この章では、Oracle Data Integratorリポジトリを作成して管理する方法を説明します。Oracle Data Integratorで使用するリポジトリの概要も説明します。
この章には次の項が含まれます:
関連項目:
|
Oracle Data Integratorのリポジトリには、次の2つのタイプがあります:
マスター・リポジトリ: 企業のITリソースのトポロジ、セキュリティ、およびプロジェクトやデータ・モデルのバージョン管理に関する情報を保持するデータ構造。このリポジトリは、異なるOracle Data Integratorモジュールからクライアント/サーバー・モードでアクセス可能なリレーショナル・データベースに格納されます。通常、必要なマスター・リポジトリは1つのみです。ただし、次のいずれかの場合は、複数のマスター・リポジトリの作成が必要になる可能性があります:
高速ネットワークでリンクされていない複数のサイトにわたってプロジェクトを構築する場合(例: オフサイト開発)。
運用環境(開発、テスト、本番)を、マスター・リポジトリを格納するデータベースも含めて明確に区別する必要がある場合。これらの環境が複数のサイトに存在する場合に該当する可能性があります。
作業リポジトリ: データ・モデル、プロジェクトおよびその使用に関する情報を保持するデータ構造。このリポジトリは、異なるOracle Data Integratorモジュールからクライアント/サーバー・モードでアクセス可能なリレーショナル・データベースに格納されます。必要に応じて、複数のマスター・リポジトリに対して複数の作業リポジトリを指定できます。ただし、バージョン管理上の目的のため、1つの作業リポジトリは1つのマスター・リポジトリにのみリンクできます。
通常、リポジトリを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用します。RCUによって、記憶領域の管理とリポジトリの作成が自動的に実行されます。ただし、リポジトリを手動で作成する必要がある場合は、ODI Studioを使用してリポジトリを手動で作成および構成できます。
リポジトリの作成と構成に必要な手順については、次の各項で詳細に説明します:
注意: 作業リポジトリのサイズ削減を目的とする実行ログのパージと、データベース上のリポジトリのバックアップをメンテナンス作業として定期的に実行することをお薦めします。 |
リポジトリ管理用の拡張アクションの詳細は、「リポジトリ管理用の拡張アクション」を参照してください。
Oracle Data Integratorのリポジトリは、Oracle Fusion Middleware 12cでサポートされているデータベース・エンジンにインストールできます。サポートされているデータベースのバージョンと各データベース要件の最新リストは、次を参照してください:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
リポジトリを格納するデータベースごとに、記憶領域を作成する必要があります。
注意: メンテナンスおよびバックアップ時の便宜を図るため、リポジトリはアプリケーション・データの保存場所とは別に格納することをお薦めします(たとえば、Oracleデータベースの異なるスキーマに格納するか、Microsoft SQL Serverなどの異なるデータベースに格納します)。 |
マスター・リポジトリは、作業リポジトリの1つとして同じスキーマに格納できます。ただし、同じスキーマに異なる2つの作業リポジトリを作成することはできません。
次の表に、リポジトリの作成手順の例をガイドとして示します:
テクノロジ | 手順 |
---|---|
Oracle |
マスター・リポジトリをホストするスキーマ これらのスキーマは、次のSQLコマンドで作成します。 SQL> create user MY_SCHEMA identified by MY_PASS default tablespace MY_TBS temporary tablespace MY_TEMP; SQL> grant connect, resource to MY_SCHEMA; SQL> grant execute on dbms_lock to MY_SCHEMA; 説明: MY_SCHEMAは、たとえばodimやodiwなど、作成するスキーマの名前に対応します。 MY_PASS: データの格納先となるOracle表領域<MY_TBS>に指定したパスワード。 MY_TEMP: デフォルトの一時表領域。 |
