Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63033-05 |
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この用語集では、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの用語を定義します。その他の用語と定義については、Oracle Fusion Middlewareマスター用語集を参照してください。
アクション
関連コンテンツへ移動したり、外部システムで操作、関数またはプロセスを起動する機能を提供します。アクションは、分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIに含めることができます。
「アクション・リンク」も参照してください。
アクション・フレームワーク
アクション・フレームワークは、Oracle BI EEアーキテクチャのコンポーネントで、アクション実行サービス(AES)と呼ばれるJ2EEアプリケーションと、Oracle BI EEの一部としてデプロイされる、アクションに固有のJavaScript機能を含んでいます。アクション・フレームワークには、アクションの作成や特定のアクション・タイプをブラウザから直接起動するクライアント側の機能も含まれています。
アクション・リンク
分析、ダッシュボード・ページ、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブまたはKPIに埋め込まれたアクションへのリンクで、クリックすると、関連付けられているアクションが実行されます。
「アクション」も参照してください。
ADFビジネス・インテリジェンス・コンポーネント
Oracle Business Intelligenceのカタログ・オブジェクトをADFアプリケーションに含める機能を開発者に提供します。このコンポーネントでは、カタログへのアクセスにSOAP接続が使用されます。
管理サーバー
Oracle Business Intelligenceのコンポーネントを管理する、WebLogic Serverドメインの一部。管理サーバーには、Oracle WebLogic Server管理コンソール、Oracle Fusion Middleware ControlおよびJMX MBeansが含まれます。簡易インストール・タイプでは、Oracle BI PublisherやOracle Real-Time DecisionsなどのOracle Business Intelligence用Javaコンポーネントも管理サーバーに含まれます。
「Fusion Middleware Control」、「Javaコンポーネント」および「管理対象サーバー」も参照してください。
拡張トレリス
たとえばスパーク折れ線グラフ、スパーク棒グラフ、数字など、トレリス・ビューは複数の可視化タイプをグリッド内に表示できます。各可視化タイプには異なるメジャーが表示されます。
拡張トレリスはピボット表と見なすことができますが、ピボット表に追加する各メジャーに対して、オプションでディメンションを関連付けて、そのディメンションをスパーク・グラフの可視化として表示できる点が異なります。
エージェント
ビジネス・プロセスの自動化を可能にします。エージェントを使用することによって、イベント駆動型アラートの生成、スケジュールされたコンテンツの公開、および条件付きイベント駆動型アクションの実行が可能になります。
エージェントは、情報ベースで問題と機会を動的に検出し、通知する必要がある適切なユーザーを判断し、そのユーザーに様々なデバイス(電子メール、電話など)で情報を配信します。
集計表
ディメンション属性のセットに対して集計される、あらかじめ計算されたメジャーからの結果を格納する表。集計表の各列には、特定のレベルのセットのデータが含まれます。たとえば、月間売上表には、各月の各店舗での各製品の収益の合計があらかじめ計算されて含まれます。集計表を使用すると、パフォーマンスが向上します。
集計ルール
Oracle BIリポジトリで論理列または物理キューブ列に適用されるルールで、SUM
などの特定の集計関数を列データに適用するよう指定します。
プレゼンテーション・サービスで、ユーザーは、リポジトリで適用されたルールを表示できます。ユーザーは、メジャー列に対するデフォルトの集計ルールを変更することもできます。
別名表
別の物理表をソースとして参照する物理表。1つの物理表に様々な役割を持たせる必要がある場合に、別名表を使用することによって、それぞれ異なるキー、名前または結合を持つ複数の表を設定できます。また、別名表の名前は物理SQL問合せで使用されるため、別名表に意味のある名前を付けて、SQL文をわかりやすくすることもできます。
分析プロンプト
分析に追加されたプロンプト。ユーザーがプロンプト値を選択すると、そのプロンプトが含まれている分析についてのみ、その値によって分析の表示内容が決まります。
「ダッシュボード・プロンプト」および「プロンプト」を参照してください。
属性列
プレゼンテーション・サービスで、メンバーとも呼ばれる値のフラット・リストを保持する列。これらのメンバー間に、階層列のメンバーのような階層関係はありません。製品IDや市などがこの例です。
「階層列」を参照してください。
BIドメイン
構成可能なシステム・コンポーネント(コアアプリケーション)とJavaコンポーネント(WebLogic Serverドメイン)が含まれ、Webベースの管理ツールとリソースを利用するアプリケーションも含まれます。
BIドメインは、1つ以上の物理サーバーにまたがるミドルウェア・ホームのセットの場合もあります。
「BIインスタンス」も参照してください。
BIオブジェクト
