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Oracle® Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7)
B61653-06
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A wlevs.Adminコマンドライン・リファレンス

この付録では、Oracle Event Processingの管理、Oracle Continuous Query Languageプロセッサのルールの動的構成、およびイベントの待機時間およびスループットの監視に使用できる、Oracle Event Processingのwlevs.Adminユーティリティへの参照を提供します。

この付録の内容は次のとおりです。

A.1 wlevs.Adminユーティリティの概要

wlevs.Adminユーティリティはコマンドライン・インタフェースであり、Oracle Event Processingを管理し、特に、Oracle CQLおよびEPLプロセッサのルールを動的に構成して、アプリケーションのイベント待機時間およびスループットを監視します。このユーティリティは、内部でJMXを使用してOracle Event Processingサーバーとデプロイされたアプリケーションの両方の構成およびランタイムMBeanに対して問い合せます。

Oracle Event Processing構成フレームワークにより、アプリケーションとOracle Event Processingサーバー構成の両方に対して複数のユーザーによって同時変更が可能になります。フレームワークは、この同時実行性を管理するためにロック処理は使用しませんが、オプティミスティック・バージョン・ベース同時実行性を使用します。これは、2人のユーザーが常に更新対象の同一オブジェクトの構成を表示できますが、それらに対する変更の確定は1人のユーザーのみに許可されるということを意味します。同じ構成オブジェクトを更新しようとする場合、他のユーザーにはエラーが表示され、更新された構成を表示するためにはセッションをリフレッシュする必要があります。

それぞれのwlevs.Adminユーティリティ・コマンドは独自のトランザクションで実行します。各コマンドの実行後に暗黙的に確定されるということになります。複数の構成変更を1回のトランザクションで一括処理する場合は、wlevs.Adminユーティリティを使用せず、JMXを使用して直接変更を実行する必要があります。

A.2 wlevs.Adminユーティリティ環境の構成

wlevs.Adminユーティリティを使用する前に、環境を適切に構成する必要があります。

wlevs.Adminユーティリティ環境を構成するには:

  1. Oracle Event Processingソフトウェアをインストールおよび構成します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processingスタート・ガイド』のOracle Event Processingのインストールに関する項を参照してください。

  2. 管理対象ドメインのJMX接続を構成します。第12章「Oracle Event Processing用のJMXの構成」を参照してください。

  3. コマンド・ウィンドウを開き、環境を設定します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』の開発環境の設定に関する項を参照してください。

  4. 次のいずれかの方法でCLASSPATHを設定します。

    1. ユーティリティの実行時に-jar引数を使用して、CLASSPATHを暗黙的に設定します。

      引数をORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/bin/wlevsadmin.jarファイルに設定します。ここで、ORACLE_CEP_HOMEは、メインのOracle Event Processingインストール・ディレクトリを示します。

      -jar引数を使用するとき、コマンドラインでwlevs.Adminユーティリティ名は指定しないでください。例:

      prompt> java -jar d:/oracle_cep/ocep_11.1/bin/wlevsadmin.jar
      -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
      UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor
      -sourceURL file:///d:/test/newrules2.xml 
      
    2. 次のファイルをCLASSPATH環境変数に追加して、明示的にCLASSPATHを更新します。

      ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/bin/wlevsadmin.jar
      ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/bin/wlevs.jar
      ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.deployment.server_11.1.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.ede_11.1.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.management_11.1.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.jndi.context_6.0.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.jmx_6.0.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.rmi_6.0.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.i18n_1.4.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.diagnostics.core_2.1.0.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/modules/javax.xml.stream_1.1.1.0.jar
      ORACLE_CEP_HOME/com.bea.core.bootbundle_8.0.0.0.jar
      

      ここで、ORACLE_CEP_HOMEは、Oracle Event Processingをインストールする先のメイン・ディレクトリを示します。

A.3 リモートでwlevs.Adminユーティリティの実行

Oracle Event Processingをインストールして実行しているコンピュータとは別のコンピュータでwlevs.Adminユーティリティを実行すると便利な場合があります。

リモートでwlevs.Adminユーティリティを実行するには:

  1. Oracle Event Processingがインストールされているコンピュータからwlevs.Adminを実行するコンピュータに、次のJARファイルをコピーします。JARファイルのコピー先のディレクトリ名は、任意の名前とすることができます。

    ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/bin/wlevsadmin.jar
    ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/bin/wlevs.jar
    ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.deployment.server_11.1.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.ede_11.1.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/ocep_11.1/modules/com.bea.wlevs.management_11.1.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.jndi.context_6.0.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.jmx_6.0.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.rmi_6.0.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.i18n_1.4.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/com.bea.core.diagnostics.core_2.1.0.0.jar
    ORACLE_CEP_HOME/modules/javax.xml.stream_1.1.1.0.jar
    

    ここで、ORACLE_CEP_HOMEは、Oracle Event Processingをインストールする先のメイン・ディレクトリを示します。

  2. 次のいずれかの方法でCLASSPATHを設定します。

    • ユーティリティの実行時に-jar引数を使用して、暗黙的にCLASSPATHを設定し、引数をNEW_DIRECTORY/wlevsadmin.jarファイルに設定します。ここで、NEW_DIRECTORYは、必要なJARファイルをコピーしたリモート・コンピュータ上のディレクトリを示します。-jar引数を使用するとき、コマンドラインでwlevs.Adminユーティリティ名は指定しないでください。

    • リモート・コンピュータへコピーしたすべてのファイルをCLASSPATH環境変数に追加して、明示的にCLASSPATHを更新します。

  3. 次の項で説明されているように、wlevs.Adminユーティリティを起動します。

A.4 SSLモードでのwlevs.Adminユーティリティの実行

wlevs.Adminコマンドライン・ユーティリティを使用するときにSSLを使用するには、最初に信頼キーストアを作成する必要があります。

詳細は、10.1.4項「SSL」を参照してください。

wlevs.AdminユーティリティをSSLモードで実行するには:

  1. コマンド・ウィンドウを開き、環境を設定します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』の開発環境の設定に関する項を参照してください。

  2. Oracle Event Processingサーバーが起動していない場合は、起動します。

    1.5.4項「Oracle Event Processingサーバーの起動と停止」を参照してください。

  3. DOMAIN_DIR/servername/sslディレクトリに変更を加えます。ここで、DOMAIN_DIRはメインのドメイン・ディレクトリを示し、servernameはサーバー名を示します。

    例:

    d:\oracle_cep\user_projects\domains\mydomain\myserver\ssl.

  4. 次のコマンドを指定して、トラスト・キーストアを生成します(実際には、コマンドは1行にする必要があります)。

    prompt> java -classpath ORACLE_CEP_HOME\ocep_11.1\common\lib\evspath.jar;ORACLE_CEP_HOME\ocep_11.1\utils\security\wlevsgrabcert.jar 
    com.bea.wlevs.security.util.GrabCert host:secureport 
    -alias=alias truststorepath
    

    説明

    • ORACLE_CEP_HOMEは、Oracle Event Processingのインストール・ディレクトリ(d:/oracle_cepなど)を意味します。

    • hostは、server2が実行されているコンピュータを意味します。

    • secureportは、server2用に構成されたSSLネットワーク入出力ポートを意味します。デフォルト値は9003です。

      詳細は、10.5.1項「手動でSSLの構成方法」例10-5を参照してください。

    • aliasは、トラスト・キーストアにある証明書の別名です。デフォルト値はhostnameです。

    • truststorepathは、生成されるトラスト・キーストア・ファイルのフル・パス名を意味します。デフォルトはevstrust.jksです。

    次のような例があります(実際には、コマンドは1行にする必要があります)。

    prompt> java -classpath C:\OracleCEP\ocep_11.1\common\lib\evspath.jar;C:\OracleCEP\ocep_11.1\utils\security\wlevsgrabcert.jar 
    com.bea.wlevs.security.util.GrabCert server2:9003 -alias=server2 evstrust.jks
    

    wlevs.Adminコマンドライン・ユーティリティはこの信頼キーストアを使用することを指定するには、次のプロパティを使用します:

