Oracle Virtual Assembly Builder (OVAB)のプラグインのOracle HTTP Server (OHS)イントロスペクタのプラグインは、WebLogic Serverドメイン内のすべての使用可能なOracle HTTP Serverインスタンスをイントロスペクトします。このプラグインはOVAB用のWebLogic Serverプラグインの拡張機能です。
この章の構成は、次のとおりです。
このプラグインでは、リリース12.1.2がサポートされます。
OVAB用のOHSイントロスペクタのプラグインはOVAB用のWebLogic Serverプラグインの拡張機能なので、WLSプラグインで提供されるイントロスペクタ・パラメータと動作します。
WebLogic Serverに必要なパラメータについては、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』でOracle Virtual Assembly Builder用のイントロスペクション・プラグインの使用方法に関する項を参照してください。
スケーラブルな複数のアプライアンス、Oracle HTTP Serverインスタンスごとに1つ。
すべてのWebLogic Serverの要件を満たす必要があります。これらの要件については、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』のOracle Virtual Assembly Builder用のイントロスペクション・プラグインの使用方法に関する項を参照してください。
WebLogic Serverの要件に加えて、参照システムの実装では、WLSとOracle HTTP Serverが同じORACLE_HOMEディレクトリにインストールされている必要があります。
入力は、構成で見つかったListenディレクティブまたはPortディレクティブごとにOracle HTTP Serverアプライアンスで作成されます。VirtualHostディレクティブ内でListenディレクティブが見つかり、SSLEngineディレクティブがonに設定されている場合以外は、Oracle HTTP Server入力のプロトコルはhttpに設定されます。設定されている場合は、プロトコルはhttpsになります。
Oracle HTTP Serverアプライアンスの出力は、Oracle HTTP Server構成のOracle WebLogic Serverに関連する様々なディレクティブに基づいて作成されます。出力は、出力の"記述"によって接続先のOracle WebLogic Serverアセンブリの入力を示します。
インスタンス・アプライアンスのすべての入力エンドポイントには、1つの編集可能プロパティ(port)と、2つの編集不可プロパティ(nameおよびprotocol)のリストがあります。protocolは、入力に接続できる出力の種類を示します。管理サーバー・アプライアンスには常に1つのセキュアなHTTPリスナー入力エンドポイントport(編集可能)があります。
すべての出力エンドポイントには、3つの編集不可プロパティdescription、protocolおよびsingletonがあります。protocolは、出力に接続できる入力の種類を示します。Singletonは、出力を接続できるアプライアンスの種類を示します。singletonがtrueの場合、出力を接続できるのは、スケーラビリティ最大絶対値が1のアプライアンスの入力のみです。管理サーバー・アプライアンスには出力エンドポイントはありません。
関連するOracle HTTP Serverアプライアンスのプロパティはありません。
なし。
サポートされるテンプレート・タイプは、Oracle Enterprise Linux (OEL)です。
次のプラグインの制限事項に注意してください。
管理インタフェースを使用せずに、参照システム上のOracle HTTP Serverインスタンスに対して行った手動の変更に対しては、プラグインによるイントロスペクトは行われません。
参照の実装では、OVAB Oracle HTTP ServerプラグインはOracle HTTP Serverのスタンドアロン・デプロイメントをイントロスペクトしません。WebLogic Server Oracle HTTP Serverデプロイメントのみがサポートされます。
OVABの使用方法の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Virtual Assembly Builderアプリケーションおよびイントロスペクション・プラグインの開発
Oracle Virtual Assembly Builderの使用方法