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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorリリース・ノート
12c (12.1.2)
E49828-01
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle Data Integratorリリース・ノート

12c (12.1.2)

E49828-01(原本部品番号:E48737-01)

2013年9月

このドキュメントではOracle Data Integratorに関する既知の問題とインストール後パッチについて説明します。内容は次のとおりです。

1 Oracle Data Integratorコンソールの問題および回避策

この項の内容は次のとおりです。

1.1 別のタブを閉じるとOracle Data Integratorコンソール・ページのタスク・フローがリセットされる

Oracle Data Integratorコンソールでページを含むタブを閉じると、このタブの後のすべてのタブで、タスク・フロー(実行されたナビゲーション・アクション)がリセットされます。これらのタブに含まれるページは、最初に開いたオブジェクトにリセットされます。[9486792]

2 構成の問題および回避策

この項には、次の問題に関する情報が含まれます。

2.1 Microsoft SQL Serverのデフォルト・データベースが割り当てられていない場合、エージェントの起動に失敗する

Microsoft SQLサーバーでスタンドアロン・エージェントの起動を正常に完了するには、デフォルト・データベースを割り当てる必要があります。次のMSSQL文を実行して、割当てを行います。[10398864]

ALTER LOGIN <SQLLogin> WITH DEFAULT_DATABASE = <AvailDBName>

2.2 「上書き」オプションの選択が解除されている場合、作業リポジトリをマスター・リポジトリにGUID形式で添付できない

作業リポジトリをGUID形式でマスター・リポジトリに添付する際、「上書き」オプションが選択されていないと、次のエラーが表示されます。

ODI-3022:エラーのため、作業リポジトリの添付に失敗しました: ODI-10228:IDが'2'または名前が'xxxx'のリポジトリはマスター・リポジトリですでに使用されています。

回避策として、作業リポジトリをファイルにエクスポートし、空の作業リポジトリを作成して、エクスポートした作業リポジトリを新しい作業リポジトリに再インポートします。[16730820]

2.3 コロケートODIエージェントがOracle Enterprise Manager FMWコントロールに表示されない

ODI FMWコントロールUIの、WebLogic管理対象(コロケート)スタンドアロン・エージェントのエージェント・ホームページに、ステータスとデータが表示されません。この問題を解決するには、対象のスタンドアロン・エージェントが含まれるようにドメインを構成し、次のファイルに含まれているMASTER_REPO_TIMESTAMP属性を、適切なマスター・リポジトリID (TimeStamp)を使用して手作業で更新します。その後、ノード・マネージャを起動します。[16846706]

<MW_HOME>/user_projects/domains/WLS_ODI/config/fmwconfig/components/ODI/<component_ name>/instance.properties

2.4 WebLogic管理対象スタンドアロン・エージェント・ターゲットが表示されない

Fusion Middlewareコントロールで、ODIコンソール・アプリケーション・ページ、「ODIスタンドアロン・エージェント」ページおよび「マスター・リポジトリ構成」ページを編集し、WebLogic管理対象スタンドアロン・エージェントのホーム・ページで保存すると、その後WebLogic管理対象スタンドアロン・エージェントがUIに表示されなくなります。[17433189]

2.5 Java 7を使用して生成したキーをWebLogic Server 10.3.xで使用できない

スタンドアロン・エージェント、コロケート・エージェントまたはWebLogic Server 12cエージェントをSSLモードで起動するには、組織キーとドメイン固有のキーをキーストアに追加しておく必要があります。この証明書を信頼する必要があるクライアントのキーストアまたはトラストストアに、キーツールをインポートする必要があります。クライアントがJava 6で動作するWebLogic Server 10.3.xで、Java 7のキーツールを使用して元のキーが生成された場合、WebLogic Server 10.3.xドメインのスタートアップでエラーが表示されます。[17246041]

回避策は次のとおりです。

  • Java 6のキーツールを使用してキーペアを生成し、これをエクスポートしてJava 7キーストアにインポートします。

  • Java 7のキーツールで、keytool -genkey -alias agent -keyalg RSA -keysize 1024 -sigalg SHA1withRSAの構文を使用します。

2.6 パラレル・ステップを多数含むロード計画によって使用可能なデータベース接続がすべて消費される

パラレル・ステップを多数含むロード計画では、各パラレル・ステップで接続が余計に消費されるため、使用可能なデータベース接続がすべて消費されてしまうことがあります。これは、エージェント構成で「セッションの最大数」を制限することで制御できます。[17321831]