    • -Djavax.net.ssl.trustStore: 前述の手順で作成した信頼キーストア名。

    • -Djavax.net.ssl.trustStorePassword: 信頼キーストア・ファイルのパスワード。

    また、URLには必ずセキュア・ポートを指定してください。例:

    prompt> java 
    -Djavax.net.ssl.trustStore=clitrust.jks
    -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=secret
    -jar wlevsadmin.jar
    -url service:jmx:msarmis://localhost:9003/jndi/jmxconnector
    -username wlevs -password wlevs
    SHUTDOWN -scheduleAt 600
    

A.5 wlevs.Adminユーティリティを起動するための構文

wlevs.Adminユーティリティを使用するための構文は次のとおりです。

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ] 
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    COMMAND-NAME command-arguments 

コマンド名と引数では、大文字と小文字は区別されません。

次の項では、wlevs.Adminユーティリティに指定できる引数に関する構文の詳細情報を説明します。

次の項では、wlevs.Adminユーティリティのサポートされているコマンドに関する構文の詳細情報を説明します。

A.5.1 環境の例

以降の節に示す例の多くは、次のような特定の環境が設定されていることを前提としています。

  • Oracle Event Processingインスタンスは、ポート9002でJMXリクエストをリスニングします。

  • Oracle Event Processingインスタンスは、arielという名前のホスト・マシン上にインストールされ、このホスト名をリスニング・アドレスとして使用します。

  • wlevsというユーザー名には、システム管理者権限が与えられており、パスワードにはwlevsが使用されます。

なお、わかりやすくするために例は複数行に分けて示していますが、コマンドを実行するときは、すべての引数とコマンドを1行に入力してください。

A.5.2 wlevs.Adminによって戻された終了コード

すべてのwlevs.Adminコマンドは、コマンドが成功した場合は終了コード0を返し、コマンドが失敗した場合は終了コード1を返します。

Windowsコマンド・プロンプトから終了コードを表示するには、wlevs.Adminコマンドの実行後にecho %ERRORLEVEL%と入力します。bashシェルで終了コードを表示するには、echo $?と入力します。

wlevs.Adminは、コマンドの処理中に例外が発生する場合、System.exit(1)を呼び出し、Antおよび他のJavaクライアントJVMを終了させます。

A.6 接続引数

java wlevs.Admin 
    [ {-url URL} | {-listenAddress hostname -listenPort port} ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    COMMAND-NAME command-arguments

ほとんどのwlevs.Adminコマンドを起動するときには、表A-1の引数を指定してOracle Event Processingインスタンスに接続します。

表A-1 接続引数

引数 定義
-url service:jmx:msarmi://host:port/jndi/jmxconnector

管理する対象のOracle Event ProcessingインスタンスとのJMX接続を確立するURLを指定します。説明:

  • hostは、Oracle Event Processingインスタンスが稼働中のコンピュータ名を示します。

  • portは、Oracle Event ProcessingサーバーのJNDIポートを示します。

この引数を使用する場合、-listenAddress-listenPortも指定しないでください。

host以外に、記述されているとおりに残りのURLを指定します。

たとえば、Oracle Event Processingがarielというホスト名のコンピュータで実行されており、JMXリスニング・ポートが9002である場合、URLは次のようになります。

  -url service:jmx:msarmi://ariel:9002/jndi/jmxconnector

Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、第12章「Oracle Event Processing用のJMXの構成」を参照してください。

-listenAddress hostname

Oracle Event Processingインスタンスが稼働中のコンピュータ名を指定します。この引数は、-listenPortとともに、管理対象のサーバーへのJMX接続を確立するURLを構築するために使用されます。

この引数は、-urlかわりに、-listenPortとともに使用します。

たとえば、Oracle Event Processingがarielというホスト名のコンピュータ上で稼働している場合、この引数は次のようになります。

  -listenAddress ariel
-listenPort port

JMX接続をリスニングするOracle Event Processingに構成されたポートを指定します。この引数は、-listenAddressとともに、管理対象のサーバーへのJMX接続を確立するURLを構築するために使用されます。

この引数は、-urlかわりに、-listenAddressとともに使用します。

JMXポートは、管理対象のOracle Event Processingドメインのconfig.xmlファイルで構成されます。特に、このポートは次に示すように<netio>要素の<port>子要素です。

   <netio>
      <name>NetIO</name>
      <port>9002</port>
   </netio>

たとえば、このポートが9002なら、引数として次のように指定します。

  -listenPort 9002

Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、第12章「Oracle Event Processing用のJMXの構成」を参照してください。


A.7 ユーザー資格証明の引数

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ -username username [-password password] ] 
    [ Common Arguments ] 
    COMMAND-NAME command-arguments 

ほとんどのwlevs.Adminコマンドを起動するときには、表A-2の引数を指定し、コマンドを起動する権限を持つOracle Event Processingユーザーのユーザー資格証明を提供します。

Oracle Event Processingドメインに対してセキュリティが有効になっていない場合には、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。

表A-2 ユーザー資格証明の引数

引数 定義

-username username

コマンドを発行するユーザーの名前。このユーザーには、コマンドのターゲットを表示または変更するための適切な許可が必要です。

-password password

このユーザー名に関連付けられたパスワード。



注意:

すべてのコマンドについて、wlevs.Adminユーティリティがサーバーに接続できない場合、またはOracle Event Processingインスタンスでユーザー名とパスワードが拒否された場合、終了コードは1になります。


A.8 共通引数

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ] 
    [ -verbose ] 
    COMMAND-NAME command-arguments 

すべてのwlevs.Adminコマンドは、詳細出力を取得するために表A-3の引数をサポートしています。

表A-3 共通引数

引数 定義

-verbose

wlevs.Adminが追加の詳細情報を出力することを指定します。


A.9 使用方法ヘルプを起動するためのコマンド

この項では、使用方法ヘルプを起動するためのコマンドを説明します。

A.9.1 HELP

すべてのOracle Event Processingコマンド(デフォルト)について、またはHELPコマンド・ラインに値としてコマンドを指定した場合は単一のコマンドについて、構文と使用法に関する情報を表示します。

このコマンドは、Oracle Event Processingがインストールされている任意のコンピュータで発行できます。このコマンドを呼び出すためにサーバー・インスタンスを起動する必要はありません。また、サーバーに対してセキュリティが有効になっている場合でも、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。

A.9.1.1 構文

java wlevs.Admin HELP [COMMAND]

COMMAND引数は次のとおりになります。

  • キーワードALLは、すべてのコマンドの使用情報を戻します。

  • キーワードMBEANRULES、またはLIFECYCLEのいずれかで、3つの異なるグループのコマンドに関する使用情報を戻します。

  • UPLOADなどの実際のコマンドで、特定のコマンドに関する使用方法情報を戻します。

A.9.1.2

次の例では、UPLOADコマンドの使用法に関する情報をリクエストしています。

prompt> java wlevs.Admin HELP UPLOAD

コマンドが次を返します(実際には、Javaコマンドは1行にする必要があります)。

Description:
Uploads rules to be configured in the processor.

