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Oracle® Fusion Middleware Oracle Adaptive Access Manager管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E67347-01
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15 チェックポイントの作成

チェックポイントは、Oracle Adaptive Access Managerがセッション内でルール・エンジンを使用してセキュリティ・データを収集および評価する特定のポイントです。

プロパティ・エディタを使用すると、新しいチェックポイントを追加したり、既存のチェックポイント・プロパティを変更できます。

この章では、新しいチェックポイントの作成方法と構成方法、および既存のチェックポイントの変更方法について説明します。

15.1 新しいチェックポイントの作成

新しいチェックポイントを作成するには、プロパティ・エディタを使用します。

参照用に次のチェックポイントの列挙が用意されています。

profile.type.enum.<nameofcheckpoint>=<Checkpoint Value>
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.name=<Checkpoint Name>
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.description=<Checkpoint Description>
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.ruleTypes=user,device,location
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.listTypes=vtusers
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.finalactionrule=process_results.rule
profile.type.enum.<nameofcheckpoint>.isPreAuth=true

チェックポイント値は一意の値である必要があります。他のチェックポイントがこの識別子を使用していないことを確認してください。このIDは、データベース用語における主キーのような働きをします。たとえば、1001です。

チェックポイント名は、ユーザーが識別できる意味のある名前にする必要があります。この名前をOracle Adaptive Access Managerで使用します。

チェックポイントを正常に作成したら、「プロパティ」ボックスの「新規追加」ボタンをクリックして、適切なプロパティを追加します。

チェックポイントの必須プロパティは次のとおりです。

追加できるその他のプロパティは次のとおりです。

チェックポイントを作成したら、サーバーを再起動する必要があります。

15.2 チェックポイントの例の作成

addressChangeチェックポイントの作成例を次に示します。

profile.type.enum.addressChange=88
profile.type.enum.addressChange.name=Address Change
profile.type.enum.addressChange.description=Address Change checkpoint
profile.type.enum.addressChange.ruleTypes=user,device,location
profile.type.enum.addressChange.listTypes=vtusers
profile.type.enum.addressChange.finalactionrule=process_results.rule
profile.type.enum.addressChange.isPreAuth=true

ここでは、finalactionruleに「process_results.rule」が指定されています。ルール評価時における特定のチェックポイントの最終アクションは、このルール・ファイルによって決定されるからです。process_results.ruleファイルは即時利用可能なため、追加手順の実行は不要です。