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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタの開発
12c (12.1.2)
E48055-01
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A weblogic-ra.xmlスキーマ

この付録の次の項では、WebLogic Server固有のデプロイメント記述子weblogic-ra.xmlで定義できるデプロイメント記述子要素について説明します。weblogic-ra.xmlのスキーマはhttp://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-connector/1.4/weblogic-connector.xsdです。リソース・アダプタ・アーカイブ(RAR)にweblogic-ra.xmlデプロイメント記述子が含まれていない場合、WebLogic Serverはデプロイメント記述子要素のデフォルト値を自動的に選択します。

この付録の内容は次のとおりです。

weblogic-connector

weblogic-connector要素は、デプロイされるリソース・アダプタ用の、WebLogic固有のデプロイメント記述子のルート要素です。weblogic-connector要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-1 weblogic-connectorのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
native-libdir

ネイティブ・ライブラリがある場合は必須

リソース・アダプタで必要なすべてのネイティブ・ライブラリが存在するディレクトリを指定します。

jndi-name

リソース・アダプタBeanが指定されている場合にのみ必須

リソース・アダプタのJNDI名を指定します。リソース・アダプタBeanはこの名前でJNDIツリーに登録されます。リソース・アダプタBeanが指定されていない場合は必須の要素とはなりません。リソース・アダプタBeanのないリソース・アダプタのJNDI名を指定すると、要素は機能しなくなります。

enable-access-outside-app

省略可能

『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.6』で規定されているように、リソース・アダプタがアプリケーション(つまりEAR)の内部にパッケージ化されている場合、そのアプリケーション内のコンポーネントのみがリソース・アダプタにアクセスできます。この要素を使用すると、この機能をオーバーライドできます。

注意: この要素はスタンドアロンのリソース・アダプタには適用されません。

デフォルト値: false

注意: falseに設定した場合、リソース・アダプタと同じアプリケーション内のクライアントのみが、リソース・アダプタにアクセスできます。

(このリリースでサポートされる)バージョン1.0リソース・アダプタでは、この要素のデフォルト値はtrueに設定されます。

enable-global-access-to-classes

省略可能

trueに指定した場合、リソース・アダプタのクラスにグローバル・アクセスできます。また、すべてのアプリケーションがこれらのクラスにアクセスできるように、アダプタのクラスがWebLogic Serverのシステム・クラスパスclassloaderによって直接ロードされます。

デフォルト値はfalseです。この場合、アダプタのクラスがEARアプリケーションclassloaderの子であるclassloaderによりロードされます。

この値は通常、スタンドアロン・アダプタの場合trueに設定する必要があります。

trueに設定したとき、アダプタのクラスを変更してアダプタを再デプロイする場合、WebLogic Serverを再起動する必要があります。

deploy-as-a-whole

省略可能

trueに設定すると、アウトバウンド接続プールや管理オブジェクトBeanでのエラーなど、なんらかのエラーが発生した場合に、リソース・アダプタのデプロイメントが失敗します。

falseに設定すると、少なくとも1つのアウトバウンド接続プールの作成時または構成時にエラーが発生しても、リソース・アダプタ・デプロイメントは成功します。ただし、状態はHEALTH_CRITICALになります。この設定により、リソース・アダプタを再デプロイすることなく、失敗したアウトバウンド接続プールを分離、診断および修正できます。ra.xmlweblogic-ra.xmlファイルを解析または検証できないエラー、ResourceAdapter Beanエラーまたは管理オブジェクトBeanエラーなどの、その他のエラーがデプロイメント中に発生した場合は、リソース・アダプタのデプロイメントは失敗します。

デフォルト値: true

work-manager

省略可能

この複合要素では、リソース・アダプタBeanで使用されるワーク・マネージャを作成するための、すべての構成可能な要素を指定します。work-manager要素はweblogic-javaee.xsdスキーマからインポートされます。

ワーク・マネージャは、デッドロックを回避し、同時実行性の制約を受けながら最適なスループットを実現するために、作業スレッドの数を動的に調整します。レスポンス時間の目標値、シェア、優先度などの目標も達成します。

work-managerのサブ要素については、「work-manager」を参照してください。

connector-work-manager

省略可能

この複合要素では、このアダプタ・モジュールそのもののコネクタ・ワーク・マネージャのすべての構成可能な要素を指定します。

この要素を使用する構成は、標準のワーク・マネージャではサポートされません。

connector-work-managerのサブ要素については、「connector-work-manager」を参照してください。

security

省略可能

この複合要素では、リソース・アダプタの処理に関するすべてのセキュリティ・パラメータを指定します。

コネクタ・コンテナが使用するセキュリティのデフォルトについては、「security」を参照してください。

properties

省略可能

この複合要素は、ra.xmlファイルでリソース・アダプタBeanに対して指定されたプロパティをオーバーライドするのに使用します。

propertiesのサブ要素については、「properties」を参照してください。

admin-objects

省略可能

この複合要素では、リソース・アダプタのすべての管理オブジェクトを定義します。outbound-resource-adapter複合要素と同様に、(「outbound-resource-adapter」を参照)、admin-objects複合要素には、構成のスコープを指定する4つの階層的なプロパティ・レベルがあります。