2.7 サード・パーティ・データベースを使用してスタンドアロン・エージェントを作成するときに、テスト接続が失敗する

ODI 12.1.2スタンドアロン・インストールで、サード・パーティ・データベース(SQL ServerやDB2など)で作成されたリポジトリを使用して構成ウィザードでODIスタンドアロン・エージェントを作成するときに、「テスト接続」機能が失敗します。[17484650]

回避策は次のとおりです。

  1. JDBCテスト・ステップが失敗したときに、「次」をクリックします。警告メッセージが表示されます。「OK」をクリックして、メッセージを閉じます。

  2. 残りのステップを実行し、構成ウィザードを使用してスタンドアロン・エージェントを作成します。

  3. ディレクトリ<Standalone domain>/config/jdbcにナビゲートし、jdbc_odiMasterRepository-jdbc.xmlファイルにある<url>エントリを次のように更新します。

    変更前:

    <url>jdbc:weblogic:sqlserver://<host>:<port></url>
    

    変更後:

    <url>jdbc:weblogic:sqlserver://<host>:<port>;DatabaseName=<dbname></url>
    

3 設計時環境の問題および回避策

この項には、次の問題に関する情報が含まれます。

3.1 非準拠のウォレット・パスワードを変更できない

新しいODI Studio UIログインを作成する際、「新規ウォレット・パスワード」ダイアログ・ボックスに非準拠のウォレット・パスワードを入力した場合、次の試行時にこのパスワードを変更できません。「新規ウォレット・パスワード」ダイアログ・ボックスで「取消」をクリックすると、ログイン処理時に追加したその他の情報が失われます。回避策として、LANGおよびLC_ALL環境変数をen_USに設定し、ODI Studioを起動します。[15981498]

3.2 接続が多数存在する場合、マッピング・エディタの表示が正しく行われない

マッピングに多数のデータセットが含まれていて、データセットにも多数の結合が含まれている場合、マッピング・エディタの論理ビューでコネクタ線と結合ボックスが順序どおりに正しく配置されないことがあります。回避策として、自動配置を手動で実行し、表示を整えてください。[16091738]

3.3 セッション変数ノードにセッション変数が表示されない

追跡された変数がオペレータ・ナビゲータのセッション・リストの変数ノードに表示されません。ただし、これらの変数は、セッション・ステップ・エディタまたはセッション・タスク・エディタの「変数値と順序値」セクションで確認できます。[16876559]

3.4 12cにおける11g下位互換SDKの問題

11g下位互換SDKを12cで使用した場合、永続マッピングまたは永続モデルによって親フォルダおよびプロジェクトが(11gで永続化されたように)暗黙的に永続化されることはありません。

回避策として、クライアント・コードを変更し、プロジェクトおよび親フォルダを永続化するSDKメソッドを明示的に呼び出すようにします。[17324878]

3.5 集計コンポーネントの順序式が原因で無効なSQLが生成される

集計コンポーネントのマッピング式として順序を使用した場合、マッピングの実行に失敗します。たとえば、次のようなエラーが表示されます。

ORA-02287: ここでは順序番号は使用できません。

回避策として、集計前の別のコンポーネントに順序値を挿入し、これを集計にマッピングします。[17302457]

3.6 オペレータのツリーにデプロイメント仕様の名前を使用したセッションが表示される

同じ名前のデプロイメント仕様を持つ複数のマッピングを実行すると、オペレータのツリーでマッピングを識別できないため、すべてが同じデプロイメント仕様の下にグループ化されます。

回避策として、各デプロイメント仕様の名前を一意で識別可能な名前に変更します。[17332286]

3.7 マッピングで参照されるデータストア・ショートカットをマテリアライズした後に、そのマッピングを保存できない

データストアのショートカットをマテアライズした後、このデータストアを使用する開かれた状態のマッピングは保存できず、次のエラーが表示されます。

ODI-26182: オブジェクトは別のユーザーによって変更されたため、保存できません。

回避策として、マッピングを閉じてから再び開き、変更作業をやり直します。[17337669]

3.8 Groovyスクリプト・エディタでユーザー・クラスパス内のJDBCドライバを検出できない

ユーザー・クラスパスでJDBCドライバが見つからない場合、外部JDBCドライバに依存するGroovyスクリプトはClassNotFoundExceptionで失敗することがあります。

回避策として、odi.confを編集し、AddJavaLibFileを使用してJDBCドライバjarを追加します。例: AddJavaLibFile./mysql-connector-java-5.1.26-bin.jar [17361339]

