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Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド
リリース1.3.1 for Windows, Linux, Solaris, and AIX
E48234-02
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B RStudioのインストール


注意:

Oracle R EnterpriseドキュメントにはRStudio IDEソフトウェアに関する情報が含まれています。ただしRStudio IDEはOracle R Enterpriseには含まれておらず、Oracleとの契約においてRStudio IDEの使用に対するライセンスやサポートはありません。RStudio IDEを使用するには、別途購入し、ライセンスを入手する必要があります。詳細はhttp://www.rstudio.com/ide/を参照してください。

RStudio IDEは、Rの一般的なユーザー・インタフェースであり、Oracle R Enterpriseとともに使用することができます。

RStudioは次の製品で構成されます。

この付録では、参考情報としてRStudio ServerのインストールしてOracle R Enterpriseと連携する方法の概要を示します。RStudio Serverの詳細は、http://www.rstudio.com/ide/を参照してください。

RStudio Desktop

RStudio Desktopは、スタンドアロン・マシン用のIDEです。インストールは簡単です。

    1. Rをインストールします。

    2. RStudio Desktopをダウンロードします。

    3. インストーラを実行し、プロンプトに従います。

    4. デスクトップ・アイコンをクリックしてRStudioを初期化します。

RStudio Server

RStudio Serverは、サーバーで実行されているバージョンのRとのWebブラウザ・ベースのインタフェースを提供するLinuxサーバー・アプリケーションです。ユーザーは、RStudio ServerによってWebブラウザを使用してリモートでRStudioにアクセスできます。

RStudio Serverの構成の詳細は、http://www.rstudio.com/ide/docs/server/configurationを参照してください。

次の手順に従ってRStudio Serverをインストールすると、RStudio ServerをOracle R Enterpriseと連携できるようになります。

  1. Linux端末ウィンドウから、RStudioをダウンロードします。

  2. 構成ファイルrserver.conf.Renvironを作成し、必要な環境変数がRStudio環境で認識されるようにします。

    1. rserver.confを作成します。

      sudo vi /etc/rstudio/server.conf
      rsession-ld-library-path=R_HOME:ORACLE_HOME
      

      R_HOMEの一般的な値は/usr/lib4/R/libで、ORACLE_HOMEの一般的な値は/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1/libです。

    2. bashシェルを使用してORACLE_HOME、ORACLE_HOSTNAME、ORACLE_SIDを.Renvironに含めます。

      cd /home/oracle
      sudo vi .Renviron
      ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
      ORACLE_HOSTNAME=localhost
      ORACLE_SID=orcl
       
      export ORACLE_HOME
      export ORACLE_HOSTNAME
      export ORACLE_SID
      
  3. エンドユーザーはログイン資格証明(ユーザー名、パスワード)を指定してRStudio Serverにサイン・インします。