この章では、Oracle JDeveloperの概要を説明します。
この章には次の項が含まれます:
JDeveloperは、Java、XML、WebサービスおよびSQLの最新の標準を使用してアプリケーションを構築するための統合開発環境(IDE)です。これは、開発ライフサイクル全体をサポートし、アプリケーションのモデリング、コーディング、デバッグ、テスト、プロファイリング、チューニングおよびデプロイのための統合された機能を提供します。JDeveloperは、Oracle Fusion Middleware製品スイートの主要な開発プラットフォームです。これは、Windows、Linux、Mac OS Xおよびその他のUNIXベースのシステム上で動作するクロス・プラットフォームのIDEです。
Oracle JDeveloperは、視覚的で宣言的な開発手法を提供し、Oracle ADFと連携して開発を簡略化します。
JDeveloperの主要な機能は次のとおりです。
Java、SOA、Oracle WebCenter Portal、SQLとPL/SQL、HTMLおよびJavaScriptを含む様々なテクノロジ・スタックに使用可能な一貫した開発環境。
XMLベースのアプリケーション開発。
データベース・オブジェクトおよびストアド・プロシージャを構築するための完全な開発およびモデル化環境。
本番環境にデプロイする前にアプリケーションを実行してテストするための統合ランタイム・サービスである、統合Oracle WebLogic Serverを含む様々なアプリケーション・デプロイメント・オプション。
開発のニーズに基づいてIDEのカスタマイズを可能にし、機能を追加する拡張機能。
JDeveloperには、Oracle JDeveloper StudioとOracle JDeveloper Javaの2つのEditionがあります。Studio Editionは、JDeveloperの完全バージョンであり、すべての機能が含まれます。Java Editionは、JavaとXMLのコア機能のみを備え、ダウンロード時間が短くなります。このガイドは、JDeveloperの両Editionに対応しています。
この項は、Oracle JDeveloperを手早く理解し実行できるようにすることを目的としています。Oracle JDeveloperについて学習するには、このガイド以外にも、オンライン・デモ、チュートリアルおよびOracle Technology Network (OTN)フォーラムを含め、様々な方法を使用できます。詳細は、表1-1「Oracle JDeveloperリソースのサポート」を参照してください。
表1-1 Oracle JDeveloperリソースのサポート
リソース | 説明 |
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OTN Oracle JDeveloper |
Oracle JDeveloperのメイン・ページは、 |
OTN Oracle JDeveloperのドキュメント |
Oracle JDeveloperのドキュメントのメイン・ページは、 |
Oracle JDeveloperのチュートリアル |
チュートリアルは、Oracle JDeveloperの特定のタスクの実行に関する段階的な指示を提供します。 チュートリアルは、 |
サンプル・アプリケーション |
Oracle ADF対応Summitサンプル・アプリケーションは、ADFアプリケーションの一般的なユースケースのデモンストレーション目的で開発されたアプリケーション・セットです。ここには、Oracle ADFテクノロジ・スタック(ADF Business Components、ADF Faces、ADF DVT FacesおよびADF Controller)のコンポーネント間の統合が含まれます。サンプルには、様々なコンポーネント機能の特徴を示す複数のワークスペースが含まれています。Summitサンプル・アプリケーションのサンプル・コードについては、Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発の関連する章を参照してください。 サンプル・アプリケーションは、 |
OTN Oracle JDeveloperフォーラム |
OTNフォーラムのOracle JDeveloperページを使用すれば、質問したり、ディスカッションに投稿したり、他のユーザーと情報を交換できます。 OTNフォーラムのOracle JDeveloperページは、 |
サポートされている移行パス、アプリケーションとプロジェクトの移行、またはOracle JDeveloperの前のバージョンからOracle JDeveloper 12cへのプリファレンスと設定のインポートの詳細は、「Oracle JDeveloperのインストール」を参照してください。