partition='partition2', type='File', path='/temp/dir') wls:/offline> archive.save()
次の例では、アーカイブのadf-config.xmlファイルでアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリがすでに定義されている場合、すべての引数はオプションです。変更する引数のみ設定できます。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(partition='MDS-partition2') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos2') wls:/offline> archive.save(toLocation='/tmp/targetArchive.ear')
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLST使用: オンライン
アプリケーションのEARファイルとともにパッケージ化されるMARからメタデータをインポートします。MARがパーティションにすでにインポートされている場合、コマンドによって以前のバージョンが削除され、新しいバージョンがインポートされます。
importMAR(application, server [, force] [, applicationVersion] )
引数 | 定義 |
---|---|
application
|
メタデータがインポートされるアプリケーションの名前。 |
server
|
このアプリケーションがデプロイされるターゲット・サーバー。 |
force |
オプション。変更したドキュメントおよびMARのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 データベースベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARの新しいドキュメントまたは変更されたドキュメントのみがインポートされます。コマンドによって、ドキュメントがインポートされる各MARのラベルが作成されます。ラベルの書式は次のとおりです。 postDeploy_application_name_MAR_name_MAR_checksum ファイルベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARのみがインポートされます。コマンドによって、個々のドキュメントが比較されることはなく、インポートされた各MARのリポジトリ内にファイルが作成されます。 デフォルトは、trueです。 |
applicationVersion
|
オプション。同じアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされる場合は、アプリケーションのバージョンを指定します。 |
表4-7のコマンドを使用して、テナントを管理します。
メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除します。テナントに関連付けられているすべてのメタデータがストアから削除されます。
deprovisionTenant(repository, partition, tenantName)
引数 | 定義 |
---|---|
repository
|
テナントを含むリポジトリの名前。 |
partition
|
テナントを含むパーティションの名前。 |
tenantName
|
この操作に使用するテナントを特定する一意の名前。 |