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Oracle® Real User Experience Insightリリース・ノート
12c リリース2 (12.1.0.4) for Linux x86-64
E49731-01
 

 

Oracle® Real User Experience Insight

リリース・ノート

12c リリース2 (12.1.0.4) for Linux x86-64

E49731-01(原本部品番号:E48175-01)

2013年7月

Oracle Real User Experience Insight(RUEI)は、ネットワークおよびビジネスのインフラストラクチャに対する強力な分析機能を提供します。これにより、実際のユーザー・エクスペリエンスを監視し、Key Performance Indicators(KPI)およびService Level Agreements(SLA)を定義して、この定義に違反するインシデントに対してアラート通知をトリガーすることができます。

RUEIはWebベースのユーティリティで、Webインフラストラクチャによってリクエストされる、またはWebインフラストラクチャから生成される実際のユーザーのトラフィックに関するレポートを作成します。ネットワーク・インフラストラクチャの最も重要となるポイントで、ページおよびユーザー・トランザクションのレスポンス時間が測定されます。鋭い診断機能を活用して、アプリケーション・マネージャおよびIT技術スタッフは根本原因解析を行うことができます。

このドキュメントには、Oracle Real User Experience Insight(RUEI)リリース12.1.0.4で導入された変更に関する情報が記載されています。また既知の問題や制限事項も記載されています。既知の問題および制限事項も記載されています。製品のインストールまたはこのバージョンへのアップグレードを行う前に、記された内容を確認することをお薦めします。

このドキュメントは、次の項目で構成されています。

重要

最新の前のリリース以外のリリースからアップグレードする場合、考えられる互換性の問題の詳細は、中間リリースごとのリリース・ノートを確認することを強くお薦めします。この詳細は次のサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/realuserei-091455.html

1 このリリースでの新機能

2 インストールおよびアップグレードの手順

インストールの手順およびインストール済のRUEI 11.1または12.1.xをリリース12.1.0.4へアップグレードする手順の詳細は、 『Oracle Real User Experience Insightインストレーション・ガイド』を参照してください。


注意:

アップグレード手順を開始する前に、アップグレードするリリースのすべてのホット・フィックスの可用性を確認して適用すること(関連する場合)をお薦めします。

重要: ドメイン名に基づくネットワーク・トラフィックのフィルタリング

記事1320386.1は、ドメイン名に基づくネットワーク・トラフィックのフィルタリング方法を示します。この記事で説明されている実装を使用する場合、12.1.0.4へのアップグレード後に記事1198923.1で説明されている手順に従う必要があります。そうしないと、トラフィックが過剰になる場合があります。

ruei.confファイル内の設定

バージョン12.1.0.4では、リテラル値に関して、RUEI_HOMERUEI_DATARUEI_USERおよびRUEI_GROUPの設定を指定する必要があります。そのため、次のようにはできません。

RUEI_BASE=/my/ruei/dir
export RUEI_HOME=$RUEI_BASE/home

この問題がruei-confファイルにない場合は、ruei-check.shスクリプトで次の行が表示されます。

Checking if file /etc/ruei.conf is valid:  [ OK ]

デフォルトの表領域モード

バージョン12.1.0.4の時点で、新しいインストール内のUSERSおよびUXCONF表領域がデフォルトでforce loggingモードに設定されます。以前のデフォルト・モードはnologgingでした。この構成を変更する手順は、Oracle Real User Experience Insightアドバンスト管理者ガイドで説明されています。

アップグレード手順は、データベースの現在の設定を変更しません。ただし、force loggingへの表領域モードの変更によってディスクI/Oが大幅に増加する可能性があることに注意してください。

増加したデータベース率

バージョン12.1.0.4の時点で、RUEIとOracle Enterprise Managerの統合を容易にするため、追加の統計およびファクト・データベース表が作成されます。これらの表により、データベースI/Oアクティビティのレベルおよび記憶域要件が増えることに注意してください。

データのアクセスおよび保存

バージョン12.1.0.4では、データベースのデータの保存およびアクセスの方法が大幅に変更されています。RUEI 12.1.0.4ではデータの保存および問合せに新しいデータモデルが使用されているため、RUEIの新バージョンで表示できるようにする必要がある場合は、12.1.0.4より前のデータをアップグレードする必要があります。データの変換はRUEI 12.1.0.4システムが正しく動作するために必須ではありません。この手順が必要になるのは、12.1.0.4をインストールする前に処理および保存したデータを表示する必要がある場合のみです。詳細は、『Oracle Real User Experience Insightインストレーション・ガイド』の第3章を参照してください。

