リリース・ノート
リリース12c (12.1.2)
E47978-01(原本部品番号:E40213-01)
2013年6月
この章では、Oracle TopLinkに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項には、次の問題に関する情報が含まれます。
Oracle Bug#9349481に従って記載されています。
Oracle Enterprise Managerを使用してEclipseLinkログ・レベルを設定します。WLSシステムMBeanブラウザを使用して、この操作を実行しないでください。
Oracle Bug#4742090に従って記載されています。
Java Transaction API(JTA)と同期している作業ユニットは、解放されると例外をスローします。現行のトランザクションでその変更を永続化しない場合、JTAトランザクションはロールバックする必要があります。
コンテナ境界型のトランザクションでは、EJB/セッション・コンテキストで次のようにsetRollbackOnly()
をコールします。
@Stateless public class MySessionBean { @Resource SessionContext sc; public void someMethod() { ... sc.setRollbackOnly(); } }
Bean境界型のトランザクションでは、EJB/セッション・コンテキストから取得したUserTransactionで次のようにrollback()
をコールします。
@Stateless @TransactionManagement(TransactionManagementType.BEAN) public class MySessionBean implements SomeInterface { @Resource SessionContext sc; public void someMethod() { sc.getUserTransaction().begin(); ... sc.getUserTransaction().rollback(); } }
Oracle Bug#5354924、5255028に従って記載されています。
リターン・ポリシーを使用すると、INSERT
およびUPDATE
の実行時に変更された値を返してキャッシュ済オブジェクトに移入できますが、このポリシーは、UPDATE
で数値バージョンのオプティミスティック・ロックと組み合せると機能しません。すべてのUPDATE
操作に対して返される値が1となり、意味のあるロック保護は提供されません。
UPDATE
のリターン・ポリシーは、数値のオプティミスティック・ロックと組み合せて使用しないでください。
INSERT
のリターン・ポリシーは、オプティミスティック・ロックの使用時に正常に機能します。
Oracle Bug#4671102に従って記載されています。
TopLinkでは、サーバーから返される日時の情報は、Timestamp
を使用しているものと仮定されます。JDBCドライバが現在の日付に対してString
を返すと、TopLinkは例外をスローします。これは、DB2 JDBCドライバの使用時に発生します。
この問題を回避するには、Timestampを返すドライバ(COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driverなど)を使用するか、サーバー時間のかわりにローカル時間を使用するようにポリシーを変更してください。
別の回避方法は、次のようにプラットフォームで使用されるValueReadQueryで問合せリダイレクタを使用することです。
ValueReadQuery vrq = new ValueReadQuery( "SELECT to_char(sysdate, 'YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSSSS') FROM DUAL" ); vrq.setRedirector(new TSQueryRedirector()); ... class TSQueryRedirector implements QueryRedirector { public Object invokeQuery(DatabaseQuery query, Record arguments, Session session) { String value = (String)session.executeQuery(query); return ConversionManager.getDefaultManager().convertObject( value, java.sql.Timestamp.class ); } }
Oracle Bug#5097513に従って記載されています。
作業ユニットの変更セットにアクセスして変更内容を確認する場合、削除保留中のオブジェクト(uow.deleteObject( )
やuow.deleteAllObjects( )
など)は、結果セットから返されません。
削除保留中のオブジェクトは、作業ユニットのgetDeletedObjects
コールを通じてのみ取得できます。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Bug#8551001に従って記載されています。
Oracle SpatialおよびOracle XDBマッピングの機能を(スタンドアロンのOracle WebLogic ServerとOracle JDeveloperに統合されたWebLogic Serverの両方で)完全にサポートするには、それぞれtoplink-spatial-template.jar
およびtoplink-xdb-template.jar
を使用してWebLogic Serverドメインを拡張し、Oracle SpatialとXDBをサポートする必要があります。
WebLogic Serverドメインを拡張するには:
toplink-spatial-template.jar
ファイル(Oracle Spatialのサポート用)とtoplink-xdb-template.jar
ファイル(Oracle XDBのサポート用)を次の場所からダウンロードします。