3.9 ODI Studio内部エージェントをとおしてHTTPSベースのWebサービスを呼び出せない

ODI Studio内部エージェント経由で実行しているOdiInvokeWebServiceツールでは、HTTPSベースのWebサービスを呼び出せません。

回避策として、実行用の外部エージェントを構成します。[17383460]

3.10 11gマッピングのアップグレードに関する問題

11gからアップグレードしたマッピングは、次の場合に失敗します。

  • 複数接続LKMを使用し、ステージング領域に結合またはフィルタがあるマッピングである場合。

  • 11g互換性スイッチを有効にしてアップグレードしたマッピングを、ODI Studioを使用して12cマッピングに変更した場合。

回避策として、変換後に別のLKMを選択します。[17423481]

3.11 ODIデータ・サービスのデプロイ・タスクをスタンドアロン・エージェントで実行すると失敗する

プロシージャ内でGroovyタスクを使用してODIデータ・サービスを生成およびデプロイするときに、コードはODI StudioとJEEエージェントでは正しく実行しますが、スタンドアロン・エージェントでは失敗します。

回避策として、JEEエージェントを使用してデータ・サービスをプログラムによってデプロイしてください。[17433711]

3.12 Nullパスワードに関する矛盾

Nullパスワードは使用できなくなったため、nullパスワードを使用してユーザーを作成するとエラーが表示されます。しかし、セキュリティ・ナビゲータの「パスワード・ポリシー」ダイアログ・ボックスでは、nullパスワードの使用を可能にするポリシーの作成が可能です。[17432585]

3.13 無効なファイル・パスのNullポインタ例外で「マッピング/再使用可能マッピングの印刷」が失敗する

レポートPDFファイルのファイル・パスが有効な場所を指す絶対パスでない場合、ODI Studioのデザイナ・ナビゲータの「マッピング/再使用可能マッピングの印刷」コマンドを実行したときに、Nullポインタ例外が発生します。回避策として、有効なファイル・パスを指定します。[17452349]

3.14 モデル・フォルダ・エディタで「マーカー」タブが欠落する

「マーカー」タブがモデル・フォルダ・エディタに表示されません。デザイン・ナビゲータ・ツリーでモデル・フォルダのコンテキスト・メニューを使用してマーカーを設定することは可能です。[17307493]

4 テクノロジおよびナレッジ・モジュールの問題および回避策

この項には、次の問題に関する情報が含まれます。

4.1 IKM SQL Incremental Update (Row by Row)では日本語の表をターゲットにできない

ターゲット表名に日本語の文字が含まれる場合、"IKM SQL Incremental Update (Row by Row)"がタスク「更新する行にフラグ設定」で失敗します。生成されたコード内では、統合表名が「I$_??????」として表示されます。「?」文字は日本語の文字と置き換わります。

回避策として、このIKMをテクノロジに適した別のIKMに置き換えます。たとえば、Oracleの場合は"IKM Oracle Incremental Update"に置き換えます。[7602615]

4.2 Jythonスクリプトからスローされる例外内の非ASCIIデータの変換が誤っている

Jythonスクリプトからスローされる例外に非ASCIIデータが含まれている場合、その非ASCIIデータが???に置換されることがあります。ただし、ビジネス・データに影響が及ぼされているわけではありません。また、例外スタックからさらに詳しい情報を取得できます。[15846609]

4.3 KMオプションにJAVA_HOMEを指定してIKM File to File (Java)を使用すると実行に失敗する

KMオプションにJAVA_HOMEを指定してIKM File to File (Java)を使用した場合、実行に失敗します。

回避策として、KMオプションではなくシステム・レベルでJAVA_HOMEを設定します。[17410568]

4.4 LKM SQL to SQL (ビルトイン)の結果、不適切なフェーズに索引が作成される

"LKM SQL to SQL (ビルトイン)"によって不適切なフェーズに一時索引が作成され、パフォーマンスが低下します。

回避策として、"LKM SQL to SQL"などの別のLKMを使用します。[17430884]

4.5 IKM MSSQLを使用してCLOB列をMicrosoft SQL Serverターゲットにマッピングする際、増分更新が失敗する

"IKM MSSQL"を使用してCLOB列をMicrosoft SQL Serverターゲットにマッピングする際、増分更新が失敗して次のエラー・メッセージが表示されます。

ODI-1228: Task IKM MSSQL Incremental Update (Flag useless rows) fails on the target MICROSOFT_ SQL_SERVER connection SVR2_MSSQL.
Caused By: java.sql.SQLException: [FMWGEN][SQLServer JDBC Driver][SQLServer]The data types text and text are incompatible in the equalto operator.