プレゼンテーション・サービスを使用して作成され、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに保存される各ビジネス・インテリジェンス・コンテンツ。BIオブジェクトの例には、分析、ダッシュボード・ページ、スコアカード、KPIなどがあります。
BI検索
プレゼンテーション・サービスの外部にある検索ツール。管理者によってBI検索のURLへのリンクが追加されていると、ホーム・ページからBI検索を使用できます。BI検索は、Oracle BIプレゼンテーション・カタログ内のオブジェクトを検索できる、全文検索エンジンに似たメカニズムを備えています。
ビジネス・モデル
ビジネス・モデル定義と、論理表と物理表のマッピングが含まれているOracle BIリポジトリ内のオブジェクト。ビジネス・モデルは、物理レイヤーのオブジェクトと異なり、常にディメンション化され、データ・ソースの編成が反映されます。各ビジネス・モデルには、論理表、列および結合が含まれます。
ビジネス・モデルとマッピング・レイヤー
データのビジネス・モデルまたは論理モデルを定義し、ビジネス・モデルと物理レイヤー・スキームとの間のマッピングを指定するOracle BIリポジトリのレイヤー。このレイヤーには、1つ以上のビジネス・モデルが含まれます。
ビジネス・モデルとマッピング・レイヤーによって、ユーザーから見える分析の動作が決まり、ユーザーが使用できるオブジェクトのスーパーセットが定義されます。また、ソース・データ・モデルの複雑さも隠されます。
クラスタ・コントローラ
プレゼンテーション・サービスや他のクライアントからの新規リクエストの最初の接点となるプロセス。クラスタ・コントローラは、Oracle BIサーバーの可用性と負荷に基づいて、リクエストの振分け先とするクラスタ内のOracle BIサーバーを決定します。また、Oracle BI Schedulerインスタンスなどのクラスタ内のサーバーの処理をモニターします。クラスタ・コントローラは、アクティブ/パッシブ構成にデプロイされます。
列
Oracle BIリポジトリでは、列は、物理列、論理列またはプレゼンテーション列です。
プレゼンテーション・サービスでは、分析によって返される個々のデータを表します。列とフィルタや選択ステップとの組合せによって、分析に含まれるデータが決まります。また列には、その列に含まれる情報のタイプを示す名前(アカウント、連絡先など)が付けられます。
列プロンプト
データ列に対する特定の値プロンプトの作成を可能にするフィルタのタイプ。ダッシュボードまたは分析上に単独で作成するか、既存のダッシュボード・フィルタや分析フィルタの拡張または改良として作成できます。
「プロンプト」も参照してください。
条件
分析またはキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)の評価に基づいて1つのブール値を返すオブジェクト。条件を使用して、エージェントがコンテンツを配信してアクションを実行するかどうか、アクション・リンクをダッシュボード・ページに表示するかどうか、セクションとそのコンテンツをダッシュボード・ページに表示するかどうかが決まります。
「アクション」、「アクション・リンク」、「エージェント」および「キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)」も参照してください。
コンテキスト・イベント・アクション
アクション・フレームワークを使用して、ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトからADFページの別のリージョンにコンテンツを渡す、事前配信済アクション。
「アクション」、「アクション・フレームワーク」および「アクション・リンク」も参照してください。
キューブ
リレーショナル・データベースよりデータの分析時間が短く、柔軟性が高いOLAP(オンライン分析処理)データ構造。キューブはメジャーで構成され、ディメンションで編成されます。多次元データ・ソースのキューブは、リレーショナル・データベース・モデルのスター・スキーマにほぼ相当します。
ダッシュボード
企業や外部情報のパーソナライズされたビューを提供するオブジェクト。ダッシュボードは、1つ以上のページで構成されます。ページには、分析の結果、イメージ、エージェントからのアラートなどのWebブラウザでアクセスしたり開くことのできる任意のオブジェクトを表示できます。
データ・ソース名(DSN)
特定のデータベースに関する情報を含むデータ構造。通常、ODBCドライバによってデータベースへの接続に使用されます。DSNには、名前、ディレクトリ、データベースのドライバなどの情報が含まれます。
Oracle BIリポジトリの物理レイヤーの接続プール・オブジェクトには、各データ・ソースのDSN情報が含まれています。
データベース・ヒント
SQL文内にある、最も効率的に文を実行する方法をデータベース問合せオプティマイザに指定する指示。ヒントはオプティマイザの実行計画をオーバーライドするため、ヒントを使用してオプティマイザにより効率的な計画を使用させ、パフォーマンスを向上させることができます。ヒントは、Oracle Databaseデータ・ソースに対してのみサポートされます。
ディメンション
論理列(属性)の階層状の編成。1つのディメンションに、1つだけでなく複数の論理ディメンションが関連付けられることもあります。
ディメンションには、1つ以上の(名前なし)階層が含まれることがあります。論理ディメンションには、レベル・ベースの階層(構造階層)を持つディメンションと親子階層(値階層)を持つディメンションの2種類があります。
時間ディメンションと呼ばれる特定のタイプのレベル・ベースのディメンションは、時系列データをモデリングするための特別な機能を提供します。
「階層」も参照してください。
イベント・ポーリング表