  1. グローバル・レベル - このレベルでは、リソース・アダプタのすべての管理オブジェクトに適用するパラメータを指定します。それには、default-properties要素を使用します。「表A-14 admin-objectsのサブ要素」「default-properties」を参照してください。

  2. グループ・レベル - このレベルでは、ra.xmlデプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト・グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるパラメータを指定します。それには、admin-object-group要素を使用します。グループで指定されたプロパティは、グローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。「admin-object-group」を参照してください。

  3. インスタンス・レベル - 各管理オブジェクト・グループの下で、admin-object-instance要素を使用して、管理オブジェクト・インスタンスを指定できます。これらはリソース・アダプタの管理オブジェクト・インスタンスに相当します。インスタンス・レベルでプロパティを指定すると、グループ・レベルやグローバル・レベルで指定された同じプロパティをオーバーライドできます。「admin-object-instance」を参照してください。

admin-objectsのサブ要素については、「admin-objects」を参照してください。

outbound-resource-adapter

省略可能

この複合要素では、リソース・アダプタのアウトバウンド・コンポーネントについて記述します。admin-objects複合要素と同様に、この複合要素には、アウトバウンド接続プールを定義するための構成のスコープを指定する3つの階層的なプロパティ・レベルがあります。

  1. グローバル・レベル - このレベルでは、default-connection-properties要素を使用して、リソース・アダプタのすべてのアウトバウンド接続プールに適用するパラメータを指定します。「default-connection-properties」を参照してください。

  2. グループ・レベル - このレベルでは、connection-definition-group要素を使用して、ra.xmlデプロイメント記述子で指定された特定の接続ファクトリに属する、すべてのアウトバウンド接続に適用されるパラメータを指定します。ra.xmlの接続ファクトリとweblogic-ra.xmlの接続定義グループの間には、1対1の対応関係があります。グループで指定されたプロパティは、グローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。「connection-definition-group」を参照してください。

  3. インスタンス・レベル - 各接続定義グループの下に、接続インスタンスを指定できます。これは、リソース・アダプタに対する個別の接続プールに相当します。このレベルでパラメータを指定すると、グループ・レベルやグローバル・レベルで指定された同じパラメータをオーバーライドできます。「connection-instance」を参照してください。

outbound-resource-adapterのサブ要素については、「outbound-resource-adapter」を参照してください。


work-manager

work-manager要素は、リソース・アダプタBeanで使用されるワーク・マネージャを作成するときに構成可能な、すべての要素の指定に使用する複合要素です。work-manager要素はweblogic-javaee.xsdスキーマからインポートされます。work-manager要素の中に以下のサブ要素を構成できます。

表A-2 work-managerのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
name

必須

ワーク・マネージャの名前を指定します。

『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.6』では、リソース・アダプタがアプリケーション・サーバーに作業スレッドを発行する方法が指定されています。この作業スレッドはWebLogic Serverワーク・マネージャによって管理されます。ワーク・マネージャは、デッドロックを回避し、同時実行性の制約を受けながら最適なスループットを実現するために、作業スレッドの数を動的に調整します。レスポンス時間の目標値、シェア、優先度などの目標も達成します。

response-time-request-class
fair-share-request-class
context-request-class
request-class-name

省略可能

work-manager要素には、以下の4つの要素のうち1つだけ含めることができます。

response-time-request-class - アプリケーションのレスポンス時間リクエスト・クラスを定義します。レスポンス時間はgoal-ms属性にミリ秒単位で定義します。増分は((目標値 - T) Cr)/R。Tは平均スレッド使用時間、Rは到着率、Crはフェア・シェアよりもレスポンス時間目標値を優先させるための係数。

fair-share-request-class - フェア・シェア・リクエスト・クラスを定義します。フェア・シェアは、デフォルト・シェアに対する属性値の割合で定義されます。したがって、デフォルトは100になります。増分はCf/(P R T)。Pは割合、Rは到着率、Tは平均スレッド使用時間、Cfはフェア・シェアの優先度をレスポンス時間目標値よりも低くするための係数。

