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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのアップグレード
12c (12.1.2)
E48023-03
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5 再構成ウィザードの画面

この章では、アップグレード中にドメインを再構成する場合に、再構成ウィザードに表示される画面について説明します。

内容は以下のとおりです。

ドメインの選択

reconfigdomain.gifについては周囲のテキストで説明しています。

この画面から、アップグレードするドメインの場所を指定します。

オプション/フィールド 説明

ドメインの場所を入力してください

再構成するドメインへのフルパスを入力します(たとえば、C:\domains\mydomain)。「参照」ボタンを使用して、ドメイン・ディレクトリに移動することもできます。


再構成セットアップの進行状況

setupprogress.gifについては周囲のテキストで説明しています。

この画面には、セットアップ・プロセスの進行状況が表示されます。プロセス中に、次の操作が行われます。

「次へ」をクリックして、続行します。「ドメイン・モードおよびJDK」画面が表示されます。

ドメイン・モードを構成して、JDKを選択したら、その後の画面は、ドメインのコンテンツによって異なり、ドメインごとに異なります。

ドメイン・モードおよびJDK

domainmode.gifの説明が続きます
図domainmode.gifの説明

ドメイン・モード

ドメイン・モードは再構成時に変更できません。元のドメインから継承されます。

JDK

「JDK」セクションを使用してドメインのJDKを選択します。ご使用のプラットフォームでサポートされるJDKのみを選択します。特定のプラットフォームでサポートされるJDKのリストは、Oracle Technology NetworkにあるOracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成を参照してください。

オプション 説明

JDK

WebLogic Serverをインストールした際に使用されたJDKをリストします。デフォルトJDKは、Oracle HotSpot SDK versionですが、インストール時に別のJDKをインストールして使用した可能性があります。

その他のJDK

WebLogic Serverをインストールした際に使用したJDK以外のJDKを使用する場合にこのオプションを選択します。「参照」ボタンを使用して、JDKを格納しているディレクトリに移動します。

WebLogic Serverをインストールした際に使用したJDKを選択する場合は、再構成ウィザードによりそのJDKを起動するサーバー起動スクリプトが作成されます。WebLogic Serverをインストールした際に使用しなかったJDKを選択すると、再構成ウィザードで起動スクリプトが構成されません。起動スクリプトを手動で変更する必要があります。

起動スクリプトの詳細は、『Oracle WebLogic Serverのパフォーマンスのチューニング』を参照してください。


データベース構成タイプ

dsconnect.gifの説明が続きます
図dsconnect.gifの説明

この画面を使用して、後続のコンポーネント・スキーマ画面(「JDBCコンポーネント・スキーマ」「GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマ」または「Oracle RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマ」)のスキーマ・フィールドに移入するために使用するスキーマ情報を取得するためにデータベースに接続する情報を指定できます。この手順をスキップして、コンポーネント・スキーマ画面で各コンポーネント・スキーマを手動で構成するオプションもあります。

次のいずれかのオプションを選択します。

フィールド 説明

RCUデータ

データベースに接続して、ドメインに含まれるすべてのスキーマのスキーマ情報を取得する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、この画面のフィールドがアクティブになります。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)でサービス表コンポーネントに対して指定した接続情報を使用して、各フィールドに入力します。実行したら、「RCU構成の取得」をクリックして、スキーマ情報を取得します。

サービス表の詳細は、『管理』のサービス表の理解に関する項を参照してください。

スキーマ情報を正常に取得したら、「次へ」をクリックして、続行します。

注意: サポートされるJDBC接続は、RCUによってサポートされるOracleサービス・タイプのJDBC接続だけです。

手動で構成

このオプションを選択すると、各スキーマの設定を手動で構成する必要があります。コンポーネント・スキーマ画面のスキーマ表の一部のフィールドは、デフォルトのJava DB値で移入されることに注意してください。たとえば、すべてのスキーマに対してホスト名はdbhost.exampleに設定されます。

このオプションを選択したら、「次へ」をクリックして続行します。


RCUデータ・オプションの次のフィールドに情報を入力して、「RCU構成の取得」をクリックします。

詳細は、&RCUUG;のデータベース接続の詳細に関する項を参照してください。

フィールド 説明

ベンダー

データベースのベンダーを選択します。

ドライバ

データベースに構成されるJDBCドライバを選択します。リストには、選択したデータベースのベンダーの共通JDBCドライバが含まれます。

DBMS/サービス

データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

ポート

データベースのホストになるサーバーへの接続に使用するポート番号を入力します。

スキーマ所有者

スキーマ・パスワード

データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これは、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の「スキーマ・パスワード」画面上のサービス表コンポーネントに指定したスキーマ・ユーザー名およびパスワードです。デフォルトのユーザー名はprefix_STBです(接頭辞がRCUで定義した接頭辞である場合)。指定するスキーマはドメインに対して一意である(他のドメインによって使用されていない)必要があります。

詳細は、&RCUUG;のスキーマ・パスワードに関する項を参照してください。


JDBCコンポーネント・スキーマ

JDBCコンポーネント・スキーマ画面(GridLinkバージョン)
図jdbc_comp_schema_gl.gifの説明

Fusion Middlewareのいくつかのコンポーネントの場合、JDBCデータ・ソースは、コンポーネントのデータベース・スキーマの一部として定義される場合があります。これらのスキーマは、インストール時にリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)によりロードされます。

再構成ウィザードを使用してコンポーネントのWebLogicドメインを再構成する場合は、データベース・ドライバ、スキーマ所有者、パスワードなど、JDBCコンポーネント・スキーマ設定を構成できます。

ドメインを作成する製品に関連付けられるJDBCコンポーネント・スキーマは、画面の下半分にリスト表示されます。

スキーマの名前の横のチェック・ボックスを選択して、データ・ソース設定を指定するスキーマを選択します。


注意:

複数のコンポーネント・スキーマを選択する場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したコンポーネント・スキーマ間で異なることを示す「コンポーネント・スキーマ間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各コンポーネント・スキーマに一様に適用されます。