Usage:
java wlevs.Admin
        [-url | -listenAddress <host-name> -listenPort <port>]
        -username <username> -password <password>
        UPLOAD -application <application name> -processor <processor name> -sourceURL "source url"

Where:
-application = Name of the application.
-processor = Name of the processor.
-sourceURL = source URL containing the rules in an XML format.


java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
-username wlevs -password wlevs UPLOAD -application myapplication 
-processor processor -sourceURL file:/d:/test/rules.xml

A.10 サーバー・ライフサイクルを管理するためのコマンド

表A-4は、サーバー・インスタンスのライフサイクルを管理するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-4 サーバー・ライフサイクルを管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

SHUTDOWN

WebLogic Event Serverを正常に停止します。


A.10.1 SHUTDOWN

指定したOracle Event Processingインスタンスを正常に停止します。

正常な停止では、進行中の特定のアプリケーションの処理を完了する時間がOracle Event Processingに与えられます。

-url接続引数は、hostおよびjmxportの値に基づいて、停止する特定のOracle Event Processingインスタンスを指定します。詳細は、A.6項「接続引数」を参照してください。

A.10.1.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SHUTDOWN [-scheduleAt seconds] 

表A-5 SHUTDOWN引数

引数 定義
-scheduleAt seconds

Oracle Event Processingインスタンスが停止するまでの秒数を指定します。

このパラメータを指定しない場合、サーバー・インスタンスはただちに停止します。


A.10.1.2

次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスを10分後に停止することを指示しています。

prompt> java wlevs.Admin 
       -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
       -username wlevs -password wlevs 
        SHUTDOWN -scheduleAt 600

コマンドの発行後に、サーバー・インスタンスはログ・ファイルと標準出力にメッセージを出力します。メッセージには、サーバーの状態が変更されることと停止シーケンスが開始されることが示されます。

A.11 アプリケーションのOracle CQLルールを管理するためのコマンド

表A-6は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定プロセッサのOracle CQLルールを管理するコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-6 アプリケーションのOracle CQLルールを管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサの既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューのテキストを戻します。

ADDRULE

新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに追加します。

DELETERULE

既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサから削除します。

REPLACERULE


既存Oracle CQLルール、問合せ、またはビューを新規Oracle CQLテキストに置換します。

STARTRULE


以前に停止したOracle CQLルールまたは問合せを開始します。

STOPRULE


以前に開始したOracle CQLルールまたは問合せを停止します。

UPLOAD

コンポーネント構成XMLファイルからルールをアップロードして、Oracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに構成します。

DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをコンポーネント構成XMLファイルにダウンロードします。


A.11.1 GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサからOracle CQLルール、問合せ、またはビューの全文を戻します。

A.11.1.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GETRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-7 GETRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

参照するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。

ルール、問合せ、またはビューの名前が不明な場合は、それに対して問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。


A.11.1.2

次の例は、myviewというOracle CQLビューの全文をhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから取得する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        GETRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -rule myview

A.11.2 ADDRULE

新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションの指定されたプロセッサに追加します。

同一名のルール、問合せ、またはビュー(rulenamequeryname、またはviewnameパラメータで識別される)がすでに存在する場合、ADDRULEコマンドが既存のルール、問合せ、またはビューを新規のものに置換します。


注意:

Oracle CQL問合せは、その入力チャネルが入力イベントを提供する場合、すぐにイベントの出力を開始します。チャネル上で問合せセレクタとアップストリームOracle CQLプロセッサを併用する場合、問合せをアップストリームOracle CQLプロセッサに追加する時刻と、ダウンストリーム・チャネル上で問合せセレクタを構成する時刻との間で、ダウンストリーム・チャネル上で要求していない問合せ結果を観察する場合があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のチャネル・プロパティ: 問合せセレクタを使用したアウトバウンド・チャネルに関する項を参照してください。


A.11.2.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    ADDRULE -application application -processor processor 
        -rule  [rulename]  rulestring  | 
        -query [queryname] querystring | 
        -view  [viewname]  viewstring [-schema comma-separated-names]
        [-active true | false]

表A-8 ADDRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule [rulename] rulestring

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLルールを指定します。Oracle CQLルールには次が含まれます。

  • REGISTER|CREATE FUNCTION (集計および単一行関数)

  • REGISTER|CREATE WINDOW

rulenameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのrulestringを二重引用符で囲んで入力します。

-query [queryname] querystring

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQL問合せを指定します。

querynameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのquerystringを二重引用符で囲んで入力します。

-view [viewname] viewstring [-schema comma-separated-names]

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLビューを指定します。

viewnameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのviewstringを二重引用符で囲んで入力します。

comma-separated-namesパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event ProcessingがviewstringのSELECT文に基づいてスキーマを生成します。

-active true | false

ルールが開始され、追加後にイベントを処理する準備ができているかどうかを指定します。

この引数の有効な値はtrue (追加後にルールを開始)またはfalse (追加後にルールを開始しない)で、デフォルト値はtrueです。falseに設定する場合、STARTRULEを使用してルールを開始します。


A.11.2.2

次の例では、Oracle CQL問合せSELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]を、myqueryという名前で、helloworldアプリケーションのOracle CQLプロセッサhelloworldProcessorに追加する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        ADDRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -query myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]"

A.11.3 DELETERULE

既存のOracle CQLルールをOracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサから削除します。

A.11.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DELETERULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-9 DELETERULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

削除するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。


A.11.3.2

次の例は、myviewというOracle CQLビューをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから削除する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        DELETERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myview

A.11.4 REPLACERULE

既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューを別のルール、問合せ、またはビューに置換します。Oracle Event Processingは、最初に元のルール、問合せ、またはビューを破棄してから、新規のものをそれぞれの場所に挿入します。

A.11.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    REPLACERULE -application application -processor processor 
        -rule rulename rulestring 

表A-10 REPLACERULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename rulestring

置換するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。Oracle Event Processingは、古いルール、問合せ、またはビューを削除してから、新規のものを同一の名前で、ただしルール・テキストは新規にして挿入します。ビューの場合、Oracle Event ProcessingはrulestringのSELECT文に基づいてスキーマを生成します。

Oracle CQLのrulestringを二重引用符で囲んで入力します。


A.11.4.2

次の例では、myqueryというOracle CQL問合せを、helloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorのOracle CQLテキストSELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]に置換する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        REPLACERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -rule myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]"

A.11.5 STARTRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に停止された既存のOracle CQLルールまたは問合せを開始します。

A.11.5.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-11 STARTRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

開始するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。

注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。


A.11.5.2

次の例は、myqueryというOracle CQL問合せをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから開始する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        STARTRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery

A.11.6 STOPRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に開始された既存のOracle CQLルールまたは問合せを停止します。

A.11.6.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-12 STOPRULE引数

引数 定義
-application application

管理対象のOracle CQLルールまたは問合せを持つOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

完全一致アプリケーション名が現在不明な場合、それを取得するためのwlevs.Adminの使用に関する詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

また、アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照すると、完全一致アプリケーション名を取得できます。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

停止するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。

注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。


A.11.6.2

次の例は、myqueryというOracle CQL問合せをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから停止する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        STOPRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery

A.11.7 UPLOAD

指定プロセッサに構成されたOracle CQLルールを、アップロードされたコンポーネント構成ファイルのOracle CQLルールに置換します。

Oracle CQLルールが含まれるコンポーネント構成ファイルは、コンポーネント構成ファイルのスキーマに準拠しています(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のコンポーネントの構成XSDスキーマ: wlevs_application_config.xsdに関する項を参照してください)。このファイルには、指定プロセッサに現在構成されているルールを置換する1つ以上のOracle CQLルールが含まれます。そのようなコンポーネント構成ファイルの例は、次のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
<config>
  <processor>
  <name>helloworldProcessor</name> 
    <rules>
      <query id="helloworldRule1">
          <![CDATA[  SELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2] ]]> 
      </query>
    </rules>
  </processor>
</config>

前述の例では、コンポーネント構成ファイルは、helloworldRule1という名前の単一の Oracle CQL問合せを構成し、そのOracle CQL問合せテキストはSELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2]です。


