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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理
12c (12.1.2)
E48088-03
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12 サーバーおよびクラスタへのデータ・ソースのデプロイ

この章では、サーバーおよびクラスタにデータ・ソースをデプロイする方法について説明します。

サーバーおよびクラスタへのデータ・ソースのデプロイ

サーバーまたはクラスタにデータ・ソースをデプロイするには、デプロイメント・ターゲットとしてサーバーまたはクラスタを選択します。サーバーにデータ・ソースがデプロイされると、WebLogic Serverにより、サーバーにデータ・ソースのインスタンス(データ・ソースのデータベース接続のプールを含む)が作成されます。クラスタにデータ・ソースをデプロイすると、WebLogic Serverにより、クラスタ内の各サーバーにデータ・ソースのインスタンスが作成されます。

詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプターゲットJDBCデータ・ソースに関する項を参照してください。

無応答データベースが原因で発生するサーバー起動ハングアップの最小化

サーバー起動時に、WebLogic Serverにより、サーバーにデプロイされているデータ・ソースでデータベース接続の作成が試行されます。データベースに到達できない場合、サーバーの起動は長期間のSTANDBY状態でハングアップすることがあります。この原因は、データベース・サーバーからの応答を待機するJDBCドライバ・コード内でハングアップするWebLogic Serverスレッドです。ハングアップの継続時間は、JDBCドライバおよびWebLogic ServerマシンのTCP/IPタイムアウト設定により決まります。

この問題に対処するために、WebLogic Serverには、ServerMBeanのJDBCLoginTimeoutSeconds属性が含まれます。この属性に値を設定すると、その値はjava.sql.DriverManager.setLoginTimeout()に渡されます。データベース接続の作成に使用されるJDBCドライバにsetLoginTimeoutメソッドが実装されている場合、データベース接続の作成試行の待機時間は、指定されているタイムアウト時間のみです。

別の方法として、データ・ソースの「初期容量」を0に設定する方法があります。これは、データ・ソースがデプロイされ、データベースをその時点で使用可能にする必要がない場合には、接続が作成されないことを意味します。アプリケーションが接続を必要とするまで、それらの接続の作成は延期されます。