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Oracle® Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E67347-01
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G Oracle Adaptive Access Managerのプロパティ

この付録では、Oracle Adaptive Access Managerで使用される必須のプロパティについて説明します。

G.1 プロパティ

アクション・オーバーライド

アクション・オーバーライド機能はデフォルトで無効です。アクション・オーバーライドを有効にするには、次のプロパティをtrueに設定します。

vcrypt.tracker.rules.allowControlledActions

オーセンティケータ・フレーズ

仮想認証デバイスのフレーズをカスタマイズするには、次の2つのパラメータを設定します。

bharosa.user.noun.list
bharosa.user.adj.list

オーセンティケータ・フレーズはこれらの2つのプロパティにより作成されます。

いずれも単語のカンマ区切りリストです。

例:

actors,age,air,aircraft
abundant,accessible,accommodating

イメージを表示するには、次のプロパティを設定します

vcrypt.user.image.dirlist.property.name=bharosa.image.dirlist
bharosa.image.dirlist=<imagePath>

client_resource_<ロケール>.propertiesの次のプロパティにより、表示されるテキスト入力またはパスワード(非表示)入力に対してQuestionPadが設定されるかどうかが決定されます。

bharosa.authentipad.questionpad.datafield.input.type

有効な値はtextおよびpasswordです。

アクセシビリティ対応バージョンのパッドには、スクリーン・リーダーおよびその他のアシスティブ・テクノロジを使用したナビゲーションで必要なタブ、使用方法およびALTテキストが含まれます。

これらのバージョンを有効にするには、is ADA compliantフラグをtrueに設定します。

ネイティブ統合の場合、パッドを制御するプロパティは次のとおりです

desertref.authentipad.isADACompliant

UIOの場合、パッドを制御するプロパティは次のとおりです

bharosa.uio.default.authentipad.is_ada_compliant

自動学習

自動学習プロパティを有効化する手順:

  1. vcrypt.tracker.autolearning.enabledがtrueに設定されていることを確認します。

    このプロパティは必ずtrueに設定してください。これは自動学習のマスター(オン/オフ)スイッチのようなものです。

  2. 次のプロパティをtrueに設定します。

    • vcrypt.tracker.autolearning.use.auth.status.for.analysis

      認証パターンが動作するためには、このプロパティをtrueに設定する必要があります。認証パターンは、認証(ログイン)関連情報に関連するデータのみを分析するパターンです。

    • vcrypt.tracker.autolearning.use.tran.status.for.analysis

      このプロパティはtrueに設定してください。

  3. プロパティがない場合は作成します。

ユーザー名は小文字

ユーザー名を小文字にするには、bharosa.uio.default.username.case.sensitiveをfalseに設定します。

デフォルトで、このプロパティはtrueに設定されています。

trueに設定された場合、ユーザー名は常に小文字になります。falseに設定すると、ユーザー名は入力されたとおりに取得されます。

例:

myusername

MyUserName

myUserName

プロパティがtrue (デフォルト)の場合、これらはすべて同じユーザーであり、OAAM管理にmyusernameと表示されます。

プロパティがfalseの場合、これらはすべて異なるユーザーであり、OAAM管理には入力されたとおりに表示されます。

構成可能なアクション

構成可能なアクション機能を有効にするには、dynamicactions.enabledをtrueに設定します。

デバイス登録

次のプロパティを設定すると、チャレンジ・ページの下部にテキストおよびチェック・ボックスが追加されます。チャレンジされたユーザーは、チェック・ボックスおよびテキストを使用して現在のデバイスを登録できます(まだ登録されていない場合)。そのユーザーについてそのデバイスがすでに登録されている場合は、ユーザーがユーザー・プリファレンスでデバイスを登録解除しないかぎり、オプションは表示されません。

bharosa.uio.default.registerdevice.enabled=true
bharosa.uio.default.userpreferences.unregister.this.enabled=true
bharosa.uio.default.userpreferences.unregister.all.enabled=true 

ネイティブ統合でデバイス登録を有効にするには、次の手順を実行します。

bharosa.tracker.send.devideIdをtrueに設定して、デバイスIDを取得できるようにします

列挙

プロパティ・エディタに列挙をリストするには、次のプロパティをfalseに設定する必要があります。

bharosa.config.ui.list.filter.enum=false

CSRケースの有効期限動作

CSRケースの有効期限動作(デフォルト設定)を設定するには、次のプロパティを変更します。

customercare.case.expirybehavior.enum.csrcase.behavior = expiry 
customercare.case.expirybehavior.enum.csrcase.label = Expired
customercare.case.expirybehavior.enum.csrcase.durationInHrs = 24
customercare.case.expirybehavior.enum.csrcase.resetonaccess = false

durationInHrsを24時間に設定する場合、ケースの有効期限は1日で切れます。

resetonaccessをtrueに設定すると、ケースへのアクセス時に有効期限日はリセットされます。

CSRケースの有効期限動作を無効にするには、次のプロパティを変更します。

customercare.case.expirybehavior.enum.csrcase.behavior = none 

KBA

bharosa.kba.activeプロパティがtrueに設定されていることを確認します。

「ユーザーが登録する質問数」設定は、3から7である必要があります。これにより、適切なセキュリティを実現するのに十分な質問が提供され、かつ、ユーザーが記憶する負担が過剰になりません。KBAの基本的な業界標準は、3つの登録済質問です。

最大制限と最小制限は、次のプロパティを使用して構成できます。

bharosa.config.type.kba_config.enum.regQuestionsCount.validation.minValue=3 
bharosa.config.type.kba_config.enum.regQuestionsCount.validation.maxValue=7

プロキシ・モード設定

OAAMサーバーはデフォルトで、フラグbharosa.uio.proxy.mode.flagがfalseに設定され、非プロキシ・モードになるように構成されます。

ユーザーは、プロキシ・モードで使用するようにOAAMサーバーを明示的に構成する必要があります。

スケジューラ

ジョブが実行されるようにスケジューラを有効にするには、次のプロパティをtrueに設定します。

vcrypt.reports.scheduler.activate

デフォルトでは、プロパティはfalseに設定されています。ジョブを作成することはできますが、プロパティがtrueに変更されるまでジョブは実行されません。

「セッション詳細」のトランザクション

「セッション詳細」ページでトランザクションを表示するには、トランザクションを表示するプロパティをtrueに設定する必要があります。

bharosa.trackeradmin.show.transaction.detail=true

プロパティをfalseに設定すると、トランザクションの表示が無効になります。

G.2 タイム・ゾーン

タイム・ゾーンでは、同じローカル・タイムを常に共有する地域が識別されます。

ユーザー・インタフェースのすべてのタイムスタンプで使用されるタイム・ゾーンを設定するには、プロパティ・エディタを使用してoaam.adf.timezoneを目的のタイム・ゾーンに設定します。

例:

oaam.adf.timezone = Atlantic/Reykjavik