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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
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15.5 エンドツーエンド・セキュリティ・シナリオ

この項では、認証と認可の両方を含むエンドツーエンド・セキュリティのシナリオについて説明します。

次の表は、JPSベースのセキュリティ・シナリオを示しています。

表15-7 JPSベース・セキュリティ・シナリオ

セキュリティ・シナリオ 説明

Reports ServletのSingle-Sign-On認証を使用するJPS-OID認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用Single Sign-On

  • 認可用JPS-OID(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. Single Sign-Onを有効化します。詳細は、「Single Sign-Onの有効化と無効化」を参照してください。

  2. JPSベース・セキュリティを有効化します。Enterprise Managerの「Reports Server拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Oracle Platform Security for Java」オプションを選択します。

  3. Single Sign-Onに使用するOracle Internet Directory内に存在するすべてのユーザーが、JPSで使用するIDストアに登録されていることを確認します。または、Single Sign-Onに使用するIDストアを指定するようにJPSを構成します。

  4. jps-config-jse.xmlファイルに次のプロパティを追加します。

    <property name="oracle.security.jps.enterprise.user.class" value="weblogic.security.principal.WLSUserImpl"/>

  5. ポリシー・ストアとしてJPS Oracle Internet Directoryを構成します。詳細は、「JPSベース・セキュリティ使用時に外部Oracle Internet Directoryをポリシー・ストアとして構成する方法」を参照してください。

  6. セキュリティ・ポリシーを作成します。Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Internet Directoryに定義されているレポート用セキュリティ・ポリシーを更新するには、第7.8.2項「レポートのセキュリティ・ポリシーの定義」を参照してください。

  7. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーのアプリケーション・ロールへのマッピングの詳細は、「アプリケーション・ロールへのユーザーのマッピング」を参照してください。

その他のReportsクライアントの、IDストアとしてJPS-OIDを使用するJPS-OID認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用JPS-OID

  • 認可用JPS-OID(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. JPSベース・セキュリティを有効化します。Enterprise Managerの「Reports Server拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Oracle Platform Security for Java」オプションを選択します。

  2. jps-config-jse.xmlファイルに次のプロパティを追加します。

    <property name="oracle.security.jps.enterprise.user.class" value="weblogic.security.principal.WLSUserImpl"/>

  3. JPS-OIDをIDストアとして構成します。詳細は、「JPSベース・セキュリティ使用時に外部Oracle Internet DirectoryをIDストアとして構成する方法」を参照してください。

  4. JPS-OIDをポリシー・ストアとして構成します。詳細は、「JPSベース・セキュリティ使用時に外部Oracle Internet Directoryをポリシー・ストアとして構成する方法」を参照してください。

  5. セキュリティ・ポリシーを作成します。Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Internet Directoryに定義されているレポート用セキュリティ・ポリシーを更新するには、第7.8.2項「レポートのセキュリティ・ポリシーの定義」を参照してください。

  6. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーのアプリケーション・ロールへのマッピングの詳細は、「アプリケーション・ロールへのユーザーのマッピング」を参照してください。

Reports ServletのSingle-Sign-On認証を使用するJAZN-XML認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用Single Sign-On

  • 認可用JAZN-XML(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. Single Sign-Onを有効化します。詳細は、「Single Sign-Onの有効化と無効化」を参照してください。

  2. JPSベース・セキュリティを有効化します。Enterprise Managerの「Reports Server拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Oracle Platform Security for Java」オプションを選択します。

  3. Single Sign-Onに使用するOracle Internet Directory内に存在するすべてのユーザーが、JPSで使用するIDストアに登録されていることを確認します。または、Single Sign-Onに使用するIDストアを指定するようにJPSを構成します。

  4. jps-config-jse.xmlファイルに次のプロパティを追加します。

    <property name="oracle.security.jps.enterprise.user.class" value="weblogic.security.principal.WLSUserImpl"/>

  5. セキュリティ・ポリシーを作成します。第7.8.2項「レポートのセキュリティ・ポリシーの定義」を参照してください。

  6. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーのアプリケーション・ロールへのマッピングの詳細は、「アプリケーション・ロールへのユーザーのマッピング」を参照してください。