警告:

wlevs.AdminユーティリティのUPLOADコマンドを使用するとき、他のOracle CQLコマンドを実行するときと同様に、-processor引数を使用して、Oracle CQLプロセッサ名をOracle CQLルールの追加先に指定します。これは、ネーミング競合を避けるために、ユーティリティがコンポーネント構成ファイル内の任意の<name>要素を無視することを意味します。


コンポーネント構成ファイルの作成に関する詳細および例は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のOracle CQLプロセッサの構成に関する項を参照してください。

A.12.9項「DOWNLOAD」で説明されているように、DOWNLOADコマンドを使用して、プロセッサのコンポーネント構成ファイルのコピーを取得できます。

A.11.7.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    UPLOAD -application application -processor processor -sourceURL sourcefileURL

表A-13 UPLOAD引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-sourceURL sourcefileURL

次の形式のOracle CQLルールを含むコンポーネント構成ファイルのURLを指定します。

file:///path-to-file


A.11.7.2

次の例は、c:\processor\config\myrules.xmlファイルのOracle CQLルールをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorへアップロードする方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -sourceURL file:///c:/processor/config/myrules.xml

A.11.8 DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール・セットを、XMLコンポーネント構成ファイルにダウンロードします。

このXMLファイルは、A.12.8項「UPLOAD」で説明されているのと同一の形式です。

A.11.8.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DOWNLOAD -application application -processor processor 
    -file destinationfile [-overwrite overwrite]

表A-14 DOWNLOAD引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-file destinationfile

wlevs.Adminユーティリティを使用してOracle CQLルールをダウンロードする先のコンポーネント構成XMLファイル名を指定します。

必ずファイルのフル・パス名を指定してください。

-overwrite overwrite

wlevs.Adminユーティリティが既存ファイルをオーバーライドするかどうかを指定します。

この引数の有効な値は、trueまたはfalseで、デフォルト値はfalseです。


A.11.8.2

次の例では、helloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorに付属のOracle CQLルール・セットを、c:\processor\config\myrules.xmlファイルへダウンロードする方法を示します。ユーティリティは任意の既存ファイルをオーバーライドします。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        DOWNLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -file c:\processor\config\myrules.xml -overwrite true

A.12 アプリケーションのEPLルールを管理するためのコマンド

表A-15は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定プロセッサのEPLルールを管理するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-15 アプリケーションのEPLルールを管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

ADDRULE

新規EPLルールをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに追加します。

DELETERULE

既存のEPLルールをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサから削除します。

REPLACERULE


既存のEPLルールを新しいEPLテキストと置き換えます。

GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサの既存のEPLルールのテキストを戻します。

UPLOAD

XMLファイルからルールをアップロードすることによって、Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに適用するEPLルールのセットを構成します。

DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに関連付けられているEPLルールのセットをファイルにダウンロードします。

ADDPARAMS


パラメータ化されたEPL問合せに新しいパラメータ・セットを追加します。

DELETEPARAMS


パラメータ化されたEPL問合せからパラメータ・セットを削除します。

GETPARAMS


パラメータ化されたEPL問合せに現在バインドされているパラメータを返します。


A.12.1 ADDRULE

新規EPLルールをOracle Event Processingアプリケーションの指定したプロセッサに追加します。

同一名のルール(rulenameパラメータで識別される)がすでに存在する場合、ADDRULEコマンドが既存ルールを新規ルールに置換します。

A.12.1.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    ADDRULE -application application -processor processor -rule [rulename] rulestring 

表A-16 ADDRULE引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule [rulename] rulestring

アプリケーションの指定したプロセッサに追加するEPLルールを指定します。

rulenameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

EPLルールを二重引用符で囲んで入力します。


A.12.1.2

次の例では、EPLルールSELECT * FROM Withdrawal RETAIN 5 EVENTSを、myruleという名前で、helloworldアプリケーションのhelloworldProcessorへ追加する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        ADDRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -rule myrule "SELECT * FROM Withdrawal RETAIN 5 EVENTS"

A.12.2 DELETERULE

既存のEPLルールをOracle Event Processingアプリケーションの指定したプロセッサから削除します。

A.12.2.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DELETERULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-17 DELETERULE引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

削除するEPLルールの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。


A.12.2.2

次の例は、myruleというEPLルールをhelloworldアプリケーションのhelloworldProcessorから削除する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        DELETERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
-rule myrule

A.12.3 REPLACERULE

既存のEPLルールを別のルールで置き換えます。Oracle Event Processingは最初に元のルールを破棄し、次に新しいルールをその場所に挿入します。元のルールがパラメータ化されている場合、既存のバインディングがあれば新しいルールに適用されます。

A.12.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    REPLACERULE -application application -processor processor -rule rulename rulestring 

表A-18 REPLACERULE引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename rulestring

置き換えるEPLルールを指定します。Oracle Event Processingは、古いルールを削除してから、新規のものを同一の名前で、ただしルール・テキストは新規にして挿入します。

EPLルールを二重引用符で囲んで入力します。


A.12.3.2

次の例では、myruleというルールを、helloworldアプリケーションのhelloworldProcessorのEPLテキストSELECT * FROM Withdrawal RETAIN 10 EVENTSに置換する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        REPLACERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -rule myrule "SELECT * FROM Withdrawal RETAIN 10 EVENTS"

A.12.4 GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定したプロセッサからEPLルールのテキスト全体を戻します。

A.12.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GETRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-19 GETRULE引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

テキスト全体を表示するEPLルールの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。


A.12.4.2

次の例は、myruleというEPLルールの全文をhelloworldアプリケーションのhelloworldProcessorから取得する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        GETRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -rule myrule

A.12.5 ADDPARAMS

パラメータ化されたEPL問合せに新しいパラメータ・セットを追加します。

パラメータ化されたEPL問合せの使用に関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing EPL言語リファレンス』のパラメータ化された問合せに関する項を参照してください。

A.12.5.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    ADDPARAMS -application application -processor processor 
    -rule rulename -values values -params params

表A-20 ADDPARAMS引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのパラメータ化されたEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

新しいパラメータ・セットの追加先であるパラメータ化されたEPLルールの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。

-values values

追加するパラメータのカンマ区切りの値リストを指定します。各値は、パラメータ化されたEPL問合せ内のプレースホルダーに対応します。

-params params

この新しいパラメータ・セットの一意の識別子を指定します。


A.12.5.2

次の例は、ADDPARAMSコマンドの使用方法を示しています。

prompt> java wlevs.Admin
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        ADDPARAMS -application myApplication -processor myProcessor 
        -rule MarketRule
        -values "NYSE,BGP" -params nyBGP

この例では、NYSE,BGPという値を持ち、文字列nyBGPによって識別されるパラメータ・セットを、myApplicationmyProcessorコンポーネントで実行中のパラメータ化された問合せMarketRuleへ追加する方法を示します。このパラメータ・セットは2つの値によって構成されるため、EPL問合せには2つのプレースホルダーが含まれる必要があります。

A.12.6 DELETEPARAMS

パラメータ化されたEPL問合せに関連付けられたパラメータ・セットの1つまたはすべてを削除します。

パラメータ化されたEPL問合せの使用に関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing EPL言語リファレンス』のパラメータ化された問合せに関する項を参照してください。

A.12.6.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DELETEPARAMS -application application -processor processor 
    -rule rulename [-params params]

表A-21 DELETEPARAMS引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのパラメータ化されたEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

1つまたはすべてのパラメータ・セットを削除しようとしているパラメータ化されたEPLルールの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。

-params params

削除するパラメータ・セットを指定します。

この引数はオプションです。これを指定しない場合、wlevs.Adminは、パラメータ化されたEPLルールに現在関連付けられているすべてのパラメータ・セットを削除します。


A.12.6.2

次の例は、DELETEPARAMSコマンドの使用方法を示しています。

prompt> java wlevs.Admin
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        DELETEPARAMS -application myApplication -processor myProcessor 
        -rule MarketRule
        -params nasORCL

