Oracle WebLogic Server管理コンソール・アクセシビリティ・ノート
12c (12.1.2)
E48056-01(原本部品番号:E28111-01)
2013年6月
このドキュメント『Oracle WebLogic Server管理コンソール・アクセシビリティ・ノート』では、WebLogic Server管理コンソールのアクセシビリティについて説明します。
WebLogic Server管理コンソールおよびそのオンライン・ヘルプでは、現在様々なアクセシビリティ機能が利用できます。ページが確実にユーザー補助テクノロジで表示されるように、適切な情報がアプリケーション自体により提供されます。ユーザーはWebブラウザで提供されるアクセシビリティ機能を利用して、キーボードからアプリケーションを制御したり、アプリケーションのルック・アンド・フィールをカスタマイズしたりできます。
Oracleは、障害を持つ方々が利用できる高品質の情報技術の提供に力を入れています。その中でも特に、アクセシビリティ標準の第508条に完全に準拠できるよう全力を注いでいます。そのために、Oracleは、Oracle WebLogic Serverのアクセシビリティを確保するための重要なプロジェクトに着手しています。Oracleでは、これらの拡張機能を実装している最中であり、課題となるアクセシビリティ問題すべてに取り組んでいく予定です。Oracleのアクセシビリティに関するポリシーについては、http://www.oracle.com/accessibility/index.html
の「Oracle's Accessibility Program」を参照してください。
管理コンソールには次のアクセシビリティ機能があります。
WebLogic Server管理コンソールのすべての機能は、キーボードから使用できます。アプリケーションではWebブラウザが提供する標準的なキーボード・コントロールがサポートされますので、オペレーティング・システムの標準的なキーボード・コントロールが妨害されることはありません。
Oracleは、業界でトップ・レベルのユーザー補助テクノロジを使用する際に選択できる、推奨の構成オプションを提供しています。これらの構成オプションを使用することで、ユーザー補助テクノロジのユーザーはアプリケーションで提供されているアクセシビリティ拡張機能を確実に利用できます。詳細は、http://www.oracle.com/accessibility/index.html
の「Oracle's Accessibility Program」を参照してください。
スクリーン・リーダーがリンクのタイトル属性を読み取るように構成されていることを確認してください。
注意: スクリーン・リーダーは、Microsoft Internet Explorer 7を使用して管理コンソールでテスト済です。 |
WebLogic Server管理コンソールでは、現在、第508条への準拠に関連したいくつかの問題が提示されています。問題の詳細を以下に示します。
キーボードのアクセシビリティは、以下のように制限されています。
管理コンソールは、異なるキーボードのナビゲーションを用いる2種類のツリー・コントロールを使用します。
診断「監視ダッシュボード」および診断「リクエスト・パフォーマンス」の各ページでは、矢印キーを用いた拡張キーボード・ナビゲーションによるツリー・コントロールを使用します。
その他のツリー・コントロールは、[Tab]キーと[Enter]キーを使用して移動します。
インストールされたRARアプリケーションのアウトバウンド接続プールの編集可能なプロパティ値は、キーボードからアクセスできません。ただし、JAWSユーザーは表ナビゲーション・キーを使用してこれらのフィールドにアクセスできます。
スクリーン・リーダーの有効性は、以下のように制限されます。
診断「監視ダッシュボード」は、スクリーン・リーダーから全面的にアクセスすることはできません。
管理コンソールのボタンの一部はメニューとして動作します。例:「サーバーのサマリー」 > 制御ページ上の「中断」と「停止」ボタン。これらのボタンを押すと、コマンドの一覧が表示されます。JAWSではボタンはボタンとして認識され、メニュー上のコマンドを読み取ることはできません。
スクリーン・リーダーは、一部のイメージをスキップしたり間違って読み込むことがあります。
リーダーは、「再起動が必要な場合があります」のイメージを常に読み込むわけではありません。このイメージは、サーバーの再起動を必要とすることがある構成オプションの隣にあります。
リーダーは、コンソールの右側ペイン上部にあるツールバー領域の「記録」ボタンを、ステータスが「記録停止」に変わったときでも「記録開始」としてアナウンスします。
リーダーは、ファイル・タイプを表すイメージの一部を読み込みません。
不正なエントリを保存しようとした場合にページ上部に表示される「次に進むには、エラーを修正する必要があります。」のエラー・メッセージをリーダーが読まない場合があります。しかし、リーダーは、エラーが発生した時点で返される特定のエラー・メッセージは正しく読みます。
スクリーン・リーダーは、ユーザーが「記録」ボタンをクリックして記録を開始したときに、スクリプトの記録が開始されたことをアナウンスしません。
スクリーン・リーダーは、次のような場合に突然ページ上部に移動することがあります。
ユーザーが複数の項目を読み込んだ後に、チューザのコントロール・リストでタブを使用して移動し続ける場合。
ユーザーがヘルプ・ビューアでツリー表示項目をクリックする場合。
「非同期タスクのサマリー」ページの非同期タスク「開始時刻」と「終了時刻」について、スクリーン・リーダーで予期しない情報が読み込まれます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
か、聴覚に障害があるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソール・アクセシビリティ・ノート, 12c (12.1.2)
E48056-01
Copyright © 2001, 2013, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。
ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。