  7. system-jazn-data.xmlファイルをポリシー・ストアとして使用している場合、system-jazn-data.xmlファイルで「reports」アプリケーションを検索します。JPSを使用してOracle Internet Directoryでユーザーを認可するには、system-jazn-data.xmlファイルのメンバー・セクションに対応するユーザーを追加します。詳細は、第15.4.2項「認可用にJPSを使用する場合の追加手順」を参照してください。

その他のReportsクライアントの、JPS-OID認証を使用するJAZN-XML認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用JPS-OID

  • 認可用JAZN-XML(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. JPSベース・セキュリティを有効化します。Enterprise Managerの「Reports Server拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Oracle Platform Security for Java」オプションを選択します。

  2. jps-config-jse.xmlファイルに次のプロパティを追加します。

    <property name="oracle.security.jps.enterprise.user.class" value="weblogic.security.principal.WLSUserImpl"/>

  3. JPS-OIDをIDストアとして構成します。詳細は、「JPSベース・セキュリティ使用時に外部Oracle Internet DirectoryをIDストアとして構成する方法」を参照してください。

  4. セキュリティ・ポリシーを作成します。Oracle Internet Directoryに定義されているレポート用セキュリティ・ポリシーを更新するには、第7.8.2項「レポートのセキュリティ・ポリシーの定義」を参照してください。

  5. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーのアプリケーション・ロールへのマッピングの詳細は、「アプリケーション・ロールへのユーザーのマッピング」を参照してください。

  6. system-jazn-data.xmlファイルをポリシー・ストアとして使用している場合、system-jazn-data.xmlファイルで「reports」アプリケーションを検索します。JPSを使用してOracle Internet Directoryでユーザーを認可するには、system-jazn-data.xmlのメンバー・セクションに対応するユーザーを追加します。詳細は、第15.4.2項「認可用にJPSを使用する場合の追加手順」を参照してください。


次の表は、Portalベースのセキュリティ・シナリオを示しています。

表15-8 Portalベース・セキュリティ・シナリオ

セキュリティ・シナリオ 説明

Reports ServletのSingle-Sign-On認証を使用するPortalベース認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用Single Sign-On

  • Portalベース認可(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. Single Sign-Onを有効化します。詳細は、「Single Sign-Onの有効化と無効化」を参照してください。

  2. Portalベース・セキュリティが有効であることを確認します。JPSベース・セキュリティが有効化されている場合は、Portalベース・セキュリティに切り替えます。Enterprise Managerの「拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Reportsセキュリティ」セクションの下の「Oracle Portalで使用可能なセキュリティ機能」オプションを選択します。

  3. Oracle Portalにセキュリティ・ポリシーを作成します。Oracle Portalにセキュリティ・ポリシーを作成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』の「Oracle Portalの保護」を参照してください。

  4. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーをアプリケーション・ロールにマッピングする方法の詳細は、第16.1項「Reportsユーザーおよび名前付きグループの作成」を参照してください。

その他のReportsクライアントの、IDストアとしてOracle Internet Directoryを使用するPortalベース認可


このシナリオには次の内容が含まれます。

  • 認証用Oracle Internet Directory

  • 認可用Portalベース(ポリシー)

認証と認可の組合せを使用する手順は、次のとおりです。

  1. IDストアとしてOracle Internet Directoryを構成します。詳細は、「外部Oracle Internet DirectoryをIDストアとして構成する方法」を参照してください。

  2. Portalベース・セキュリティが有効であることを確認します。JPSベース・セキュリティが有効化されている場合は、Portalベース・セキュリティに切り替えます。Enterprise Managerの「拡張構成」ページで「セキュリティの有効化」チェック・ボックスを選択し、それから「Reportsセキュリティ」セクションの下の「Oracle Portalで使用可能なセキュリティ機能」オプションを選択します。

  3. Oracle Portalにセキュリティ・ポリシーを作成します。Oracle Portalにセキュリティ・ポリシーを作成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』の「Oracle Portalの保護」を参照してください。

  4. ユーザーをアプリケーション・ロールにマップします。ユーザーをアプリケーション・ロールにマッピングする方法の詳細は、第16.1項「Reportsユーザーおよび名前付きグループの作成」を参照してください。