context-request-class - コンテキスト・クラスを定義します。コンテキスト情報(現在のユーザーまたはそのロール、Cookie、作業領域などのフィールド)をサービス・クラス名にマッピングした複数のケースを指定して、コンテキストを定義します。

request-class-name - リクエスト・クラス名を定義します。

min-threads-constraint
min-threads-constraint-name

省略可能

以下の2つの要素から選択できます。

min-threads-constraint - 制約対象の作業セットのリクエストに割り当てられるスレッドの数を確保して、デッドロックを回避するために使用します。デフォルトはゼロ。min-threadsの値を1に設定すると、ピアから同期的に呼び出されるレプリケーション更新リクエストなどの場合に便利。

min-threads-constraint-name - min-threads-constraint要素の名前を定義します。

max-threads-constraint
max-threads-constraint-name

省略可能

以下の2つの要素から選択できます。

max-threads-constraint - 制約対象の作業セットからのリクエストを実行する同時スレッドの数を制限します。デフォルトは無制限。たとえば、最大スレッド数が10に定義された制約を3つのエントリ・ポイントで共有するとします。このスケジューリング・ロジックでは、統合された3つのエントリ・ポイントからのリクエストを10個以下のスレッドで実行します。

max-threads-constraint-name - max-threads-constraint要素の名前を定義します。

capacity
capacity-name

省略可能

以下の2つの要素から選択できます。

capacity - 制約を定義して、「制約対象の作業セット」と呼ばれるエントリ・ポイントのセットに適用できます。この容量に達した場合にのみ、サーバーはリクエストの拒否を開始します。デフォルトはゼロ。容量には、制約対象の作業セットからのすべてのリクエスト(キューにあるリクエストと実行中のリクエスト)が含まれます。この制約は、独自にフロー制御を行うJMSのようなサブシステムを主な対象としています。この制約は、グローバル・キューのしきい値とは無関係。

capacity-name - capacity要素の名前を定義します。


connector-work-manager

connector-work-manager要素は、リソース・アダプタ・モジュールに対するコネクタ・ワーク・マネージャのすべての構成可能な要素を指定するために使用される複合要素です。この要素を使用する構成は、標準のWebLogicワーク・マネージャではサポートされません。次のサブ要素をconnector-work-manager要素で構成できます。

表A-3 connector-work-managerのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
max-concurrent-long-running-requests

省略可能

リソース・アダプタ・インスタンスに対して、同時に長時間実行するWorkインスタンス・リクエストの最大許容数を指定します。

長時間実行する各Workインスタンス・リクエストは固有のスレッドで実行されるため、長時間実行Workリクエストの数が多すぎると、サーバーのパフォーマンスと安定性に悪影響を及ぼします。リソース・アダプタで一般的に必要とされるのは、ソケットを定期的にリスニングする、または他のWorkインスタンスをスケジューリングするような、少数の長時間実行Workリクエストです。新しい長時間実行Workリクエスト送信は、現在アクティブな長時間実行Workリクエストの数が指定された制限を超えると、拒否されます。

デフォルト値: 10


security

security複合要素には、コネクタ・コンテナに対して構成可能なデフォルトのセキュリティ情報が含まれます。詳細は、「リソース・アダプタのセキュリティIDの構成」を参照してください。

表A-4 securityのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
default-principal-name

省略可能

リソース・アダプタへの呼出しに使用されるデフォルトのセキュアIDを指定します。

この値を指定しない場合、デフォルトは匿名IDになります。その場合は、セキュリティIDがないのと同じことになります。

この要素のサブ要素については、「default-principal-name」を参照してください。

manage-as-principal-name

省略可能

起動、停止、テスト、縮小、トランザクション管理などの、リソース・アダプタの様々な管理タスクの実行に使用されるセキュアIDを指定します。

指定しない場合、デフォルトはdefault-principal-nameの値になります。default-principal-nameが指定されていない場合、匿名IDがデフォルトになります。

この要素のサブ要素については、「manage-as-principal-name」を参照してください。

run-as-principal-name

省略可能

接続リクエスト時にコネクタ・コンテナからリソース・アダプタ・コードへのすべての呼出しで使用されるセキュアIDを指定します。この要素は現在、アウトバウンド機能にのみ適用されます。

指定しない場合、デフォルトはdefault-principal-nameの値になります。default-principal-nameが指定されていない場合、リクエストする呼出し側のIDが使用されます。

この要素のサブ要素については、「run-as-principal-name」を参照してください。

run-work-as-principal-name

省略可能

リソース・アダプタによって開始されたすべてのWorkインスタンスの実行に使用されるセキュアIDを指定します。

指定しない場合、デフォルトはdefault-principal-nameの値になります。default-principal-nameが指定されていない場合、作業の開始に使用されたIDが使用されます。