イベント・ポーリング表(イベント表とも呼ばれる)は、更新された物理表に関する情報をOracle BIサーバーに提供します。問合せキャッシュを最新に保つために使用されます。Oracle BIサーバー・キャッシュ・システムはイベント表を調べ、物理表の情報を行から抽出し、それらの物理表を参照する古いキャッシュ・エントリをパージします。
Essbase
Oracleから使用できる多次元データベース管理システムで、ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションを構築するベースとなる多次元データベース・プラットフォームを提供します。Oracle Hyperion Essbaseとも呼ばれます。
フォーカス追跡
戦略貢献ホイールの中央にあるノード、および図に表示されているその祖先を表す一連の連鎖した円です。各円には、対応するノードのステータス色が表示されます。
「戦略貢献ホイール」と「フォーカス・ノード」も参照してください。
断片化の内容
指定されたレベルのデータのセット全体が論理表ソースに含まれていない場合の論理表ソース内の指定されたデータのセットの一部。断片化の内容は、「論理表ソース」ダイアログ・ボックスの「内容」タブの「断片化の内容」ボックスに入力された論理列によって定義されます。
グローバル・ヘッダー
ユーザーがOracle BIプレゼンテーション・カタログ内の特定のオブジェクトの検索やタスクの開始をすばやく実行できるようにするためのリンクとオプションを含む、Oracle BI Presentation Servicesのユーザー・インタフェース内のオブジェクト。グローバル・ヘッダーはプレゼンテーション・サービスのユーザー・インタフェースに常に表示されるため、ユーザーは、ホーム・ページやカタログ・ページに移動することなく、リンクにすばやくアクセスし、カタログを検索できます。
Go URL
特定のビジネス・インテリジェンスの結果の外部ポータルやアプリケーションへの組込みに使用されます。Go URLは、結果をお気に入りに追加したり、ダッシュボードや外部Webサイトへのリクエストにリンクを追加する場合に使用されます。様々な形式と、動作の制御に使用されるオプションの引数があります。
階層列
名前付きレベルと親子関係の両方を使用して編成されたデータ値が含まれたプレゼンテーション・サービス内の列。この列は、ツリーのような構造を使用して表示されます。個々のメンバーは、下位メンバーが上位メンバーにまとめられて略示されます。たとえば、特定の日は特定の月に属し、特定の月は特定の年内にあります。時間や地域などがこの例です。
「属性列」も参照してください。
階層
1対多関係で相互に関連を持つ、Oracle BIリポジトリ内の論理ディメンションのレベルのシステム。すべての階層は共通のリーフ・レベルと共通のルート・レベルを持つ必要があります。
階層は、メタデータでは個別のオブジェクトとしてモデル化されていません。かわりに、ディメンション・オブジェクトに暗黙的に含まれています。
「ディメンション」、「論理レベル」および「プレゼンテーション階層」も参照してください。
階層レベル
ロールアップしたり、他のレベルからロールアップされる、プレゼンテーション・サービスの階層列内のオブジェクト。Oracle BIリポジトリのプレゼンテーション・レベルに相当します。
「プレゼンテーション・レベル」も参照してください。
ホーム・ページ
プレゼンテーション・サービスの機能に直観的にアクセスできる、タスク・ベースの入口。ホーム・ページはセクションごとに構成されているため、該当するセクションで特定のタスクの開始、オブジェクトの検索、またはテクニカル・ドキュメントへのアクセスを迅速に行えます。
イメージ・プロンプト
特定の値がマップされた異なる領域のイメージを提供するプロンプト。ユーザーがイメージ領域をクリックすると、プロンプト値が選択され、分析またはダッシュボードに移入されます。
「プロンプト」も参照してください。
初期化ブロック
動的リポジトリ変数、システム・セッション変数およびシステム以外のセッション変数の初期化に使用されます。初期化ブロックには、そのブロックに関連付けられた変数の初期化やリフレッシュのために実行されるSQL文が含まれます。
イニシアティブ
スコアカードで使用されます。イニシアティブは、目標を達成するために必要な、時間に固有のタスクまたはプロジェクトです。したがって、目標をサポートするイニシアティブを、戦略ターゲットに対する進捗を示すマイルストンとして使用できます。
「目標」および「Oracle Scorecard and Strategy Management」も参照してください。
Javaコンポーネント
1つ以上のJava EEアプリケーション(およびリソースのセット)としてデプロイされ、ノード・マネージャによって管理されるFusion Middleware Controlコンポーネント。
「ノード・マネージャ」も参照してください。
キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)
特定のビジネス・ゴールと戦略目標を定義し、追跡する測定法。KPIをまとめると、モニター、改善および評価を必要とする、より大きな組織の戦略につながることが多くあります。KPIは、通常時間とともに変わる測定可能な値で、スコアとパフォーマンス・ステータスを決定するためのターゲットを持ちます。詳細な分析を可能にするディメンションが含まれ、トレンド用およびパフォーマンス・パターンの特定のために経時的な比較を行えます。
KPI監視リスト
エンド・ユーザーへのKPIの配信方法の1つ。監視リストは、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに格納されているKPIを追加することによって構成されたKPIの集まりです。構成して保存したKPI監視リストは、カタログ・オブジェクトとして格納され、ダッシュボードとスコアカードに追加できます。
キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)、ウォッチリストおよびOracle Scorecard and Strategy Managementも参照してください。
論理レベル
ロールアップしたり、他のレベルからロールアップされる、Oracle BIリポジトリ内のレベル・ベースの階層のコンポーネント。
親子階層では、祖先と子孫の間にメタデータの論理レベル・オブジェクトとして表されない、暗黙的なメンバー間のレベルがあります。親子階層には論理レベル・オブジェクトも含まれますが、それらのレベルはシステムで生成されたもので、全メンバーの集計を可能にするためにのみ存在します。
論理SQL
Oracle BIサーバーによって解釈されるSQL文。Oracle BIサーバーの論理SQLには、標準のSQLとAGO
、TODATE
、EVALUATE
などの特別な関数(拡張SQL)が含まれます。
ユーザーがリクエストを行うと、プレゼンテーション・サービスなどのクライアントは、論理SQLをOracle BIサーバーに送信します。また、論理SQLはビジネス・モデルとマッピング・レイヤーで使用され、異機種データベース・アクセスと移植を可能にします。Oracle BIサーバーは、論理SQLを、ソース・データベースで解釈可能な物理SQLに変換します。
論理表
Oracle BIリポジトリのビジネス・モデルとマッピング・レイヤーの表オブジェクト。1つの論理表は、1つ以上の物理表にマップできます。論理表は、ファクト表またはディメンション表のいずれでもかまいません。
「ディメンション表」および「ファクト表」も参照してください。
論理表ソース
1つの論理表から1つ以上の物理表へのマッピングを定義する、Oracle BIリポジトリのビジネス・モデルとマッピング・レイヤー内のオブジェクト。物理/論理間のマッピングは、物理レイヤーとビジネス・モデルおよびマッピング・レイヤーとの間で発生する変換を指定するためや、集計ナビゲーションと断片化を有効にするために使用されることもあります。
管理対象サーバー
個々のJ2EEアプリケーション・コンテナ(JMX MBeanコンテナ)。ローカル・ミドルウェア・ホーム内に格納されているJavaコンポーネントとシステム・コンポーネントに対するローカル管理機能を個々のホストで提供します。構成とデプロイメントの全情報については、管理サーバーを参照します。
「管理サーバー」と「Fusion Middleware Control」も参照してください。
MDS
Oracle Metadata Services。Application Development Frameworkの中核テクノロジ。MDSは、メタデータを拡張可能でカスタマイズ可能な形で定義および使用するための統一アーキテクチャを提供します。
「MDS XML」も参照してください。
MDS XML
Oracle Metadata Servicesと互換性があるXML形式。MDS XMLはOracle BIリポジトリでサポートされている形式です。サードパーティのソース・コントロール管理システムとの統合が可能になり、オフラインのリポジトリ開発が可能になります。
MDS XML形式は、Oracle BIサーバーXML APIで生成されるXMLとは異なる形式です。
「MDS」、「Oracle BIリポジトリ」および「Oracle BIサーバーXML API」も参照してください。
メジャー列
レコードごとに可変で、合計や集計を行える列。売上金額や注文数量は典型的なメジャーです。メジャーは、問合せ時にデータ・ソースから計算されます。
メジャー列は、Oracle BIリポジトリ(通常はファクト表)またはプレゼンテーション・サービスで表示されます。
メタデータ
データに関するデータ。メタデータ・オブジェクトには、スキーマの説明(表、列、データ型、主キー、外部キーなど)と論理構造(ファクト表、ディメンション、論理表ソース・マッピングなど)が含まれます。
Oracle BIリポジトリは、Oracle BIサーバーによって問合せの処理に使用されるメタデータで構成されます。
メタデータ・ディクショナリ
列などのメタデータ・オブジェクトについて、そのプロパティや他のメタデータ・オブジェクトとの関係などが記述された静的なXMLドキュメントのセット。メタデータ・ディクショナリは、ユーザーがリポジトリ・オブジェクトのメトリックや属性の詳細を得る場合に役立ちます。
マイクロチャート
他の小さなグラフおよび数値とともにグリッドに表示される小さなグラフで、拡張トレリス・ビューのセル内容を構成します。Oracle BI EEでは、マイクロチャートは常にスパーク・グラフになります。
ミッション・ステートメント
ビジョンを達成するために必要な主要なビジネス・ゴールと優先度を指定したスコアカード内のステートメント。
ビジョン記述書およびOracle Scorecard and Strategy Managementも参照してください。
ノード・マネージャ
Javaプロセスが応答しなくなったり、予期せず終了した場合にリモート・サーバーの起動、停止および再起動の機能を提供するデーモン・プロセス。
「Javaコンポーネント」も参照してください。
オブジェクト・プロパティ
オブジェクト、および所有者がオブジェクトに割り当てた属性に関する情報。プロパティの例には、名前、説明、日付スタンプ、読取り専用アクセス、索引付けなしフラグなどがあります。
「パーミッション」も参照してください。
目標
企業の戦略をまとめたスコアカード内の要求される成果または望ましい結果。
「イニシアティブ」および「Oracle Scorecard and Strategy Management」も参照してください。
オンライン・モード