ベンダー、ドライバ、ホスト名、ポート番号など、コンポーネント・スキーマのパラメータのデフォルト値は、アプリケーションのテンプレートに指定した値によって異なります。


フィールド 説明

ベンダー

データベースのベンダーを選択します。

ドライバ

データベースへの接続に使用するJDBCドライバを選択します。リストには、選択したデータベースのベンダーの共通JDBCドライバが含まれます。

DBMS/サービス

データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

ポート

データベースのホストになるサーバーへの接続に使用するポート番号を入力します。

スキーマ所有者

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

スキーマ・パスワード

このユーザー名のパスワードを入力します。


指定した値は、選択したスキーマのスキーマ・リストの適切な列に表示されます。

1つ以上のスキーマをGridLink RACスキーマに変換するには、そのスキーマの名前の横のチェック・ボックスを選択し、GridLinkに変換オプションを選択します。構成が終わったら、「次へ」をクリックします。「次へ」をクリックすると、「GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマ」画面が表示されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のGridLinkデータ・ソースの使用に関する項を参照してください。

1つ以上のスキーマをOracle RACマルチ・データ・ソース・スキーマに変換するには、そのスキーマの名前の横のチェック・ボックスを選択し、RACマルチ・データ・ソースに変換オプションを選択します。構成が終わったら、「次へ」をクリックします。「次へ」をクリックすると、「Oracle RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマ」画面が表示されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のOracle RACとWebLogic Serverの併用に関する項を参照してください。

GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマ

GridLink RACコンポーネント・スキーマの構成画面
図cfggridlink.gifの説明

この画面は、WebLogicドメインに含まれるコンポーネント・スキーマをGridLink RACデータ・ソースとして構成するために使用します。GridLinkデータ・ソース は、Fast Application Notification (FAN)イベントにレスポンスするサービスを表す単一のデータ・ソースです。

GridLink RACデータ・ソースの詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のGridLinkデータ・ソースの使用に関する項を参照してください。

ウィザードの「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面でGridLink RACデータ・ソースとして構成するために選択したコンポーネント・スキーマが、画面の下半分にリストされます。

画面の下半分に表示されるスキーマのリストでは、スキーマの名前の横にあるチェック・ボックスを選択して、GridLink RACデータ・ソースとして構成するスキーマを選択します。


注意:

複数のデータ・ソース・スキーマを選択した場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したスキーマ間で異なることを示す「コンポーネント・スキーマ間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各スキーマに一様に適用されます。


フィールド 説明

ドライバ

適切なドライバを選択します。次のドライバの一部または全部がリストで表示されます。

  • GridLink接続用Oracleドライバ(Thin)

    GridLink Type 4非XAドライバです。

  • GridLink接続用Oracleドライバ(Thin XA)

    GridLink Type 4 XAドライバです。

サービス名

データベースのOracle RACサービス名を入力します。

スキーマ所有者

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

スキーマ・パスワード

このユーザー名のパスワードを入力します。

FANの有効化

選択すると、データ・ソースはFAN通知を登録して処理します。

SSLの有効化

選択すると、SSLが有効になるため、ウォレット・ファイル、ウォレット・パスワード、および1つ以上のOracle Notification Service (ONS)ホスト/ポートを指定する必要があります。

ウォレット・ファイル

SSLが有効の場合、ONS/SSLの資格証明を含むウォレット・ファイルへのフルパスを指定します。ウォレット・ファイルは、キーと証明書を保存するOracle資格証明ファイルです。

ウォレット・パスワード

ウォレット・ファイルのパスワードを指定します。このパスワードは、モジュール構成ファイルで暗号化されます。

サービス・リスナー

GridLinkデータベース・サービス・リスナーの名前を入力します。1つ以上のデータベース・インスタンスのサービス・リスナーを構成する必要があります。

ポート

データベース・サービス・リスナーのリスニング・ポートです。デフォルトでは1521に設定され、通常は変更する必要がありません。

プロトコル

このフィールドをクリックし、WebLogic Serverとデータベース・サービス・リスナーの間の通信に使用するプロトコルを選択します。

ONSホスト

Oracle Notification Service (ONS)ホスト名を指定します。SSLが有効の場合、1つ以上のONSホストとポートを指定する必要があります。

ポート

ONSホストで使用するリスニング・ポートを指定します。


指定した値は、選択したスキーマのスキーマ・リストの適切な列に表示されます。

追加行をサービス・リスナー表に追加するには、表内の任意の場所をクリックし、「追加」をクリックします。

追加行をONSホスト表に追加するには、表内の任意の場所をクリックし、「追加」をクリックします。

サービス・リスナー表から行を削除するには、表内の任意の場所をクリックし、「削除」をクリックします。

ONSホスト表から行を削除するには、表内の任意の場所をクリックし、「削除」をクリックします。

Oracle RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマ

rac_comp_schema.gifの説明が続きます
図rac_comp_schema.gifの説明

この画面は、WebLogicドメインに含まれるコンポーネント・スキーマをOracle RACマルチ・データ・ソースとして構成するために使用します。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のOracle RACとWebLogic Serverの併用に関する項を参照してください。

ウィザードの「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面でOracle RACマルチ・データ・ソースとして構成するために選択したコンポーネント・スキーマが、画面の下半分にリストされます。

画面の下半分に表示されるスキーマのリストでは、スキーマの名前の横にあるチェック・ボックスを選択して、Oracle RACマルチ・データ・ソースとして構成するスキーマを選択します。


注意:

複数のデータ・ソース・スキーマを選択した場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したスキーマ間で異なることを示す「コンポーネント・スキーマ間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各スキーマに一様に適用されます。


フィールド 説明

ドライバ

データベースへの接続に使用するJDBCドライバを選択します。

サービス名

データベースのOracle RACサービス名を入力します。

ユーザー名

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

パスワード

指定したユーザー名のパスワードを入力します。

ホスト名

Oracle RACデータベース・インスタンスをホストしているサーバーの名前を入力します。

インスタンス名

各Oracleデータベース・インスタンスの名前を入力します。

ポート

データベースのホストになるサーバーへの接続に使用するポート番号を入力します。



注意:

