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Oracle® Fusion Middleware Oracle User Messaging Serviceの管理
リリース12c (12.1.2)
E48000-02
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3 Oracle User Messaging Serviceの監視

この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle User Messaging Serviceを監視する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです:

3.1 Oracle User Messaging Serviceの監視

Oracle User Messaging Serviceのログとメトリックは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して監視できます。

Oracle User Messaging Serviceを監視するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールに管理者としてログインします。

    ns_login.gifの説明が続きます
    図版ns_login.gifの説明

  2. 「ユーザー・メッセージング・サービス」フォルダを開きます。

  3. 目的のサーバーまたはドライバを選択します。

    ドライバを選択すると、そのドライバの状態とパフォーマンスを示すクイック統計が表示されます。

    サーバーを選択すると、クイック統計に加えて、関連ドライバのリストが表示されます。いずれかのドライバを選択してその統計を表示したり、「ドライバの構成」アイコンをクリックしてドライバを構成できます。ドライバの構成の詳細は、第2章「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

  4. 次の図に示すように、サーバーを右クリックして任意のアクションを選択します。

    右クリックで表示されるメニュー
    選択項目 アクション

    ホーム

    ホーム・ページに、選択したドライバのクイック統計が表示されます。

    コントロール

    ドライバを起動または停止します。

    ログ

    選択したドライバのメッセージ・ログを表示および構成します。

    パフォーマンス・サマリー

    カスタマイズ可能なメトリック・ページにパフォーマンス統計が表示されます。このページを使用して、このドライバの統計を表示します。このページをカスタマイズするには、「メトリック・パレット」を使用します。「メトリック・パレット」を使用すると、最も重要な情報のみが表示されるように、使用可能なすべてのメトリックの中から必要なメトリックを選択できます。

    メッセージ・ステータス

    送受信したメッセージの配信ステータスを確認し、選択したメッセージを再送信します。検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をフィルタ処理できます。一部のフィールドは、各種の補足的な演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。

    メッセージング・クライアント・アプリケーション

    ユーザー・メッセージング・サービスに登録したメッセージング・クライアント・アプリケーションは、そのアプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、手動で登録解除できます。

    サーバー・プロパティ

    メッセージ保管方法およびメッセージ・フィルタ作成用のビジネス条件を構成します。詳細は、第2章「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

    システムMBeanブラウザ

    システムMBeanブラウザとその構成の設定。

    ターゲット情報

    「ターゲット情報」には、選択したドライバの「バージョン」、「ミドルウェア・ホーム」、「ドメイン・ホーム」、「ホスト」および「デプロイ」の詳細が表示されます。

    ドライバの一般情報
    図版ns_geninfo.gifの説明

3.1.1 メッセージ・ステータスの使用

送受信されたメッセージの配信ステータスの確認、メッセージの削除および選択したメッセージの再送信を行えます。

メッセージ・ステータスの確認

メッセージ・ステータスを確認するには、次のタスクを実行します。

  1. ナビゲーション・ツリーで、サーバー・ページに移動します。サーバー・ページで、ページの上部に表示されるドロップダウン・リストから「メッセージ・ステータス」を選択します。

    「メッセージ・ステータス」ページが表示されます。

  2. 「検索」をクリックして、デフォルトの基準を使用してメッセージを検索します。検索結果のメッセージのリストが返されます。

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図版ns_msgstatus.gifの説明

検索のカスタマイズ

検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をカスタマイズできます。一部のフィールドは、各種の補足的な演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。検索をカスタマイズするには、次のタスクを実行します。

  1. 「フィールドの追加」をクリックします。

  2. 検索対象のフィールドを選択します。

  3. 演算子を選択し、必要に応じて変数を指定します。

  4. 「検索」をクリックします。カスタマイズした検索が実行され、結果が返されます。

  5. メッセージを再送信する場合は、リストのメッセージを選択して「再送信」をクリックします。

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図版ns_msgcust.gifの説明

メッセージの削除

選択したメッセージを削除できます。また、特定の日付よりも古いメッセージをすべて削除するオプションを設定し、メッセージを一括削除することもできます。

  • 選択したメッセージを削除するには、リストでメッセージを選択して「選択項目の削除」をクリックします。

  • 特定の日付よりも古いメッセージをすべて削除するには、「オプションを指定して削除」をクリックします。表示されるポップアップ・ウィンドウで、7日よりも前の日付を指定し、「OK」をクリックします。指定した日付よりも前のメッセージがすべて削除されます。