Microsoft SQL Server |
マスター・リポジトリをホストするデータベース Oracle Enterprise Managerを使用して、2つのデータベースdb_odimとdb_odiwを作成します。 クエリー・アナライザまたはI-SQLを使用して、次のコマンドを実行します。 CREATE LOGIN mylogin WITH PASSWORD = 'mypass', DEFAULT_DATABASE = defaultbase, DEFAULT_LANGUAGE = us_english; USE defaultbase; CREATE USER dbo FOR LOGIN mylogin; GO 説明: myloginは、odimまたはodiwに対応します。 mypassは、これらのログインのパスワードに対応します。 defaultbaseは、それぞれdb_odimおよびdb_odiwに対応します。 注意: 大/小文字を照合してリポジトリ情報を格納するMicrosoft SQL Serverデータベースを構成することをお薦めします。これにより、名前が同じで大/小文字が異なる複数のオブジェクトをリバース・エンジニアリングおよび作成できます(例: tablenameとTableNAme)。 |
DB2/400 |
マスター・リポジトリをホストするライブラリodimと、作業リポジトリをホストするライブラリodiwを作成します。これらのライブラリをデフォルトで保持する2つのユーザーodimおよびodiwを作成します。 注意: 各ライブラリは、SQLコレクションの形式で作成する必要があります。 |
DB2/UDB |
前提条件:
例: CREATE LARGE TABLESPACE ODI16 PAGESIZE 16 K MANAGED BY AUTOMATIC STORAGE ; GRANT USE OF TABLESPACE ODI16 TO USER ODIREPOS; |
マスター・リポジトリを作成する作業は、空のリポジトリ構造を作成し、そのリポジトリ構造にメタデータ(テクノロジの定義や組込みのセキュリティ・プロファイル)をシードする作業です。
マスター・リポジトリを作成するには:
ODI Studioで、「ファイル」→「新規」を選択して「新規ギャラリ」ダイアログを開きます。
「新規ギャラリ」ダイアログの「カテゴリ」ツリーで、「ODI」を選択します。
「項目」リストから「マスター・リポジトリ作成ウィザード」を選択します。
「OK」をクリックします。
マスター・リポジトリ作成ウィザードが開きます。
「データベース接続」で、次のようにパラメータを指定します。
テクノロジ: リストから、マスター・リポジトリをホストするテクノロジを選択します。デフォルトは「Oracle」です。
JDBCドライバ: リポジトリをホストするテクノロジへのアクセスに使用するドライバ。
JDBC URL: データベースへのJDBC接続の確立に使用するURL。
「JDBCドライバ」パラメータと「JDBC URL」パラメータは同期化され、デフォルト値はテクノロジによって異なります。
ユーザー: 表の所有者のユーザーIDまたはログイン(例: odim
)。
パスワード: このユーザーのパスワード。
DBAユーザー: データベース管理者のユーザー名。
DBAパスワード: このユーザーのパスワード。
必要に応じて、「リポジトリ構成」パラメータを指定します。
「テスト接続」をクリックして、マスター・リポジトリへの接続をテストします。
「情報」ダイアログが開き、接続が確立されたかどうかが通知されます。接続に失敗した場合は、マスター・リポジトリへの接続を修正してから次の手順に進んでください。
「次へ」をクリックします。
次のいずれかの操作を行います。
ODIの内部セキュリティ・システムを使用してユーザーを管理する場合は、「ODI認証の使用」を選択し、次のスーパーバイザ・ログイン情報を入力します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
スーパーバイザ・ユーザー |
ODIスーパーバイザのユーザー名。値は |
スーパーバイザ・パスワード |
このユーザーのパスワード |
パスワードの確認 |
このユーザーのパスワード |