少なくとも1つのデータベース・インスタンスのホスト名、インスタンス名およびポート番号を指定する必要があります。


現在選択しているスキーマの別データベース・インスタンスを追加するには、「ホストの追加」をクリックします。

データベース・インスタンスを削除するには、「ホスト名」表のその行の任意の場所をクリックして、「削除」をクリックします。

スキーマに指定した値は、選択したスキーマのスキーマ・リストの適切な列に表示されます。

JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト

jdbc_comp_schema_test.gifの説明が続きます
図jdbc_comp_schema_test.gifの説明

前の画面で指定したデータ・ソースの構成をテストするためにこの画面を使用します。

テストするスキーマの名前の横のチェック・ボックスを選択して、「選択された接続のテスト」をクリックします。

ウィザードでは、スキーマを構成するとき指定したドライバ、ホスト、ポートや他の情報から構成されるURLへの接続を試行して、各スキーマの構成をテストします。

テストの結果は、「ステータス」列に表示されます。詳細は、「接続結果ログ」の項に表示されます。

JDBCデータ・ソース

図jdbc_ds_grid.gifの説明が続きます
図jdbc_ds_grid.gifの説明

JDBCデータ・ソースにはデータベース接続のプールが含まれます。データベース接続は、データ・ソース・インスタンスの作成時(デプロイ時またはターゲット指定時)に作成されるか、サーバー起動時に作成されます。アプリケーションはJNDIツリーでデータ・ソースをルックアップしてから、接続をリクエストします。アプリケーションに接続する必要がなくなった場合は、接続がデータ・ソースの接続プールに戻されます。

この画面では、ドメイン・ソースで定義したJDBCデータ・ソースを構成します。

ドメインを作成する製品に関連付けられるJDBCデータ・ソースは、画面の下半分にリスト表示されます。

各データ・ソース名の横のチェック・ボックスを選択して、設定を指定するデータ・ソースを選択します。指定した値は、選択したデータ・ソースのデータ・ソース・リストの適切な列に表示されます。


注意:

複数のデータ・ソースを選択した場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したデータ・ソース間で異なることを示す「コンポーネント・スキーマ間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各データ・ソースに一様に適用されます。

ベンダー、ドライバ、ホスト名、およびポート番号などのデータ・ソース・パラメータのデフォルト値は、アプリケーション・テンプレートで指定した値によって異なります。


フィールド 説明

ベンダー

データベースのベンダーを選択します。

ドライバ

データベースへの接続に使用するJDBCドライバを選択します。リストには、選択したデータベースのベンダーの共通JDBCドライバが含まれます。

DBMS/サービス

DBMS SIDまたはサービス名を入力します。入力する値は、選択したドライバによって異なります。

Oracleドライバ名に、「インスタンス接続用」という言葉が含まれている場合、SIDを入力します。

Oracleドライバ名に、「サービス接続用」という言葉が含まれている場合、サービス名を入力します。

DataDirectドライバの構成の詳細は、DataDirectのドキュメントを参照してください。

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

ポート名

サーバーへの接続に使用するポート番号を入力します。

ユーザー名

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

パスワード

指定したユーザー名のパスワードを入力します。


1つ以上のデータ・ソースをGridLink Oracle RACデータ・ソースに変換するには、それらのスキーマの名前の横のチェック・ボックスを選択し、「GridLinkへ変換」オプションを選択します。構成が終わったら、「次へ」をクリックします。「次へ」をクリックすると、「GridLink Oracle RACデータ・ソース」画面が表示されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のGridLinkデータ・ソースの使用に関する項を参照してください。

1つ以上のデータ・ソースをOracle RACマルチ・データ・ソースに変換するには、必要なデータ・ソースの名前の横のチェック・ボックスを選択し、「RACマルチ・データ・ソースへ変換」オプションを選択します。「次へ」をクリックすると、「Oracle RACマルチ・データ・ソース」画面が表示されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のOracle RACとWebLogic Serverの併用に関する項を参照してください。

GridLink Oracle RACデータ・ソース

GridLink RACデータ・ソースの構成画面
図cfg_gridlink_ds.gifの説明

この画面は、WebLogicドメインに含まれるデータ・ソースをGridLink Oracle RACデータ・ソースとして構成するために使用します。GridLinkデータ・ソース は、Fast Application Notification (FAN)イベントにレスポンスするサービスを表す単一のデータ・ソースです。

詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のGridLinkデータ・ソースの使用に関する項を参照してください。

ウィザードの「JDBCデータ・ソース」画面でGridLink RACデータ・ソースとして構成するために選択したデータ・ソースが、画面の下半分にリストされます。

画面の下半分に表示されるデータ・ソースのリストでは、各データ・ソースの名前の横にあるチェック・ボックスを選択して、GridLink RACデータ・ソースとして構成するデータ・ソースを選択します。


注意:

複数のデータ・ソースを選択した場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したデータ・ソース間で異なることを示す「データ・ソース間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各データ・ソースに一様に適用されます。


フィールド 説明

ドライバ

次のドライバの一部または全部がリストで表示されます。

  • GridLink接続用Oracleドライバ(Thin)

    GridLink Type 4非XAドライバです。

  • GridLink接続用Oracleドライバ(Thin XA)

    GridLink Type 4 XAドライバです。

サービス名

データベースのOracle RACサービス名を入力します。

ユーザー名

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

パスワード

指定したユーザー名のパスワードを入力します。

FANの有効化

選択すると、データ・ソースはFAN通知を登録して処理します。

SSLの有効化

選択すると、SSLが有効になるため、ウォレット・ファイル、ウォレット・パスワード、および1つ以上のOracle Notification Service (ONS)ホスト/ポートを指定する必要があります。

ウォレット・ファイル

SSLが有効の場合、ONS/SSLの資格証明を含むウォレット・ファイルへのフルパスを指定します。ウォレット・ファイルは、キーと証明書を保存するOracle資格証明ファイルです。

