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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理
12c (12.1.2)
E48088-03
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14 WebLogic ServerでのJDBCドライバの使用方法

この章では、WebLogic ServerでのJDBCドライバの設定方法および使用方法を説明します。

JDBCドライバのサポート

WebLogic Serverでは、次の要件を満たすJDBC対応ドライバ-を使用した、任意のデータベースへのアプリケーション・データ・アクセスがサポートされます。

WebLogic Serverの機能によってデータベースが内部データ記憶に使用される場合は、アプリケーション・データ・アクセスに使用される場合よりもデータベースのサポートが制限されます。次のWebLogic Serverの機能では、内部データ記憶が必要です。

WebLogic ServerとともにインストールされるJDBCドライバ

Oracle WebLogic Serverとともに、Oracle Thinドライバの11gバージョン(JDK 6用のojdbc6.jar、ojdbc6_g.jarおよびojdbc6dms.jar)がインストールされます。


注意:

WebLogic Serverとともに、WebLogicブランドのDataDirectのドライバもインストールされます。詳細は、「WebLogicブランドのDataDirectドライバの使用」を参照してください。


WebLogic Serverとともに、Oracle Thinドライバに加えて、mySQL 5.1.x (mysql-connector-java-commercial-5.1.22-bin.jar) JDBCドライバもインストールされます。

このドライバは、$ORACLE_HOME/oracle_common/modulesのサブディレクトリにインストールされます。weblogic.jarのマニフェストには、このファイルがリストされており、そのためこのファイルはweblogic.jarのロード時(サーバーの起動時)にロードされます。したがって、このJDBCドライバをCLASSPATHに追加する必要はありません。WebLogic ServerとともにインストールされないサードパーティJDBCドライバを使用する予定がある場合、それらのドライバをインストールする必要があります。インストール作業には、ドライバ・ファイルへのパスでCLASSPATHを更新することが含まれます。また、データベース・クライアント・ファイルへのパスでPATHを更新することも含まれる場合があります。『Oracle WebLogic Serverの新機能』のサポートされる構成に関する項を参照してください。

WebLogic Serverとともにインストールされるドライバの異なるバージョンを使用する予定の場合は、新しいファイルをCLASSPATHの前に追加できます。


注意:

WebLogic Serverではまた、WebLogic ServerサンプルとともにDerby DBMSのバージョンがWL_HOME\common\derbyディレクトリにインストールされます。Derbyは、すべてJavaで作成されたDBMS製品で、WebLogic ServerサンプルのデモンストレーションをサポートするためにWebLogic Serverディストリビューションに含まれています。Derbyの詳細は、http://db.apache.org/derbyを参照してください。


サードパーティJDBCドライバに対する環境設定

WebLogic ServerとともにインストールされないサードパーティのJDBCドライバを使用する予定の場合は、WebLogic Serverのclasspathを更新して、JDBCドライバ・クラスの場所を含める必要があります。『Oracle WebLogic Serverコマンド・リファレンス』のクラスパスの変更に関する項で説明されているように、WL_HOME/common/binにあるcommEnv.cmd/shスクリプトを編集し、クラスに接頭辞を付加します。

Oracle 11g Thinドライバのグローバリゼーション・サポート

Oracle Thinドライバの11gバージョンでのグローバリゼーション・サポートのために、Oracleではnls_charset.zipにかわるorai18n.jarファイルを提供しています。Oracleのオブジェクト型およびコレクションにおいて、CHARおよびNCHAR型のデータに、US7ASCII、WE8DEC、WE8ISO8859P1およびUTF8以外の文字セットを使用する場合、CLASSPATHorai18n.jarおよびorai18n-mapping.jarを含める必要があります。

orai18n.jarおよびorai18n-mapping.jarは、WebLogic Serverインストールにより、ORACLE_HOME\oracle_common\modules\oracle.nlsrtl_11.2.0フォルダに格納されます。これらのファイルは、weblogic.jar manifestマニフェスト・ファイルからは参照されないため、使用前にCLASSPATHに追加する必要があります。

デバッグ・モードでのOracle Thinドライバの使用方法

ORACLE_HOME\oracle_common\modules\oracle.jdbc_11.2.0フォルダには、ojdbc6_g.jar (JDK 6用)ファイルがあります。これは、デバッグおよび追跡をサポートするクラスを備えたOracle Thinドライバのバージョンです。Oracle Thinドライバをデバッグ・モードで使用するには、CLASSPATHの先頭に、これらのファイルへのパスを追加します。