この章では、Oracle Entitlements Server管理コンソールであるOracle Authorization Policy Managerに行うことができるいくつかのカスタマイズについて説明します。この章には次の項目があります。
この章で説明するカスタマイズではいずれも、次のファイル内のデータを変更する必要があります。
$ORACLE_HOME$/apm/modules/oracle.security.apm_11.1.1/oracle.security.apm.ear $ORACLE_HOME$/apm/modules/oracle.security.apm_ 11.1.1/oracle.security.apm.core.view.war
あるバージョンのAuthorization Policy Managerに適用したカスタマイズは、新しいバージョンのツールをインストールするたびに指定しなおす必要があります。
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ヒント: 開始する前に、上に示されたAuthorization Policy ManagerのEARおよびWAR ファイルをバックアップすることをお薦めします。 |
Authorization Policy Managerをカスタマイズするには、次のようにします。
次のコマンドで示しているように、ツールのEARファイル、WARファイルおよびview WARファイルを解凍します。
$ unzip -d $tempDir/ear $ORACLE_HOME$/apm/modules/oracle.security.apm_ 11.1.1/oracle.security.apm.ear $ unzip -d $tempDir/war $tempDir/ear/oracle.security.apm.war $ unzip -d $tempDir/viewWar $ORACLE_HOME$/apm/modules/ oracle.security.apm_11.1.1/oracle.security.apm.core.view.war
この章の以降の項で説明しているように、1つ以上の解凍済ファイルを変更します。
次のコマンドで示しているように、ツールのEARファイル、WARファイルおよびview WARファイルを圧縮しなおします。
$ zip $tempDir/ear/oracle.security.apm.war $tempDir/war/* $ zip $ORACLE_HOME$/apm/modules/oracle.security.apm_ 11.1.1/oracle.security.apm.ear $tempDir/ear/* $ zip $ORACLE_HOME$/apm/modules/oracle.security.apm_ 11.1.1/oracle.security.apm.core.view.war $temp/viewWar/*
Authorization Policy Managerを再デプロイします。
ヘッダー、フッターおよびロゴをカスタマイズするには、次のようにします。
view WARファイルを解凍します。詳細は、「Authorization Policy Managerのカスタマイズ」を参照してください。
AuthPolicyMgr.jspxファイルを編集のために開いて、適宜、次の変更を適用します。
新しいブランド・タイトルを指定するには、次のスニペットに示すようにbrandingファセットを変更します。
<f:facet name="branding"> <af:outputText value="My Custom Application Title" noWrap="true" id="ot1"/> </f:facet>
新しいフッターを指定するには、次のスニペットに示すようにappAboutおよびappCopyrightファセットを変更します。
<f:facet name="appAbout"> <af:outputText value="My Custom Footer at Right" noWrap="true" id="ot2"/> </f:facet> <f:facet name="appCopyright"> <af:outputText value="My Custom Footer at Left" noWrap="true" id="ot3"/> </f:facet>
新しいロゴ・イメージを指定するには、次のようにします。
次のスニペットに示すように、リソースをmetaContainerファセットに挿入します(ファセット内のその他の内容はそのままにしておきます)。
<f:facet name="metaContainer">
....
<af:resource type="css">
.MyCustomBrandingLogo {
background-image:url(/apm/images/world_36x20.png);
background-position:center;
background-repeat:no-repeat; display:block;
height:2.5em; width:119px;
}
</af:resource>
...
</f:facet>
次のスニペットに示すように、pageTemplateタグに入力属性としてスタイル・クラス名を指定します(タグ内のその他の内容はそのままにしておきます)。
<af:pageTemplate viewId="/templates/IdmShell.jspx"
value="#{bindings.pageTemplateBinding}" id="pt1">
...
<f:attribute name="brandingLogoCls" value="MyCustomBrandingLogo"/>
...
色のスキームをカスタマイズするための新しいスキンが使用可能になった場合、次のようにします。
ツールのEARファイルおよびWARファイルを解凍します。詳細は、「Authorization Policy Managerのカスタマイズ」を参照してください。
ファイルTrinidad-config.xml (通常、フォルダWAR/WEB-INF内にある)を編集のために開きます。
このファイル内で、次のスニペットに示すように、skin-familyタグの中に新しいスキンの値を指定します。
<trinidad-config xmlns="http://myfaces.apache.org/trinidad/config"> ... <skin-family>MyCustomSkin</skin-family> ... </trinidad-config>
ログイン・ページおよびログイン・エラー・ページをカスタマイズするには、次のようにします。
ツールのEARファイルを解凍します。詳細は、「Authorization Policy Managerのカスタマイズ」を参照してください。
ファイルweb.xml (通常、フォルダEAR/WEB-INF内にある)を編集のために開きます。
このファイル内で、次のスニペットに示すように、form-login-config要素の下にform-login-pageおよびform-error-pageの適切な値を指定します。
<login-config> <form-login-config> <form-login-page>/MyCustomLoginPage.html</form-login-page> <form-error-page> MyCustomLoginErrorPage.html </form-error-page> </form-login-config> </login-config>