ウォレット・パスワード

ウォレット・ファイルのパスワードを指定します。このパスワードは、モジュール構成ファイルで暗号化されます。

サービス・リスナー

GridLinkデータベース・サービス・リスナーの名前を入力します。1つ以上のデータベース・インスタンスのサービス・リスナーを構成する必要があります。

ポート

データベース・サービス・リスナーのリスニング・ポートです。デフォルトでは1521に設定され、通常は変更する必要がありません。

プロトコル

このフィールドをクリックし、WebLogic Serverとデータベース・サービス・リスナーの間の通信に使用するプロトコルを選択します。

ONSホスト

Oracle Notification Service (ONS)ホスト名を指定します。SSLが有効の場合、1つ以上のONSホストとポートを指定する必要があります。

ポート

ONSホストで使用するリスニング・ポートを指定します。


指定した値は、選択したスキーマのデータ・ソース・リストの適切な列に表示されます。

追加行をサービス・リスナー表に追加するには、表内の任意の場所をクリックし、「追加」をクリックします。

追加行をONSホスト表に追加するには、表内の任意の場所をクリックし、「追加」をクリックします。

サービス・リスナー表から行を削除するには、表内の任意の場所をクリックし、「削除」をクリックします。

ONSホスト表から行を削除するには、表内の任意の場所をクリックし、「削除」をクリックします。

Oracle RACマルチ・データ・ソース

rac_multi_data_source.gifの説明が続きます
図rac_multi_data_source.gifの説明

ドメインに含まれるデータ・ソースをOracle RACデータ・ソースとして構成するためにこの画面を使用します。

「JDBCデータ・ソース」画面でOracle RACデータ・ソースとして構成するために選択したデータ・ソースのリストが画面の下半分に表示されます。

各データ・ソース名の横のチェック・ボックスを選択して、設定を指定するデータ・ソースを選択します。

Oracle RACデータ・ソースの詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理』のOracle RACとWebLogic Serverの併用に関する項を参照してください。


注意:

複数のデータ・ソースを選択した場合、一部のフィールドに、フィールドの現在の値が選択したデータ・ソース間で異なることを示す「データ・ソース間で異なります」というテキストが表示される場合があります。それらのフィールドの値を変更すると、新しい値が選択した各データ・ソースに一様に適用されます。


フィールド/列 説明

ドライバ

データベースへの接続に使用するJDBCドライバを選択します。

サービス名

Oracle RACデータベースのサービス名を入力します。

ユーザー名

データベースへの接続に使用するユーザー名を入力します。

パスワード

指定したユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

ホスト名

Oracle RACデータベース・インスタンスをホストしているサーバーの名前を入力します。

インスタンス名

各Oracleデータベース・インスタンスの名前を入力します。

ポート

データベースのホストになるサーバーへの接続に使用するポート番号を入力します。


新規データベース・インスタンスを追加するには、「追加」をクリックして、ホスト名、インスタンス名、およびポート番号を指定します。

JDBCデータ・ソース・テスト

test_jdbc_ds.gifの説明が続きます
図test_jdbc_ds.gifの説明

この画面を使用して、「JDBCデータ・ソース」画面および「Oracle RACマルチ・データ・ソース」画面で構成したデータ・ソース接続をテストします。


注意:

データベース接続をテストするには、接続するデータベースが起動している必要があります。

接続をテストしない場合は、データ・ソースを選択しません。「次へ」をクリックして、続行します。


テストする各データ・ソースのチェック・ボックスを選択して、「接続のテスト」をクリックします。

ウィザードでは、各データ・ソースを構成するとき指定したドライバ、ホスト、ポート、および他の情報から構成されるURLへの接続を試行して、選択した各データ・ソースの構成をテストします。

テストの結果は、「ステータス」列に表示されます。詳細は、「接続結果ログ」の項に表示されます。

データベース・スクリプト

run_db_scripts.gifの説明が続きます
図run_db_scripts.gifの説明

ドメイン・テンプレートには、データベース・タイプ別に分類されたSQLファイルのセットが含まれている場合があります。ドメイン・テンプレートにSQLファイルが存在する場合、WebLogicドメインを作成するときに、「データベース・スクリプト」画面でそれらを実行できます。既存のSQLまたはデータベース・ロード・ファイルを使用して、WebLogicドメインに定義されたすべてのデータ・ソースのデータベースのコンテンツが設定されます。

  1. 「JDBCデータ・ソース」項で、スクリプトを実行するデータ・ソースを選択します。実行できるスクリプトが「SQLファイル」項に表示されます。

  2. 「DBバージョン」ドロップダウン・リストからデータベースのバージョンを選択します。

  3. 「スクリプトの実行」をクリックします。

    選択したデータ・ソースの「SQLファイル」項に表示されたすべてのスクリプトが実行され、結果は「結果」項に表示されます。テスト出力をログ・ファイルにキャプチャするには、「ロギングの有効化」チェック・ボックスを選択して、「ログ・ファイル」フィールドにログ・ファイルのフルパスを指定します。

  4. SQLスクリプトを実行する各データ・ソースに対して、ステップ1から3を繰り返します。

  5. すべてのスクリプトを実行したら、「次へ」をクリックします。

資格証明

credentials.gifの説明が続きます
図credentials.gifの説明

この画面を使用して、ドメイン内の各キーの資格証明を提供します。

資格証明の詳細は、アプリケーション・セキュリティ・ガイドのポリシー、資格証明、キー、証明書および監査の理解に関する項を参照してください。

説明

キー名

この列には、ドメイン内の各キーの名前が表示されます。

ユーザー名

各行に、各キーに使用するユーザー名を入力します。

パスワード

各行に、各キーに使用するパスワードを入力します。

ストア名

この列には、各キーに関連付けられている資格証明ストアが表示されます。


キーストア

keystore.gifの説明が続きます
図keystore.gifの説明

この画面をして、次の操作を行います。

「信頼できる証明書」、「秘密鍵」または「アイデンティティ証明書」フィールドをクリックすると、フィールドの右側に参照アイコンが表示されます。このアイコンをクリックして、適切なファイルを参照します。

