Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCアプリケーションの開発 12c (12.1.2) E48089-02 |
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この章では、このガイド『Oracle WebLogic Server JDBCアプリケーションの開発』の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、Java Database Connectivity (JDBC) APIを使用するアプリケーションの開発とサポートを行うソフトウェア開発者およびシステム管理者向けに書かれています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストやシステム設計者にとって有用な情報も掲載しています。このドキュメントのトピックは、ソフトウェア・プロジェクトの評価、設計、開発、本番前、および本番段階に関連しています。
このドキュメントは、Java EEおよびJDBCの概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、WebLogic Server JDBCが提供する付加価値機能と、JDBCアプリケーションを実行するWebLogic Server機能の使い方に関する主要な情報が重点的に扱われています。
この章第1章「概要とロードマップ」では、このドキュメントの構成を紹介します。
第2章「アプリケーションでのWebLogic JDBCの使い方」では、アプリケーションでJDBC接続を使用する方法について説明します。
第3章「DataSourceリソース定義の使用」では、アプリケーションでDataSourceリソース定義を使用する方法について説明します。
第4章「JDBCアプリケーションのパフォーマンス・チューニング」では、アプリケーションでJDBC接続の使用法を最高のパフォーマンスが得られるように設計する方法について説明します。
第5章「WebLogicブランドDataDirectドライバの使用」では、アプリケーションでWebLogicブランドDataDirectドライバを使用する方法について説明します。
第6章「WebLogicラッパー・ドライバの使い方」では、データ・ソースからJDBC接続を取得するための一部の代替的なドライバの使用方法について説明します。
第7章「JDBCドライバでのAPI拡張機能の使い方」では、アプリケーションでサード・パーティ・ドライバをプログラミングする際の考慮事項について説明します。
第9章「WebLogic ServerにおけるRowSetの使い方」では、アプリケーションでRowSetを使用する方法について説明します。
第10章「JDBCのトラブルシューティング」では、JDBCの一般的な問題とソリューションについて説明します。
このドキュメントでは、JDBC固有のプログラミングに関する情報を取扱います。
WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』は、WebLogic ServerでのJDBCの構成および管理について説明しています。
『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』は、開発および本番環境でのWebLogic Serverアプリケーションのデプロイメントについての情報のプライマリ・ソースです。
このドキュメントの他にも、さまざまなJDBCサンプル・コードが用意されています。これらのサンプルでは、JDBCの構成とAPIの使い方、および主要なJDBC開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。
MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、さまざまなクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Serverのオプションとしてインストールされます。MedRecはORACLE_HOME
\user_projects\domains\medrec
ディレクトリから開始できます。ORACLE_HOME
は、Oracle WebLogic Serverのインストール時にOracleホームとして指定したディレクトリです。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
このリリースには、次の新しい機能と変更された機能が含まれています。
WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。
このリリースのWebLogic Serverでは、環境でJDK 7が使用されており、JDBCドライバがJDBC 4.1準拠である場合に、JDBC 4.1仕様がサポートされます。新しいJDBC 4.1のメソッドをOracle Thin Driverで使用するには、ojdbc7.jar
を使用する必要があります。『JDBC(tm) 4.1 Specification』 (http://download.oracle.com/otn-pub/jcp/jdbc-4_1-mrel-spec/jdbc4.1-fr-spec.pdf
)を参照してください。
注意: WebLogic Serverでは現在、Java SE 7の |
DB2、Informix、MS SQL ServerおよびSybaseに対してDataDirectリリース5.1ドライバのWebLogicバージョンが提供されます。「WebLogicブランドDataDirectドライバの使用」を参照してください。
このドキュメントではDerbyデータベースを参照しています。Derbyの使用に関する参照は、Java DBにも同様に適用されます。Java DBは、オラクルから配布されるオープンソースのApache Derby Javaデータベースです。これはJava Development Kitの一部として配布されます。『Java DB』(http://www.oracle.com/technetwork/java/javadb/overview/index.html
)を参照してください。
weblogic.jdbc.rowset
インタフェースおよびクラスはWebLogic Server 12.1.2では非推奨となりました。J2SE JRE/SDKのリファレンス実装com.sun.rowset
を使用してください。