Oracle Internet Directoryなどの外部エンタープライズ・アイデンティティ・ストアを使用してユーザー認証を管理する場合は、「外部認証の使用」を選択し、次のスーパーバイザ・ログイン情報を入力します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
スーパーバイザ・ユーザー |
ODIスーパーバイザのユーザー名 |
スーパーバイザ・パスワード |
このユーザーのパスワード |
「次へ」をクリックします。
データ・サーバー(つまり、トポロジで定義されたソースとターゲット)のパスワード記憶域の詳細を次のように指定します。
Oracle Data Integratorのマスター・リポジトリにパスワードを保存する場合は、「内部パスワード記憶域」を選択します。
JPS資格証明ストア・フレームワーク(CSF)を使用してデータ・サーバーおよびコンテキスト・パスワードをリモートの資格証明ストアに保存する場合は、「外部パスワード記憶域」を選択します。資格証明ストアにアクセスするために「MBeanサーバー・パラメータ」を指定します。詳細は、第25章「Oracle Data Integratorでのセキュリティの管理」を参照してください。
マスター・リポジトリ作成ウィザードで「終了」をクリックして、入力内容を確認します。
マスター・リポジトリの作成が開始されます。表示されるメッセージとログで進行状況を確認できます。作成されたマスター・リポジトリをテストするには、「マスター・リポジトリへの接続」を参照してください。
マスター・リポジトリには1つ以上の作業リポジトリを関連付けることができますが、作業リポジトリは1つのマスター・リポジトリにのみ関連付けることができます。
新しい作業リポジトリを作成するには:
トポロジ・ナビゲータで、「リポジトリ」パネルを開きます。
「作業リポジトリ」ノードを右クリックして「新規作業リポジトリ」を選択します。
作業リポジトリ作成ウィザードが開きます。
Oracle Data Integrator作業リポジトリ接続の詳細を次のように指定します。
テクノロジ: 作業リポジトリをホストするサーバーのテクノロジを選択します。デフォルトは「Oracle」です。
JDBCドライバ: リポジトリをホストするテクノロジへのアクセスに使用するドライバ。
JDBC URL: 作業リポジトリをホストするデータ・サーバーの完全なパス。
「JDBCドライバ」パラメータと「JDBC URL」パラメータは同期化され、デフォルト値はテクノロジによって異なります。
接続に関する問題を回避するために、JDBC URLではlocalhost
ではなくフル・マシン名を使用することをお薦めします。たとえば、リモート・クライアントでは、クライアント(ODI StudioまたはSDK)が作業リポジトリとは別のマシン上にあり、localhost
が作業リポジトリをホストするマシンではなく現在のクライアント・マシンを指している場合があります。
ユーザー: 作業リポジトリに対して作成およびホストする表の所有者のユーザーIDまたはログイン。
パスワード: このユーザーのパスワード。
「テスト接続」をクリックして、接続が有効であることを確認します。
「次へ」をクリックします。
ステップ3で指定した接続に対する作業リポジトリがすでに存在しているかどうかが検証されます。
この接続に対する既存の作業リポジトリが検出された場合は、次の段階として、その作業リポジトリをマスター・リポジトリに連結します。手順の詳細は、連結するOracle Data Integrator作業リポジトリのパスワードの指定を参照してください。
この接続に対する作業リポジトリが検出されなかった場合は、新規の作業リポジトリが作成されます。新規作業リポジトリの作成を続行し、ステップ6にある作業リポジトリの詳細を指定してください。
Oracle Data Integrator作業リポジトリのプロパティを指定します:
名前: 作業リポジトリに一意の名前を指定します(例: DEVWORKREP1)。
パスワード: オプション。この作業リポジトリを別のマスターに連結する際に必要なパスワードを入力します。このオプションを空白にした場合、この操作にパスワードは必要ありません。
タイプ: 作業リポジトリのタイプを選択します。
開発: このタイプのリポジトリでは、データ・モデルやプロジェクトなど(マッピング、プロシージャなども含む)の設計時オブジェクトを管理できます。開発リポジトリには、ランタイム・オブジェクト(シナリオおよびセッション)も含まれます。このタイプのリポジトリは開発環境に適しています。