オプション/フィールド 説明

ストア・キー名

ドロップダウン・リストから、構成するストア/キーを選択します。

「信頼できる証明書」表

「信頼できる証明書」表には、次の2つの列が含まれます。

別名

製品テンプレートで定義される信頼できる証明書の別名を表示する読取り専用フィールド。

信頼できる証明書

選択したストア/キーに使用する信頼できる証明書のフルパスおよびファイル名を入力するか、行の右側にあるアイコンをクリックして、信頼できる証明書ファイルに移動して選択します。

「秘密鍵」表

「秘密鍵」表には、次の4つの列が含まれます。

別名

製品テンプレートで定義される秘密鍵の別名を表示する読取り専用フィールド。

秘密鍵

選択したストア/キーに使用する秘密鍵ファイルのフルパスおよびファイル名を入力するか、フィールドの右側にあるアイコンをクリックして、秘密鍵ファイルに移動して選択します。

パスワード

秘密鍵に使用するパスワードを入力します。

アイデンティティ証明書

秘密鍵に関連付けるアイデンティティ証明書のフルパスおよびファイル名を入力するか、フィールドの右側にあるアイコンをクリックして、アイデンティティ証明書ファイルに移動して選択します。


拡張構成

optional_config.gifの説明が続きます
図optional_config.gifの説明

詳細構成を行うすべてのカテゴリ(存在する場合)を選択します。選択したカテゴリごとに、詳細構成を行うことができる適切な構成画面が表示されます。この画面で項目も選択しない場合、次に「構成のサマリー」画面が表示されます。


注意:

この画面にリストされたカテゴリは、ドメインのために選択したテンプレートで定義されたリソースによって異なります。


オプション 説明

管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence

このオプションをして、次の操作を行います。

  • ドメインに管理対象サーバー、クラスタ、またはマシンを追加

  • 既存の管理対象サーバー、クラスタまたはマシンを削除

  • 既存のクラスタに管理対象サーバーを追加

  • 既存の管理対象サーバー、クラスタまたはマシンの設定を変更

  • デフォルトCoherenceクラスタの構成

「サーバーのマシンへの割当て」「管理対象サーバー」を参照してください。

デプロイメントとサービス

アプリケーション・デプロイメントおよびサービスのサーバーとクラスタへのターゲット指定方法をカスタマイズするために、このオプションを選択します。

「デプロイメント・ターゲット指定」および「サービス・ターゲット指定」を参照してください。

JMSファイル・ストア

このオプションを選択して、JMSファイル・ストアの設定を変更します。各ファイル・ストアの名前、ディレクトリおよび同期書込みポリシーを変更できます。

「JMSファイル・ストア」を参照してください。


管理対象サーバー

managed_servers.gifの説明が続きます
図managed_servers.gifの説明

この画面では、管理対象サーバーを追加、削除またはクローンの作成ができます。また、既存の管理対象サーバーの設定も変更できます。


注意:

packおよびunpackコマンドを使用してリモート・マシン上に管理対象サーバーを作成できます。

詳細は、『PackおよびUnpackコマンドによるテンプレートとドメインの作成』のリモート・マシンにおける管理対象サーバーの作成と起動に関する項を参照してください。


説明

サーバー名

有効なサーバー名は、文字列(文字および数字)です。名前は、ドメイン内で一意である必要があります。

リスニング・アドレス

ドロップ・ダウン・リストから、リスン・アドレスの値を選択する。

リスニング・ポート

通常の非セキュア・リクエスト(HTTPやT3などのプロトコル経由)で使用するリスン・ポートの有効な値を入力します。デフォルト値は、次に利用可能なリスニング・ポートです。このフィールドを空白にすると、デフォルト値が使用されます。リスニング・ポートの有効な範囲は、1から65535までです。

SSLの有効化

SSLリスン・ポートを有効にする場合は、このチェック・ボックスをチェックする。デフォルトで、すべての新しいサーバーではSSLは無効になっています。

SSLリスニング・ポート

サーバーに「SSL有効」チェック・ボックスを選択した場合のみこのフィールドが有効になります。

(HTTPSおよびT3Sのようなプロトコル経由の)セキュア・リクエストのために使用する有効な値を入力します。デフォルト値は、次に利用可能なリスニング・ポートです。このフィールドを空白にすると、デフォルト値が使用されます。リスニング・ポートの有効な範囲は、1から65535までです。

サーバー・グループ

ドメインを作成または更新するために選択したテンプレートにユーザー拡張可能なサーバー・グループ定義が含まれている場合は、「サーバー・グループ」列が表示されます。各管理対象サーバーに対して、サーバーに割り当てる各サーバー・グループのチェック・ボックスを選択します。ユーザー選択可能と定義されるサーバー・グループのみがリストに表示されます。通常、Fusion Middleware製品サーバーのデフォルトを受け入れる必要があります。

注意: 管理対象サーバーのクローンを作成する場合、サーバー・グループの割当ては元のサーバーと同じものになります。追加のFusion Middleware製品サーバーを作成するには、クローンの作成をお薦めします。

選択したサーバー・グループにより、指定された管理対象サーバーにマップされるアプリケーションとサービスが決まります。たとえば、サーバーにOVAB_MAN_SVRグループを選択する場合、ドメインのconfig-groups.xmlファイルのそのサーバー・グループにマップされるすべてのアプリケーションとサービスがサーバーに自動的にサーバーにターゲット指定されます。

サーバー・グループの詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』のconfig-groups.xmlおよびstartup-plan.xmlに関する項を参照してください。


サーバーを追加するには、「追加」をクリックして、新しいサーバーの設定を構成します。新しいサーバーのデフォルト名は、new_ManagedServer_nです。nの初期値は1であり、追加する新しいサーバーごとに増分します。