この要素のサブ要素については、「run-work-as-principal-name」を参照してください。

security-work-context

省略可能

この複合要素では、WorkContextのすべてのセキュリティ・コンテキスト・パラメータを指定します。

『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.6』に記述されている、Workインスタンスの呼出し側のIDの確立に関連する2つの選択肢は次のとおりです。

  • ケース1: リソース・アダプタが、アプリケーション・サーバーのセキュリティ・ポリシー・ドメインにIDをフローします。このケースでは、アプリケーション・サーバーは、リソース・アダプタからフローされた開始元プリンシパルを、Workインスタンスが実行するセキュリティ・コンテキストの呼出し側プリンシパルとして使用するだけです。

  • ケース2: リソース・アダプタが、EISセキュリティ・ドメインに属すIDをフローします。リソース・アダプタはEISへの接続を確立し、WorkインスタンスをEIS IDのコンテキストで実行します。このケースでは、開始元プリンシパルまたは呼出し側プリンシパルがアプリケーション・サーバーのセキュリティ・ドメインに存在しません。あるドメインから他のドメインへの変換は、実行が求められます。つまり、EISセキュリティ・ドメイン内のユーザーまたはグループ名が、アプリケーション・サーバーのセキュリティ・ドメイン内の対応するユーザーまたはグループ名にマッピングされます。該当するユーザーまたはグループのマッピングが見つからない場合、デフォルト・マッピングが適用されます。

要素inbound-mapping-requiredは、EISセキュリティ・ドメインからアプリケーション・サーバーのセキュリティ・ドメインへのフローされたID変換が、必須かどうかを指定します。

この要素のサブ要素については、「security-work-context」を参照してください。


default-principal-name

default-principal-name要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-5 default-principal-nameのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
use-anonymous-identity

必須

匿名IDを使用することを指定します。

principal-name

必須

プリンシパル名を使用することを指定します。定義済みのWebLogic Serverユーザー名と一致しなければなりません。


manage-as-principal-name

manage-as-principal-name要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-6 manage-as-principal-nameのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
use-anonymous-identity

必須

匿名IDを使用することを指定します。

principal-name

必須

プリンシパル名を使用することを指定します。定義済みのWebLogic Serverユーザー名と一致しなければなりません。


run-as-principal-name

run-as-principal-name要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-7 run-as-principal-nameのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
use-anonymous-identity

必須

匿名IDを使用することを指定します。

principal-name

必須

プリンシパル名を使用することを指定します。定義済みのWebLogic Serverユーザー名と一致しなければなりません。

use-caller-identity

必須

呼出し側のIDを使用することを指定します。


run-work-as-principal-name

run-work-as-principal-name要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-8 run-work-as-principal-nameのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
use-anonymous-identity

必須

匿名IDを使用することを指定します。

principal-name

必須

プリンシパル名を使用することを指定します。定義済みのWebLogic Serverユーザー名と一致しなければなりません。

use-caller-identity

必須

呼出し側のIDを使用することを指定します。


security-work-context

security-work-context要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-9 security-work-contextのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
inbound-mapping-required

省略可能

デフォルト値はfalseで、これはケース1を意味します。caller-principal-mappingおよびgroup-principal-mappingのサブ要素すべてが無視されます。

trueに設定されている場合、ケース2を意味します。caller-principal-mappingおよびgroup-principal-mappingのすべての要素が、EISセキュリティ・ドメインからWebLogicドメインへの正しいマッピングの判断に使用されます。

デフォルト値: false

caller-principal-default-mapped

省略可能

EISユーザー名から、特定のWebLogicユーザー名またはWebLogicユーザーanonymousへのデフォルト・マッピングを指定します。

つまり、EISユーザーに対するWebLogicユーザー名が見つからない場合、このデフォルト・マッピングが使用されます。この要素のサブ要素については、「caller-principal-default-mapped」を参照してください。

caller-principal-mapping

省略可能

EISユーザー名から、特定のWebLogicユーザー名またはWebLogicのanonymous IDへのマッピングを指定します。ゼロまたはそれ以上のcaller-principal-mapping要素がweblogic-ra.xmlで指定される場合があります。

この要素のサブ要素については、「caller-principal-mapping」を参照してください。

group-principal-default-mapped

省略可能

EISグループ名から、特定のWebLogicグループ名へのデフォルト・マッピングを指定します。

つまり、EISグループに対するWebLogicグループ名が見つからない場合、このデフォルト・マッピングが使用されます。

group-principal-mapping

省略可能

EISグループ名から、特定のWebLogicグループ名へのマッピングを指定します。ゼロまたはそれ以上のgroup-principal-mapping要素がweblogic-ra.xmlで指定される場合があります。

