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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B61375-04
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17.6 Oracle Forms Servicesのセキュリティに関する考慮事項

Oracle Fusion Middleware Forms Servicesのデフォルト構成は、OracleAS Single Sign-On (SSO)モードでは稼動しません。一方、Oracle Reports Servicesのデフォルトの構成は、SSOモードで稼動します。

Oracle Forms Servicesが非SSOモードで稼動し、Oracle Reports ServicesがSingle Sign-Onモードで稼動していても、Reports Serverとリクエスト対象レポートがOracle Portalに登録されていないかぎり、RUN_REPORT_OBJECTビルトイン・プロシージャを使用して、統合されたOracle Reports ServicesをコールするOracle Forms Servicesアプリケーションでは問題が発生することはありません。

その他の要件:

表17-2は、FormsとReportsの考えられる組合せと想定される結果のリストです。

表17-2 FormsがSSOモードまたは非SSOモードで稼動する場合のFormsとReportsの統合結果

レポートのタイプ 登録されセキュアなReports Server(登録済レポートのみ実行) 登録されセキュアなReports Server(任意のレポートを実行) セキュアでないReports Server

パブリック・アクセスをもつレポート

生成される

生成される

生成される

特定のユーザー・アクセスをもつレポート

生成される

生成される

生成される

特定のユーザー・アクセスをもたないレポート

生成されない

生成されない

生成される

登録されていないレポート

生成されない

生成されない

生成される


17.6.1 このリリースでの新機能

前述したように、多数のアプリケーションではOracle Reportsが非セキュア・モードでOracle Forms Servicesと併用されます。このモードでは、エンド・ユーザーはOracle Forms Servicesからレポートを実行するためにAUTHIDを用意する必要はありません。URLコマンドに入力する必要がある項目は、JOBIDとReports Server名のみです。そのため、認可されていないユーザーや悪意のあるユーザーにジョブIDが漏洩されると、rwservletを介してGETJOBIDを使用することでジョブ出力を表示し、別のユーザーに属しているジョブ出力を取得できます。11gリリース1 (11.1.1)よりも以前のOracle Reportsでは、連番のジョブIDが生成されていました。11gリリース1 (11.1.1)のOracle Reportsでは、特定のジョブに対するジョブIDを予測できないよう、ランダムで連続していないジョブIDの生成が可能になります。詳細は、第18.8.2項「ランダムで連続していないジョブIDの生成」を参照してください。

また、11g リリース1 (11.1.1)では、プロキシ・ユーザーを使用したデータベース認証もサポートされています。

  • ユーザーとロールに基づいてOracle Forms Services接続を制御することで、セキュリティが向上します。

  • 単一のデータベース接続の再利用によりスケーラビリティが実現されています。