この例では、nasORCL文字列で識別されるパラメータ・セットを、myApplicationmyProcessorコンポーネントで実行中のパラメータ化された問合せMarketRuleから削除する方法を示します。

この問合せに関連付けられたすべてのパラメータ・セットを削除するには、-paramsオプションを指定しません:

prompt> java wlevs.Admin
-url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
-username wlevs -password wlevs 
DELETEPARAMS -application myApplication -processor myProcessor 
-rule MarketRule

A.12.7 GETPARAMS

パラメータ化されたEPL問合せに現在バインドされている1つまたはすべてのパラメータ・セットを返します。

パラメータ化されたEPL問合せの使用に関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing EPL言語リファレンス』のパラメータ化された問合せに関する項を参照してください。

A.12.7.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GETPARAMS -application application -processor processor 
    -rule rulename [-params params]

表A-22 GETPARAMS引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのパラメータ化されたEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

パラメータ・セットを取得しようとしているパラメータ化されたEPLルールの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。

-params params

取得しようとしているパラメータ・セットを指定します。

この引数はオプションです。これを指定しない場合、wlevs.Adminは、パラメータ化されたEPLルールに現在関連付けられているすべてのパラメータ・セットを戻します。


A.12.7.2

次の例は、GETPARAMSコマンドの使用方法を示しています。

prompt> java wlevs.Admin
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        GETPARAMS -application myApplication -processor myProcessor 
        -rule MarketRule

この例では、myApplicationmyProcessorコンポーネントで実行中のパラメータ化された問合せMarketRuleに現在関連付けられているすべてのパラメータを取得する方法を示します。コマンドは次の結果を戻します。

    NASDAQ,ORCL
    NYSE,JPM
    NYSE,WFC
    NYSE,BGP

特定のパラメータ・セットを取得するには、-paramsオプションを使用してそのIDを指定します:

prompt> java wlevs.Admin
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        GETPARAMS -application myApplication -processor myProcessor 
        -rule MarketRule
        -params nasORCL

A.12.8 UPLOAD

指定したプロセッサの構成済EPLルールを、アップロードしたXMLファイルのEPLルールと置き換えます。

EPLルールが含まれるXMLファイルは、コンポーネント構成ファイルのスキーマに準拠しています(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のコンポーネントの構成XSDスキーマ: wlevs_application_config.xsdに関する項を参照してください)。このファイルには、指定プロセッサに現在構成されているルールを置換する1つ以上のEPLルールが含まれます。XMLファイルの例は次のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
<config>
    <processor>
        <name>helloworldProcessor</name> 
        <rules>
            <rule id="helloworldRule1">
                <![CDATA[  SELECT * FROM HelloWorldEvent RETAIN 2 EVENTS ]]> 
            </rule>
        </rules>
    </processor>
</config>

前述の例では、XMLファイルはhelloworldRule1という名前の単一のルールを構成し、そのEPL問合せテキストはSELECT * FROM HelloWorldEvent RETAIN 2 EVENTSです。


警告:

wlevs.AdminユーティリティのUPLOADコマンドを使用するときは、他のEPLコマンドの場合と同様に、-processor引数を使用して、EPLルールを追加するプロセッサの名前を指定します。つまり、名前の競合を避けるために、XMLファイル内の<name>要素はすべて無視されます。


EPLルールのXMLファイルの作成に関する詳細および例は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のEPLプロセッサの構成に関する項を参照してください。

A.12.8.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    UPLOAD -application application -processor processor -sourceURL sourcefileURL

表A-23 UPLOAD引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-sourceURL sourcefileURL

EPLルールを含むXMLファイルのURLを指定します。


A.12.8.2

次の例は、c:\processor\config\myrules.xmlファイルのEPLルールをhelloworldアプリケーションのhelloworldProcessorへアップロードする方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -sourceURL file:///c:/processor/config/myrules.xml

A.12.9 DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションの指定したプロセッサに関連付けられているEPLルールのセットをXMLファイルにダウンロードします。

このXMLファイルは、A.12.8項「UPLOAD」で説明されているのと同一の形式です。

A.12.9.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DOWNLOAD -application application -processor processor 
    -file destinationfile [-overwrite overwrite]

表A-24 DOWNLOAD引数

引数 定義
-application application

EPLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのEPLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-file destinationfile

wlevs.AdminユーティリティでダウンロードするEPLルールのダウンロード先となるXMLファイルの名前を指定します。

必ずファイルのフル・パス名を指定してください。

-overwrite overwrite

wlevs.Adminユーティリティが既存ファイルをオーバーライドするかどうかを指定します。

この引数の有効な値は、trueまたはfalseで、デフォルト値はfalseです。


A.12.9.2

次の例では、helloworldアプリケーションのhelloworldProcessorに現在付属のEPLルール・セットを、c:\processor\config\myrules.xmlファイルへダウンロードする方法を示します。ユーティリティは任意の既存ファイルをオーバーライドします。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        DOWNLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
        -file c:\processor\config\myrules.xml

A.13 Oracle Event Processing MBeanを管理するためのコマンド

次の項は、Oracle Event Processing MBeanを管理するためのwlevs.Adminコマンドを説明します。

Oracle Event Processing MBeanの詳細な説明は、Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Java APIリファレンスを参照してください。

A.13.1 MBeanタイプの指定

アクセス、表示、または変更する対象のMBean(1つまたは複数)を指定するには、すべてのMBean管理コマンドで、-mbean引数または-type引数を指定する必要があります。

MBeanの単一のインスタンスを操作する場合は、-mbean引数を使用します。

-type引数を使用すると、指定するタイプのインスタンスであるすべてのMBeanに作用します。MBeanのタイプは、MBeanがインスタンスであるインタフェース・クラスを示します。すべてのOracle Event Processing MBeanは、com.bea.wlevs.management.configurationcom.bea.wlevs.management.runtimecom.bea.wlevs.deployment.mbeanおよびcom.bea.wlevs.server.management.mbeanパッケージで定義されたインタフェース・クラスのいずれかのインスタンスです。すべてのOracle Event Processing MBeanインタフェース・クラスの完全なリストは、それぞれのパッケージのOracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Java APIリファレンスを参照してください。

-type引数に付与する値を決定するには、次の手順を実行します。MBeanのインタフェース・クラスを検索し、MBean接尾辞をクラス名から削除します。たとえば、com.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBeanのインスタンスであるMBeanには、CQLProcessorを使用します。

A.13.2 MBean管理コマンド

表A-25は、MBean管理コマンドの概要です。

表A-25 MBean管理コマンドの概要

コマンド 説明

GET

MBeanのプロパティを表示します。

INVOKE

基になるリソースに対して公開されているMBeanの管理操作を呼び出します。

QUERY


指定するパターンにObjectNameが一致するMBeanを検索します。

SET


指定したMBeanインスタンスに対して、指定したプロパティ値を設定します。


A.13.3 GET

MBeanプロパティ(属性)およびJMXオブジェクト名を表示します(http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式)。

コマンドの出力は次のようになります。

{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} 
. . .

プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。

-prettyが指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。

MBeanName: object-name
property1: value
property2: value
.
.
.
MBeanName: object-name
property1: value
abbribute2: value

A.13.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GET [-pretty] {-type mbeanType| -mbean objectName} [-property property1] [-property property2]...