サーバーのクローンを作成するには、クローンを作成するサーバーの行をクリックして、「クローン」をクリックします。新しいクローンのデフォルト名は、original_server_name_clonenです。nの初期値は1であり、そのサーバーからクローンを作成する新しいサーバーごとに増分します。既存の管理対象サーバーのクローンである管理対象サーバーを作成する場合、ソース・サーバーにターゲット指定されるすべてのアプリケーションとライブラリもクローンにデプロイされます。また、クローン・サーバーはソース・サーバーが割り当てられている(存在する場合)すべてのサーバー・グループにも割り当てられます。また、ソース・サーバーにターゲット指定される次のサービスがクローンに自動的にターゲット指定されます。

サーバーを削除するには、サーバーを選択して、「削除」をクリックします。一度に1つのサーバーのみ削除できます。

クラスタ

clusters.gifの説明が続きます
図clusters.gifの説明

クラスタはWebLogic Serverインスタンスのグループであり、それらが連携して動作することにより、アプリケーションに拡張性と高可用性を提供します。クラスタを作成すると、管理対象サーバーをグループ化し、アプリケーションおよびリソースをホストするシングル・ホストとして動作するようにできます。

この画面を使用して、クラスタを追加または削除します。また、既存のクラスタの設定も変更できます。

説明

クラスタ名

有効な名前を入力します。クラスタの名前は、WebLogicドメイン内のすべてのコンポーネント名の間で一意である必要があります。

クラスタ・アドレス

クラスタ内の管理対象サーバーを識別するためのアドレスを入力します。クラスタ・アドレスには、次のいずれかを指定できます。

  • IPアドレスまたはDNS名とポートのカンマ区切りリスト(例: dns_name:portdns_name:port)

  • 複数のIPアドレスにマップされるDNS名

  • すべての管理対象サーバーのリスニング・アドレスが、一意のポート番号を持つ同一アドレスをリスニングしている場合は、localhost、DNS名、またはIPアドレス


クラスタを削除するには、サーバーを選択して「削除」をクリックします。クラスタを削除すると、そのクラスタに割り当てられたサーバーは削除されません。サーバーは、そのクラスタから削除されるのみで、他のクラスタに追加できます。一度に1つのクラスタのみを削除できます。

クラスタを追加するには、「追加」をクリックして、新しいサーバーの設定を構成します。新しいクラスタのデフォルト名は、new_Cluster_nです。nの初期値は1であり、追加する新しいクラスタごとに増分します。デフォルト名を変更するには、「名前」列に適切な名前を入力します。

クラスタの詳細は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のWebLogicクラスタの設定に関する項を参照してください。

サーバーのクラスタへの割当て

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図assign_srv_to_clust.gifの説明

この画面を使用して、クラスタに管理対象サーバーを割り当てます。


注意:

「サーバー」リスト・ボックスには管理対象サーバーのみが表示されます。管理サーバーは、クラスタに割り当てることができないので、リストに表示されません。


クラスタに1つ以上のサーバーを割り当てるには:

  1. 「クラスタ」リスト・ボックスで、管理対象サーバーを割り当てるクラスタを選択します。

  2. 次のいずれかの方法で、選択したクラスタに管理対象サーバーを割り当てます。

    • 「サーバー」リスト・ボックスで、管理対象サーバーの名前をダブルクリックします。

    • 管理対象サーバーを選択し、右矢印をクリックします。

    • 「Shift」を押しながらクリックして複数の管理対象サーバーを選択し、右矢印をクリックします。

    管理対象サーバーの名前が「サーバー」リスト・ボックスから削除され、「クラスタ」リスト・ボックスのターゲット・クラスタ名の下に追加されます。

  3. クラスタに割り当てる管理対象サーバーごとにステップ1と2を繰り返します。

  4. クラスタの割当てを確認します。

    必要に応じて、次のいずれかの方法でクラスタから管理対象サーバーを削除できます。

    • 「クラスタ」リスト・ボックスで管理対象サーバーの名前をダブルクリックします。

    • 管理対象サーバーを選択し、左矢印をクリックします。

    管理対象サーバーの名前が「クラスタ」リスト・ボックスから削除され、「サーバー」リスト・ボックスにリストアされます。

HTTPプロキシ・アプリケーション

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図http_proxy.gifの説明

HTTPプロキシ・アプリケーションは、HTTPリクエストの中継システムとして機能します。

この画面を使用して、各クラスタのHTTPプロキシ・アプリケーションを作成し、プロキシ・アプリケーションをデプロイする必要がある管理対象サーバーを指定します。

次の両方の文がtrueの場合のみ、この画面が表示されます。

説明

クラスタ名

この列には、ドメイン内の各クラスタがリストされます。

HTTPプロキシの作成

HTTPプロキシ・アプリケーションをデプロイするクラスタごとにこのチェック・ボックスを選択します。

プロキシ・サーバー

このドロップダウン・リストには、クラスタに割り当てられていないすべての管理対象サーバーが含まれます。プロキシ・アプリケーションをデプロイする管理対象サーバーを選択します。

OracleProxy4_clustername_servernameという名前のプロキシ・アプリケーションが作成され、管理対象サーバーにデプロイされます。


Coherenceクラスタ

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図coherencecluster.gifの説明

この画面は、WebLogic ServerインストールにCoherenceが含まれた場合にのみ表示されます。自動的にドメインに追加されるCoherenceクラスタがリストされます。

説明

名前

デフォルトのクラスタ名を受け入れるか、またはCoherenceクラスタの新しい名前を入力します。

ドメインの更新時に、WLSTまたは管理コンソールを介してドメインにCoherenceクラスタを追加した場合は、それもここにリストされます。

Coherenceリスニング・ポート

Coherenceクラスタ・リスニング・ポートとして使用するポート番号を入力します。


ドメインにCoherenceクラスタを含む場合:

管理対象サーバー

クラスタ

サーバーのクラスタへの割当て

マシン

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図machines.gifの説明

WebLogicドメインでは、マシン定義がハードウェアの物理単位を識別し、ホストするWebLogic Serverのインスタンスまたはシステム・コンポーネント(OHSサーバーなど)に関連付けられています。