リポジトリを問合せ処理に使用すると同時にリポジトリ・ビルダーが編集できるOracle BI管理ツール内のモード。オンライン・モードでは、リポジトリ内のサブジェクト・エリアに接続しているユーザーのユーザー・セッション・モニタリングも可能です。
Open Database Connectivity(ODBC)
リレーショナル・データベースとリレーショナル以外のデータベースの両方のデータへのアクセスに使用される標準インタフェース。データ格納形式やプログラミング・インタフェースがデータベース間で異なっていても、ODBCを使用することによって、様々なタイプのデータベース管理システムにデータベース・アプリケーションからアクセスできます。
Oracle BI管理ツール
Oracle BIリポジトリの作成や編集に使用されるWindowsアプリケーション。管理ツールでは、リポジトリのツリー部分(物理レイヤー、ビジネス・モデルとマッピング・レイヤー、およびプレゼンテーション・レイヤー)がグラフィック表示されます。
Oracle BIブリーフィング・ブック
ダッシュボード・ページ、個々の分析およびBI Publisherレポートの静的または更新可能なスナップショットの集まり。ブリーフィング・ブックをPDFまたはMHTML形式でダウンロードし、印刷または表示できます。エージェントを使用して、ブリーフィング・ブックの更新、スケジュールおよび配信を行うこともできます。
Oracle BI JavaHost
Javaライブラリに用意されている、グラフなどのコンポーネントをサポートするための機能をプレゼンテーション・サービスが使用できるようにするサービス。サービスは、リクエスト/レスポンス・モデルに基づいて提供されます。
Oracle BI論理SQLビュー・オブジェクト
開発者が、Oracle BIサーバーにアクセスしてビジネス・インテリジェンス・データをフェッチし、ネイティブADFコンポーネントにバインドしてADFページに含める論理SQL文を作成できるようにします。このビュー・オブジェクトは、BI JDBC接続を使用してOracle BIサーバーに接続します。
Oracle BIプレゼンテーション・カタログ
分析やダッシュボードなどのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを格納し、ユーザーが、オブジェクトの作成、アクセスおよび管理を行ったり、オブジェクト・ベースの特定のタスク(エクスポート、印刷、編集など)を行うインタフェースを提供します。カタログは、共有または個人のいずれかのフォルダに編成されます。
Oracle BIプレゼンテーション・サービス
Webクライアントへのビジネス・インテリジェンス・データのプレゼンテーションに使用されるフレームワークとインタフェースを提供します。また、このプレゼンテーション・フレームワークのカスタマイズ用に、ファイル・システム上にプレゼンテーション・カタログ・サービスを保持します。スタンドアロン・プロセスであり、ODBC over TCP/IPを使用してOracle BIサーバーと通信します。アンサー、デリバーおよびインタラクティブ・ダッシュボードと呼ばれるコンポーネントで構成されます。
「ODBC」、「Oracle BIサーバー」、「Oracle BIプレゼンテーション・カタログ」、「Oracle BIプレゼンテーション・サービス・サーバー」も参照してください。
Oracle BI Publisher
エンタープライズ全体の公開サービスを提供するOracle Business Intelligence内のJ2EEアプリケーション。高度に書式設定された、ピクセル・パーフェクトなレポートを生成します。
「レポート」も参照してください。
Oracle BIリポジトリ
Oracle Business Intelligenceメタデータのセットで、論理スキーマ、物理スキーマ、物理から論理へのマッピング、集計表ナビゲーションやその他の構成体を定義します。Oracle BIリポジトリの形式をバイナリ形式(RPD)にして、リポジトリ・メタデータを拡張子.rpdの単一ファイルまたはMDS XMLドキュメントのセットに格納できます。MDS XML形式のリポジトリを使用できるのはオフライン開発時のみで、この形式のリポジトリはOracle BIサーバーにロードできません。Oracle BIリポジトリは両形式とも、Oracle BI管理ツールを使用して編集できます。
「メタデータ」および「Oracle BI管理ツール」も参照してください。
Oracle BIスケジューラ
指定された時間に結果をユーザーに配信するようスケジュールするための拡張可能なスケジューリング・アプリケーション。Oracle BI Deliversの機能をサポートするエンジンです。
「結果」も参照してください。
Oracle BIサーバー
ODBCを介してプレゼンテーション・サービスや他のクライアントに提供する論理データ・モデルを保持するスタンドアロン・プロセス。データ・モデルに関するメタデータは、リポジトリ・ファイルと呼ばれるローカルの専用ファイルに保持されます。Oracle BIサーバーは、ユーザー・リクエストやベースとなるデータ・ソースの問合せを処理します。
Oracle BIサーバーXML API
Oracle BIリポジトリ・メタデータの汎用的なXMLベースのプレゼンテーションを作成するユーティティを提供します。このXMLファイル版のリポジトリは、プログラムによるメタデータの変更に使用されます。Oracle BIサーバーのXML APIオブジェクトは、RPDファイル内のメタデータ・リポジトリ・オブジェクトに対応しています。これらのオブジェクトは、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのXMLオブジェクトとは異なります。
Oracle BIサーバーXML APIで生成されるXMLは、サードパーティのソース・コントロール管理システムと統合されたOracle BIリポジトリで使用されるMDS XMLとは異なります。
