リリース・ノート
リリース1.3.1 for Windows, Linux, Solaris, and AIX
E48233-02(原本部品番号:E36762-09)
2013年8月
このドキュメントには、リリース1.3.1の時点で記載できなかった情報が含まれています。このリリース・ノートでは、次の項目について説明します。
Oracle Public Yumで使用可能になったOracle R Distribution 3.0.1 Linux RPMは、Oracle R Enterpriseの今後のバージョンと互換性があります。
ただし、Oracle R Enterprise 1.3.1ではOracle R Distribution 2.15.3を使用する必要があります。Oracle R Distribution 3.0.1を使用しないでください。
Oracle R Enterprise 1.3.1用にOracle R Distributionをインストールする場合、次のコマンドを指定します。
yum install R-2.15.3
2.15.3を指定しない場合、R-3.0.1がデフォルトでインストールされます。
Oracle R Enterprise 1.3.1で、Oracle Databaseの最新リリースであるOracle Database 12.1がサポートされるようになりました。
Oracle R Enterprise 1.3.1では、Oracle Database 11.2.0.3および11.2.0.4もサポートされます。Oracle R Enterpriseで11.2.0.1データベースのサポートを可能にするパッチは、Linuxで利用可能です。詳細は、Oracle R EnterpriseとOracle R Distributionのサポート・マトリックスを参照してください。
注意: Oracle Database 12.1には、現在、Oracle R Enterprise 1.2が同梱されています。Oracle Database 12.1を所有している場合、Oracle R Enterprise 1.3.1にアップグレードする必要があります。 |
Oracle R Distribution 2.15.3 Linux RPMは、Oracle Public Yumリポジトリhttps://public-yum.oracle.com/repo/
からダウンロードできます。詳細な手順は、Oracle R Enterpriseブログを参照してください。
https://blogs.oracle.com/R/entry/oracle_r_distribution_for_r1
R 2.15.3でのすべての変更点については、R Newsファイルを参照してください。
http://stat.ethz.ch/R-manual/R-devel/doc/html/NEWS.html
関連項目: Linux上のR 2.15.3向けのOracle R Distributionで発生するOracle Bug#16869626の詳細は、Oracle R Enterpriseの既知の問題を参照してください。 |
R 2.15.2向けのOracle R Distributionは、Oracle R Distributionのダウンロード・サイト(https://oss.oracle.com/ORD/
)で入手できます。インストール手順については、ご使用のプラットフォームのREADMEを参照してください。
R 2.15.2はメンテナンス上の更新で、一般的に使用されるいくつかのファンクションについてパフォーマンスが強化され、メモリー使用量が削減されています。すべての変更点については、R Newsファイルを参照してください。
表 1に、Oracle R Enterprise、Oracle R Distribution、Oracle Databaseでサポートされている構成を示します。
表1 Oracle R Enterpriseの構成およびサポート・マトリックス
Oracle R Enterpriseのバージョン | R/Oracle R Distributionのバージョン | Oracle Databaseのバージョン(注意を参照) |
---|---|---|
1.0 |
2.13.2 |
11.2.0.3, 11.2.0.4 |
1.1 |
2.13.2 |
11.2.0.3, 11.2.0.4 |
1.2 |
2.15.1 |
11.2.0.3, 11.2.0.4 |
1.3 |
2.15.1 |
11.2.0.3, 11.2.0.4 |
1.3.1 |
2.15.2, 2.15.3 |
11.2.0.3, 11.2.0.4, 12.1 |
注意: パッチが適用されている場合、Oracle Databaseバージョン11.2.0.1および11.2.0.2はLinuxでサポートされています。詳細は、『Oracle Universal InstallerおよびOpatchユーザーズ・ガイドfor Microsoft Windows and UNIX Systems』のOpatchを使用したOracleソフトウェアへのパッチ適用に関する説明を参照してください。 |
ここでは、Linux上のR 2.15.3向けのOracle R Distributionで発生するエラーについて説明します。
Oracle Bug#: 16869626
タイトル: ORE.PREDICT-RPARTメソッドの名前を更新する必要がある
説明: rpartオブジェクトの分割コンポーネントの行の名前が、R 2.15.2の構造から変更されたため、ORE.PREDICT-RPARTメソッドとの互換性がなくなりました。
回避策: なし。
Oracle R Enterprise Release 1.3.1では、表2に示されている問題は修正されています。
表2 Oracle R Enterprise リリース1.3.1でのバグ修正
Oracle Bug# | バグの説明 |
---|---|
16478724 |
REGRESSION: 索引がORE.FRAMEのときにAGGREGATEが動作しません |
16448096 |
変数の繰返しをIFELSEを使用して検出すると、問合せの実行時間が長くなります |
16435418 |
ORE.TOXMLは非効率です |
16433727 |
SQLインタフェースのXML出力で、Rのリストの戻り値に対して結果が生成されません |
16426950 |
主要なコンポーネントANALYSISに対するサポートを追加します |
16426704 |
TABLEファンクションのRQで、データベース表TEMPではなくスカラー・パラメータのサポートを使用します |
16426158 |
ORE.DELETEが複数の参照DBオブジェクトの削除に失敗します |
16419536 |
ORE.FRAMEのSCALEメソッドがCENTERとSCALEのNASを正しく処理しません |
16418921 |
ORESTATS::AVEメソッドを作成してSTATS::AVEを模擬実行します |
16411992 |
TRANSFORMおよびWITHINは入力ORE.FRAMEの書込みに最適化されたORE.FRAMESを生成しません |
16396501 |
RQ*EVAL表関数のBLOBでメモリー・リークが返されます |
16392960 |
ORE.FRAMEに対するSCALEメソッドは297列に制限されます |
16309055 |
R:ORE: Supporting PackagesとClient PackagesのWindowsへのインストールに失敗します(ORE 1.3) |
16306380 |
SUBSTRING()関数とSUBSTR()関数で引数が誤って変換されます |
16268465 |
R:ORE: インストールの前にInstall.shスクリプトでDBインスタンスをチェックする必要があります |
16264162 |
UBSET,ORE.FRAMEメソッドはARGの選択が指定された場合にのみ一意キーを確認します |
16239534 |
サーバーのinstall.shは、複数のノード、共有スキーマ環境(Exadata)を処理しません |
16232013 |
埋込みRは基礎となるデータベース・オブジェクトの情報を自動接続のために同期化します |
16192292 |
ORE.DIFFTIMEオブジェクトに対して、ORE.SECOND、ORE.MINUTE、ORE.HOUR、ORE.MDAYが中断されます |
16087689 |
$<- ORE.FRAMEのメソッドは行サイズの等価性について不必要にチェックします |
16087308 |
OREデータストア・インフラストラクチャは、FACTOR列の作成に対して保護する必要があります |
16069524 |
ORE.VECTORの%IN%メソッドは1000を超える値の設定を処理できません |
16018192 |
ORE.PUSH,LISTメソッドは複数の継承を使用するS3 ELEMSを正しく処理しません |
15982395 |
OREBASEはDBI参照ではなくRORACLEメソッドを直接参照する必要があります |
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
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E48233-02
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