[17431274]

回避策は次のとおりです。

  • Microsoft SQL Serverに新規のデータ型VARCHAR(MAX)を追加します。

    1. 「トポロジ」、「物理アーキテクチャ」、「テクノロジ」、「Microsoft SQL Server」にナビゲートし、「データ型」を右クリックして「新規データ型」を選択します。

    2. <NewObject>」ダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドにvarchar(max)と入力し、「コード」フィールドと予約済コード・フィールドにVARCHAR(MAX)と入力して、表構文と書込み可能データ型構文を作成し、「アイコンで使用された文字」フィールドにVと入力します。

    3. 「保存」をクリックします。

  • 汎用 SQL.CLOBMicrosoft SQL Server.varchar(max)にマップします。

    1. 「トポロジ」、「論理アーキテクチャ」、「テクノロジ」、汎用SQLにナビゲートし、CLOBデータ型を開いて「変換先」タブに移動し、Microsoft SQL Servervarchar(max)に変更します。

    2. 「保存」をクリックします。

4.6 SAPのためのODI AAのアップグレード

古いバージョンのODI SAPアダプタでは、抽出プログラムがRFCとしてダイアログ・モードで実行されていましたが、最新のODI SAPアダプタではデフォルトの実行モードがバックグラウンド処理に変更されています(LKMオプションBACKGROUND_PROCESSINGのデフォルト値がtrue)。バックグラウンド処理モードでは抽出プログラムがSAPレポートとして実行されるため、SAPシステムのリソースを効率的に使用できます。実行モードとしてバックグラウンド処理を使用することをお薦めします。現在でもダイアログ・モードは使用可能ですが、非推奨です。

既存のシナリオは再生成されないかぎり、ダイアログ・モード実行を使用し続けます。

SAP KMをアップグレードすると、すべてのODI SAPマッピングがバックグラウンド・モードで実行されるようになります。バックグラウンド実行が許可されるようにするため、必要なSAP認証について次の項で確認してください。

SAP ABAP BWに必要なSAP権限の詳細は、『Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP BWアダプタ・スタート・ガイド』の「SAP ABAP BWで必要な権限」を参照してください。

SAP ABAP ERPに必要なSAP権限の詳細は、『Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP ERPアダプタ・スタート・ガイド』の「SAP ABAP ERPで必要な権限」を参照してください。

ダイアログ実行モードとバックグラウンド実行モードでは認証が異なります。

ダイアログ・モードで実行を続ける場合、各マッピングでLKMオプションBACKGROUND_PROCESSINGfalseに設定するか、KM内でデフォルト値を変更する必要があります。

SAPシステムにインストールされているODIオブジェクトがRKM SAP ERP v32以降またはRKM SAP BW v23以降によってインストールされたものである場合、『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』のODI SAPコンポーネントの更新の説明のとおりSAP ABAP BWアダプタを再インストールし、ODI SAPコンポーネントの更新の説明のとおりSAP ABAP ERPアダプタを再インストールします。SAPシステムからのアダプタを最初にアンインストールする必要はありません。ODIオブジェクトがv32より古いバージョンのRKM SAP ERPまたはRKM SAP BWでインストールされたものである場合、次の手順を実行します。

  1. 『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』の「ODI SAPコンポーネントのアンインストール」の説明のとおりSAP ABAP BWアダプタをアンインストールし、「ODI SAPコンポーネントのアンインストール」の説明のとおりSAP ABAP ERPアダプタをアンインストールします。

  2. SAPパッケージ名および機能グループ名(KMオプションSAP_FUNCTION_GOUP_ODI_[DEV|PROD]およびSAP_PACKAGE_NAME_ODI_[DEV|PROD])については、『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』の「SAP ABAP BW」のSAPパッケージおよびSAP機能グループおよび「SAP ABAP ERP」のSAPパッケージおよびSAP機能グループを確認してください。

  3. 『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』のODI SAPコンポーネントの更新の説明のとおりSAP ABAP BWアダプタを再インストールし、ODI SAPコンポーネントの更新の説明のとおりSAP ABAP ERPアダプタを再インストールします。

最新のODI SAPアダプタではSAPで実行時間の長いジョブをキャンセルできます。ODIオペレータで"即時停止"機能を有効にするには、OpenToolクラスをoracle.odi.sap.km._OdiSapAbapExecuteからoracle.odi.sap.km._OdiSapAbapExecuteStoppableに変更する必要があります。『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』で、「SAP ABAP BW」のOpen Toolの追加および「SAP ABAP ERP」のOpen Toolの追加を参照してください。[16552272]