表A-26 GET引数

引数 定義
-type mbeanType

指定したタイプのすべてのMBean情報を戻します。詳細は、A.13.1項「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

たとえば、EPLプロセッサ・ステージのMBeanを参照する場合、ネーミングは次のとおりになります(実際には、文字列は1行にする必要があります)。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, 
Application=<name of the application>"
-pretty 

プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。

-property property

リストする1つまたは複数のMBeanプロパティ(属性)の名前を指定します。

-propertyが指定されていない場合、すべてのプロパティが表示されます。


A.13.3.2

次の例は、helloworldというアプリケーションがOracle Event Processingにデプロイされたとき、プロセッサ・ステージに登録されたCQLProcessorMBeanのすべてのプロパティを示します。

prompt> java wlevs.Admin
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector
        -username wlevs -password wlevs
        GET -pretty
        -mbean com.bea.wlevs:Name=eplprocessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld

次の例は、すべてのCQLProcessorMBean MBeanのすべてのインスタンスを示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        GET -pretty -type CQLProcessor

A.13.4 INVOKE

1つ以上のMBeanの管理操作を起動します。Oracle Event Processing MBeanでは、通常このコマンドを使用して大半のOracle Event Processing MBeanが付与するget属性およびset属性以外の操作を起動します。

A.13.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    INVOKE {-type mbeanType | -mbean objectName} -method methodname [argument . . .]

表A-27 INVOKE引数

引数 定義
-type mbeanType

特定のタイプのすべてのMBeanに対する操作を起動します。詳細は、A.13.1項「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

たとえば、EPLプロセッサ・ステージのMBeanを呼び出す場合、名前の指定は次のようになります。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, Application=<name of the application>"
-method methodname

呼び出すメソッドの名前。

argument

メソッド呼出しに渡される引数。

引数がString配列である場合は、次の形式で引数を渡す必要があります。

"String1;String2;. . . "

A.13.4.2

次の例は、MBean com.bea.wlevs.management.configuration.EPLProcessorMBeanaddRuleメソッドを起動します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        INVOKE -mbean com.bea.wlevs:Name=eplprocessor,Type=EPLProcessor,Application=helloworld 
        -method addRule "SELECT * FROM Withdrawal RETAIN ALL"

A.13.5 QUERY

指定するパターンにhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlが一致するOracle Event Processing MBeanを検索します。

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlのルールに準拠する名前でMBeanサーバーに登録されるOracle Event Processing MBeanタイプから作成されるすべてのMBean。特定のMBeanインスタンスを取得または変更するためにwlevs.Adminコマンドを使用する場合、MBeanのObjectNameを把握する必要があります。

コマンドの出力は次のようになります。

{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} 
. . .

プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。

-prettyが指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。

MBeanName: object-name
property1: value
property2: value
.
.
.
MBeanName: object-name
property1: value
abbribute2: value

A.13.5.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    QUERY -pretty -pattern object-name-pattern 

表A-28 QUERY引数

引数 定義
-pretty 

プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。

-pattern object-name-pattern

QUERYコマンドの検索対象のhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlの一部。この値は次のパターンに準拠する必要があります。

property-list

ここで、property-listはhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlの1つ以上のコンポーネント(プロパティと値のペア)を指定します。

プロパティと値のペアは任意の順序で指定できます。

指定したプロパティと値のペアの内部ではパターン・マッチングは行われません。完全なプロパティと値のペアのみがパターン・マッチングで使用されます。ただし、1つまたは複数のプロパティと値のペアのかわりに、*ワイルドカード文字を使用できます。

たとえば、type=epl*は有効ではありませんが、type=EPLProcessor,*は有効です。

property-listのプロパティと値のペアを少なくとも1つ付与すると、property-listがまだカンマ区切りのリストである場合にかぎり、所定のパターンでワイルドカードを任意の場所で検索できます。


A.13.5.2

次の例は、すべてのcom.bea.wlevs.management.configuration.EPLProcessorMBean MBeanを検索します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        QUERY -pattern *:Type=EPLProcessor,*

コマンドが成功した場合、検出されたMBeanの属性を戻します(行が折り返されているのは、読みやすくするためです)。

{MBeanName="com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=EPLProcessor,Application=com.bea.wlevs.dataservices"{
    AllRules=defaultRule = select * from DSMonitorEvent retain 1 event where metric > 10000}{
    AllRulesInfo=defaultRule = {RULE_TYPE=RULE, STARTED=true, VALUE=select * from DSMonitorEvent 
    retain 1 event where metric > 10000, ID=defaultRule}}{Databases=}{Name=MonitorProcessor}
    {NotificationInfo=[Ljavax.management.MBeanNotificationInfo;@20d319}
    {ObjectName=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=EPLProcessor,
    Application=com.bea.wlevs.dataservices}{PlaybackConfiguration=}{PlayingBack=false}
    {RecordConfiguration=}{RecordPlayback=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,
    Type=RecordPlayback,Application=com.bea.wlevs.dataservices}{Recording=false}
    {Type=EPLProcessor}}

A.13.5.3 アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ

Oracle Event ProcessingアプリケーションのEPLルールを管理するためのすべてのコマンドでは、アプリケーション名とルールを適用する先の特定のプロセッサ名を把握する必要があります。通常、これらの名前は把握済ですが、把握していない場合はQUERYコマンドを使用してアプリケーションおよびその付属プロセッサを表すMBeanインスタンスから情報を取得できます。

特に、次の-pattern引数を使用すると、所定のOracle Event Processingインスタンスのすべてのアプリケーション、プロセッサ、およびルールのリストを取得できます。

-pattern  com.bea.wlevs:*,Type=EPLProcessor 

例:

prompt> java wlevs.Admin -url  
    service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    QUERY -pretty 
    -pattern com.bea.wlevs:*,Type=EPLProcessor

このコマンドのサンプル出力を次に示します。

Command Output
------------------------------------------------------
MBeanName: "com.bea.wlevs:Name=helloworldProcessor,Type=EPLProcessor,Application=helloworld,"
       AllRules:
       helloworldRule =  select * from HelloWorldEvent retain 1 event 
--end of command output -------- 

このサンプル出力の項目は次のとおりです。

  • アプリケーション名はhelloworldです。

  • helloworldアプリケーションには、helloworldProcessorというプロセッサが含まれます。

  • helloworldProcessorには、helloworldRuleというルールが含まれます。

A.13.6 SET

指定したプロパティ(属性)値をMBeanに対して設定します。

コマンドが成功した場合、OKを戻してサーバー構成への新しい値を保存します。

A.13.6.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SET {-type mbeanType | -mbean objectName}
    -property property1 property1_value 
    [-property property2 property2_value] . . .

表A-29 SET引数

引数 定義
-type mbeanType

特定のタイプのすべてのMBeanのプロパティを設定します。詳細は、A.13.1項「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the stage>,Type=<MBean type>,Application=<name of the deployed application>"
-property property

設定されるプロパティの名前。

property _value

設定される値。

  • 一部のプロパティでは、Oracle Event Processing MBeanの名前を指定する必要があります。この場合、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名を指定します。たとえば(実際には、文字列は1行にする必要があります)。

    "com.bea.wlevs:Name=<name of the stage>,Type=<type of MBean>,
    Application=<name of the application>"
    
  • プロパティ値がMBean配列のとき、それぞれのMBeanオブジェクト名をセミコロンで区切り、プロパティ値リスト全体を引用符で囲みます。例:

    "com.bea.wlevs:Application=<name of the application>,Type=<type of MBean>,Name=<name of the Stage>;Type=<type of MBean>,Name=<name of the stage>" 
    
  • プロパティ値が文字列の配列である場合は、各文字列をセミコロンで区切り、プロパティ値のリスト全体を引用符で囲みます。

       "String1;String2;. . . "
    
  • プロパティ値が文字列または文字列の配列である場合は、次のいずれかを使用して値をnullに設定できます。

    -property property-name "" 
    -property property-name 
    
  • プロパティ値にスペースが含まれる場合は、値を引用符で囲みます。

    "-Da=1 -Db=3" 
    

