Oracle® Fusion Middleware SNMPによるOracle WebLogic Serverのモニタリング 12c (12.1.2) E48028-01 |
|
前 |
次 |
このドキュメントでは、WebLogic ServerにおけるSNMP (Simple Network Management Protocol)機能全体、およびSNMPを利用して企業全体の管理システムで、単一の管理コンソールから異種環境のソフトウェアおよびハードウェアを管理する方法について説明します。
次の項では、このガイド『SNMPによるOracle WebLogic Serverのモニタリング』の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、SNMPを使用してWebLogic Serverをモニターするシステム管理者のためのリソースです。
このドキュメントのトピックでは、WebLogic ServerのSNMP機能について説明します。管理コンソール・オンライン・ヘルプでは、WebLogic ServerドメインのSNMPサービスを構成するタスクに関連する情報を提供しています。
SNMPおよび一般的なネットワーク管理の概念に精通している読者を対象としています。SNMPの基本情報については、「関連ドキュメント」で紹介するドキュメントを参照してください。
このドキュメントの構成は次のとおりです。
この章では、このガイドの対象読者について説明します。また、関連ドキュメントへのリンクも用意されています。
第2章「WebLogic Server SNMPエージェントおよびMIBの理解」では、WebLogic Serverの管理に適用されるSimple Network Management Protocolの基本概念の理解説明します。
第3章「WebLogic Server通知の理解」では、WebLogicのエンタープライズ固有SNMP通知について説明します。
第4章「SNMPプロキシの理解」では、WebLogic Serverが他のSNMPエージェントのプロキシの役割を果たすマスター・エージェントとして機能する仕組みについて説明します。
第5章「WebLogic SNMPコマンドライン・ユーティリティ」では、コマンドライン・ユーティリティについて説明します。SNMPマネージャが備えている機能は、その大部分がコマンドライン・ユーティリティからも実行できます。
WebLogic ServerドメインのSNMPサービスを構成する手順については、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのSNMPを使用したWebLogic Serverの監視に関する項を参照してください。
WebLogic Serverをモニターするためのその他の技術については、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server JMXによるカスタム管理ユーティリティの開発』
Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用
SNMPに関する基本情報については、『com.protocols.snmp SNMP FAQ Part 1』(http://www.faqs.org/faqs/snmp-faq/part1/
)および『com.protocols.snmp SNMP FAQ Part 2』(http://www.faqs.org/faqs/snmp-faq/part2/
)を参照してください。
このリリースのWebLogic Serverは以下のSNMP標準をサポートしています。
表1-1 サポートされるSNMP標準
機能 | サポートされる標準 |
---|---|
SNMPプロトコル |
SNMPv1、SNMPv2、SNMPv3 |
ネットワーク・プロトコル |
UDP、TCP |
SNMPv3用の認証プロトコル |
HMAC-MD5-96、HMAC-SHA-96 |
SNMPv3用のプライバシ・プロトコル |
|
このリリースでは、WebLogic Server SNMPエージェントには、各モニター通知の変数バインドに、新しい名前と値のペアtrapConfigName
があります。詳細は、「モニター通知」を参照してください。
WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。