ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61376-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

9.4 サマリー列のプロパティのチェック(オプション)

この例では、プロジェクトの要件に従って、レポート・ウィザードによりサマリーが作成されました。ただし、場合によっては、希望どおりの計算を行うためにサマリーの設定を手動で調整する必要があります。レポート・ウィザードで作成されたサマリーを入念に確認すれば、サマリーの機能がさらに理解しやすくなります。

この項では、レポートの変更は行いません。サマリーの理解を深めるために、サマリーの設定を確認するにとどめます。

サマリーの設定の確認

  1. ペーパー・デザイン・ビューで、「割合(%)」ラベルの右に表示されているパーセント値を選択します。

  2. 値をダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。

  3. プロパティ・インスペクタの「ソース」プロパティを見てください。ここには、このフィールドのソースとなる列が示されています。

  4. レポート内のすべてのサマリーについて手順1から3を繰り返します。これらのサマリー・フィールドそれぞれについて、ソースとなる列の名前を書き留めます。

  5. オブジェクト・ナビゲータで、「データ・モデル」ノードの横のビュー・アイコンをダブルクリックして、データ・モデル・ビューを表示します。

  6. データ・モデル・ビューで、G_SALES_REP_IDグループの「TotalTOTALPerSALES_REP_ID」をダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。

  7. プロパティ・インスペクタでは、「サマリー」の下のプロパティの値は次のように設定されています。

    • 「ファンクション」の値は「割合(%)」です。「割合(%)」を「合計」に変更します。「計算位置」プロパティは、「合計」の計算には不要なので非表示になります。「ファンクション」の値を「割合(%)」に戻すと、「計算位置」プロパティが再表示されます。

    • 「ソース」の値は「TOTAL」列です。したがって、サマリーの計算にはTOTAL列が使用されます。

    • 「リセット位置」の値は「G_SALES_REP_ID」です。TotalTOTALPerREPIDの値は、G_SALES_REP_IDの各レコード(つまり各販売員)の後でゼロにリセットされます。

    • 「計算位置」の値は「Report」です。計算レベルが「Report」というのは、TotalTOTALPerSALES_REP_ID列のパーセント値が、レポート全体のTOTALの合計に基づいていることを意味します。

  8. データ・モデル内の各サマリーについて手順6から7を繰り返します。サマリーごとのプロパティ値に相違があることがわかります。

  9. ペーパー・デザイン・ビューに戻り、サマリーに対応するフィールドがレイアウトのどこに配置されているかを確認することも有益です。たとえば、TotalTOTALPerSALES_REP_IDに対応するフィールドは、マスター繰返し枠R_G_SALES_REP_IDの内側、そしてディテール繰返し枠R_G_CUSTOMER_IDの外側に配置されています。