このマッピングのサブ要素については、「group-principal-mapping」を参照してください。


caller-principal-default-mapped

caller-principal-default-mapped要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-10 caller-principal-default-mappedのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
use-anonymous-identity

必須

WebLogic anonymousユーザーIDを使用することを指定します。use-anonymous-identityまたはprincipal-nameのどちらを選択することもできますが、両方は選択できません。

principal-name

必須

プリンシパル名を使用することを指定します。これはWebLogicセキュリティ・レルムで定義されたWebLogicユーザー名に一致する必要があります。


caller-principal-mapping

caller-principal-mapping複合要素は、EISグループ名からWebLogicグループ名へのマッピングの指定に使用されます。次のサブ要素が含まれます。

表A-11 caller-principal-mappingのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
eis-caller-principal

必須

EISユーザー・プリンシパル名を指定します。

mapped-caller-principal

必須

マッピングされたWebLogicユーザー・プリンシパル名、またはanonymousユーザーID (ただし両方ではない)を指定します。


group-principal-mapping

group-principal-mapping要素には以下のサブ要素が含まれます。

表A-12 group-principal-mappingのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
eis-group-principal

必須

EISグループ・プリンシパル名を指定します。

mapped-group-principal

必須

マッピングされたWebLogicグループ・プリンシパル名を指定します。


properties

properties要素はweblogic-connector要素のサブ要素であり、ra.xmlでリソース・アダプタBeanに対して指定されたプロパティのコンテナです。1つまたは複数のproperty要素を保持します。

properties要素の内部にproperty要素を次のように定義します。

表A-13 propertiesのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
property

必須

property要素は、ra.xmlファイルでリソース・アダプタBeanに対して指定されたプロパティをオーバーライドするのに使用します。

2つのサブ要素があります。

name - config-property-name要素(ra.xmlデプロイメント記述子のconfig-propertyのサブ要素)と同じ名前を指定します。このパラメータを設定すると、ra.xmlの関連するconfig-property-value要素はオーバーライドされます。これは必須要素です。

value - config-property-value要素(ra.xmlデプロイメント記述子のconfig-propertyのサブ要素)をオーバーライドする値を指定します。この要素は省略可能です。


admin-objects

admin-objects複合要素では、リソース・アダプタのすべての管理オブジェクトを定義します。outbound-resource-adapter複合要素と同様に、admin-objects複合要素には、指定できる3つの階層的なプロパティ・レベルがあります。

admin-objects要素はweblogic-connector要素のサブ要素です。admin-objects要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-14 admin-objectsのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
default-properties

省略可能

リソース・アダプタのすべての管理オブジェクトに適用されるデフォルト・プロパティを(グローバル・レベルで)指定します。

default-properties要素には1つまたは複数のproperty要素を含めることができ、それぞれにはnamevalueのペアが入ります。「properties」を参照してください。

admin-object-group

1つまたは複数

ra.xmlデプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト・グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるデフォルト・パラメータを指定します。グループで指定されたプロパティは、グローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。

admin-object-groupのサブ要素については、「admin-object-group」を参照してください。


admin-object-group

admin-object-group要素は管理オブジェクト・グループの定義に使用されます。グループ・レベルでは、ra.xmlデプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト・グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるパラメータを指定します。グループで指定されたプロパティは、グローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。

admin-object-interface要素(admin-object-group要素のサブ要素)は、各admin-object-groupに必須の一意の要素(キー)として機能します。weblogic-ra.xml admin-object-interface要素とra.xml adminobject-interface要素間には、1対1の関係が必要です。

admin-object-group要素はweblogic-connector要素のサブ要素です。admin-object-group要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-15 admin-object-group

要素 必須/省略可能 説明
admin-object-interface

必須

admin-object-interface要素は、各admin-object-groupに必須の一意の要素(キー)として機能します。weblogic-ra.xmladmin-object-interface要素とra.xmladminobject-interface要素の間は、1対1の関係である必要があります。

admin-object-class

1.6アダプタで必須

admin-object-interface要素とadmin-object-class要素の組合せは、各admin-object-groupに必須の一意の要素(キー)として機能します。次の2つのペアには1対1の関係があることが必要です。