「MDS XML」も参照してください。
Oracle Business Intelligence Mobile
Oracle Business Intelligence Mobileは、Oracle BIコンテンツをスマートフォンおよびタブレットで表示および操作できるようにするアプリケーションです。
Oracle BI Mobileを使用すると、分析やダッシュボードなどのすべてのBIコンテンツ、BI Publisherコンテンツ、スコアカード・コンテンツおよびOracle BI Mobileアプリケーション・デザイナで作成されたモバイル・アプリケーションにアクセスして分析できます。
Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ
Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナは、携帯電話やタブレット向けに特化したアプリケーションを設計するツールです。
Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナで作成されたアプリケーションはプラットフォームおよびデバイスに依存しません。生成されたアプリケーションは最新のHTML5標準に基づいており、ご使用のモバイル・デバイスの最新のブラウザ上で実行できます。クライアントのインストールは必要ありません。
Oracle Business Intelligence Webサービス
「Oracle Business Intelligenceセッション・ベースWebサービス」および「Oracle Business Intelligence SOA用Webサービス」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceセッション・ベースWebサービス
SOAPを実装するAPI。これらのWebサービスはプログラムでの使用を目的として設計されており、開発者は、1つのWebサービスから多様なビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを起動します。これらのWebサービスは、様々なプレゼンテーション・サービス処理に対する機能を提供します。これらのWebサービスによって、開発者は、Oracle BIプレゼンテーション・サービスから結果を抽出して外部アプリケーションに配信したり、プレゼンテーション・サービス管理機能を実行したり、Oracle Business Intelligenceアラート(インテリジェント・エージェンとも呼ばれる)を実行できます。
Oracle Business Intelligence SOA用Webサービス
BIミドルウェアJ2EEアプリケーションによってホストされる、ExecuteAgent、ExecuteAnalysisおよびExecuteConditionの3つのWebサービスを含みます。これらのWebサービスは、開発者がサード・パーティWebサービス・クライアント(Oracle SOA Suiteなど)を使用して、ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを検索したり、サービス指向アーキテクチャ・コンポーネントに含めたりすることを可能にするよう設計されています。
Oracle Call Interface(OCI)
Oracle Databaseデータ・ソースへの接続にOracle BIサーバーが使用する接続インタフェース。Oracle DatabaseからのメタデータのインポートやOracle Databaseへの接続には常にOCIを使用する必要があります。
Oracle OLAP
Oracle Databaseは、分析処理をオンラインで実行するフル装備の埋込みサーバーを提供するOLAPオプションを備えています。
Oracle Business Intelligenceはデータ・ソースとしてOracle OLAPをサポートしています。Oracle OLAPソースからメタデータをインポートすると、管理ツールの物理レイヤーにそのOracle OLAPオブジェクトが表示されます。Oracle OLAPオブジェクトには、関連キューブを格納するコンテナであるアナリティック・ワークスペースも含まれます。
Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)
すべてのシステム・コンポーネント(サーバー・プロセス)を管理するとともに、ローカル・プロセスと分散プロセスの管理、自動プロセス・リサイクリング、およびプロセスの状態(稼働、停止、起動中、停止中)の伝達をサポートするプロセス管理ツール。OPMNはプロセスの使用不可の状態を検知し、プロセスを自動的に再起動します。
「システム・コンポーネント」も参照してください。
Oracle Scorecard and Strategy Management
ビジネス戦略を表明して伝達することができる業績管理ツール。企業の戦略や業績をトップ・ダウンまたはボトム・アップで推進したり評価できます。
Oracle Technology Network(OTN)
オラクル社製品に関する技術情報のリポジトリで、記事の検索、ディスカッションへの参加、ユーザー・コミュニティへの技術的な質問およびオラクル社製品とドキュメントの検索とダウンロードを行えます。
親子階層
タイプがすべて同じメンバーの階層。親子階層のディメンション・メンバーはすべて1つのデータ・ソースに存在します。親子階層では、メンバー間の関係は、ディメンション・メンバー間の親子関係です。
「ディメンション」も参照してください。
パススルー計算