この画面を使用して、マシンを追加または削除します。また、既存のマシンの設定を変更することもできます。各マシンには、次の構成設定があります。

Windowsの場合「マシン」タブ、またはUNIXの場合、「Unixマシン」タブを選択します。

説明

名前

有効なマシン名を入力します。マシンの名前は、WebLogicドメイン内にマシンを識別するために使用されます。マシンのネットワーク名と一致している必要はありません。名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間で一意である必要があります。

ノード・マネージャのリスニング・アドレス

ドロップ・ダウン・リストから、Node Managerで接続要求のリスンに使用するリスン・アドレスの値を選択する。デフォルトでは、ローカル・システムに定義されているIPアドレスとlocalhostがドロップダウン・リストに表示されます。デフォルト値は、localhostです。

管理サーバーをホストするマシンのIPアドレスを指定し、WebLogic Serverノード・マネージャにアクセスする必要がある場合は、ホスト名の検証を無効にする必要があります。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverのセキュリティの管理』のホスト名検証の使用に関する項を参照してください。

ノード・マネージャのリスニング・ポート

Node Managerで接続要求のリスンに使用するリスン・ポートの有効な値を入力する。

ノード・マネージャのリスニング・ポートの有効な範囲は1から65535です。デフォルト値は、5556です。

[Post bind GID enabled]

(UNIXマシンの場合のみ)このマシンで稼働するサーバーが、すべての権限のある起動アクションの実行後に、UNIXグループID (GID)にバインドできるようにするには、このチェック・ボックスを選択します。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されていません。

バインド後のGID

(UNIXマシンの場合のみ)このマシンで稼働するサーバーが、すべての権限起動アクションの実行後に動作する際のUNIXグループID (GID)を入力します。そうしない場合、サーバーは引き続き起動時のグループで動作します。この設定を有効にするには、「バインド後のGIDの有効化」チェック・ボックスを選択する必要があります。

[Post bind UID enabled]

(UNIXマシンの場合のみ)このマシンで稼働するサーバーが、すべての権限のある起動アクションの実行後に、UNIXユーザーID (UID)にバインドできるようにするには、このチェック・ボックスを選択します。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されていません。

バインド後のUID

(UNIXマシンの場合のみ)このマシンで稼働するサーバーが、すべての権限起動アクションの実行後に動作する際のUNIXユーザーID (UID)を入力します。そうしない場合、サーバーは引き続き起動時のアカウントで動作します。この設定を有効にするには、「バインド後のUIDの有効化」チェック・ボックスを選択する必要があります。


次の場合には、マシン定義を作成する必要があります。

「追加」をクリックして、新しいマシンを追加します。新しいマシンのデフォルト名は、new_[Unix]Machine_nです。nの初期値は1であり、追加する新しいマシンごとに増分します。

既存のマシンを削除するには、「削除」をクリックします。

サーバーのマシンへの割当て

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図assign_srv_to_mach.gifの説明

定義した各マシンにWebLogic Serverインスタンスを割り当てるためにこの画面を使用します。

  1. 「マシン」リスト・ボックスで、WebLogic Serverインスタンスを割り当てるWindowsマシンまたはUNIXマシンを選択します。

  2. 次のいずれかの方法で、選択したマシンにWebLogic Serverインスタンスを割り当てます。

    • 「サーバー」リスト・ボックスでWebLogic Serverインスタンスをダブルクリックします。

    • 「サーバー」リスト・ボックスで適切なWebLogic Serverインスタンスを選択して、右矢印をクリックします。

    • 「サーバー」リスト・ボックスで「Shift」を押しながらクリックして複数のサーバーを選択して、右矢印をクリックします。

    WebLogic Serverインスタンスの名前が、「サーバー」リスト・ボックスから削除され、「マシン」リスト・ボックスのターゲット・マシンの名前の下に追加されます。

  3. マシンに割り当てるWebLogic Serverインスタンスごとに、ステップ1と2を繰り返します。

  4. マシンの割当てを確認します。

    必要に応じて、次のいずれかの方法でマシンからWebLogic Serverインスタンスを削除できます。

    • 「マシン」リスト・ボックスの適切なWebLogic Serverインスタンスの名前をダブルクリックします。

    • 「マシン」リスト・ボックスで適切なWebLogic Serverインスタンスを選択して、左矢印をクリックします。

    WebLogic Serverインスタンスの名前が、「マシン」リスト・ボックスから削除され、「サーバー」リスト・ボックスにリストアされます。

デプロイメント・ターゲット指定

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図target_deployments.gifの説明

この画面で、サーバーまたはクラスタ上のデプロイメントのためにアプリケーションをターゲット設定できます。

ドメインを構成する製品に関連付けられるアプリケーションが、その製品のために作成した管理対象サーバーまたはその管理対象サーバーが割り当てられているクラスタに自動的にターゲット指定されます。この画面で、アプリケーションを追加のサーバーおよびクラスタにターゲット指定できます。

アプリケーション・デプロイメントをクラスタまたはサーバーにターゲット指定するには:

  1. 「ターゲット」リスト・ボックスで、アプリケーションをデプロイするクラスタまたはサーバーを選択します。

    選択したターゲットの名前が、右側のリスト・ボックスのタイトルとして表示されます。

  2. target_nameリスト・ボックスで、選択したターゲットにデプロイするアプリケーションに対応するチェック・ボックスを選択します。

    このリストに表示されるアプリケーションは、このウィザードの前の「ドメイン・ソースの選択」画面で選択した製品によって異なります。


    注意:

    「ターゲット」リスト・ボックスで管理対象サーバーを選択すると、target_nameリスト・ボックスの一部のチェック・ボックスが無効になります。無効になったチェック・ボックスは、選択した管理対象サーバーを含むクラスタにすでにターゲット指定されているアプリケーションであることを示しています。


    アプリケーションを選択すると、ターゲット指定されたクラスタおよびサーバーの名前がtarget_nameリスト・ボックスの「ターゲット」列に表示されます。

  3. 必要に応じて、他のクラスタおよびサーバーに対してステップ1と2を繰り返します。

  4. 必要なフィールドを選択した後、「次へ」をクリックします。

ドメインを再構成する際に、アプリケーションが現在ターゲット指定される管理対象サーバーまたはクラスタを削除する場合、再構成ウィザードによりこれらのアプリケーションが次のように自動的にターゲットに再指定されます。