A.13.6.2

次の例は、helloworldアプリケーションのhelloworldOutstreamというチャネルのMaxSizeプロパティを設定する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        SET -mbean com.bea.wlevs:Name=helloworldOutstream,Type=Channel,Application=helloworld
        -property  MaxSize 1024

A.14 イベントの記録および再生を制御するためのコマンド

表A-30は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定ステージのイベントの記録および再生を管理するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。


注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。詳細は、次を参照してください:

  • A.14.3項「CONFIGURERECORD」

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のイベントの記録および再生の構成に関する項


表A-30 イベントの記録および再生を制御するためのコマンドの概要

コマンド 説明

STARTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を開始します。

STOPRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を停止します。

CONFIGURERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に使用するパラメータを構成します。

SCHEDULERECORD


Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録をスケジュールします。

LISTRECORD


Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録構成を一覧表示します。

STARTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を開始します。

STOPPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を停止します。

CONFIGUREPLAYBACK


Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に使用するパラメータを構成します。

SCHEDULEPLAYBACK


Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生をスケジュールします。

LISTPLAYBACK


Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生構成を一覧表示します。


A.14.1 STARTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対してイベントの記録を開始します。


注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。詳細は、次を参照してください:

  • A.14.3項「CONFIGURERECORD」

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のイベントの記録および再生の構成に関する項


ステージを後で記録が開始されるように構成した場合、その構成は無視され、記録はすぐに開始されます。

A.14.1.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTRECORD -application application -stage stage

表A-31 STARTRECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。


A.14.1.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの記録を開始する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    STARTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。詳細は、次を参照してください:

  • A.14.3項「CONFIGURERECORD」

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のイベントの記録および再生の構成に関する項


A.14.2 STOPRECORD

イベントの記録が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの記録を停止します。

A.14.2.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPRECORD -application application -stage stage

表A-32 STOPRECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。


A.14.2.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの記録を停止する方法を示します。イベントの記録は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    STOPRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.14.3 CONFIGURERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したパラメータを構成します。

通常、このコマンドを使用して最初にステージのイベントの記録を構成したり、データセット名またはプロバイダ名を変更したりします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のイベントの記録および再生の構成に関する項を参照してください。

A.14.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    CONFIGURERECORD -application application -stage stage
        [-datasetName datasetname] 
        [-storeProvider storeprovidername] 
        [-eventTypes eventtypes] 
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-33 CONFIGURERECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-datasetName datasetname

イベントの記録先のデータセット名を指定します。

-storeProvider storeprovidername

Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルで定義される有効なdata-sourceの名前を指定します。

デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、またはdefault-providerの引数値を指定します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のOracle Event Processingサーバー用のイベント・ストアの構成に関する項を参照してください。

-eventTypes eventtypes

記録対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。

-scheduleStartTime starttime

記録を開始する時刻を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、記録を2010年1月20日午前5時に開始するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime endtime

記録が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、記録を2010年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。


A.14.3.2

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベントの記録を構成する方法を示します。

次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -datasetName myds -storeProvider mysp
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleEndndTime 2010-01-20T18:00:00

次の例では、記録の開始時間および継続時間を指定しています。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter
        -datasetName myds -storeProvider mysp
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleDuration 01:00:00

次の例では、nullの開始時間および継続時間を指定しています。これは、記録が永久に実行されることを意味します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -datasetName myds -storeProvider mysp
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleDuration null

A.14.4 SCHEDULERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したスケジュール・パラメータを構成します。

A.14.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SCHEDULERECORD -application application -stage stage
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-34 SCHEDULERECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-scheduleStartTime starttime

記録を開始する時刻を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、記録を2010年1月20日午前5時に開始するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime endtime

記録が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、記録を2010年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。


A.14.4.2

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベント記録のスケジュールを構成する方法を示します。

次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        SCHEDULERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleEndndTime 2010-01-20T18:00:00

A.14.5 LISTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの記録構成を一覧表示します。

A.14.5.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTRECORD -application application -stage stage

表A-35 LISTRECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。


A.14.5.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベント記録の構成を一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    LISTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.14.6 STARTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージのイベントの再生を開始します。

A.14.6.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTPLAYBACK -application application -stage stage
        [-filterStartTime starttime] 
        [-filterEndTime endtime | -filterDuration duration]        [-speed speed]         [-repeat true | false]

表A-36 STARTPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-filterStartTime startime

この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

-filterEndTime endtime

この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterDuration duration

イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-speed speed

再生速度を正のfloatとして指定します。

デフォルト値は1であり、通常の速度に相当します。値2はイベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。

-repeat repeat

指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。

有効な値は、trueまたはfalseです。デフォルト値はfalseです。値をtrueに指定すると、繰り返し再生は故意に停止されるまで無限の回数分継続することになります(STOPPLAYBACKを参照してください)。値をfalseに指定すると、イベントは1回のみ再生されることになります。


A.14.6.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの再生を開始する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    STARTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.14.7 STOPPLAYBACK

イベントの再生が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの再生を停止します。

A.14.7.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPPLAYBACK -application application -stage stage

表A-37 STOPPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。


A.14.7.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの再生を停止する方法を示します。イベントの再生は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    STOPPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.14.8 CONFIGUREPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生記録に関連したパラメータを構成します。

A.14.8.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    CONFIGUREPLAYBACK -application application -stage stage
      [-datasetName datasetname] 
      [-storeProvider storeprovidername] 
      [-eventTypes eventtypes] 
      [-scheduleStartTime sstart] [-scheduleEndTime send | -scheduleDuration sduration]
      [-filterStartTime fstart] [-filterEndTime fend | -filterDuration fduration]
      [-speed speed] 
      [-repeat true | false]

表A-38 CONFIGUREPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-datasetName datasetname

イベントの記録先のデータセット名を指定します。

-storeProvider storeprovidername

Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルで定義される有効なdata-sourceの名前を指定します。

デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、またはdefault-providerの引数値を指定します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド for Eclipse』のOracle Event Processingサーバー用のイベント・ストアの構成に関する項を参照してください。

-eventTypes eventtypes

再生対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。

-scheduleStartTime sstart

再生を開始する時間を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、再生を2010年1月20日午前5時に開始するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime send

再生が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、再生を2010年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration sduration

このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。イベントの再生を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterStartTime fstart

この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

-filterEndTime fend

この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterDuration fduration

イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-speed speed

再生速度を正のfloatとして指定します。

デフォルト値は1であり、通常の速度に相当します。値2はイベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。

-repeat repeat

指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。

有効な値は、trueまたはfalseです。デフォルト値はfalseです。値をtrueに指定すると、繰り返し再生は故意に停止されるまで無限の回数分継続することになります(STOPPLAYBACKを参照してください)。値をfalseに指定すると、イベントは1回のみ再生されることになります。


A.14.8.2

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベントの再生を構成する方法を示します。

次の例では、再生の開始および終了時刻を指定し、再生速度を通常速度の倍にしています。また、指定した時間間隔でのイベントの再生が終了したら、再び再生を開始することを指定しています。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleEndTime 2010-01-20T18:00:00
        -speed 2 -repeat true

次の例では、再生の開始時刻と持続時間を指定し、再生速度を通常の半分にしています。また、イベントの再生は1度だけ行います。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleEndTime 2010-01-20T18:00:00
        -speed 0.5 -repeat false

次の例では、nullの開始および継続時間を指定しています。これは、再生が通常の速度で永久に実行されることを意味します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleDuration null

A.14.9 SCHEDULEPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に関連したスケジュール・パラメータを構成します。

A.14.9.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SCHEDULEPLAYBACK -application application -stage stage
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-39 SCHEDULEPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-scheduleStartTime starttime

再生を開始する時間を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、再生を2010年1月20日午前5時に開始するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime endtime

再生が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、再生を2010年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。