  • weblogic-ra.xmlに定義されているadmin-object-interface要素とadmin-object-class要素のペア

  • ra.xmlに定義されているadmin-object-interface要素とadmin-object-class要素のペア

default-properties

省略可能

この管理オブジェクト・グループ内のすべての管理オブジェクトに適用される、すべてのデフォルト・プロパティを指定します。

default-properties要素には1つまたは複数のproperty要素を含めることができ、それぞれにはnamevalueのペアが入ります。「properties」を参照してください。

admin-object-instance

1つまたは複数

管理オブジェクト・グループ内の1つまたは複数のオブジェクト・インスタンス(リソース・アダプタの管理オブジェクト・インスタンスに相当する)を指定します。インスタンス・レベルでプロパティを指定すると、グループ・レベルやグローバル・レベルで指定された同じプロパティをオーバーライドできます。サブ要素については、「admin-object-instance」を参照してください。


admin-object-instance

admin-object-instanceの下に以下のサブ要素を定義できます。

表A-16 admin-object-instanceのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
jndi-name

必須

接続インスタンスの参照名を定義するJNDI名。

接続プールは、アプリケーション外部のクライアントが表示できるJNDIにバインドされます。

注意: enable-access-outside-app要素をtrueに設定する必要があります。

properties

省略可能

管理オブジェクト・インスタンスに適用されるすべてのプロパティを定義します。

properties要素には1つまたは複数のproperty要素を含めることができ、それぞれにはnamevalueのペアが入ります。「properties」を参照してください。


outbound-resource-adapter

outbound-resource-adapter要素はweblogic-connector要素のサブ要素です。outbound-resource-adapter要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-17 outbound-resource-adapterのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
default-connection-properties

省略可能

この複合要素を使用して、プロパティをグローバル・レベルで指定します。このレベルで、ユーザーはリソース・アダプタのすべてのアウトバウンド接続プールに適用されるパラメータを指定できます。

サブ要素については、「default-connection-properties」を参照してください。

connection-definition-group

1つまたは複数

この要素を使用して、すべての接続定義グループを指定します。ra.xmlデプロイメント記述子内の接続ファクトリとweblogic-ra.xmlデプロイメント記述子内のグループとの間には、1対1の対応関係が必要です。ra.xml内のすべての接続ファクトリに対して、weblogic-ra.xmlデプロイメント記述子にグループが存在していなくてもかまいません。ただし、グループが存在する場合は、そのグループに少なくとも1つの接続インスタンスが含まれている必要があります。

グループで指定されたプロパティは、default-connection-propertiesを使用してグローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。

サブ要素については、「connection-definition-group」を参照してください。


default-connection-properties

default-connection-properties要素はoutbound-resource-adapter要素のサブ要素です。default-connection-properties要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-18 default-connection-propertiesのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
pool-params

省略可能

この接続ファクトリの接続プール固有のパラメータを指定するための親要素となります。WebLogic Serverはここでの指定を使用して、ManagedConnectionのプールの動作を制御します。

この要素は省略可能です。この要素またはこの要素の特定の項目を指定しない場合は、デフォルト値が割り当てられます。指定されているデフォルト値については、それぞれの要素の説明を参照してください。

サブ要素については、「pool-params」を参照してください。

logging

省略可能

リソース・アダプタのManagedConnectionFactoryおよびManagedConnectionオブジェクトのロギングを構成するパラメータが含まれます。

サブ要素については、「logging」を参照してください。

transaction-support

省略可能

特定の接続ファクトリのトランザクション・サポートのレベルを指定します。ra.xmlデプロイメント記述子で指定されたtransaction-support値(リソース・アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値)をオーバーライドできます。

transaction-supportの値は以下のいずれか。

NoTransaction
LocalTransaction
XATransaction

関連情報については、第6章「接続管理」を参照してください。

authentication-mechanism

省略可能

authentication-mechanism要素では、リソース・アダプタの特定の接続ファクトリでサポートされる認証メカニズムを指定します。ra.xmlデプロイメント記述子で指定されたauthentication-mechanism値(リソース・アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値)をオーバーライドできます。

BasicPasswordメカニズム・タイプではjavax.resource.spi.security.PasswordCredentialインタフェースをサポートする必要があります。

reauthentication-support

省略可能

特定の接続ファクトリで、既存のManagedConnectionインスタンスの再認証をサポートするかどうかを指定するブール値。ra.xmlデプロイメント記述子で指定されたreauthentication-support値(リソース・アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値)をオーバーライドできます。

properties

省略可能

properties要素には1つまたは複数のproperty要素を含めます。この要素では、デフォルト接続に適用されるnameおよびvalueサブ要素を定義します。

res-auth

省略可能

コンテナ管理によるセキュリティまたはアプリケーション管理によるセキュリティのどちらを使用するかを指定します。この要素の値はApplicationまたはContainerです。デフォルト値はContainerです。


pool-params

pool-params要素はdefault-connection-properties要素のサブ要素です。pool-params要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-19 pool-paramsのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
initial-capacity