データ表現の変更

RUEI 12.1.0.4の表におけるデータの表現方法の主な変更点の概要を次に示します。

3 既知の問題と制限事項

このリリースでの既知の問題を次に示します。

4 互換性の問題

前のリリースからアップグレードする場合、この項で取り上げるレポート機能の違いを認識しておく必要があります。

5 修正された不具合

次の不具合はこのリリースで修正されました。

表1 このリリースで修正された不具合

Oracle Bug# 説明

13506429

ユーザー・フロー・カスタム・ディメンションをフィルタできない

13655066

参照データ検索オプションですべてのディメンション・レベルを検索できるようにする

14138349

完了済フローのセッション・データがセッション診断に表示されない

14410259

ズーム・ロック機能がページのみで動作し、セッションでは動作しない

14548880

機能名にマップされないページ名がある

14679327

12.1.0.0.1から12.1.0.1.1にアップグレードした後にイベント・ログにエラーが表示される

14684020

セッションが3つのセッションに分割され、ユーザーIDヒットが疑似ヒットになる

14737573

12.1にアップグレードした後、レポート・フィルタが表示されない

14738192

同じCookieソースが設定された複数レベルのカスタム・ディメンションが不適切な結果を返す。

14743453

EBS - ディメンション・コンポーネント名に多数のボタンが表示される

14753905

12.1.0.3にアップグレードした後、アップグレード後の手順が失敗する

14762099

レポート選択フィルタでアルファベット順にソートされなくなる

14773246

ページ・ダウンロードおよびブラウザ時刻のBIデータ表への追加

14779340

3番目の時間をレポートに追加すると5分間の詳細が表示されなくなる

14783800

コンテンツ・メッセージのアップロード中に内部エラー(CHECK_RULESがエラー・メッセージ1を返す)が発生する

14784020

追加ソースを使用してOAMからUIDを取得する

14801496

機能名にマップされないページ名がある - 2

14806335

タグの使用時にエラー・ページがレポートされない

14813479

セッション・トラッキング用のヘッダーおよびXPathスキームのサポート

14848905

オブジェクトがページとしてレポートされる

15836217

内部エラー(メッセージ1(54): ORA-00054: リソース・ビジー

15838452

コンテンツ・メッセージが抽出されなかった場合でも、ページ・デリバリ・タイプ = コンテンツ・エラーが発生する

15872301

「すべて削除」による予期しない副作用

15876718

11.1から12.1.0.3にアップグレードすると、ページ当たりのエンドツーエンド時間が大幅に短くなる

15898257

FormsトラフィックでINFO=ERROR-IN-SESSIONがヒットする

15911654

データ処理が停止する。

15927468

RUEI_HOMEの最小ディスク要件

15928539

フォームのみのユーザー識別が動作しない

15965055

ヘルプデスク・レポートの作成を取り消すとUIが使用できなくなる

15966027

一部のデータベースで空のパーティションが大量のディスク容量を使用している

15970416

BUG 15849594のパッチ適用後にORA-00054が発生する

15976234

中国語のユーザーIDでXPathを使用して表示したコードを判読できない

16034341

LDAP : 識別名フィールドの欠落

16049809

ORA-00001: ZIPのアップロード時のEBS_RESPKEY2DETAILS.TXTに関する一意の制約

16053432

フレームワーク例外が他のページで動作しない

16063937

RUEIセッションが1つのみであるときに、2つのセッションとしてレポートされる

16079149

問題分析カスタム・ディメンションのフレームワーク例外によりプロジェクトが停止する

16198882

コンテンツ・メッセージのソースとしてのHTTPヘッダーの追加

16236511

複数の年にまたがる期間に年キューブからのデータが表示される

16247368

ログのセッション・エラーが頻繁に繰り返される

16268442

JSONレスポンス・コンテンツの場合にカスタム・タグがピック・アップされない

16276753

中国の場所の場合に、クライアントの場所が正確ではない

16298374

RUEI - ダッシュボードおよびIPアドレス・リージョンの追加ダイアログに重複したデータが見つかる

16396495

内部エラー(プロジェクトWG - イベント・ファイル'EVENT_SATISFACTION-HIT.INI'の読取り中にエラーが発生する)

16482748

複数言語のオブジェクトに対するEBS翻訳

16485077

255を超える記号のDNがある外部LDAPからユーザーを追加中にORA-12899が発生する

16485759

キーがアップロードされていてもSSLトラフィックがドロップする

16495557

キー・ページにクライアント・ブラウザ/デバイス/ネットワーク/OSディメンションがない

16514853

特定の(大きな)セッションのエクスポート時に内部サーバー・エラーが発生する

16634575

データ処理がトラフィック量に追いつけない

16655814

$RUEI_DATA/PROCESSOR/DATAがシンボリック・リンクの場合にセッション診断保持設定に失敗する

16664342

機能名にマップされないページ名がある - 3

16721057

デフォルト権限のディレクトリ

16825863

LOGR処理が120分遅れる

16853709

参照データの履歴データの表示中にORA-00942が発生する


6 製品ドキュメント

製品ドキュメントの最新版は、次のリンクから入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/realuserei-091455.html

7 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


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