Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) B61376-03 |
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この章では、横グループ・レポートについて学習します。この章の手順に従うと、図12-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
Reports Builderでは、レポートの外観を複数の方法で変更できます。この例では、横グループ・レポートを作成します。横グループ・レポートでは、データベース列の値がページの縦方向ではなく横方向に出力されます。
ブレークのある横レポートでは、マスター(またはブレーク)グループは上から下に出力されます。これは、他のマスター/ディテール・レポートでの動作と同じです。ただし、ディテール・グループの値はページの横方向(左から右)に出力されます。値が1行に収まらない場合、Oracle Reportsは行を折り返し、残りの値を次の行でページの横方向に表示します。なお、ENHANCEDSPREADSHEET
出力の場合、横グループは繰返しを維持します(75,000行の制限に到達するまで)。Excelには固定のページ幅がないため、これはExcelの通常の動作です。Oracle Reportsでは、ENHANCEDSPREADSHEET
出力で、このExcelの動作に対応しています。
ブレーク・レポートの詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。
データ・リレーションシップ
このレポートのブレークは、マスター・グループとディテール問合せ間のデータ・リンクによって作成されます。
レイアウト
このレポートで使用するレイアウトを作成するには、マスター/ディテールのスタイルを選択し、いずれかのグループの「印刷方向」設定を変更して、レポートを縦ではなく横に印刷するようにします。
使用例
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
表示されている列をすべて選択する2つの問合せの作成。次いでこれらの問合せにリンクを作成してマスター/ディテール・リレーションシップを確立します。
レポート・ブロック・ウィザードを使用したデフォルト・レイアウトの作成。
コントロール・ブレークのある横レポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダacrossbreak
を開き、Oracle Reportsのサンプル・レポートacrossbreak.rdf
を開きます。このファイルの開き方の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。