省略可能

ManagedConnectionの初期数を指定します。WebLogic Serverはデプロイメント中にこの数の接続を作成しようとします。

デフォルト値: 1

max-capacity

省略可能

WebLogic Serverが許容するManagedConnectionの最大数を指定します。この制限を超えてManagedConnectionの割当をリクエストすると、呼出し側にResourceAllocationExceptionが返されます。

デフォルト値: 10

capacity-increment

省略可能

追加のManagedConnectionの最大数を指定します。WebLogic Serverは、保持している接続プールのサイズを変更する際にこの数の接続を作成しようとします。

デフォルト値: 1

shrinking-enabled

省略可能

システム・リソースを制御する手段として、未使用のManagedConnectionを破棄して接続プールから削除するかどうかを指定します。

デフォルト値: true

shrink-frequency-seconds

省略可能

接続プール・マネージャが未使用のManagedConnectionを破棄しようとする間隔(秒単位)を指定します。

デフォルト値: 900秒

highest-num-waiters

省略可能

接続プールの接続を予約するのを待ちながら、同時にブロックできるスレッドの最大数を指定します。

デフォルト値: 0

highest-num-unavailable

省略可能

接続のリフレッシュなどの目的でアプリケーションから使用できなくなる、プール内のManagedConnectionの最大数を指定します。

バックエンド・システムが使用できなくなった場合などに、接続プールの制御以外の要因で、指定値を超えることもあります。

デフォルト値: 0

connection-creation-retry-frequency-seconds

省略可能

プールが接続を作成しようとする再試行の間隔。

デフォルト値: 0

connection-reserve-timeout-seconds

省略可能

プールの接続を予約する呼出しがタイムアウトするまでの秒数を指定します。

デフォルト値: -1 (リソースを予約する場合はブロックしません)

test-frequency-seconds

省略可能

プールの接続をテストする頻度。

デフォルト値: 0

test-connections-on-create

省略可能

新しく作成された接続のテストを有効にします。

デフォルト値: false

test-connections-on-release

省略可能

解放されてプールに戻されるときの接続のテストを有効にします。

デフォルト値: false

test-connections-on-reserve

省略可能

予約時の接続のテストを有効にします。

デフォルト値: false

profile-harvest-frequency-seconds

省略可能

接続プールのプロファイルを収集する頻度を指定します。

ignore-in-use-connections-enabled

省略可能

この要素を使用して、接続プールが停止されるときに、その時点で使用中の接続を無視するかどうかを指定します。

match-connections-supported

省略可能

リソース・アダプタがManagedConnectionFactory.matchManagedConnections()メソッドをサポートするかどうかを示します。リソース・アダプタがこのメソッドをサポートしない(このメソッドに対して常にnullを戻す)場合、WebLogic Serverは接続リクエストのこのメソッド呼出しを無視します。

デフォルト値: true


logging

logging要素はdefault-connection-properties要素のサブ要素です。logging要素の内部には以下の要素を定義できます。

表A-20 loggingのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
log-filename

省略可能

ManagedConnectionFactoryまたはManagedConnectionから生成された出力を送るログ・ファイルの名前を指定します。

ファイル名は絶対アドレスで指定する必要があります。

logging-enabled

省略可能

ManagedConnectionFactoryまたはManagedConnectionに対してログ・ライターが設定されているかどうかを示します。この要素をtrueに設定すると、ManagedConnectionFactoryまたはManagedConnectionから生成された出力は、log-filename要素で指定したファイルに送られます。

デフォルト値: false

rotation-type

省略可能

ファイルのローテーション・タイプを設定します。

可能な値はbySize、ObyNameO、noneです。

bySize - ログ・ファイルがfile-size-limitに指定したサイズに達すると、ファイル名がFileName.nに変更されます。

ObyNameO - file-time-spanに指定した間隔で、ファイル名がFileName.nに変更されます。ファイル名が変更されると、以後のメッセージはlog-filenameに指定した名前の新しいファイルに蓄積されます。

none - メッセージは1つのファイルに蓄積されます。ログのサイズが大きくなった場合、ファイルの内容を消去する必要があります。

デフォルト値: bySize

number-of-files-limited

省略可能

古いログ・メッセージを保存するためにこのサーバー・インスタンスが作成するファイルの数を制限するかどうかを指定します。(rotation-typeでbySizeを指定する必要があります。)この制限に達すると、最も古いファイルが上書きされます。このオプションを有効にしない場合、新しいファイルが無限に作成されていくため、必要に応じてこれらのファイルを削除する必要があります。

number-of-files-limitedをtrueに設定して有効にした場合、サーバーはrotationType変数を参照してログ・ファイルのローテーション方法を判断します。ローテーションでは、新しいファイルを作成するのではなく、既存のファイルがオーバーライドされます。number-of-files-limitedfalseに設定すると、サーバーは同じログ・ファイルをオーバーライドしないで、多数のログ・ファイルを作成します。