注意:

EM UIの日付機能を使用してメッセージを削除する場合、削除するメッセージの数が2000個以下であることを必ず確認してください。削除するメッセージが2000個を超える場合、次のエラー・メッセージが表示されます。

指定したオプションでは、2000件を超えるメッセージが削除されます。問合せを絞り込んで再試行してください。

2000個を超えるメッセージを削除するには、Oracle DatabaseのDBパージ・スクリプトを使用する必要があります。


3.1.2 メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録解除

メッセージング・クライアント・アプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、そのアプリケーションを手動で登録解除できます。メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録を解除する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーション・ツリーでターゲットを右クリックし、メッセージング・クライアントを選択します。「メッセージング・クライアント・アプリケーション」ページが表示されます。

  2. 登録解除するメッセージを選択します。

  3. 「登録解除」をクリックします。

    ns_mca.gifの説明が続きます
    図版ns_mca.gifの説明

    選択内容を確認する確認ボックスが表示されます。

  4. 選択内容を確認します。

3.1.3 「すべて」タブを使用したドライバの監視

「すべて」タブには、(存在するすべてのドライバではなく)ドメイン内で正常に登録されたドライバのみがリストされます。

ドライバはデフォルトでは構成されていないため、自分で構成しないかぎり登録されません。「すべて」タブにすべてのドライバを表示するには、SMPP、VoiceXMLおよびXMPPドライバを構成します(使用することを計画している場合)。構成すると、ドライバはエンジンに登録され、「すべて」タブに表示されます。

3.2 ログ・ファイルの表示

ログ・ファイルを表示できます。

ログ・ファイルを表示するには、次の手順を実行します。

  1. ログ情報を表示するドライバ(またはサーバー)を右クリックして、「ログ」「ログ・ファイルの表示」の順に選択します。

    「ログ・メッセージ」ページが表示されます。

    ns_logme.gifの説明が続きます
    図版ns_logme.gifの説明

    このページを使用して、ドライバ(またはサーバー)に関するログ情報を問い合せます。フィールドとリストを使用して問合せをカスタマイズします。

  2. 検索条件を入力した後、「ログ・ファイル」をクリックします。「ログ・ファイル」ページが表示されます。

    ns_five.gifの説明が続きます
    図版ns_five.gifの説明

  3. ログ情報を表示したり、ログをダウンロードします。

3.2.1 ロギングの構成

図3-1に示すように、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、ログ・レベルを構成します。

図3-1 ログ・レベルの構成

図3-1の説明が続きます
「図3-1 ログ・レベルの構成」の説明

図3-2に示すように、各ロガーに対して通知レベルを設定します。

図3-2 通知レベルの選択

図3-2の説明が続きます
「図3-2 通知レベルの選択」の説明

3.3 メトリックおよび統計の表示

アプリケーションのパフォーマンスは、メトリックおよび統計に反映されます。

メトリックおよび統計を表示するには、次の手順を実行します。

  1. ドライバ(またはサーバー)のパフォーマンス・サマリーを選択します。

    図3-3に示すように、「パフォーマンス・サマリー」ページが表示されます。

    図3-3 パフォーマンス・サマリー

    図3-3の説明が続きます
    「図3-3 パフォーマンス・サマリー」の説明

    多数のメトリックを取得して表示できます。最も重要なフォーカスされた情報を取得するには、「メトリック・パレット」を使用します。

  2. 「メトリック・パレットの表示」をクリックして、メトリック・パレットを表示します。

  3. 最も関心のあるメトリックを選択します。図3-4に示すように、パレットからメトリックを選択したり、選択を解除すると、メトリック表示が自動的に更新されます。

図3-4 メトリック・パレット

図3-4の説明が続きます
図3-4「メトリック・パレット」の説明