Oracle BIサーバーによって計算されず、別のデータ・ソースに渡される計算。上級ユーザーが、Oracle BIリポジトリを変更することなく、データ・ソースの機能と関数を活用できるようにします。
パフォーマンス・タイル
ビュー・タイプの1つで、視覚的に単純かつ目立つ方法で1つの集計メジャー値を表示しながら、ダッシュボード・ビューに詳細に表示される可能性があるサマリー・メトリックをただちに示します。パフォーマンス・タイル・ビューは、色、ラベルおよび限定されたスタイルを使用して、または背景色またはメジャー値の条件付き書式設定を使用して、単純な書式で視覚的に目立つようにステータスを通知します。
パーミッション
どのユーザーがオブジェクトにアクセスできるかを指定し、ユーザーのオブジェクトとの対話方法を制限します。パーミッションの例には、書込み、削除、変更などのパーミッションがあります。
「オブジェクト・プロパティ」を参照してください。
パースペクティブ
スコアカードでイニシアティブ、目標およびKPIに関連付ける組織内のカテゴリ。パースペクティブでは、主な利害関係者(顧客、従業員、株主/財務関係者など)や主なコンピテンシー分野(時間、コスト、品質など)を表すことができます。
「イニシアティブ」、「キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)」、「目標」および「Oracle Scorecard and Strategy Management」も参照してください。
物理レイヤー
バックエンド・データ・ソースからの物理データ構成体を表すオブジェクトを含むOracle BIリポジトリのレイヤー。物理レイヤーは、物理問合せの記述に使用できるオブジェクトと関係を定義します。このレイヤーによってソースの依存性がカプセル化され、移植とフェデレーションが可能になります。
視点領域
KPIおよびスコアカード内で、担当しているビジネス分野など、関心のある特定のデータを示す領域です。視点領域には、イニシアティブと目標の進捗とパフォーマンスを測定するためにスコアカードで使用されるKPIのディメンションに対するコントロールが表示されます。
「イニシアティブ」、「キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)」および 「目標」も参照してください。
プレゼンテーション階層
プレゼンテーション・サービスやその他のクライアントで多次元モデルを公開する明示的な方法を提供するOracle BIリポジトリの物理レイヤーのオブジェクト。プレゼンテーション階層は、メンバーの選択、カスタム・メンバー・グループ、非対称型問合せなどの分析機能を公開します。ユーザーは、プレゼンテーション階層を使用して階層ベースの問合せを作成できます。
プレゼンテーション・サービスで、プレゼンテーション階層は階層列として表示されます。
「階層列」および「プレゼンテーション・レベル」も参照してください。
プレゼンテーション・レイヤー
カスタマイズされた、ロール・ベースのセキュアなビジネス・モデルのビューをユーザーに表示する方法を提供します。Oracle BIリポジトリのビジネス・モデルとマッピング・レイヤー上に抽象化レベルを追加します。プレゼンテーション・レイヤーは、プレゼンテーション・サービスやその他のクライアント・ツールおよびアプリケーションで分析を作成したユーザーに表示されるデータ・ビューを提供します。
「ビジネス・モデルとマッピング・レイヤー」も参照してください。
プレゼンテーション・レベル
ロールアップしたり、他のレベルからロールアップされる、Oracle BIリポジトリ内のプレゼンテーション階層のコンポーネント。プレゼンテーション・レベルは、プレゼンテーション・サービスで階層列内のレベルとして表示されます。
「階層レベル」および「プレゼンテーション階層」も参照してください。
プレゼンテーション表
ユーザー・コミュニティにとって意味のあるカテゴリへの列の編成に使用されるOracle BIリポジトリのプレゼンテーション・レイヤーのオブジェクト。プレゼンテーション表には、1つ以上の論理表から列を含めることができます。プレゼンテーション表の名前とオブジェクト・プロパティは論理表のプロパティとは無関係です。
プロンプト
フィルタの一種。コンテンツ・デザイナによるデータ値の作成および指定を可能にするほか、エンド・ユーザーが特定の値を選択してダッシュボードまたはダッシュボード・ページに含まれている個々の分析または複数の分析に対する結果セットを取得できるようにします。プロンプトによって、既存のダッシュボード・フィルタおよび分析フィルタが拡張または改良されます。
プロンプトのタイプには、列プロンプト、通貨プロンプト、イメージ・プロンプトおよび変数プロンプトがあります。
「列プロンプト」、「通貨プロンプト」、「フィルタ」、「イメージ・プロンプト」および「変数プロンプト」も参照してください。
レポート
問合せの実行からユーザーに返される、Oracle BI Publisherを使用して作成されるレスポンス。レポートは、書式設定、ダッシュボード・ページでの表示、Oracle BIプレゼンテーション・カタログでの保存および他のユーザーとの共有が可能です。
「分析」も参照してください。
レベル・スキップ階層
一部のメンバーが特定の祖先レベルの値を持たない階層。たとえば、米国で、コロンビア特別区のワシントン市は州に属していません。州がなくても、国レベル(米国)からワシントン以下にユーザーが移動できることが期待されます。
「階層」も参照してください。
スマート・ウォッチリスト
スマート・ウォッチリストとは、指定した基準に基づいた、特定のスコアカードに対するビューのことです。たとえば、スマート・ウォッチリストには、スコアカードのパフォーマンス上位10位までのKPI、または特定のビジネス所有者が所有するスコアカードのすべての目標、イニシアティブおよびKPIなどを表示できます。