4.7 ファイル・パスに単一バックスラッシュが含まれているとIKM SQL Incremental Update (Row by Row)が失敗する

KMオプションLOG_FILE_NAMEがバックスラッシュを含むWindowsパス(例: LOG_FILE_NAME=C:\user\joe\odi_load.log)に設定されていると、"IKM SQL Incremental Update (Row by Row)"が失敗します。これは11gリリースでは機能していました。

回避策として、パス内で二重バックスラッシュを使用します。たとえば、C:\\user\\joe\\odi_load.logのようにします。[13354200]

4.8 再使用可能マッピングにファイルベースのデータストアがネストされていると、LKM File to SQLが失敗する

再使用可能マッピングにネストされているファイルベースのデータストアを、"LKM File to SQL"を使用するマッピングで使用した場合、そのマッピングは失敗し、次の例外が発生します。

ODI-1227: Task LKM File to SQL (Load data) fails on the source FILE connection XXXXX.
Caused By: java.sql.SQLException: ODI-40444: Column not found: YYYYY

回避策として、再使用可能マッピング内でファイル・データストア・コンポーネントを使用しないようにするか、出力シグネチャをソース実行ユニットからステージング実行ユニットに移動します。[17466378]

4.9 オンライン・モードのOracle GoldenGateのChange Data Captureがマッピングで失敗する

モデルで初期ロード・プロセスが選択されていない場合、オンライン・モードのOracle GoldenGate Change Data Capture (CDC)が失敗します。初期ロードはオンライン・モードのOracle GoldenGateには該当しませんが、モデルからのデータストアをマッピングで使用できなくなります。これが「ジャーナルの開始」機能やモデル内からのCDCアクションに影響することはありません。ただし、これらのデータストアをCDCを使用するマッピングで使用すると、マッピングは失敗します。[17508179]

回避策として、モデルで初期ロード・プロセスを選択します。モデル・エディタで初期ロード・プロセスを選択しただけでは、初期ロードは有効になりません。これを有効にするオプションがJKMオプションに存在します。次の手順に従って、CDCを有効にします。

  1. CDCを有効にするモデルを開きます。

  2. 「ジャーナル化」タブを選択します。

  3. 「初期ロード・キャプチャ・プロセス」「作成」ボタンをクリックし、「プロセス」「論理プロセス名」のプレースホルダ値を指定します。Oracle GoldenGateテクノロジのトポロジ・ナビゲータにある定義済プロセスと同じ名前を使用することはできませんが、それ以外であれば任意の値を使用できます。

  4. 「OK」をクリックしてキャプチャ・プロセス・インスタンスを作成します。

  5. 「初期ロード配信プロセス」「作成」ボタンをクリックし、「プロセス名」「論理プロセス名」のプレースホルダ値を指定します。初期ロード・キャプチャ・プロセス名と同じ制約事項が適用されます。

  6. 実際のキャプチャ・プロセス・インスタンスに使用されるのと同じターゲットDB論理スキーマを選択します。

  7. 「OK」をクリックして配信プロセス・インスタンスを作成します。

  8. JKMオプションUSE_OGG_FOR_INITfalseに設定されていることを確認します。

これでモデルからのデータストアを、CDCを使用するマッピングで使用できるようになります。

5 Oracle Data Integrator 12cのインストール後パッチに関する情報

Oracle Data Integratorのインストール後に、次のパッチを適用することをお薦めします。これらのパッチはMy Oracle Support (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)から入手可能で、Oracle Data Integratorダウンロード・ファイルodi_1212_opatch.zipでも入手できます。

表1 パッチ情報

パッチ番号 バグ 説明

17469061

17350025, 17349908, 17073913, 17451669

12.1.2.0.0へのFMWアップグレード累積バックポートのためのバグ追跡(パッチ)

17170540

17170540

-OPSSDATAEXPORT=TRUEの場合にFMWでODI T2Pが失敗する

16926420

16926420

SUN SAAJ CLASSESを持つXDKを使用するNPE; FDOMDOCUMENTBUILDERコンストラクタが破損する

このパッチを適用する場合は、5.1項「パッチ16926420を適用する際のエラーは無視できる」を参照してください。


5.1 パッチ16926420を適用する際のエラーは無視できる

ODI 12.1.2の推奨パッチ16926420 (odi_1212_opatch.zip)をODI 12.1.2 EnterpriseインストールのOracleホームに適用するときに、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。

Error: There is an error with library regeneration, please refer to the log file for details. OPatch will continue applying the patch.

このエラーは無視できます。パッチは正しく適用されています。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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