A.14.9.2

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベント再生のスケジュールを構成する方法を示します。

次の例では、イベント再生の開始時間および終了時間を指定しています。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        SCHEDULEPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
        -scheduleStartTime 2010-01-20T05:00:00 -scheduleEndndTime 2010-01-20T18:00:00

A.14.10 LISTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの再生構成を一覧表示します。

A.14.10.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTPLAYBACK -application application -stage stage

表A-40 LISTPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。


A.14.10.2

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベント再生の構成を一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    LISTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.15 スループットおよび待機時間を監視するためのコマンド

表A-41は、Oracle Event Processingアプリケーションのスループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-41 スループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要

コマンド 説明

MONITORAVGLATENCY

イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。

MONITORMAXLATENCY

イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる最大時間または待機時間を監視します。

MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD

EPNのパスを流れるイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。

MONITORAVGTHROUGHPUT

指定されたステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの数をモニターします。


A.15.1 MONITORAVGLATENCY

イベントが指定アプリケーションのEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間をモニターできます。

A.15.1.1 構文

java wlevs.Admin 
     [ Connection Arguments ]
     [ User Credentials Arguments ]
     [ Common Arguments ] 
     MONITORAVGLATENCY -application application 
     -startStage startStage -startStagePoint stagePoint 
     -endStage endStage -endStagePoint stagePoint 
     -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit

表A-42 MONITORAVGLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-avgInterval avgInterval

平均待機時間が計算される期間の平均間隔を指定します。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

デフォルト値は100です。

-timeUnit timeUnit

待機時間の計算の時間単位を指定します。

有効な値は、MILLISECONDSおよびSECONDSです。デフォルト値はMILLISECONDSです。


A.15.1.2

次の例では、開始ポイントから終了ポイントまで、helloworldアプリケーションのeplprocessorコンポーネントを通って流れるイベントの平均待機時間を監視する方法を示します。同一のステージが開始および終了ステージの両方(eplprocessor)に指定されるため、待機時間の監視は単一のステージを通って流れるイベントに対してのみ行われます。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage eplprocessor
        -startStagePoint entry -endStage eplprocessor -endStagePoint exit 
        -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.15.2 MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD

パスの開始点と終了点の間のイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間しきい値をモニターできます。

A.15.2.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD -application application 
    -startStage startStage -startStagePoint stagePoint 
    -endStage endStage -endStagePoint stagePoint 
    -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit -threshold threshold

表A-43 MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

待機時間のしきい値を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

待機時間のしきい値を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-avgInterval avgInterval

平均待機時間のしきい値が計算される平均間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-timeUnit timeUnit

待機時間の計算の時間単位を指定します。

有効な値は、MILLISECONDSおよびSECONDSです。デフォルト値はMILLISECONDSです。

-threshold threshold

しきい値を指定します。この値を超えると、平均間隔の終わりごとにメトリック・イベントが出力されます。

デフォルトは100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。


A.15.2.2

次の例では、開始ポイントから終了ポイントまで、helloworldアプリケーションのeplprocessorステージにおける平均待機時間が10秒を超えるイベントの平均待機時間のしきい値を監視する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage eplprocessor
        -startStagePoint entry -endStage eplprocessor -endStagePoint exit 
        -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS -threshold 100

A.15.3 MONITORMAXLATENCY

指定されたアプリケーションでEPNの指定されたパスを流れるイベントの最大待機時間をモニターします。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの最大待機時間をモニターできます。

A.15.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORMAXLATENCY -application application 
    -startStage startStage -startStagePoint stagePoint 
    -endStage endStage -endStagePoint stagePoint 
    -maxInterval maxInterval -timeUnit timeUnit

表A-44 MONITORMAXLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

最大待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの最大待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

最大待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの最大待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-maxInterval maxInterval

最大待機時間が計算される間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-timeUnit timeUnit

最大待機時間の計算の時間単位を指定します。

有効な値は、MILLISECONDSおよびSECONDSです。デフォルト値はMILLISECONDSです。


A.15.3.2

次の例では、開始ポイントから終了ポイントまで、helloworldアプリケーションのeplprocessorステージを通って流れるイベントの最大待機時間を監視する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        MONITORMAXLATENCY -application helloworld -startStage eplprocessor
        -startStagePoint entry -endStage eplprocessor -endStagePoint exit 
        -maxInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.15.4 MONITORAVGTHROUGHPUT

指定されたアプリケーションでEPNのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの平均件数をモニターします。

A.15.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORAVGTHROUGHPUT -application application 
    -stage stage -StagePoint stagePoint 
    -throughputInterval throughputInterval -avgInterval avgInterval
    -timeUnit timeUnit

表A-45 MONITORAVGLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

イベントのスループットを監視する対象のステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-stagePoint stagePoint

指定したステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでスループットをモニターするかどうかを指定します。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-throughputInterval throughputInterval

スループットが計算されるスループット間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-avgInterval avgInterval

平均スループットが計算される平均間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-timeUnit timeUnit

スループットの計算の時間単位を指定します。

有効な値は、MILLISECONDSおよびSECONDSです。デフォルト値はMILLISECONDSです。


A.15.4.2

次の例では、helloworldアプリケーションのeplprocessorステージの開始ポイントを流れるイベントの数を監視する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        MONITORMAXLATENCY -application helloworld 
        -stage eplprocessor -stagePoint entry 
        -throughputInterval 100 -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.16 構成履歴を管理するためのコマンド

表A-46は、Oracle Event Processingコンポーネントの構成履歴を管理するコマンドの概要です。詳細は、1.3.3項「構成履歴の管理」を参照してください。

後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-46 構成履歴を管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

CONFIGHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

DELETECONFIGCHANGEHISTORY

指定期間の変更レコードを削除します。

LISTCHANGERECORDS

アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。

LISTRESOURCEREVISIONS

アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。

UNDOCONFIGCHANGE


変更レコードIDによって指定された変更レコードをロールバックします。


A.16.1 CONFIGHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

A.16.1.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    CONFIGHISTORY

A.16.1.2

次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGHISTORY

A.16.2 DELETECONFIGCHANGEHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

A.16.2.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DELETECONFIGCHANGEHISTORY -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-47 DELETECONFIGCHANGEHISTORY引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

変更レコードを削除する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

変更レコードを削除する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。


A.16.2.2

次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        CONFIGHISTORY

A.16.3 LISTCHANGERECORDS

アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。

A.16.3.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTCHANGERECORDS -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-48 GETRULE引数

引数 定義
-application application

変更レコードを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。


A.16.3.2

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべての変更レコードを一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        LISTCHANGERECORDS -application helloworld startTime 10-20-2007:11:10:07 
        -endTime 10-20-2007:11:22:07

A.16.4 LISTRESOURCEREVISIONS

アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。

A.16.4.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTRESOURCEREVISIONS -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-49 GETRULE引数

引数 定義
-application application

リソース・リビジョンを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。


A.16.4.2

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンを一覧表示する方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        LISTRESOURCEREVISIONS -application helloworld startTime 10-20-2007:11:10:07 
        -endTime 10-20-2007:11:22:07

A.16.5 UNDOCONFIGCHANGE

変更レコードIDで指定された変更レコードによって定義された変更をロールバックします。

A.16.5.1 構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    UNDOCONFIGCHANGE -application application -recordId changerecordid

表A-50 GETRULE引数

引数 定義
-application application

変更レコード元に戻す対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(A.13.5.3項「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを開始します(『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のOracle Event Processing Visualizerの開始に関する項を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-recordId changerecordid

元に戻す変更レコードの識別子を指定します。

変更レコードの識別子を取得するため、次を使用できます:


A.16.5.2

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンをロールバックする方法を示します。

prompt> java wlevs.Admin 
        -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
        -username wlevs -password wlevs 
        UNDOCONFIGCHANGE -application helloworld -recordId tr.1267607521409.10110