ウォッチリストおよびOracle Scorecard and Strategy Managementも参照してください。
スパーク・グラフ
他のミニグラフおよび数値と組み合せて、1つのトレンドを表す埋込みミニグラフ。スパーク・グラフはスパークとも呼ばれます。
スパークには軸またはラベルは含まれず、周囲のコンテンツからコンテキストが取得されます。スパーク・グラフの各タイプには、1つのメジャーのみが存在します。このメジャーは非表示で、自分のみに対して相対的なスケールになります。
スパーク・グラフには、スパーク折れ線、スパーク棒、スパーク面のいずれかのグラフ・サブタイプを指定できます。
マイクロチャートも参照してください。
スター・スキーマ
履歴情報のディメンション分析を可能にするリレーショナル・スキーマ。スター・スキーマでは、論理ディメンション表と論理ファクト表の間に1対多関係があります。各スターは、1つのファクト表と正規化されていない表のセットで構成されます。
戦略貢献ホイール
スコアカードのコンポーネントで、これを使用すると、親目標に対する特定の目標またはKPIの貢献(または影響)を一連の同心円(ホイール図)の中で簡単に確認できます。目標とそれをサポートする子の目標、およびKPIを階層的に表示する場合に、戦略貢献ホイール図を使用します。
サブジェクト領域
ビジネス・モデルに関するデータを編成および表示する、Oracle BIリポジトリのプレゼンテーション・レイヤー内のオブジェクト。プレゼンテーション・レイヤーの最上位オブジェクトであり、プレゼンテーション・サービスでユーザーに表示されるデータのビューを表します。Oracle BIリポジトリのサブジェクト・エリアには、プレゼンテーション表、プレゼンテーション列およびプレゼンテーション階層が含まれます。
プレゼンテーション・サービスでは、サブジェクト・エリアに、フォルダ、メジャー列、属性列、階層列およびレベルが含まれます。
同期されたスケール
(単純トレリスのみに該当) 同期されたスケールとは、トレリス内のすべての可視化が同じスケールで表示される、つまり共通の軸を共有することです。共通の軸があれば、すべてのグラフ・マーカーを行と列で簡単に比較できます。
システム・コンポーネント
Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)によって管理されるサーバー・プロセス(Javaアプリケーションではない)。
「Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)」も参照してください。
変換
データベースから他の場所(他のデータベースの場合もある)に移動する際にデータに行われる処理。一部の変換は、通常、トランザクション・システムからデータ・ウェアハウス・システムへの移動時にデータに対して行われます。
トレリス
多次元データが、グリッド内の一連のセルとして表示され、各セルは特定のグラフ・タイプを使用するデータのサブセットを表しています。データは、グラフ、マイクロチャートおよび数値で表されます。
トレリス・ビューには、単純トレリスと拡張トレリスの2つのサブタイプがあります。
変数
管理タスクを効率化したり、変化するデータ環境に合せてメタデータの内容を動的に変更するために使用されるOracle BIリポジトリ内のオブジェクト。
変数は次のいずれかのタイプです。
リポジトリ変数は、任意の時点で1つの値を持ちます。リポジトリ変数には、静的と動的の2種類があります。
セッション変数は、各ユーザーのログイン時に作成され、値が割り当てられます。セッション変数には、システムとシステム以外の2種類があります。
変数プロンプト
ユーザーは、変数プロンプトに指定されている値を選択してダッシュボードに表示できます。変数プロンプトは列データに依存しませんが、変数プロンプトによって分析の列データの操作(加算や乗算など)が可能になります。
「プロンプト」も参照してください。
仮想物理表
ストアド・プロシージャまたはSELECT
文から作成される物理表。仮想表を作成することによって、Oracle BIサーバーおよびベースとなるデータベースに、高度な問合せリクエストの実行に適したメタデータが提供されます。
ビジョン・ステートメント
組織が将来的にどうありたいかを表した、スコアカード内の簡潔なステートメントです。たとえば、南米ポリプロピレン市場で最も成功した企業になるなどです。
「ミッション・ステートメント」および「Oracle Scorecard and Strategy Management」も参照してください。
可視化
Oracle BI EEの場合、可視化とは、トレリス・ビューのデータ・セル内に表示されるグラフの選択肢のことです。棒グラフ、散布図、スパーク・グラフなど、トレリス・ビューを作成する際には、多数の可視化の中から選択できます。
トレリスも参照してください。
ウォッチリスト
スコアカードの特定の観点に関係し、特定の目的のためにグループ化された、スコアカード・オブジェクト(つまり、イニシアティブ、目標およびKPI)をリストする表。たとえば、KPIウォッチリストやスマート・ウォッチリストなどの様々なタイプのウォッチリストがあります。
KPIウォッチリスト、スマート・ウォッチリストおよびOracle Scorecard and Strategy Managementも参照してください。
ウォーターフォール・グラフ
連続的および累積的に値が増加または減少する状況を可視化できるグラフ・タイプです。ウォーターフォール・グラフでは、各メジャーの全体に対する貢献度が色を使用した単純な書式で示され、ユーザーがそこに注目できるようになっています。
WebLogic Scripting Tool(WLST)
WebLogic Serverインスタンスとドメインの構成、管理および変更の保持と、サーバーの実行時のイベントのモニターおよび管理を可能にするコマンドライン・スクリプティング・インタフェース。