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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B61375-04
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C.3 PL/SQLバッチ登録ファンクション

レポートをOracle Fusion Middlewareにバッチ登録する目的でrwconverterによって生成されたSQLスクリプトは、主にRWWWVREG.REGISTER_REPORTファンクションへのコールで構成されています。RWWWVREG.REGISTER_REPORTの構文を次に示します。

Function Rwwwvreg.register_report(
  p_owner varchar2,
  p_name varchar2,
  p_servers varchar2,
  p_filename varchar2,
  p_description varchar2,
  p_privileges varchar2,
  p_availability varchar2,
  p_types varchar2,
  p_formats varchar2,
  p_printers varchar2,
  p_pdformTemplate varchar2,
  p_parameters varchar2,
  p_trigger varchar2)
  return number;
    --  =0 : succeeded;
    --  !=0 : failed;

次の表に、RWWWVREG.REGISTER_REPORTによって取得されるパラメータを示します。

表C-1 RWWWVREG.REGISTER_REPORTのパラメータ

パラメータ 説明

P_OWNER

DBプロバイダ名。デフォルトは、SQL*Plusスクリプト開始時に接続する現行Oracle Fusion Middleware DBプロバイダです。

例:

P_OWNER=>'PORTAL_APP'

P_NAME

Oracle Portalでのレポートの識別に使用される名前。

P_NAMEは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードの「名前」フィールドに対応しています。

例:

P_NAME=>'Earnings'

P_SERVERS

P_SERVERSパラメータで定義されたレポート定義ファイルがアクセス権を持つReports Serverの名前。Reports Serverのリストはカンマで区切ります。

P_SERVERSは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「Reports Server」フィールドに対応しています。

例:

P_SERVERS=>'repserver,acct'

注意: P_SERVERSで示すReports Serverは、事前にOracle Portalに登録されている必要があります。詳細は、第16章「Oracle Portalでのレポートの配布」を参照してください。

P_FILENAME

登録するレポート定義ファイルの名前。

P_FILENAMEは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「Oracle Reportsファイル名」に対応しています。

例:

P_FILENAME=>'earnings.rdf'

P_DESCRIPTION

レポートの説明。

P_DESCRIPTIONは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「説明」フィールドに対応しています。

例:

P_DESCRIPTION=>'restricted report'

P_PRIVILEGE

P_FILENAMEで定義されたレポート定義ファイルの実行に必要な権限を持つユーザーまたはロール。このリストはカンマで区切ります。

P_PRIVILEGEは、「コンポーネントの管理」ページの「アクセス」タブの、レポートに対する「ユーザー/ロール」リストに対応しています。「ユーザー/ロール」リストを表示するには、「Portal DBプロバイダから権限を継承」のチェックを外す必要があります。

例:

P_PRIVILEGE=>'SCOTT,JABERS,PORTAL90'

P_AVAILABILITY

P_FILENAMEパラメータで定義されたレポート定義ファイルがいつ処理できるようになるかを決定する使用可能日カレンダの名前。

P_AVAILABILITYは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「使用可能日カレンダ名」フィールドに対応しています。

例:

P_AVAILABILITY=>'production'

注意: 使用可能日カレンダは、事前にOracle Portalに登録されている必要があります。使用可能日カレンダの作成の詳細は、第16章「Oracle Portalでのレポートの配布」を参照してください。

P_TYPES

P_FILENAMEパラメータで定義されたレポート定義ファイルを送信できる宛先タイプ(キャッシュ、プリンタなど)。このリストはカンマで区切ります。

P_TYPESは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「タイプ」複数選択ボックスに対応しています。

例:

P_TYPES=>'CACHE,printer'

P_FORMATS

P_FILENAMEパラメータで定義されたレポート定義ファイルを送信できる宛先フォーマット(HTML、PDFなど)。このリストはカンマで区切ります。

P_FORMATSは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「書式」複数選択ボックスに対応しています。

例:

P_FORMATS=>'HTMLCSS,PDF'

注意: レポートの宛先フォーマットがDELIMITEDDATAである場合は、レポートをバッチ登録できないことがあります。回避策として、異なる宛先フォーマットを定義して、レポートをバッチ登録し、後で手動でレポートをDESFORMAT=DELIMITEDDATAに編集できます。

P_PRINTERS

P_FILENAMEパラメータで定義されたレポート定義ファイルを印刷できるプリンタ。このリストはカンマで区切ります。

P_PRINTERSは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「プリンタ」複数選択ボックスに対応しています。

例:

P_PRINTERS=>'sales_printer,acct_printer'

注意: P_PRINTERSで示すプリンタは、事前にOracle Portalに登録されている必要があります。詳細は、第16章「Oracle Portalでのレポートの配布」を参照してください。

P_PFORMTEMPLATE

ランタイム・パラメータ・フォームのページ・スタイルを決定するパラメータ・フォーム・テンプレート。

P_PFORMTEMPLATEは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「パラメータ・フォーム・テンプレート」フィールドに対応しています。

例:

P_PFORMTEMPLATE=>'public.finance_template'

P_PARAMETERS

ユーザー・パラメータおよびシステム・パラメータのデフォルト値、上限値および下限値、あるいは値リストの名前。

注意: P_PARAMETERSパラメータには、対応するrwconverterオプションがありません。このため、ユーザー・パラメータの値、範囲、または値リストをバッチ・インポートする場合には、rwconverterによって生成されたSQLスクリプトを手動で編集する必要があります。

P_PARAMETERSは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページの「(パラメータの)名前」、「LOV」、「下限」および「上限」フィールドに対応しています。

デフォルトは、指定されたパラメータのランタイム・パラメータ・フォームに設定されている値に対応しています。

例:

P_PARAMETERS=>'(P_LASTNAME, LOV=LASTNAME_LOV) (P_SSN)(COPIES, DEFAULT=1,LOW=1,HIGH=2)'

説明:

P_LASTNAMEP_SSNおよびCOPIESは、パラメータ名です。

LOVは、値リスト名です。

DEFAULTは、デフォルト値です。

LOWは、値範囲の下限です。

HIGHは、値範囲の上限です。

P_TRIGGER

PL/SQLで記述された妥当性チェック・トリガーで、ブール文(TRUE(成功した場合)またはFALSE(失敗した場合))を返します。

P_TRIGGERは、「レポート定義ファイルのアクセス権限を作成」ウィザードおよび「レポート定義ファイルの編集」ページのテキスト・ボックスに対応しています。

例:

P_TRIGGER=>'Is begin

IF UPPER(DESTYPE) = ''PRINTER'' AND

EMPNAME = ''SMITH''

THEN

RETURN(TRUE);

ELSE

RETURN(FALSE);

END IF;

end;'