実行: このタイプのリポジトリには、ランタイム・オブジェクト(シナリオ、スケジュールおよびセッション)のみが含まれます。オペレータ・ナビゲータで、データ統合ジョブを起動およびモニタリングできます。これにより、「オペレータ・ナビゲータ」で、データ統合ジョブを起動および監視できます。このタイプのリポジトリには設計時のオブジェクトを含めることができず、これを「デザイナ・ナビゲータ」で使用することはできません。実行リポジトリは本番環境に適しています。
「終了」をクリックします。
「作業リポジトリ・ログインの作成」ダイアログが開きます。作業リポジトリのログインを作成する場合は、「はい」をクリックします。新しいダイアログが開き、ログイン名を入力するように求められます。作業リポジトリのログインを作成しない場合は、「いいえ」をクリックします。
ツールバーにある「保存」をクリックします。
詳細は、「作業リポジトリへの接続」を参照してください。
作業リポジトリに接続するには、ODI Studioの「リポジトリへの接続」ボタンをクリックし、「作業リポジトリの作成」のステップ8で指定した資格証明を入力します。
作業リポジトリ作成のステップ8で作業リポジトリのログイン名を作成していない場合、接続するには、次のステップを実行して、ログインを作成する必要があります。
ODI Studioで、「ファイル」→「新規」を選択して「新規ギャラリ」ダイアログを開きます。
「新規ギャラリ」ダイアログの「カテゴリ」ツリーで、「ODI」を選択します。
「項目」リストから「新規ODIリポジトリ・ログインの作成」を選択します。
「OK」をクリックします。
「リポジトリ接続情報」ダイアログが開きます。
Oracle Data Integrator接続の詳細を次のように指定します:
ログイン名: 一般的な別名(例: Repository)
ユーザー: マスター・リポジトリの作成時に定義したODIスーパーバイザ・ユーザー名、またはマスター・リポジトリの作成後にセキュリティ・ナビゲータで定義したODIユーザー名。
パスワード: マスター・リポジトリの作成時に定義したODIスーパーバイザ・パスワード、またはマスター・リポジトリの作成後にセキュリティ・ナビゲータで定義したODIユーザー・パスワード。
データベース接続(マスター・リポジトリ)の詳細を次のように指定します:
ユーザー: ODIマスター・リポジトリを保持するスキーマ(データベース、ライブラリ)のデータベース・ユーザーIDまたはログイン。
パスワード: このユーザーのパスワード。
ドライバ・リスト: 作成したマスター・リポジトリをサポートするDBMSへの接続に必要なドライバをドロップダウン・リストから選択します。
ドライバ名: ドライバの完全な名前。
Hurl: リポジトリをホストするデータベースへのJDBC接続の確立に使用するURL。
「テスト」をクリックして、接続が有効であることを確認します。
「作業リポジトリ」を選択し、作業リポジトリの詳細を次のように指定します。
作業リポジトリ名: 前のステップで作業リポジトリに指定した名前(例ではWorkRep1)。このフィールドの右側にあるボタンをクリックすると、マスター・リポジトリで使用可能な作業リポジトリのリストを表示できます。
「OK」をクリックして、入力内容を検証します。
作業リポジトリのパスワードを変更するには:
トポロジ・ナビゲータの「リポジトリ」ツリーで、作業リポジトリ・ノードを展開します。
作業リポジトリをダブルクリックするか、または右クリックして、「開く」を選択します。作業リポジトリ・エディタが開きます。
作業リポジトリ・エディタの「定義」タブで、「パスワードの変更」をクリックします。
現在のパスワードを入力し、新しいパスワードを2回入力します。
「OK」をクリックします。
リポジトリ管理用の拡張アクションは、リポジトリの作成プロセスには関係しません。この項で説明するアクションは、既存のリポジトリに対して実行する拡張アクションです。リポジトリを作成した後でそのパスワード記憶域を切り替える必要がある場合があります。また、資格証明ストアがクラッシュした場合はそのパスワード記憶域をリカバリする必要があります。パスワード処理に関連するアクションについては、「外部パスワード記憶域の設定」を参照してください。マスター・リポジトリと作業リポジトリのエクスポートとインポートについては、第20章「エクスポートおよびインポート」を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
