Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド 12c リリース3 (12.1.0.4) for Linux x86-64 E49734-01 |
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この章では、Oracle Access Manager(OAM)を、OAMベースの通信でユーザーIDを識別できるように構成する手順を説明します。説明される手順では、OAMサーバーがすでに稼働中であることを想定しています。使用するOAMサーバー固有の構成を反映するために、手順の変更が必要になる可能性があります。
RUEIでは、OAM 10gバージョン10.1.4.x (またはそれ以上)からのトラフィックの測定がサポートされていることに注意してください。OAM 11gはサポートされていません。
次を実行します。
WebブラウザでOracle Access Managerサーバー・インタフェースにアクセスします。必要なURLがわからない場合は、OAMのシステム管理者に問い合せてください。図6-1のページが表示されます。
アクセス・システム・コンソール・リンクをクリックします。図6-2のページが表示されます。
アクセス・システム構成タブをクリックします。図6-3のページが表示されます。
ページの左側にある新規アクセス・ゲートの追加オプションをクリックします。図6-4のページが表示されます。
次の情報を入力します。
アクセス・ゲート名: 新しいアクセス・ゲート用に一意のIDを指定します。たとえば、ruei
を指定します。
ホスト名: RUEIレポータ・システムのホスト名を指定します。
ポート: RUEIでOAMベースの通信を監視するポートを指定します。ここにはポート443を指定します。
アクセス・ゲートのパスワード: RUEIレポータ・システムでのOAMサーバーへのアクセスを承認するために使用するパスワードを指定します。
アクセス・ゲートのパスワードを再入力: 承認パスワードを確認します。
優先HTTPホスト: SERVER_NAME
を指定します。
残りのフィールドは空白のままでも、デフォルトの値を指定してもかまいません。
準備ができたら、「保存」をクリックします。
アクセス・サーバーをリストコマンド・ボタンをクリックして、新たに作成したアクセス・ゲートと必要なアクセス・サーバーを接続します。表示されたリストから必要なアクセス・サーバーを選択し、準備ができたら「追加」をクリックします。
アクセス・サーバーが表示されない場合は、「追加」をクリックし、デフォルトのアクセス・サーバーに新しいアクセス・ゲートを追加します。
OAM_REMOTE_USERヘッダー変数を構成するには、次の手順を実行します。
図6-1「OAMサーバー・インタフェース」の画面の上部に示すように、「ポリシー・マネージャ」リンクをクリックします。
認可ルールタブから、時間ベースのアクセスをクリックし、「アクション」をクリックします。
「認証の成功」で、次のヘッダー変数を構成します。
Type=headervar、Name=OAM_REMOTE_USERおよびReturn Attribute=cn。
「保存」をクリックします。
アクセス管理画面を次に示します。
次を実行します。
GCCライブラリをダウンロードしてインストールします。ライブラリはオペレーティング・システム・ベンダー、またはhttp://gcc.gnu.org
から入手できます。Oracle Access Manager 10.1.4サードパーティ統合ディスクの説明は、次の場所に提供されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/10gr3-webgates-integrations-readme-154689.pdf
64ビットのOAM Access Server SDKを次の場所からダウンロードします。
http://download.oracle.com/otn/linux/ias/101401/oam_int_linux_v7_cd3.zip
次のコマンドを使用して、GCCライブラリを抽出、解凍し、コピーします。
cat as_linux_x86_gcc_runtime_lib_access_manager_101401.cpio | cpio -idmv unzip Oracle_Access_Manager10_1_4_0_1_linux_GCClib.zip cp lib* /usr/local/lib/
次を実行します。
次のコマンドを発行して、OAM Access Server SDKディストリビューション・セットを解凍し、インストーラを実行します。
unzip oam_int_linux_v7_cd3.zip ./Oracle_Access_Manager10_1_4_2_5_linux64_AccessServerSDK
デフォルトでは、OAM Access Server SDKは/opt/netpoint/AccessServerSDK/
ディレクトリにインストールされます。
configureAccessGate
ユーティリティを使用してXMLファイルを作成することで、RUEIとアクセス・サーバー間の信頼関係を作成します。次のコマンドを発行します。
cd /opt/netpoint/AccessServerSDK/oblix/tools/configureAccessGate ./configureAccessGate -i /opt/netpoint/AccessServerSDK/ -t AccessGate
ユーティリティの実行中に、先ほど作成したアクセス・ゲートの構成に基づいて、次の情報を指定します。
Please enter the Mode in which you want the AccessGate to run : 1(Open) 2(Simple) 3(Cert) : 1 Please enter the AccessGate ID :short_name
Please enter the Password for this AccessGate : Please enter the Access Server ID : accessSrv1 Please enter the Access Server Host Machine Name :fully_qualified_hostname
Please enter the Access Server Port : 6021 Preparing to connect to Access Server. Please wait. AccessGate installed Successfully. Press enter key to continue ...
short_name
はAccess Gate ID、fully_qualified_hostname
はOAMアクセス・サーバー・システムのホスト名です。
この時点で、RUEIレポータ・システムがOAMアクセス・サーバーに接続されます。Access Server SDKのインストール・パスを反映するために、/etc/ruei.conf
構成ファイルでOBACCESS_INSTALL_DIR
変数を更新します。デフォルトのインストール・パスの場合、必要な行は次のようになります。
export OBACCESS_INSTALL_DIR=/opt/netpoint/AccessServerSDK/
「システム」、「メンテナンス」、「システム・リセット」、「システム処理の再起動」オプションの順に選択して、RUEI処理を再起動します。準備ができたら、「次へ」をクリックします。要求されたら、再起動を確認します。
OAMベース・セッションの正しい追跡を可能にするために、RUEI内で次の構成情報を指定する必要があります。
OAMに基づくユーザーIDに必要なすべてのアプリケーションを構成します。これには、各必須アプリケーションの概要で「ユーザーID」タブをクリックし、「新規ソースの追加」項目をクリックします。「ソース・タイプ」メニューで、「Oracle Access Manager」オプションを選択します。準備ができたら、「保存」をクリックします。
「構成」、「アプリケーション」、「セッション・トラッキング」の順に選択します。RUEIインストール用に構成されたCookieテクノロジのリストにOracle Access Managerアイテムが含まれていることを確認します。デフォルトでは、Cookie名ObSSOcookie
が使用されます。
注意: OAMベースの通信が正確にレポートされるようにするために、Cookieマスキング機能(「構成」、「セキュリティ」、「マスキング」、「Cookieマスキング」の順に選択)で、OAM Cookieのマスキングを「プレーン」として構成する必要があります。 |
OAMリクエストがRUEIシステム・アクセス・ゲートで処理されるまで、使用するアクセス・ゲート用のアクセス・サーバーのリストを要求すると、次のメッセージが表示されます。
Not Responding AM service status mismatch