デフォルト値: false

file-count

省略可能

サーバーがログをローテーションする際に作成するログ・ファイルの最大数。この数には、現在のメッセージを格納するためにサーバーで使用されているファイルは含まれません。(number-of-files-limitedを有効にする必要があります。)

デフォルト値: 7

file-size-limit

省略可能

サーバーがログ・メッセージを別のファイルに移動する処理をトリガーするサイズ。(rotation-typeでbySizeを指定する必要があります。)ログ・ファイルが指定の最小サイズに到達すると、以後サーバーは、ファイル・サイズをチェックする際に、現在のログ・ファイルの名前をFileName.nに変更し、それ以降のメッセージを保存するための新規ログ・ファイルを作成します。

デフォルト値: 500

rotate-log-on-startup

省略可能

起動サイクル中にサーバーがログ・ファイルをローテーションするかどうかを指定します。

デフォルト値: true

log-file-rotation-dir

省略可能

ローテーションされたログ・ファイルが格納されるディレクトリ・パスを指定します。

rotation-time

省略可能

ログ・ファイルの時間ベースのローテーション・シーケンスの開始時間で、フォーマットはk:mm(ここでkは1 - 24)です。(rotation-typeでbyTimeを指定する必要があります。)指定された時間に、現在のログ・ファイル名が変更されます。以後、file-time-spanで指定した間隔でログ・ファイル名が変更されます。

指定した時間がすでに過ぎている場合、サーバーは直ちにファイルのローテーションを開始します。

デフォルトでは、ローテーション・サイクルは直ちに開始されます。

file-time-span

省略可能

古いログ・メッセージが別のファイルに移される間隔(単位は時間)。rotation-typebyTimeを指定する必要があります。

デフォルト値: 24


connection-definition-group

connection-definition-group要素は接続定義グループを定義するのに使用します。connection-definition-group要素を使用して、ra.xmlデプロイメント記述子で指定された特定の接続ファクトリに属する、すべてのアウトバウンド接続に適用されるパラメータを、グループ・レベルで指定します。ra.xmlの接続ファクトリとweblogic-ra.xmlの接続定義グループの間には、1対1の対応関係があります。グループで指定されたプロパティは、グローバル・レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。

connection-factory-interface要素(connection-definition-group要素のサブ要素)は、各connection-definition-groupに必須の一意の要素(キー)として機能します。weblogic-ra.xml connection-definition-interface要素とra.xml connectiondefinition-interface要素間には、1対1の関係がなければなりません。

connection-definition-group要素はoutbound-resource-adapter要素のサブ要素です。connection-definition-group要素の内部に以下の要素を定義できます。

表A-21 connection-definition-groupのサブ要素

要素 説明
connection-factory-interface

すべての接続定義グループにはキー(必須の一意の要素)があります。このキーはconnection-factory-interfaceです。

connection-factory-interfaceに指定する値は、ra.xmlのconnection-factory-interfaceに指定された値と同じである必要があります。

default-connection-properties

この複合要素を使用して、アウトバウンド接続のプロパティをグループ・レベルで定義します。

「default-connection-properties」を参照してください。

connection-instance

各接続定義グループの下に、接続インスタンスを指定できます。これは、リソース・アダプタに対する個別の接続プールに相当します。このレベルでパラメータを指定すると、グループ・レベルやグローバル・レベルで指定された同じパラメータをオーバーライドできます。

この要素では、接続プールの説明を指定します。(接続インスタンスは接続プールに相当します。)接続プールの説明に使用されます。

「connection-instance」を参照してください。


connection-instance

connection-instanceの下に以下のサブ要素を定義できます。

表A-22 connection-instanceのサブ要素

要素 必須/省略可能 説明
description

省略可能

接続インスタンスの説明を指定します。

jndi-name

必須

接続インスタンスの参照名を定義するJNDI名。

connection-properties

省略可能

接続インスタンスに適用されるすべてのプロパティを定義します。

connection-properties要素には1つまたは複数のproperty要素を含めることができ、それぞれにはnamevalueのペアが入ります。「properties」を参照してください。