サービス・ターゲット指定

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図servicestargeting.gifの説明

この画面を使用して、サービスの適切な管理対象サーバーまたはクラスタへのターゲット指定をします。

ドメインを構成する製品に関連付けられるサービスが、その製品のために作成した管理対象サーバーまたはその管理対象サーバーが割り当てられているクラスタに自動的にターゲット指定されます。この画面で、サービスを追加のサーバーおよびクラスタにターゲット指定できます。

サービスを管理対象サーバーまたはクラスタにターゲット指定するには、

  1. 「ターゲット」リスト・ボックスで、サービスをデプロイするクラスタまたはサーバーを選択します。

    選択したターゲットの名前が、右側のリスト・ボックスのタイトルとして表示されます。

  2. 「target_name」リスト・ボックスで、選択したターゲットにデプロイするサービスに対応するチェック・ボックスを選択します。

    このリストに表示されるサービスは、このウィザードの前の「ドメイン・ソースの選択」画面で選択した製品によって異なります。


    注意:

    「ターゲット」リスト・ボックスで管理対象サーバーを選択すると、target_nameリスト・ボックスの一部のチェック・ボックスが無効になります。無効になったチェック・ボックスは、選択した管理対象サーバーを含むクラスタにすでにターゲット指定されているサービスであることを示しています。


    サービスを選択すると、ターゲット指定されたクラスタおよびサーバーの名前がtarget_nameリスト・ボックスの「ターゲット」列に表示されます。

  3. 必要に応じて、他のクラスタおよびサーバーに対してステップ1と2を繰り返します。

  4. 必要なフィールドを選択した後、「次へ」をクリックします。

ドメインを再構成する際に、サービスが現在ターゲット指定される管理対象サーバーまたはクラスタを削除する場合、再構成ウィザードにより、これらのサービスが次のように自動的に再度ターゲット指定されます。

JMSファイル・ストア

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図jms_file_stores.gifの説明

JMSファイル・ストアは、永続メッセージを格納するためのディスク・ベースのファイルです。

この画面を使用して、ドメイン内に構成されているJMSファイル・ストアを変更します。この画面には、次のフィールドがあります。

説明

名前

JMSファイル・ストアの有効な名前を入力します。名前は、文字列である必要があります。JMSファイル・ストアの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間で一意であることが必要です。

ディレクトリ

JMSファイル・ストアが存在するシステム内のディレクトリ・パスを入力する。

同期書込みポリシー

ドロップダウン・リストから次のいずれかの同期書込みポリシーを選択して、ファイル・ストアのデータをディスクに書き込む方法を指定します。

ディスクへの非永続メッセージのページングにJMSファイル・ストアを排他的に使用すると、同期書込みポリシーは無視されます。

キャッシュ・フラッシュ

WebLogic Serverでは、オペレーティング・システムとストレージ・デバイスのデフォルトのファイル書込み動作が有効になります。デフォルトのファイル書込み動作では、基本的にキャッシングとファイルの書込みのスケジューリングを行いますが、トランザクションが完了する前にキャッシュのディスクへのフラッシュを強制します。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』の「キャッシュ・フラッシュ」ポリシーに関する項を参照してください。

直接書込み

WebLogic Serverは、ネイティブなI/O wlfileioドライバを使用して、ファイル・ストアの構成のDirectory属性で定義された場所に格納される一連のプライマリ・ファイルに同期的に書き込みます。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』の直接書込みポリシーに関する項を参照してください。

直接書込み - キャッシュあり

ほとんどのシナリオでは、直接書込み - キャッシュありポリシーを使用することをお薦めします。このポリシーを選択すると、WebLogic Serverは、ネイティブなI/O wlfileioドライバを使用して、ファイル・ストアの構成のDirectory属性で定義された場所に格納される一連のプライマリ・ファイルに同期的に書き込みます。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』の直接書込み - キャッシュありポリシーに関する項を参照してください。

無効

WebLogic Serverはオペレーティング・システムおよびストレージ・デバイスのデフォルトのファイル書込み動作に依存しています。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』の無効なポリシーに関する項を参照してください。

直接書込み

書込み操作はディスクに直接実行されます。このポリシーは、SolarisおよびWindowsでサポートされています。このポリシーはサポートしていないプラットフォームでアクティブになっている場合、ファイル・ストアは自動的に「キャッシュ・フラッシュ」ポリシーに切り替わります。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の管理』の直接書込みポリシーに関する項を参照してください。

無効

トランザクションは書込みがメモリーにキャッシュされるとすぐに完了します。このポリシーがアクティブになっている場合、トランザクションは書込みがディスクに格納されるのを待たずに完了します。

この設定は、パフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性に影響します。


構成のサマリー

configsummary.gifについては周囲のテキストで説明しています。

続行する前にドメインの詳細な構成設定を確認します。

「表示」ドロップダウン・リストからフィルタ・オプションを選択すると、右側のパネルに表示される項目を制限できます。

構成を変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックして該当する画面に戻ります。

実行したら、「再構成」をクリックして、ドメインを再構成します。ドメインの場所は変更されません。

再構成の進行状況

progress.gifについては周囲のテキストで説明しています。

この画面には、再構成プロセスの進行状況が表示されます。プロセス中に、次の操作が行われます。

処理が終了したら、「終了」をクリックします。

再構成に成功しました

endconfig.gifについては周囲のテキストで説明しています。

この画面は、再構成プロセスが成功して完了したか、または失敗したかどうかを示します。管理サーバーURL(リスニング・ポートを含む)とともに再構成されたドメインの場所も表示します。

再構成プロセスが成功して完了しなかった場合は、その理由を示すエラー・メッセージが表示されます。問題を解決するための適切な措置を講じます。問題を解決できない場合は、My Oracle Supportに連絡してください。