表1「Oracle Spatialのサポート」または表2「Oracle XDBのサポート」を使用して、コピーするファイルを決定します。
表1 Oracle Spatialのサポート
コピーするファイル | コピー元脚注1 | コピー先脚注2 |
---|---|---|
sdoapi.jar |
|
|
脚注1 これらはデフォルトの場所です。実際の場所は、特定の環境、インストール済オプションおよびリリースに応じて変化する可能性があります。
脚注2 Oracle JDeveloperに統合されたWebLogic Serverを使用する場合、<WEBLOGIC_HOME>
は、<JDEVELOPER_HOME>
ディレクトリ内に存在します。
表2 Oracle XDBのサポート
コピーするファイル | コピー元脚注1 | コピー先脚注2 |
---|---|---|
xdb.jar |
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xml.jar |
|
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xmlparserv2.jar |
|
|
orai18n-mapping.jar脚注 3 |
|
|
脚注1 これらはデフォルトの場所です。実際の場所は、特定の環境、インストール済オプションおよびリリースに応じて変化する可能性があります。
脚注2 Oracle JDeveloperに統合されたWebLogic Serverを使用する場合、<WEBLOGIC_HOME>
は、<JDEVELOPER_HOME>
ディレクトリ内に存在します。
脚注3 Oracle Database 11.2以上にはorai18n-mapping.jarを使用してください。
注意: 実際のJARファイルの名前は、コピー元のディレクトリでは異なる可能性がありますが、コピー先のディレクトリにコピーする際には、前述のとおりの名前にする必要があります。 |
構成ウィザード(<WEBLOGIC_HOME>
/common/bin/config.sh
または.bat
)を起動します。
「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。
WebLogic Serverドメインを参照して選択します。
WebLogic Serverが統合されたJDeveloperを使用する場合、一般的なWebLogic Serverドメインの場所は、次のようになります。
Windows環境の場合: %APPDATA%\JDeveloper\systemXX.XX.XX.XX\DefaultDomain
XX.XX.XX.XX
は、一意の製品ビルド番号です。
Windowsプラットフォームでは、フォルダ・オプションの「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択する必要があります。
Windows以外の環境では、デフォルトの場所は、現在のユーザーのデフォルト・ホーム・ディレクトリ(<$Home>
/DefaultDomain
)内です。
詳細は、Oracle JDeveloperのドキュメントを参照してください。
「既存の拡張テンプレートを使用してドメインを拡張する」を選択します。
必要なテンプレートJARを参照して選択します(Oracle Spatialの場合はtoplink-spatial-template.jar、Oracle XDBの場合はtoplink-xdb-template.jar)。
ウィザードの残りのページを完了します。
Oracle Bug#9579986に従って記載されています。
デフォルトで、EclipseLinkは、nullを使用できないプリミティブ型(int
やlong
など)で0(ゼロ)をnullとして解釈するため、0が主キーにとって無効な値となります。この設定は、persistence.xml
ファイルのallow-zero-id
プロパティを使用して変更できます。有効な値は次のとおりです。
true - EclipseLinkは、0(ゼロ)の値を0として解釈します。この設定により、主キーで0の値を使用できます。
false - (デフォルト)EclipseLinkは、0(ゼロ)をnullとして解釈します。
詳細は、http://wiki.eclipse.org/EclipseLink/UserGuide
にあるEclipseLinkユーザーズ・ガイドを参照してください。
Oracle Bug#9579974に従って記載されています。
クラスタ内でOracle Database Adapterと組み合せてJCAサービスを使用し、Sybaseデータベースに対してデータベース操作を実行する場合、クラスタ内の管理対象ノードは、メッセージを処理して、重複する操作を試行することがあります。
Sybaseのサポートされるバージョンでは、Oracle TopLinkのレコード・ロックに対応していないため、重複する操作の試行がSybaseで許可されます。
Oracle Bug#9403222に従って記載されています。
デフォルトで、コンテナ管理のJPAのEclipseLinkユーザーは、Oracle WebLogic Serverのロギング・オプションを使用して、EclipseLinkで生成されたすべてのログ・メッセージをレポートします。『Oracle WebLogic Serverログ・ファイルの構成とログ・メッセージのフィルタ処理』のWebLogicロギング・サービスの構成に関する項を参照してください。
EclipseLinkのネイティブ・ロギング構成を使用するには、次のプロパティをpersistence.xml
ファイルに追加します。
<property name="eclipselink.logging.logger" value="DefaultLogger"/>
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Fusion Middleware, リリース12c (12.1.2) TopLinkリリース・ノート
E47978-01
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