作業リポジトリの連結とは、既存の作業リポジトリを現在のマスター・リポジトリにリンクする操作です。この既存の作業リポジトリは、データベースにすでに存在し、現在のまたは別のマスター・リポジトリから連結解除されているものです。
作業リポジトリの削除とは、マスター・リポジトリへのリンクを削除して連結解除することです。連結とは逆の操作です。この操作によって作業リポジトリの内容が破棄されることはありません。
作業リポジトリの連結
作業リポジトリをマスター・リポジトリに連結するには:
トポロジ・ナビゲータで、「リポジトリ」パネルに移動します。
「作業リポジトリ」ノードを右クリックして「新規作業リポジトリ」を選択します。
作業リポジトリ作成ウィザードが開きます。
Oracle Data Integrator作業リポジトリ接続の詳細を次のように指定します。
テクノロジ: リストから、作業リポジトリをホストするテクノロジを選択します。デフォルトは「Oracle」です。
JDBCドライバ: リポジトリをホストするテクノロジへのアクセスに使用するドライバ。
JDBC URL: 作業リポジトリをホストするデータ・サーバーの完全なパス。
「JDBCドライバ」パラメータと「JDBC URL」パラメータは同期化され、デフォルト値はテクノロジによって異なります。
ユーザー: 作業リポジトリに対して作成およびホストする表の所有者のユーザーIDまたはログイン。
パスワード: このユーザーのパスワード。
「テスト接続」をクリックして、接続が有効であることを確認します。
「次へ」をクリックします。
連結するOracle Data Integrator作業リポジトリの「パスワード」を指定します。
「次へ」をクリックします。
連結するOracle Data Integrator作業リポジトリの「名前」を指定します。
「終了」をクリックします。
作業リポジトリの削除
リポジトリを連結解除するには、次の手順に従って、マスター・リポジトリからリンクを削除します。
トポロジ・ナビゲータで、「リポジトリ」パネルを展開します。
作業リポジトリ・ノードを展開し、削除する作業リポジトリを右クリックします。
「削除」を選択します。
確認ダイアログで、「はい」をクリックします。
作業リポジトリがマスター・リポジトリから連結解除され、トポロジ・ナビゲータの「リポジトリ」パネルから削除されます。
作業リポジトリの削除とは、作業リポジトリをマスター・リポジトリから連結解除する操作です。詳細は、「作業リポジトリの連結および連結解除(削除)」を参照してください。
作業リポジトリの消去とは、作業リポジトリをデータベースから削除する操作です。
警告: 消去した作業リポジトリは元に戻すことができません。作業リポジトリに保存されているすべての情報(モデルのメタデータ、プロジェクト、およびシナリオ、スケジュール、ログなどのランタイム情報を含む)が完全に削除されます。 |
作業リポジトリの消去
作業リポジトリをデータベースから消去するには:
トポロジ・ナビゲータで、「リポジトリ」パネルを展開します。
作業リポジトリ・ノードを展開し、削除する作業リポジトリを右クリックします。
「データベースから消去」を選択します。
作業リポジトリをデータベースから完全に消去する場合は、確認ダイアログで「はい」をクリックします。
作業リポジトリがデータベースから消去され、トポロジ・ナビゲータの「リポジトリ」パネルから削除されます。
リポジトリ・データベースへの同時接続数は、リポジトリが格納されるデータベース・エンジンによって制御および制限される可能性があります。Oracleでの接続数を制限する初期化パラメータはprocessesです。多数のパラレル実行を実行する場合、リポジトリ・データベースに許可される最大接続数を増やすようにデータベースを調整することが必要な場合があります。
必要な接続数は、実行中のODI Studioインスタンスおよびロード・プラン・ステップの数によって次のように異なります。
各ODI Studioセッションには、セッションの期間中に2つのデータベース接続(マスターへの接続と作業リポジトリへの接続)が必要です。セッションの開始後、短期間のセキュリティ・チェックを実行するために3番目のデータベース接続も必要です。
Oracle以外のデータベースの場合、各ロード・プラン・ステップでは、ロード・プランの実行中に追加接続がロックとして使用されます。